Home > ボルドー > ポムロー Archive

ポムロー Archive

CH. オザンナ '01 [ポムロー]

透明感があり、黒みが強く暗い赤黒色。

香りは焦げ臭が中心。オークをチャーした香り。他に杉林、ミント、ビニール、絵の具、カビ(?)など。一部気になる要素を含むが、全体の印象は悪くない。しばらく置くと、肉や果実の香りが出てくる。

相変わらず薄めだが、熟成感が出て以前よりかなりしっかりとした味わいに変化している。強かった酸味が引っ込んで、相対的に果実感と旨味が前面に出て楽しめる状態になったのだと思う。エレガントだが芯のしっかりした味わいになり、印象が大きく好転した。

中盤の旨味感や全体の味わいのバランスが'07年10月の試飲時より格段に良くなっている。今後更に向上する可能性がある。

(記:2009.11.8)

Continue reading

クロ・レグリース '00 [ポムロー]

中心部は真っ黒。エッジは透明で赤紫色。

すごい香りがする。ラフィット系?鉛筆、焦がした樽、木。その要素に甘さが絡まる。ケーキの上のコンポートした赤いフルーツ。

味わいは滑らかで柔らかい。スルスルと口内に入り、ほのかな甘さと苦味を展開する。後半はやや強めのほろ苦さ。飲み進むうちに厚みを増してゆき、苦味と渋みが徐々に蓄積する。また、酸、樽香とほのかな旨味感、スミレ系の香り、花の汁のような風味が次々と加わってゆき、次第に内容が充実する。

香り主体のワイン。味わいは少し地味だが悪い印象ではない。じっくりと向き合うべきワイン。

(記:2009.8.8)

Continue reading

CH. クリネ '96 [ポムロー]

赤黒い色合い。エッジは熟成して透明な赤色。

香りには、いい意味での青臭さがあり、クールさ、杉林、アルコールなどの要素が複雑に絡み合う。思わずニンマリしてしまう素晴らしい香りだ。

味わいも熟成によってよくこなれている。滑らかな口当たりから、中盤のほのかな旨み、可愛らしい甘さ。後半に入るとほろ苦さがある。飲み進むと全体の厚みが増し、酸とほろ苦さが明確になる。

じんわりと良さが出てくるワイン。ボトルでじっくりと飲むべきワインだ。このテイスティングに刺激されて、後日'02を2本購入した。熟成させてから飲んでみようと思う。注目すべきシャトーだ。

(記:2008.7.11)

Continue reading

ポムロー・レゼルヴ '03 [ポムロー]

ややくすんだ透明感ある赤黒色。

花粉と果実を感じさせる、ハッキリとした甘い香り。

味わいは滑らかで果実のインパクトがあり、意外なほど品質が高い。少し凝縮感や複雑性に足りない部分があるかもしれないが、十分な内容だ。

実は、このワイン、CH. ペトリュースやドミナスを飲んだ後にテイスティングした。それでも十分に対抗できるだけの味わいを備えているので、正直驚かされた。飲むタイミングが良かったのだろうか???

(記:2008.1.27)

Continue reading

CH. ラ・グラーヴ・ア・ポムロー '05 [ポムロー]

 透明感あるキレイな赤色。

香りは中程度で、汗、酸、マンゴーの皮など。

少し凝縮感が欠けるが、'05年らしい丸く完成度の高い味わい。'00年のワインに近い雰囲気もあり、タンニンが優しいため第一印象が良く、クリーンな感じがする。飲み進み、味わいが蓄積すると、アフターでは渋美味しさが出てくる。

濃度は弱めだが好印象の前半から、渋美味しい後半に移行する様がなかなか良い。価格次第では購入したい。

(記:2008.1.27)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '05 [ポムロー]

透明感あるキレイな赤黒色。よく見ると赤い粒子が見える。

香りはやや強めで、開いていて高級感がある。杉林、ミント、獣香など、甘く妖しい香りで、かなりいい!

口に含むと、未だ少し樽香が浮いた感じに思えるが、全般的に見ると相当な好印象。'05年らしい高級感・完成度と、インパクトを兼ね備えている。現時点で酸とタンニンに荒い部分あるが、複雑性があり今後の向上は確実だ。将来性を強く感じる。

(記:2008.1.27)

Continue reading

CH. オザンナ '05 [ポムロー]

透明感ありやや黒みの強い赤黒色。

香りは強めで、先に飲んだラフルール・ペトリュース同様に妖しげな複雑性があり相当に良い。

このワインも'05年Vintageの恩恵を存分に受け丸く磨かれており、しみじみとした美味しさがある。キレイな旨味感があり、後半は力強く長く余韻が残る。余韻の酸はやや荒さがあるが、タンニンの具合がとても良い。

