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マルゴー Archive

アルター・エゴ・ド・パルメ'10 [マルゴー]

こちらもENOTECA広尾本店でのテイスティングで隣の席の方から頂いた。CH.パルメのセカンド(的なワイン)らしい。

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透明感あるが、しっかりと色付いた赤黒色。エッジは鮮やかな赤色。中心部は黒に近い。

ゴム系の香り、ミント他のクールな印象、ボール紙、若干の若いカベルネの不愉快な要素あり。一方で妖しさもあり、よく練られた香り。

口当たりは柔らかで充実した中盤を持ち、やや強めのタンニンを感じる。凝縮感は欠けているが、それを踏まえてうまく纏めている。タンニン豊富で、ワイン好きでもそれなりの楽しめる内容だと思う。

(記:2013.10.19)

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CH. マルゴー '04(Demi) [マルゴー]

PP93点。ギリギリ向こうが見える程度の透明感。黒みの強い赤黒色で、しっかりとした色付き。エッジはピンクで粒子が見える。

廻す前の香りは強い焦げ臭、弱めのローストをしたコーヒー。廻すと、杉、ミントの風味が加わる。他にインク、肉、甘さのある香りだが、全体的バランスを見るとロースト香ばかりが強く出過ぎている。

味わいは滑らかで丸く、'04年らくしやや水っぽい。閉じており、今は飲み頃ではない。アフターにはミネラル感があり、適度な酸味と混じって心地良い旨味を出す。こなれていないタンニンが、まだ強く残っているが、飲み始めるとロースト香とのバランスが取れ、それほどネガティヴな印象は与えない。

全く飲み頃ではなく閉じていて真価を発揮していない。大きな可能性を感じるが、まだまだ絶頂期は先だと思う。

(記:2009.12.26)

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CH. マルキ・ダレム・ベッカー '00 [マルゴー]

かなりしっかりと色付いた黒みの強い赤黒色。だが透明感がある。エッジは鮮やかな赤紫。

ちょっと変わった香り。焦げ臭が前面に出ている。黒い炭の印象が最初にあり、次にアルコール香、その次に果実香。嗅ぐにしたがって表情を変えてゆく。

味わいは、スコっと抜けたような感じで正直物足りない。アフターにはミネラル感、酸味とじわじわと蓄積するタンニン。酸っぱさと渋さが残るが、あまり心地良くはない。

悪い面は少ないが、構成要素が決定的に足りていないように思える。期待外れのワインだ。

(記:2009.9.23)

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CH. マルキ・ド・テルム '98 [マルゴー]

褪色が始まっている赤黒色。中心部は黒く向こうが見えない。エッジに向かってピンク色になっており、明らかな経年褪色が見て取れる。

香りは焦げ臭と果実系の甘さがうまい具合に混じっている。可愛らしいカシス系の香り。

やさしい旨味感があり、素直に美味しいと思える。凝縮感が少し足りず、やや水っぽい部分も確かにあるが、全体的にみると気にならないレベル。飲み進むと弱めのタンニンがおっとりと現れるが、すっかり丸くなっている。アフターはミネラル感と旨味が十分。

非常に良いボトル状態で健全な熟成をしている。無名の割に価格が高いが、品質・状態だけで判断すると、この価格でも妥当だと思う。

(記:2009.9.23)

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CH. ドーザック '06 [マルゴー]

中心部はほぼ黒。エッジのみ赤色で透明感がある。

香りはムートン、ラフィット系のかなりの焦げ臭。それに、ほのかに甘い要素、揮発性の要素が混じり合い、とても心地良い。熟したイチジク、ミント、杉林、肉のような風味もあり、高級感がある。

口当たりは柔らかく、ほのかな甘さを感じるが、若干凝縮感に欠ける。スコッと抜けるようなところがあり、何か物足りない。個別の要素を見ると、どれも上品だが、少しずつ合格点に足りない感じがする。「濃さ」や「強さ」が足りないように感じた。それでも飲み続けると収斂味が増し、渋美味しい状態に変化してゆく。

価格もそれなりなので、ちょっと購入対象にはなりずらい。

(記:2009.9.21)

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CH. ローザン・セグラ '04 [マルゴー]

