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CH. レオヴィル・ラス・カーズ Archive

CH. レオヴィル・ラス・カーズ '04 [サンジュリアン]

非常に黒みの強い赤黒色。エッジのみ、つや消しの赤色で、粒子が見える。

香りはやや強めで、汗、酸を伴う甘さ、焦げ臭。ちょっとツンとくるが、華やかな面もあり楽しめる。

今飲んでも美味しい内容で、このワインも'04年の酸を味方につけている。旨味感もほのかにある。タンニンは若く、飲み進むとちょっとキツくなる。

現状で行えるベストを尽くして、若くして美味しく飲めるバランスを保っている。同時に将来へのポテンシャルも残している。どちらも選択可能だが、出来ることなら熟成させてから飲むべきワインに思えた。 

(記:2008.2.23)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '88 [サンジュリアン]

枯れているが、赤黒く、未だしっかりとした色合い。

香りはマッシュルームの醤油炒め、土、腐葉土、製材した木材など。全体の性質は大人しく、上品で心地良い。

味わいはクリーンで、ほのかな旨味があり状態がとても良い。程よい酸、旨味感があり、酸と渋みのバランスも丁度良い。アフターにはキレイな酸が残る。

もうほんの少し+αが欲しい気もするが、今開けて十分に美味しいラス・カーズだ。 

(記:2008.1.27)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '92 [サンジュリアン]

先日、バロン・フィリップのテイスティングで飲んだ'92年のCH.ダルマイヤックが、あまりにも良い状態だったので、自宅にある数少ない'92年のボルドーの中から、このボトルを抜栓した。

購入は、97年か98年頃、武蔵小山のディスカウント酒販店にて。以後、1年間ほど振動が大きく湿度の高い「ホームセラー」で保管し、その後はサイレント・カーヴに移して存在自体を半分忘れていた。最初の高湿度の保管のせいで、エチケットもコルクもカビでびっちりの状態だ。

長いコルクを抜くと、劣化の不安を拭い去るような健全に熟成した香りが薫ってきた。グラスに注ぐと、意外なほど濃く黒い色をしており、エッジの部分のみ褐色が見え隠れする。ボトルの壁面と底には、ごっそりと澱が溜まっている。

香りは強くハッキリしていて面白い。'92年らしい青臭い臭いは熟成香と混ざってとても心地良い印象に変化している。他にクールな杉林、キャンディ・ケーキのような甘い香り、幾らかの酸など。最上のVintageの香りとは違うが、これはこれで楽しめ、長時間鼻をグラスに突っ込んでしまった。

味わいはインパクトが強く、熟成した旨味が青臭さとバランスして美味しく頂ける状態になっている。確かに酸の強さや苦味の荒っぽさ、ザラつきがあるが、それらのマイナス要因も今後の熟成に対するポテンシャルに感じられた。少しやんちゃだが、熟成感のプラス要因が荒さを打ち消して、ネガティヴなイメージはほとんど感じなかった。中盤までは熟成味を、後半では酸っぱ美味しい味わいが楽しめた。

今回このボトルを飲んでみて、とりわけ感動したのは、あの何を飲んでも美味しくなかったOff Vintageが、こんなにも変貌したことだ。'97年や'99年でも感じたことだが、ボルドーは良くない年(特に酸の強い年)こそ熟成させてから飲むべきではないかと思った。当初の青臭さや酸の荒々しさは、年月を経ることによって包み込まれ、心にしみる味わいに変化してくれる。

(記:2007.12.31)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '03 [サンジュリアン]

黒みの強い赤黒色。エッジのみ赤みが強く、透明感がある。

香りは強くハッキリしている。イチジクのような甘い果実の要素、スパイス、スープのような香りなど、美味しいと思わせる香りがうまく溶け合っている。まるでとても美味しい料理を目前にしたような気分だ。また、女性の体臭と香水が混じったようなエッチな匂いもする。

味わいは、とてもクリアでキレイ。ただし現段階では若干酸味や渋みが目立ち、特に前半に唾液の分泌を促す。もう少しメリハリがあっても良いと思うが、現状はクリアで渋美味しい味わい。後半にはオークの戻り香を伴う。