全体として構成感が素晴らしく、熟成のポテンシャルも高いように思えた。今も美味しいが、将来性もあるワインだ。

(記:2008.1.27)

Continue reading

CH. ペトリュース '04 [ポムロー]

ややくすんだ透明感ある赤黒色。

香りは強めで開いており、ハッキリした香り。新鮮なベリー系の香り、ブルーベリー・ケーキ、パウンド・ケーキなど。新しいVintageのせいか、これまで飲んだペトリュースの中でも最も良い香りで、難しい年である'04年とは思えない。

味わいは、相変わらず「理屈抜きで誰が飲んでも美味しい」と思える内容。若いせいか果実味のパンチが強めでタンニンも少し多いが、アクセントになっていて良い印象を持った。

'04年の各付けシャトーの持つマイナス面は全く無く、良作年のワインと言っても差し障りない造りだ。しかしながら、この価格は何事であろうか。

(記:2008.1.27)

Continue reading

CH. ペトリュース '88 [ポムロー]

かなり黒の強い、しっかりとした色合い。エッジはさすがにピンク色に褪色。

香りは中程度でハッキリしている。甘く、よく練られていて美味しそう。果実の甘い香りをしっかりと残しており、ヘタに熟成に片寄った香りになっていないところが良い。甘いケーキのような香りもどこからかする。

味わいは、(いつもそうだが)素直に美味しいと思える。旨味感が複雑で、上質のハードチーズを食べた際に味わえる結晶成分に通じるような旨さがある。飲み進んでゆくと少し酸が強くなる。後半にはバニラの風味と適度の渋み。余韻はそれほど長くない。

確かに美味しいが、他のVintage(90年代)のペトリュースと比較すると一歩落ちるように思える。また価格に見合う味わいとも思えない。購入するなら1級シャトーをごっそり買った方が良い(今やごっそりは買えないかもしれないが・・・)。 

(記:2007.10.27)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '01 [ポムロー]

意外にも赤の強い色合い。全体にしっかりとした色付きで、ファーストリリース時の色よりもしっかりとしているように見えた。

香りは中程度で落ち着きがある。カシス系のリキュール香、若干の青臭さ。全体的なインパクトはそれほど強くないが、入念に嗅ぐと、アルコールと甘みのバランスがよく混じり合い、妖しい雰囲気を持っていることが分かる。

やはり味わいは凝縮感に欠ける。酸と苦味が中心で、稀にピリっとした刺激を感じる。最初の印象は悪いが、全体を見るといい意味で枯れた味わいに変化しかかっており、各要素がボーダーレス化し始めている。アフターの渋みが強く、渋美味しさも楽しめる。

ファーストリリース時より格段に良くなったと思う。(ボトルヴァリエーションかもしれいが)酒質が強くなっており、軽視していたVintageだったが意外な将来性を感じ考えを改めた。更に枯れさせると、もっと向上すると思う。

※プリムールで確保したボトルは、失敗してもいいので、存分に枯れさせてから飲もうと思った。

(記:2007.10.13)

Continue reading

CH. オザンナ '01 [ポムロー]

しっかりとした、赤みの強い色合い。全体に枯れ始めている。

香りは中程度で大人しく控えめだ。アルコール香にハーブのようなニュアンスが混じり、複雑性もあって好感が持てる。(ただし閉じており、奥に引っ込んでいるため、じっくりと嗅ぐ必要がある)

味わいは滑らかでクリーミー。水っぽく、クリアでスムーズな味わいなので、スルスルと飲める。ハッキリ言って物足りない。飲み進むとようやくアフターに渋みや苦味が出て、少し歯ごたえ(?)が出てくる。時間が経つと、後半の構成感が少し増し、バニラの風味がほのかに現われる。(しかしザラつきも同時に現われる)

贔屓のシャトーだけに、ちょっと失望した。酸味やタンニンの良さを意識しつつ集中して飲めば美味しいと思えるが、通常の素直に美味しいと思えるVintageとは全く品質が異なる。今後の向上もあまり望めないように思えた。

(記:2007.10.13)

Continue reading

CH. ラフルール '01 [ポムロー]

艶を失ったやや暗い赤黒色。エッジには透明感があり、赤い粒子が見える。

香りは中程度からやや弱め。落ち着きがある反面、「おっ!」と思わせる独特の香りがある。ハーブ、青草、男性用の香水、肉など。初めて1級シャトーの香りを嗅いだ時の感動を思い出した。何度も確認したくなるような、素晴らしい複雑性を持った香りだ。

味わいは'01年のボルドーとしては例外的に美味しい。丁寧に旨味感を引き出し、全体の丸みを維持しながら、確かな内容/構成感のある味わいに仕上げている。Vintage的に全般的な水っぽさは隠せないが、アフターにかけて味わいがグっと強くなる (渋く、酸っぱ美味しい)。