不透明で艶がない。やや濁りのある色合い。

香りは中程度で、赤い果実、汗など。厚みのある香りだが、少し閉じて引っ込み気味だ。しばらく置くと、ローストしたコーヒー豆の香り。香りに占める酸の要素が少ないように思えた。

一方、味わいでは酸が強めに出ている。タンニンも、まだこなれておらず若さが感じられる。苦味には芯があり、各要素は馴染んでおらずバラバラの状態。あまりにバラバラなのでしばらくグラスを置いたところ、力強さ、厚み、たくましさが出てきた。

将来性はあると思うが、現状は上記の通りバラバラ。とても2級シャトーとは思えない。 

(記:2008.2.23)

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CH. カントナック・ブラウン '04 [マルゴー]

黒みの強い、ややくすんだ赤黒色。エッジのみ透明で、血液のような赤黒色。

香りは中程度で、アルコール漬けの果実を思わせる魅力的な香り。揮発性の果実香に脳が甘く魅了される。

厚みのあるボディ、適度の酸、少し荒めのタンニン、収斂味はやや強めだ。中盤に僅かに水っぽさを感じるが、その他の要素は力強く、良い意味でクラシカルなたくましさを感じる。

80-90年代的な要素/造りを多分に残しつつ、うまく味わいを纏めていると思う。いかにもボルドーを飲んでいる感覚があり。何か懐かしい。

(記:2008.2.9)

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CH. パルメ '04 [マルゴー]

ややくすんだ赤黒色。エッジは透明で赤紫色の色合いが見える。

香りはやや強め。格(価格)の違いを明確に感じさせる一段階上の練られた洗練さを感じる。少しアルコール感が強過ぎるが、果実とアルコールの要素が溶け合った上品な香りは、複雑で傑出している。

味わいのインパクトは弱め。それほどの濃さ(凝縮感)を感じない。クリアでバランスが取れており、後半にはタンニンがじんわりと現れる。飲むほどに渋みと苦味が蓄積するが、苦味にはまだ多少のザラつきがある。また、アフターにはバニラ香があるが、これもまだこなれていない。

非常に上品に仕上げられており、バランス感や複雑性はあるが、全体的な薄さが気掛かりだ。熟成については半信半疑。

(記:2008.2.9)

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CH. ジスクール '04 [マルゴー]

ややくすんだ赤黒色。

香りはやや強めで香水のよう。シンナー、トニックウォーターの風味。

味わいはインパクトがあり、分かりやすい旨味感がある。インパクトはあるが人工的な訳ではなく、自然な美味しさがある。ただし、後味の苦味には若干のトゲがある。

(記:2008.2.9)

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CH. フェリエール '04 [マルゴー]

黒みの強い赤黒色。中心部はほぼ不透明。エッジのみ透明で赤みが強い。

香りは中程度からやや弱め。甘みのある赤い果実。少し未熟で酸を感じる。他に汗のニュアンス。甘みと酸がうまく混じり悪くない香りだが、要素が弱いため入念に嗅いで辿りつかないと知覚できない。

味わいは、よくこなれていてバランス感がある。自然な味わいで、何かしみじみとした安心感がある。適度な旨みの後にミネラル、塩気を豊富に感じる。程よい収斂味もあり、ほろ苦さと渋みが良いバランスで口内に残る。

過去に飲んだ時は、それほど良い印象ではなかったが、品質が確実に向上している。最近にめずらしく価格に見合った味わいを提供しているワインだと思う。 

(記:2008.2.9)

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CH. カントナック・ブラウン '88 [マルゴー]

黒みの強いくすんだ赤黒色。透明感はあるが思ったほど枯れた印象はない。

香りは中程度でいい具合に枯れ、ふくらみのある香り。枯草、腐葉土、僅かなミント、少しの酸など。健全に枯れかけているワインとして楽しめる香り。

少しクセがあり、妙に甘い(バナナ香酸のような)印象が見え隠れするが、旨味感がよく残っており、それが熟成感と混じり合ってなかなか楽しめる。酸の強度も他の要素と釣り合っていて心地良い。バナナのような印象がなければ、実の詰まったいいワインなのに・・・。

ちょっと味わいの一部に違和感があった。状態の問題なのかもしれない。

(記:2007.10.27)

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CH. パルメ '86 [マルゴー]

