- 2009年8月10日 16:54
- 本
アメリカの沖縄占領が現地の人たちに及ぼした影響についてのノンフィクション。結構読み応えありました。今までこういう事をルポルタージュしたものって無かったし。米軍の占領や駐留が沖縄の人たちに与えている影響というのは、私の想像の及ばないものばかりだったけど、興味深いものでした。
アメリカという国や米軍には全く接点のない田舎で育ち(ちなみにFENも入らない地方でした)、村上龍の1969を読んで「佐世保って米軍がいるんだー」くらいにしか思わなかったり、山田詠美の小説を読んで、「へー、こんな世界が東京にはあるのねー」くらいにしか思わなかった私なのですが、就職して川崎・横浜に住むようになり、ドライブで行った横須賀のNavyの基地の前で外人(たぶん軍人)とスリム&色黒のお姉さんが並んで歩いているのを見て、「山田詠美の世界だー!!」なんて興奮したのはまだはじめのうちで、京浜急行の中で軍人とたぶん高校生の女の子がいちゃいちゃついているのを見たり(でも英語それなりにはなせてるんだよねー)、はたまた英会話学校の講師の半分が元Navyだったりして、米軍の存在を感じずにはいられなくなってます。
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