'01年でこれだから、良いVintageは、かなりの品質だろう。もはや天上のワインになってしまったが、機会があれば別Vintageを是非テイスティングしてみたい。

※あまりの感動に後日'97を購入した。

(記:2007.10.13)

Continue reading

CH. ペトリュース '96 [ポムロー]

記録を調べてみると、このワインを飲むのは3度目である。何故か'96年にばかり縁がある。

全体に枯れた印象はあるものの、まだまだ元気な赤黒色が美しい。

香りは中程度からやや弱め。熟成した、枯れ葉、腐葉土、酸、ハーブなど。晩秋に林や森に踏み込んだときの匂いだ。

前回まで試飲した際は、ただただ誰が飲んでも美味しく感じる味だったが、今回は少しクセのある面白い味に変化していた。前半は熟成感が顔を見せ、チラチラと枯れた風合いが見え隠れする。アフターでは酸と苦味が強さとたくましさを演出している。飲み進むと、渋さと熟成された旨味感が混じり、なかなか旨くなる。

若く滑らかで誰が飲んでも美味しいペトリュースも良いが、今回飲んだ熟成した味わいのボトルもなかなかのもの。期せずして同じVintageの熟成の進行を観察することになったが、熟成後にも歓迎すべき面白さがあることが分かった。

(記:2007.10.13)

Continue reading

CH. プティ・ヴィラージュ '01 [ポムロー]

黒みの強い、固まりかけの血液のような色合い。エッジは広く透明感がある。

香りはやや強めで、すぐさま「いい香り」と断定できる上質さだ。赤い花、スミレ、汗、アルコール、ビニールなど。鼻の奥にアルコール感と甘い感覚が貼りつく。僅かにインク、町工場の甘いシンナーのような香りもある。飲み終えた後、鼻に抜ける吐息には、果実感が十分に含まれる。

味わいはやさしく滑らか。口に含んだ瞬間のインパクトは小さいが、ほのかな旨味感が飲む度に現れて少しずつ蓄積してゆく。喉の奥に残る酸味、渋み、果実感は、なかなか面白い。また飲み進んでゆくと渋美味しさが増す。尻上がりに良くなるタイプだ。

とても上質ではあるが、ファースト・インパクトが弱く、高い得点が得られないワインだ。じっくりと向き合うことで、非常に優れた一面を見せてくれる。ボトルで通して楽しむべきワインだ。 

(記:2007.9.15)

Continue reading

CH. ラ・コンセイヤント '01 [ポムロー]

黒みの非常に強い赤黒色。ただし、エッジの部分は鮮やかな赤で透明感がある。

香りは中程度から強めで、うっとりさせるような丁度良い強度の芳香を放つ。アルコール、汗、ビニール、肉やスープのような旨みを連想させる匂い、フェロモン系の甘い香りなど。

味わいは水っぽい。しかしマズい訳ではない。酸味がうまい具合にこなれて、適度な強度になっており、その中に控えめで上質な果実感やタンニンがチラチラと顔を見せる。また希薄さの裏返しとしてクリアさが楽しめる。後味の酸は、飲み続けると少しだけ過剰になる。

素質はあまりないが、最上級の技術で丁寧に育てられ、ある程度の成果が出た味わい。飲み頃は不明。今後の良否は五分五分だと思う。(アフターの酸がこなれて向上するか、果実感が薄まって面白みを失ってしまうか・・・)

(記:2007.9.15)

Continue reading

CH. レグリース・クリネ '99 [ポムロー]

しっかりと色付いた濃い赤黒色。向こうが見えるか見えないかくらいの透明感。

香りは弱めで、甘いお菓子、花束、シンナーが混じったような何とも言えない魅力的な印象。とても繊細で、他のインパクトの強いワインと一緒に嗅ぐと負けてしまうが、単独では間違いなく独特の魅力がある。

ちょっとだけ酸と苦味の荒さが気になるが、ストレートに誰もが美味しいと思える味わい。丸く、旨みのある味わいは、シャトーの素性の良さを示している。

前年に'01年をテイスティングした際に続き好印象を持った。間違い無く高品質のシャトーだが、価格的なネックが大きいため購入に踏み切るのが難しい存在だ。

(記:2006.10.21)

Continue reading

CH. ラ・コンセイヤント '03 [ポムロー]

中心部は赤黒色で透明度は向こう側が見えるかどうか。エッジの部分は赤とピンクを混ぜたような明るい色合い。

香りは強めでツーンと鼻の奥に浸透してゆく香り。いちじくの赤い部分の匂いなど、うっとりさせるような淫靡な甘い香りが漂いかなりマイってしまった。極めて訴求力のある香りだ。