しっかりとした赤黒色。透明度はギリギリ向こうが見透かせる程度。

やや強めで落ち着きがある熟成した香り。パルメらしい熟成感に、うまく甘さが絡んでいる。青草のニュアンスと鼻をくすぐるアルコール感があり、とても心地良い。

味わいはマズマズといったところ。酸が強い。じっくりと味わうと酸と渋みの良さがじんわりと出てくるが、旨味がほのか過ぎて物足りない。

もうしばらく飲み進むとタンニンの良さが出てくる。ジンとくるタンニンと、奥の方から出てくる果実感が合わさり渋美味しい。肉料理に実に合いそうだ。

(記:200X.X.X)

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CH. マルゴー '60 [ポイヤック]

褪色が進み、透明で褐色が強くなっている。エッジはオレンジ。これまで見てきた古酒の中でも特に枯れた外観をしている。

香りは、やや強め。熟成感が十分で本当に心地良い香りになっている。明らかなマツタケの香り。それにアルコール香が混じって、日本人向けのものすごく良い香りになっている!!

旨味感も素晴らしい!!マーラベッセのボトルらしく、熟成が進んでいるのに個性を失っていない。素晴らしい味わいだ。濃厚な、よく練られた、こなれた旨味が口内を洗うように展開する。諸手を挙げて賞賛したい内容。

「いつまでも飲んでいたい」と思わせる素晴らしい味わいだ。

(記:200X.X.XX)

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CH. パルメ '03 [マルゴー]

やや艶を失ったくすんだ赤黒色。透明感がある。

香りは中程度からやや弱め。香水のような香りでシャープ。男性用のようでもあり、女性用のようでもある。甘い果実の香りもあり、妙に心をくすぐる。ちょっとくらくらっとくる、誘われるような香りだ。

旨みはあるが、苦味と渋さが強く、飲み頃はまだまだ先。今は、果実感がヘコんで、特にそれらの要素が目立ってしまっている。ザラつきのある苦味の中に、じんわりと広がる旨味感がある。

10年程度寝かせてから飲んだ方がいい。ポテンシャルは十二分にある。

(記:2007.9.22)

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パヴィオン・ルージュ・ド・CH.マルゴー '03 [マルゴー]

やや暗めの赤黒色。全体に透明感があるが、中心部は濃く、向こう側が見えるかどうか。エッジはピンク色を含む色合い。

香りは中程度で、焼けたビニール、ミント、杉林など。ごく僅かに甘い果実の要素も隠れている。明らかに今は閉じた状態だ。

味わいは厚みがあり、良い意味で革やハーブの風味が感じられる。また甘い果実の印象もあり。厚み感はボルドーワインを飲んでいる実感を高めてくれる。ストレートな美味しさがメインで、複雑性と凝縮感はほどほどといったところ。アフターの「渋美味しさ」は十分合格点だ。

悪いワインではないが、いかんせん価格が高くなり過ぎた。この価格ならば、'02年あたりの良く出来たシャトーのボトルを買った方がいいと思う。

(記:2006.4.16)

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パヴィオン・ブラン・ド・CH.マルゴー '03 [マルゴー]

緑を含んだやや薄めの黄色。ただししっかりとした色付きをしている。

香りは強めで、まず感じるのはマロンケーキ。他に完熟し過ぎたグレープフルーツ、赤肉メロンなど。腐敗を感じさせるニュアンスもある。

味わいはそれなりにふくよかで上品さが伝わってくる。味わいの尾の引き方、中盤に現れるほろ苦さなどとても良い感じだ。またクリームを口に含んだときのようなバニラの風味が口内に広がってゆく。心地良い重さと苦味が余韻として残り、喉の奥から鼻にかけてマロンを中心とした樽香が抜ける。

全般に品の良さを感じるが、あと一歩の爆発力に欠ける。ブルゴーニュのかなり良い1er Cru(ソゼやルフレーヴ級)を買える価格を考えると、ちょっと購入を躊躇してしまう。

(記:2006.4.16)

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CH. パルメ '99 [マルゴー]

黒みの強い赤色。エッジは赤色で粒子が見える。02年と比較して、ややくすんで艶が無いように見える。

香りは中程度だが閉じている。揮発香、酵母、酸、汗、木樽の香りが中心。外向的ではないが、悪くない香りだ。

味わいは滑らかで、ちょっと大人しい。バランスが良く、ゆっくりじんわりとほのかな旨味感が染み出てくる。

全体に、ちょっとした物足りなさがあるが、優等生的なバランスの良い造りだ。開いた状態になれば、かなり変わってくると思う。

(記:2005.12.5)