飲み頃ではなく、確かに美味しいのだが「今ひとつ」という状態。渋美味しさを求める人は、今飲んでも喜びを得られると思うが・・・。

(記:2007.9.22)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '96 [ポイヤック]

しっかりと色付いた赤黒色。透明感ありエッジは枯れたピンク。

香りは中程度で揮発性が高い。スミレなど紫色の花、干し肉、コンビーフなど。厚みと面白みのかる香りだ。

味わいはクリアで、やや凝縮味に欠ける。しかし薄い中にもバランスの良さ、複雑性、奥行きを感じる。酸味の具合が丁度良く、ほろ苦いアフターも満足できる内容で、なかなかの味わいだった。

Vintageや価格から考えると今一歩な感じもするが、現時点で閉じ気味であったようにも思えた。

(記:2006.3.18)

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クロ・デ・マルキ '99 [サンジュリアン]

赤黒い色合い。エッジは透明感ある赤みの紫。

香りは中程度で、汗や酸の要素が中心だが、厚みや複雑性を合わせ持つため楽しめる内容になっている。

口当たりは滑らか。中盤では旨味感と厚みが立ち上がってくる。後半は酸が中心。キレイな酸で、口内に長く余韻として残り食欲をそそる。

適正価格。もう少しだけ安ければ申し分ない。酸味の上品さ中心なので、どちらかというと玄人受けする味わいに思えた。

(記:2005.9.25)

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クロ・デ・マルキ '96 [サンジュリアン]

透明感あるややくすんだ暗い赤色。

香りはやや強めで汗や熟成を感じさせる匂い。とても良い感じだ。

味わいはよくこなれていて、ほのかな旨味がある。中盤は厚み感もあり良いワインだと分かるが、現状ではやや酸が目立ち過ぎている。余韻に至るとその酸はヤマを越し心地良くなるが、全体を通して若干の引っ掛かりを感じた。

現状、少しバランスを崩しているように思える。(時期的な要因による)

(記:2005.9.25)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '01 [サンジュリアン]

R.P. (92-94+) [W.A. Issue 146]。
4月24日に、広尾店個別のテイスティングで飲んでいる。その際、素性の良さは感じたが、香りが閉じており線の細さが目立った。

暗い赤色。しっかりとした色で、エッジの部分まで均一に色付いている。

香りは強めで前回飲んだ時から好転している。甘く、複雑で魅了される香りだ。キャンディ、ドライフルーツ、アルコール、ミント、シンナーなど。

味わいは滑らかでバランスが取れている。だがラス・カーズとしては中盤の凝縮感が乏しい。後半の酸味と渋みはキレイで、クリアな印象を持った。

前回テイスティング時と比較すると、香りは明らかに開いており向上している。味わいは平行線で今後も劇的に向上するとは思えない。だから絶対評価は据え置きだ。

(記:2005.9.26)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '98 [サンジュリアン]

R.P. 93 [WINE BUYER'S GUIDE Sixth Edition]。

暗い赤色。しっかりとした色で、エッジの部分まで均一に色付いている。

香りは中程度で、引き込まれるような言葉では言い表せない魅力がある。シンナーなどの揮発性の香りを軸に、ミント、杉林、ぶどう果皮など。

味わいは滑らかで非常に飲みやすい。エレガントさを感じるが、決して凝縮感に欠ける訳ではない。クリアさがあり、全体が丸く収まっている。余韻は非常に長いがイヤミな要素が全くなく、素晴らしく洗練されているように思えた。

うまく言い表せないが、とても美しく洗練されたワインだ。本当に美味しいと思う。

(記:2005.9.26)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '96 [サンジュリアン]

R.P. 98+ [WINE BUYER'S GUIDE Sixth Edition]。

現在の色合いは01年や98年と同様だが、元々はずっと黒っぽい色だったように思える。エッジはごく僅かに褪色が見られ、透明化が進んでいる。

香りは弱めのコゲ臭があり、全体に閉じている。他にビニール、ミントなど。閉じていて真価を発揮していないが、全く楽しめない香りという訳でもない。ポテンシャルは感じる。