口に含むと、飲み初めはやや薄い印象もあるが、飲み進むと「丸い美味しさ」を味わうことができる。おそらく現時点では閉じていてインパクトが弱く、樽の風味が浮いている。後味はほろ苦く、若干のマイナスを感じさせるが、全体のバランスを壊すほどではない。

香りの感じからリリース直後はもっと良かったのだろうと思う。どのくらいかかるか分からないが、再び開いて実力を爆発させるときがあるワインだと思えた。なので、テイスティングの案内板の隣にディスプレイしてあるボトルを1本購入した。(あれも売り物だったのですね)

(記:2006.7.16)

Continue reading

CH. ラ・コンセイヤント '72 [ポムロー]

(R)CH. La Conseillante 72.jpg

古酒にこだわりを持っている尾張一宮・河野酒店から購入。コルクは非常に新しく、リコルクされたばかりのようだ。(品質に安心感がある)

枯れくすみレンガ色を呈している。

香りは強めで、最初は酸を強く感じさせる匂いだけだったが、1時間ほど経過すると乾燥イチジク、酸、汗、杉林、ミント、新しい畳など複雑で心地良い香りに変化する。

味わいも香りに比例するように劇的な変化を示す。最初の酸っぱくて薄っぺたい味は陰をひそめ、中盤において果実や酸の旨味感が十分な、厚みのある素晴らしい味わいに変化する。滑らかなのに旨味が尾を引く味わい。じんわりとしたアフターの渋みも痺れるような美味しさを残す。また全体のバックグラウンドになる熟成感がたまらない。

72年のボルドーは味わいが開くまでがそっけないが、気を遣いながら空気に馴染ませてやれば、存分に"かなりの"味わいを発揮してくれる。今回も途中ハラハラしたが、抜栓&デカンタ後1時間で素晴らしい経験をすることが出来た。

(記:2006.1.1)

Continue reading

CH. ペトリュース '96 [ポムロー]

しっかりとした赤色。透明感があるがエッジの部分はそれほど褪色していない。

香りは中程度で甘い乾燥イチジクの風味が主体。とてもしっかりとした甘い香りで楽しい気分にさせてくれる。自然な匂いと人工的な匂いの両方を持っているが、それがうまく折り合っているようだ。ソーテルヌのような雰囲気もある。

味わいの絶対値は、やはり抜きん出ている。誰が飲んでも「美味しい」という味わいだ。滑らかで豊富な旨味と果実感があり、中盤の充実度合いが素晴らしい。後半以降もかなりのレベルで、心地良い痺れをもたらすタンニンや苦味に、前半から残る果実感がうまく混じり合う。余韻のほろ苦さは、いつまでも口内に残って延々と続く。

時期的に100%の状態ではないようにも思えたが、それでも脱帽するほど美味しかった。

(記:2006.3.21)

Continue reading

フューグ・ド・ネナン '99 [ポムロー]

透明感がある暗い赤色。エッジはピンクで、若干褪色が始まっているように見えた。

香りはやや強めで、少し安っぽい感じの香りだ。カシス、キャンディ、ミント、アルコールなど。強く個性のハッキリした香りで、シャープ過ぎる部分がある。

口に含むと滑らかで丸い味わい。それなりの厚み感もある。2ndワインとしては、特筆すべき水準に思える。際立った特長には乏しいが、全体のバランスが整っており、手堅く丸く収まっている。

「これは買い得のワインだ!」とつぶやき価格を見たら¥3,800もする。これではせっかくの品質に見合わない。¥2,500前後迄ならば適正価格だと思う。

(記:2005.9.25)

Continue reading

CH. ネナン '02 [ポムロー]

透明感があるが、非常に濃く暗い赤色。

香りはやや強めで、とても上品な感じがする。甘い砂糖漬けの赤いフルーツ、ミント、シンナーなど。複雑な果実感がとても心地良い。

味わいは滑らかかつ厚みがある。第一印象は非常に良い。口の中を廻してやると確かな旨味と酸味が広がってゆく。ただし飲み進めてゆくと、後半の渋みや酸味感がだんだんと強くなり、やがては「しつこく」感じるようになる。

食事と共に楽しむと更に真価を発揮するかもしれない。良いワインだと思うが、今回のテイスティングでは若干しつこさが目立った。

(記:2005.9.25)

Continue reading

CH. ネナン '99 [ポムロー]

透明感があるが、非常に濃く暗い赤色。

香りは強めでハッキリしており、クリアで心地良い。アルコール、ビニール、汗、絵の具など。全般にシャープで、絵の具箱や塗料の箱を嗅いでいるようで面白い。好みの香りだ。