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CH. パルメ '02 [マルゴー]

黒みの強い赤色。エッジは赤色で粒子が見える。

香りは強めで、よく練られた複雑な印象だ。甘く酸を伴う果実、木の皮、林、落ち葉、ミント、酸など。バックには僅かに焼いた樽のニュアンスがある。ともかく色々な要素が突っ込まれている感じだ。

味わいは、やや水っぽいが、バランスが取れてクリアな旨味感がある。ほのかな甘い旨味が好印象で、飲み進むとどんどん蓄積していって更に良くなってくる。後半の渋みも同様で、飲めば飲むほど良くなってゆく。

価格的にはちょっと高過ぎるが、味わいの絶対値は確実に高いと思う。

(記:2005.12.5)

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CH. ジスクール '99 [マルゴー]

黒みが強く濁りある赤色だが、02年と比較すると中心部に若干透明感が出ている。また全体にくすんだ感じが出ている。

香りは強めで、甘い香りに加え、シンナーなどの揮発香が強い。このワインも甘い香りをベースに複雑に香りの要素が溶け合っており、かなり好感の持てる匂いだ。

味わいは滑らかで尖ったところがない。インパクトは不足しているが、飲みやすく、上品で丸く磨かれた液体に仕上がっている。

水っぽい気がしないではないが、それを逆手に取って上品な造りにしている。努力が反映された「巧い」ワインだと思った。

(記:2005.12.5)

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CH. ジスクール '02 [マルゴー]

黒みが強く濁りある赤色。エッジは透明感ある赤色。

香りはやや強めで、甘くフレッシュな感じがする。米国のキャンディ、赤い花の花粉、ミント、ほんの僅かな獣香など。このシャトーのワインとしては、かなり複雑な香りだ。

味わいは滑らかで酸味は控え目。柔らかい印象だ。決して弱い味ではなく、タンニンと果実味がストレートに訴えてくる美味しいワインだ。飲み進むと酸味が徐々に力強さを増してゆき、樽香のほのかな風味が出てくる。

極端に高い評価は付かないと思うが、上品でバランス感に優れた良いワインだ。例えば¥3,500前後で入手出来たのならば、素晴らしい選択になると思う。

(記:2005.12.5)

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CH. ブラーヌ・カントナック '99 [マルゴー]

02年の同ワインより若干透明度が増した赤黒色。エッジは透明感ある赤色。

香りはやや強めで、汗、酸、揮発香などが中心。杉林のような香りもする。

酸がこなれてきた味わいで、代わってタンニンが目立っている。渋みは非常に強いが良質で、とても渋美味しい。

ワインを飲み慣れている人間ならば結構高い評価をすると思う。99年的な特徴を備えたワインだが、それを良い方向に活かしているように感じられる。

(記:2005.12.4)

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CH. ブラーヌ・カントナック '02 [マルゴー]

このワインも以前(05年6月26日)にテイスティングで飲んでいる。評価は低めにしたが、色々な要素を持ち、しみじみとした味わいのある、可能性のあるワインだった。開花しているだろうか?

透明度の低い赤黒色。エッジは透明感ある赤色。

香りはやや強めで、木樽、汗、ほのかに甘い果汁、バックには樽香もある。

酸味を中心とした味わいで、口内を転がすとそれに旨味の要素が加わり非常に面白い。味わいに厚み感があり好感が持てる。

大量のテイスティングだったのでコメントは短めだが、前回時より外向的になっているように思えた。相変わらず豊かで良質な酸を特徴としているので、古くなるにしたがって徐々に化けてゆくかもしれない。

(記:2005.12.4)

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CH. マルゴー '96 [マルゴー]

しっかりと色付いた赤黒色で艶を失いつつある。エッジは透明かつ枯れた色合い。血液を薄めたような色だ。

香りは中程度からやや強め。杉林、赤い果実、甘いドライフルーツ、パウンドケーキなど。鼻をグッと突っ込み続けて嗅いでいると段々と甘みの要素が強くなり、馴染みやすくなっていった。