飲み口は滑らかだが、それを追う酸味と渋みが強い。特に渋みが強く、まだまだ飲み頃ではないように思える。口内を念入りに廻すと、後半に旨味がほのかに広がる。飲み進むと渋みが蓄積して良い具合になってくる。

現時点では閉じ気味で酸がやけに目立っているが、ポテンシャルの高さは感じられた。今後の熟成に期待。

(記:2005.9.26)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '89 [サンジュリアン]

しっかりとした暗赤色だが、外縁部の色合いは枯れてきている。

香りはやや強めで、アルコール、杉、檜、江戸むらさきの瓶詰など。熟成を感じ、揮発性の強い香りだ。木を強く意識させ、とても心地良い感じがする。

味わいは旨い!まだまだ力強さがあり、程よい程度に酸が立っている。後半は渋みが蓄積して「渋美味しい」。口内でずっと廻していたい味わいで、実際そうすると旨味感がじんわりと渋みに加わってゆく。

しみじみと味わえる本当に上質のワインだ。

(記:2005.9.26)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '75 [サンジュリアン]

中心部は向こうが見えるか見えないかの境目くらいに透明感が出ている。全体はくすんで暗い色合いで、元来はしっかりと色付いていたように思える。エッジは褐色化が進んでおり、暗い赤い粒子が見える。

香りは中程度からやや強め。落葉や腐葉土など秋深い時期の雑木林を思わせる。それと同時に甘い要素やミントのようなクール系の香りもあり。

最初の口当たりは平板、水っぽい感じがして期待外れ。中盤から後半に入ると、古酒らしい酸と、こなれた苦味が立ち上がって大人びた品の良さを示す。飲み進むと酸が蓄積して旨味感が増す。

悪くはないが、飲んでいると常に欠乏感・物足りなさがつきまとう。ピークを過ぎてしまったのだろうか?素性の良さを感じるだけに、とても残念だ。

(記:2005.12.21)

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CH. レオヴィル・ラス・カーズ '01 [サンジュリアン]

以下5種は4月24日、ENOTECA広尾本店の「CABERNET SAUVIGNON 2001」でテイスティングしたワインだ。

R.P. (92-94+) [W.A. Issue 146]。
赤紫を暗くした色合い。エッジは比較的明るい赤色。

香りは中程度からやや弱め。どうも閉じているようだ。アルコール、酸を含む赤い果実など。バックには樽の風味も感じられる。

味わいは旨く滑らか。だが、その旨味感が大きくふくらんでゆかない。高いアルコール感があり胸が熱くなる。後半にかけて骨格の良さを見せるが、どうしても線の細さを隠せない。またアフターに多少のザラつきを感じる。

苦労して高いレベルに仕上げていることは分かる。飲む価値のあるワインだと思う。だが、1万円の価値までゆくかというと疑問が残る。(01年の他のボルドーとの比較では格段に良いのだが・・・)。少し間を置いて、香りが開く頃を狙ってストック分を開けようと思う。

(記:2005.5.20)

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CH.レオヴィル・ラス・カーズ '84 [サンジュリアン]

数年前に飲んであまり印象の良くなかったvintage。その後色々なHPを見てみると意外に評価が高く、マグナムボトルの価格も安めなので、友人と飲むワインとして再度購入した。

 意外としっかりとした色合いをしているが、全体に熟成に由来する枯れた雰囲気を伴っておりエッジの部分は褐色がかっている。底の部分には粒子の細かい土のような澱が溜まっていた。香りは弱め。抜栓当初はカベルネ系の硬い香りが主体であったが、時間の経過と共にメルローを思わせるふっくらとしたボリューム感が増していった。味わいにおいても抜栓当初はカベルネに由来する青臭さが主体で痩せた感じであったが、時間と共に旨み感のあるバランスの取れたワインに変化した。香りは物足りないものの非常に飲みやすい。渋みが少ないせいか、古いワインであるにもかかわらず2日目でも十分に飲むに耐えた。ただし少しだけ酸味が強くなる。一部香りなどに貧弱さを感じらものの、全体としては十分に楽しめるボトル。価格なりの価値はあるだろう。

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