味わいは滑らかで旨味感があるためスルスルと飲める。ストレートな旨味とクリアさ、透明感が好印象だ。後半はたくましさと程よい渋みが出て、全体の構成も良い。

素直に旨いと思えるワイン。価格との比較で言えば、この日一番納得できるワインだった。¥5,000前後で入手できるのであれば狙い目のワインと思う。

(記:2005.9.25)

Continue reading

CH. ラフルール '97 [ポムロー]

これもやまや新宿店での有料試飲。Glass¥1,500。

濁りのある血のような赤黒色。エッジの部分を見ると細かい粒子が見える。

香りは強く、胡椒、ローズマリー、汗、澱、黒色火薬、中性的香水など。本当に個性のある香りだ。

味わいは滑らかで、後半に酸とタンニンが強まって渋美味しい。また酸味も強く、これが渋さと合わさって、一層美味しさを増す。

確かに独特で特徴のある味わいだが、期待していたほどではない。Vintageのせいかもしれないが、もう少ししっかりした構成感や厚みが欲しいように思えた。

(記:2005.9.13)

Continue reading

ポムロー・レゼルヴ '02 [ポムロー]

6月5日ENOTECA広尾本店にて「The Week with Mr. Christian Moueix」のテイスティングに参加した。提供されたワインは下記9種類。料金は会員価格で¥8,900だった。

1本目は、例のごとくムエック社の造る廉価版。

鮮やかで透明感のある黒みの赤色。

香りはやや強めから強めでシャープな印象を与える。汗、カシス、ミントなど。全体に酸を強く感じる香りだ。

味わいは塩気やタンニンを強く感じる。インパクトがあり力強いが、ややトゲのある味わい。後半以降の酸味が特に強い。アフターのタンニンには多少のザラつきがあり、樽香も少し浮き気味だ。

B級のワインで、この価格ならばコツコツと地道に評価を確立しているシャトーのワインを買った方が得だと思う。

(記:2005.9.18)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '00 [ポムロー]

このワインは、ファースト・リリース前のムエック・テイスティング時と、リリース後1年経過時の2回飲んでいる。2回目にボトルで飲んだ際は少し閉じ気味だったが今回はどうだろうか?(それにしても2種目がラフルール・ペトリュース'00とは、何と贅沢な!!)

中心部は黒みの強い赤色。エッジの部分は明るい赤とピンクを混ぜたような色合い。透明感があり、赤い粒子が見える。

香りはやや強めから強め。甘い、脳にしみるような、うっとりさせる妖しい魅力がある。甘い樽香、バニラ、ケーキ生地、インクなど。虜になる香りだ。

味わいは滑らかだが、バランスを崩している。果実の風味は豊かで美味しいが、樽の風味やタンニンとの綱引きに負け、樽香や渋みが浮き上がっている。

明らかに飲み頃ではない状態。ただし素晴らしい潜在能力を秘めているので、もっと樽香やタンニンが溶け合った時期(5年くらい先か?)を狙って、また飲んでみようと思う。非常に長く保つワインだと思う。

(記:2005.9.18)

Continue reading

CH. オザンナ '00 [ポムロー]

このワインも初めて飲んだのはリリース前のテイスティング時。'00年のあまりの素晴らしさに一度に「オザンナ」が好きになり、毎年プリムールで購入するようになった。

黒みの強い、ややくすんだ赤色。エッジは透明で、やはり黒みのある赤色。

香りは中程度からやや強め。甘く、果実感が強く、ストレートに訴えてくる。果実(カシス他)、アルコール、ミント、アクリル塗料など。とても複雑だ。

味わいは滑らかで優しい口当たり。中盤に至っても果実の豊かな感じを保っている。ただこのグラスも飲み頃ではなく、バランスを崩しているように思えた。ラフルール・ペトリュースと比較すると、こちらの方が楽しめるが、後半のタンニンにザラつきがあり、若干のキズが見え隠れする。

このワインも高い潜在能力を秘めながら眠っているワイン。以前のテイスティング時との違いをクリスチャン・ムエックに訊ねてみたが、彼も同意していた。熟成後に再び開花することは間違いないと思う。

(記:2005.9.18)

Continue reading

CH. オザンナ '99 [ポムロー]

ややくすんだ赤黒色。エッジの部分は透明で暗い赤色。

香りは強めで、とても良い状態に思える。シャープでほのかに甘く、鼻の奥まで沁みてくる。インクの香りや果実の香りがうまい配分で混じり合っており、複雑で妖しい感じがする。

味わいは滑らかで優しく旨味感がある。99年のワインとは思えない傑出した出来だ。誰が飲んでも美味しく旨味を感じる味わいで、後半に残る芯のような印象も全体から考えるとご愛嬌程度と言える。余韻はとても長く心地良い。