味わいはやや酸が強い。厚み感があり、ほろ苦く、複雑性がある。非常にポテンシャルを感じさせる内容だ。アフターの複雑性、持続性も十分な満足感を与えてくれる。

全体に高いレベルで纏まっていると思う。ただ何かもう一歩のプラスアルファが足りない。

(記:2005.11.27)

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CH. マレスコ・サン・テグジュペリ '97 [マルゴー]

初めて飲むシャトーだが、第3級格付けだそうだ。90年以降、ミシェル・ロランが技術顧問を務めている。

艶のない赤黒色。エッジは赤く透明だが、同時に濁りも感じる。

香りはやや強めで甘く人を惹きつける。カシス、甘い果実、ニス、アルコール、ミント、白木など。

味わいは良い意味で酸の強さを特徴にしている。第一印象では香りとの間でアンバランスな感じがし物足りないが、飲み進むうちに次第に良い部分が目覚めて口内を潤す。酸と同時に現れる果実のふくらみがとても良い。酸っぱいけど、とても美味しい新鮮な果実を食べているようだ。後半はやや強めで、時折ザラッとした苦味を見せる。

クセになる酸が長く口内に残り、食欲を促進して次の1杯が欲しくなる。美味しく成長中のワインだ。

(記:2005.9.27)

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CH. ブラーヌ・カントナック '02 [マルゴー]

6月26日、ENOTECA広尾本店での「TASTING 2002 VINTAGE」に参加した。ボルドー7種で¥4,200。

黒みの強い暗い赤色。若さを感じる色合いだ。エッジの部分は透明感ある赤紫色。

香りはやや強めで、絵の具、ペンキ、ふくらみのあるぶどう果汁の果実香、甘さを含んだヒノキ、汗などが知覚できる。フレッシュで厚みを感じる香りだ。

口当たりは酸が勝っており、アルコール感が強く胸を熱くする。後半から酸味と苦味が混じり合い、微妙な美味しさを醸し出す。アフターは痺れるようなタンニンとバニラの戻り香が目立つ。

決して高い評価は付かないだろうが悪くないワインで、合わせる料理次第ではかなりの実力を発揮する可能性がある。まるで、まだ酸の強い熟す一歩手前の果実を食べているような味わいだ。

(記:2005.10.9)

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CH. パルメ '00 [マルゴー]

R.P.95。赤黒くエッジまでしっかりと色付いているが、全体的に薄っすらと透明度を保っている。

香りは強めでハッキリしている。まず若々しい青草の香りが目立つ。他にぶどう果汁のストレートな香り、一拍置いてそのふくらみ、ミントなど。若さはあるが、不愉快な香りではない。当然ながらパルメが真価を発揮する熟成した香りには程遠い。

味わいはインパクトがあり、酸味が少し強いように思えた。またやや閉じ気味で、まだ真価を発揮していない。アフターのタンニンが少しイタい気がする。一方で素晴らしいワインの片鱗を見せており、中盤の濃さや余韻の尋常でない長さは特筆に価する。

今はストレートな美味しさが中心。熟成後に素晴らしく開花する可能性が極めて高い。

(記:2005.4.3)

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CH. マルゴー '02 [マルゴー]

プリムール販売時にENOTECAがかなり奨めていたマルゴー。R.P. 91~93で1級シャトーとしては意外に評価が低めだ。

しっかりと色付いた赤黒い色だが透明度が高い。

香りは中程度で閉じ気味。奥の方に甘みを纏った上品で心地良いボルドー香がある。グラスを入念に廻すと、香りは徐々に開いてゆき、焦げ臭やチーズの風味が加わる。また揮発性の香りが鼻から喉の奥に突き抜け、嗅ぎ続けると虜になる。

味わいは、口に含んだ瞬間から美味しさが感じられインパクトがある。果実の旨味感がよく生かされており、旨味の強度がとても強い。後半からアフターにかけても、苦さとタンニンのバランスが良く、全体を引き締めている。余韻はいつまでも続き、次の1杯が欲しくなる。

1級シャトーを名乗るのに妥当な品質だ。R.P.上限の93点か、それ以上の質に感じられた。プリムールで購入しておいて良かった、というのが素直な感想。

(記:2005.3.13)

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パヴィオン・ルージュ・ド・CH.マルゴー'97 [マルゴー]