現状で最初のピークを迎えているまさに飲み頃のワインだ。

(記:2005.9.21)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '98 [ポムロー]

'98年のラフルール・ペトリュースは、1stリリースの頃、何度も購入しようとチェックしていたが、価格の推移を観察しているうちに市場から姿を消し、機会を失ってしまった。いいVintageなのに・・・。

中心部は赤黒く、エッジは赤色。全体に透明感がある。

香りは中程度からやや弱めで閉じている。汗、酸を含む果実香など。少しくたびれたような香りだ。ただし楽しめないという部類の香りではない。

味わいは素晴らしい。熟成感がとても良い感じで現れている。酸とタンニンが良い具合で均衡しており、一方果実味も確かに残っている。

香りの弱さを十分にカヴァーする味わいで、おかげで購入できなかった悔しさを再確認出来た。

(記:2005.9.21)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '89 [ポムロー]

中心部は、くすんだ赤黒色で透明感が高い。エッジは枯れた風合いでオレンジを含む。

香りはやや強めから強めで、枯れており焼けたアンズのような風味がある。よく熟成しているが甘みが残る香りだ。

味わいは滑らかで、やはりキレイに熟成している。ほんのちょっぴりヒネた感じがあるが、旨味感が十分過ぎるほどあり、とても美味しい!!旨味を存分に引き出した上で、全てを丸く収めたような印象だ。美味しく、そして旨い!

飲み進むと中盤の酸味が若干しつこくなるかもしれない。だが総体的には素晴らしい味わいだと思う。

(記:2005.9.21)

Continue reading

CH. トロタノワ '95 [ポムロー]

ややくすんだ赤黒色。エッジは透明で赤い粒子が見える。

香りはやや強め。青草、畳表、線香、ミントなど。複雑で楽しめる香りだ。鼻の奥から体のどこかに染み入るような匂いだ。とても心地が良くて、いつまでも嗅ぎ続けたくなる。

味わいは、旨味、酸味、タンニンが非常に素晴らしいバランスを保っている。中盤の旨味感と酸、後半の旨味感とタンニンのマッチングが最高で、飲み進むとじわじわと渋美味しさも出てくる。

とても良いワインで、痺れるような美味しさを感じた。
過去数回のムエック・テイスティングを通じて感じたトロタノワの優越性が、このテイスティングで確信に変わったので、今ではチャンスがあるごとにこのシャトーを購入している。プリムールでの購入も始めようと思う。

(記:2005.9.21)

Continue reading

CH. ペトリュース '96 [ポムロー]

しっかりと色付いた赤黒色。全体に透明感が高い。エッジの部分はやや枯れて桜色っぽい。何となくボルドーの普通のワインのような色合いだ。

香りは中程度からやや弱め。強度は控え目だが、うっとりするような妖しいシャープな香り。甘い果実の香りを中心に、アクリル塗料、シンナー、ミント、杉林など。グラスを廻せば廻すほど香りが湧き上がってくる。

味わいは滑らかで旨味感が十分。果実味、旨味、酸味のバランスが素晴らしい。飲み進むと酸の蓄積が心地良くなってくる。

とても良く出来た、美味しい、旨味のあるワインだ。しかし価格に応じた他を寄せつけない特長があるかというと、それは「否」と言わざるを得ない。

(記:2005.9.22)

Continue reading

CH. ラ・コンセイヤント '01 [ポムロー]

R.P. (88-90) [W.A. Issue 146]。

赤みの強い紫色を濃くしたような色合い。エッジは鮮やかな赤色。透明感はある。

香りは中程度からやや強め。汗のようなニュアンスが主体で、他に鼻の奥から喉に抜けるミントとアルコール香が目立つ。揮発性塗料の香りや僅かなヒネ香もあり。

味わいは柔らかく滑らか。口内を転がしていると後半にほのかな旨味感が現れる。このグラスも01年のワインらしくエレガントで厚みの欠如が感じられる。アフターには苦味とタンニンの印象が長く口内に留まる。

非常に努力しキレイに纏った内容だと思う。しかしながら物足りなさがあり、今後の熟成・向上についても厳しいと思う。

(記:2005.5.15)

Continue reading

CH. レグリース・クリネ '01 [ポムロー]

R.P. (91-93) [W.A. Issue 146]。普段あまり馴染みのないシャトーだ。初めてのような気がする。

赤みの強い紫色を濃くしたような色合い。エッジは鮮やかな赤色。透明感はある。

香りはやや強めで、コゲ臭、汗、鼻を抜けるミントなど。何故か結構クセになる香りで非常に心地良くなった。

味わいは柔らかで、どことなく弱々しい。しかし確かな旨味感と強いアルコール感がある。01年の右岸のワインにしては果実味があり、芯がしっかりしているので、後半に果実と旨みをゴリゴリと味わえる。

良く出来たワインだが、この価格ならば02年の1級シャトーが買える。思い入れが無ければ選択対象にはしずらいと思う。

(記:2005.5.15)

Continue reading

CH. レヴァンジル '01 [ポムロー]

R.P. (90-93) [W.A. Issue 146]。つい5年ほど前までは「品質の割には注目されず低価格な優良ボルドー」扱いだったレヴァンジルだが、今では品質に応じた価格に高騰している。もはや全然手が出ない・・・。

赤みの強い紫色を濃くしたような色合い。全体はややくすんで艶がない。また透明感がそれほどなく濁った感じがする。

香りはやや強めから強め。コゲ臭が強く、ミントやアルコールが鼻から喉奥に抜ける。獣香や鉄サビのような妖しさもあり、よくこね廻して嗅ぐと幸せになれる。

味わいは強くはないが確かなインパクトと旨味感を持っている。前半から中盤にかけての厚み感がなく痩せ気味だが、アフターで果実味、苦味、酸が、グっと口を引き締めるように立ち上がる。じわっと口内に旨味が溜まってゆき、渋美味しさが満ちてくる。

この日一番のワインでアフターの力強さが好印象だった。

(記:2005.5.15)

Continue reading

CH. ボン・パストゥール '00 [ポムロー]

R.P.94。とても濃い、血のような赤黒色。エッジは明るい濃赤色。

香りは強めで、第一印象に若さを表す青草、ふくらみのあるメルロー香、汗、ミントなど。ぶどう果皮と果梗をグツグツと煮詰めたような濃厚な香りだ。しばらく置くとローストしたコーヒーの香りも加わる。

味わいは滑らかで旨味感があり、引っ掛かるところがどこにもない。アクセント程度の青臭さは感じるが、人によっては逆に+要因と見る程度だ。アフターは渋美味しく、酵母の香りとアルコール感が比較的長く心地良さをもたらす。

現時点でチラチラと垣間見える若さが取れれば、今後更に向上するだろう。

(記:2005.4.3)

Continue reading

CH. ラフルール・ペトリュース '02 [ポムロー]

R.P. 87~89点。

黒みの赤色。エッジは明るい赤色で透明度が高い。

香りは中程度で、ぶどう果皮、イチジクなどの甘さを含んだ香りに加え、僅かに土の風味を感じる。

口当たりは滑らかで、後半にかけてまだトゲがあるが、ちょっとしたアクセントとも受取れる。厚み感、旨味感は中庸で、アルコール感は強い。他にミネラルや塩気も感じられた。

01年に続きエレガントなタイプだが、02年の方が厚みがあり、より好みのタイプだ。素直に美味しいと思える。

(記:2005.3.14)

Continue reading

CH.ラフルール・ペトリュース '99 [ポムロー]

200303-01.jpg3/31は誕生日なので、飲んで帰ったものの、自分としては高級なボルドーのハーフを抜栓した。ラフルール・ペトリュースは、99年のクリスマスに95年物を飲んでいたく感動し、以後プリムールで毎年購入するようになった銘柄。99年物は3本購入しているが、このハーフは熟成度合をチェックするために、同じENOTECAから別途購入したものだ。

 とても鮮やかな赤い色合い。グラスを廻すと大量の脚を側面に残す(アルコール度数13.5%)。抜栓直後の香りは強く、カシス系の弾けるような果実香に圧倒される。抜栓後しばらく経つと、強めの香りに変化し、カシス、ぶどう果汁、ほのかな樽香、杉、アルコール、揮発性塗料などが感じられるようになる。やや若さを感じるが、標準を大きく上回る香りだ。口に含むと果実味がじわっと口内に広がる。やはり若さがあり一拍おいて芯のような硬さがある。またタンニンに由来すると思われる塩気やミネラルを強く感じた。厚みは標準的で、それほどでもない。ポムローではあるが、カベルネ・ソーヴィニオン主体のワインのように思える。元気さが一杯の反面、まだまだこなれておらず、あと5年は待ちたいワインだ。賛否は分かれると思うが、それなりに熟成すると思う。(評価は現時点のもの)

(記:2003.4.3)

Continue reading

オスピタレ・ド・ガザン '97 [ポムロー]

200210-05.jpgENOTECA有楽町西武店の福箱で購入したものだと思う。CH.ガザンの2ndワイン。CH.ガザンはペトリュースとレヴァンジルの隣に位置するというから、立地面では非常に恵まれたシャトーだ。