2万アクセスを記念して一発話題のABC ノックスあたりを抜栓しようともくろむも、いろいろ用事を済ませて帰宅すると0時近く・・・。仕方がないのでハーフボトルから適当なものを選択した。CH.マルゴー系の赤ワインを飲むのは、これが初めて。・・・だと思う。振動の激しいホームセラーにて半年以上保管の品。

 カベルネとしては明るい色合いで、エッジの部分にゆくにしたがいピンクの度合いが増す。最も縁の部分は水っぽくみえる。抜栓直後は果実の香りが部屋中に広がり期待を持ったが、それは短時間で終わり、グラスを廻すと輪ゴムやカラメル、バニラ、塗料、青茎系の香りに落ち着く。ジャイエ・ジルのワインの樽香をヘンに甘くしてバランスを崩したような香りが主体だ。決していい香りとは言えない。口に含むと一瞬甘味を感じ、それを覆うように酸味と果実味が感じられる。酸味は強い。それ以上に後味の渋みは相当なもので、タンニンが全然ワインに馴染んでいない。現時点では飲むべきではないワイン。ただし薄い訳ではなく、香り、果実味、ボリューム感、タンニンに可能性を感じるので、数年のちに好転すると思う。(評価は現時点のもの)

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パヴィオン・ブラン・ド・CHマルゴー'98 [マルゴー]

CH.マルゴーの生産するソーヴィニオン・ブラン100%の白ワイン。98年は、ロバート・パーカーが93点を付けている。

 緑を含んだやや薄めの黄色をしている。我が家のセラー(サイレントカーヴ)には、95年から98年までのパヴィオン・ブランが並んでいるが、95年と96年は濃い黄色。97年は透明感のある薄い黄色。98年は緑を残した状態である。香りはヴァニラっぽいオークの雰囲気が強く、注意すると大型柑橘類の風味も感じられる。低温の冷蔵庫で長期間冷やし過ぎたせいか、香りの要素は閉じ気味になっているように思えた。味わいはそれなりにバランスよく上品で、ほのかなオークの香りがアクセントとなる。一方で後味に強い苦味を中心とした複雑味が残り、それが非常に長い時間持続する。新世界のソーヴィニオン・ブランのワインに出てしまいがちな下品さがなく、バランスよく仕上がっているが、93点の価値は無いように思えた(時期的な問題かもしれない)。個人的には97年(リリース当初の状態)の方が好みである。

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パヴィヨン・ブラン・ド・CH.マルゴー'97 [マルゴー]

CH.マルゴーの生産する白ワイン。生産量は赤の1/10程度である。「スーサン村の畑で育てるソーヴィニヨン葡萄だけを使った素晴らしい白ワイン、パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーは、まさしく本物の高貴なワインだ。ブーケと育ちのよさには、ただもう溜息をつくばかりだが、不幸なことに、値段を見ても溜息が出る!」(デイヴィット・ペッパーコーン『ボルドー・ワイン』ハヤカワワインブック 1999)。「メドック区域で最良の白(5年以上寝かせておくべきもの)」(ヒュー・ジョンソン『ポケット・ワイン・ブック』(第3版)ハヤカワワインブック1999)。

 最近ようやく価格が下がってきて¥5,000を切ったので、昨年末に何本が購入した(先日の「やまや」のセールでは、なんと¥3,980で販売されていた。勿論即完売したそうだ)。そのとき飲もうと冷蔵庫に放り込んでおいたが、仕事が忙しく今ごろになってやっと飲むことができた。悪い影響が無ければ良いが・・・。

 輝きがある黄色。オークに由来するヴァニラの香りが強く、過剰気味ですらある。また熟成したシャルドネにしばしば感じられる腐敗した卵のような硫黄臭が僅かにあった。口に含むとやはりオークの雰囲気が強く、昨年秋に飲んだ際に感じた複雑な果実味はあまり前面に出てこなかった。冷えた状態ではキレが良く、温度が上がってくると、重みのあるアフターが持続しブルゴーニュのシャルドネのような一面をのぞかせた。現時点では味わいが閉じているようで、飲み頃を外してしまった気がする(冷蔵庫長期保存のせいかもしれない)。他のボトルは熟成させてから飲んでみようと思う。どちらかといえば、新しい状態の方が良かった。「ソーヴィニオン・ブランは新しいのが一番!」は僕個人の見解である。

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