 土色を含むくすんだ暗赤色。エッジの部分はやや水っぽく褪色が感じられる。香りは中程度からやや弱め。青草やメルロー独特の香りが混在する。ふくらみはあまり感じられない。温度の上昇にしたがい、じんわりと甘みと旨みが増してゆくものの、中盤から後半にかけてこなれていない酸味と苦味が口内に残る。またボディ自体は痩せているようで、あたかもカベルネ主体のワインのようにも感じられる。2日目の落ちのスピードも早い。マズくはないが、若干不満の残る内容だ。

(記:2002.10.7)

Continue reading

CH.ボール・ガール [ポムロー]

2杯目は、何となく名前を聞いたことがあるようなポムローのシャトー。手元の『ザ・ワイン・アドヴォケート』(第134号;日本語版)をくって見ると、88点と書いてある。意外な高得点だ。

 とても鮮やかで綺麗な、赤色を深くしていったような色合い。おいしそうだ。香りはやや強め。ハーブ、ハーブキャンディ、青草、赤系果実(アセロラ?)などの香りが知覚でき、やや草っぽいが複雑。味わいも複雑でハーブの風味を中心に幾つかの要素が絡み合う。ただ今の時点では調和が取れておらずチグハグな感じがする。また渋みが非常に強い。この渋みは、食欲を増進するが「渋おいしい」域にまでは「こなれて」いない。ボトル単価は\6,800とのことで、このレンジのワインらしい高級さ、潜在能力はあるが、まだ各要素が馴染んでいないように思えた。現時点では好みではない。2~3年後の変化に期待。

(記:2002.8.17)

Continue reading

CH.ランクロ'97 [ポムロー]

濃い色をしているが、エッジの部分は赤紫色で若さが満ちている。香り、味わい共に非常に弱く、親しみやすい味わい。というか、水っぽい。2日目になると酸味が前面に出てきてやや個性を現すが、全般に薄い印象のワインである。だから文章も短め。

Continue reading

CH.ラ・フルール・ペトリュース'95[ポムロー]

「シャトー・ペトリュスの脇腹にあり、同じ運営になる面積13haの葡萄畑。濃密なプラムのフレーバーのある、すばらしく上質のワイン。最も粋なスタイルの(そして最も高価な部類の)ポムロルのワイン。」(ヒュー・ジョンソン『ポケット・ワイン・ブック(第3版)』1999 ハヤカワ・ワイン・ブック)

 「ポムロールを代表するクリュのひとつで、道路をはさんでペトリュスと向かいあっているが、土壌はまったく違う。ここの土壌は大きな砂利が多くて、石ころだらけという感じだが、粘土や砂はない。この何年間か、ワインの評判は着実に向上していて、今ではムエック帝国の旗艦的存在のひとつとなり、砂利だけの土壌でできる最上のポムロールと称えられるまでになった。ムエックス社のシャトーはラトゥール・ア・ポムロールは別として、あとはすべて土壌に粘土を含んでいるのだ。熟成にさいしては、1/3の新樽が使われている。ワインは豪奢なまでにかぐわしく、力強く、優雅な香りをもち、偉大な複雑さ、リッチさ、強い風味をそなえている点は、明らかに最高の品質をあらわしている。ここのワインは恒常的に良質である。」(デイヴィッド・ペッパーコーン『ボルドー・ワイン』1999、ハヤカワ・ワイン・ブック)

 クリスマスということで、ちょっと贅沢に2年前(95年のボルドーがファーストリリースされた当時)購入したこのワインを抜栓した。飲み頃は迎えていないようだが、印象が良かったら96年を購入するつもりで、相性を見るテストと思って飲んだ。
 非常に凝縮していて濃く黒に近い色合い。一方辺縁部を見ると鮮やかな赤色を残していて若々しい。注いでいる瞬間から「いかにもうまそう」と思える色をしている。グラスを廻してしばらく待つと、すだれのような大量の「涙」をグラス面に残し、これも「うまそう」で唾液が出てくる。香りは最初閉じており弱めだが、甘味を連想させる香り、果実香、アクリル塗料系の香りが、現れたり隠れたりする(閉じ気味のせい?)。口に含んだ瞬間控えめの甘味が感じられ、メルロらしいやさしいうまみ感が口一杯に広がる。カベルネフランに由来する若干の青臭さがあるが、それも他の要素を引き立てるアクセント程度なので、欠点にはなっていない。抜栓当初は閉じ気味であり、やや物足りないが、開いてくるにしたがって、後味に心地良い苦味、渋みが加わって最高の状態になった。料理と一緒に飲むよりは、単独でじっくりと味わいたいワイン。高価だが、96年も購入しようと思う。

Continue reading

Index of all entries

Home > ボルドー > ポムロー Archive

Links
Search
Feeds
Recent Comments
Recent Entries
Archives

Return to page top