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CH. ランシュ・バージュ Archive

CH. ランシュ・バージュ '04 [ポイヤック]

非常に黒みの強い赤黒色。エッジのみ赤色で透明。

香りの強度は中程度だが、やや内にこもっている。弱めの焦げ臭をアクセントに、ほんのりと果実の甘みを伴ったアルコール香が心地良い。ミントの香りも混じり、しばらく放置するとローストしたコーヒーの香りも出てくる。派手ではないが、じっくりと嗅ぐとじんわりと良い香りが染み出てくる。

スルスルと飲めるクリアな味わいの液体で、意外なほどの旨味感がある。とても良い香りの花から旨みをふんだんに抽出したようなイメージの味わいだ。酸味やタンニンも結構あるように思えるが、今は果実味や旨みの要素が強く裏に隠れている。

これまで味わってきたランシュ・バージュとは随分タイプが違うように感じられた。ただ、90年代後半から2000年代前半にかけて、あまり良くない年には苦戦していたように思えたので、難しい年のしのぎ方としては歓迎できる変化だと思う。

(記:2008.1.12)

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CH. ランシュ・バージュ '03 [ポイヤック]

黒みの強い色合い。エッジは赤系が強い。全体にしっかりとした色付きだが透明感がある。

香りは強めでハッキリしている。ファースト・インプレッションから「美味しそう」と思わせる香りだ。カシス系の赤く甘い果実、絵の具、桃のコンポートなど。果実感が複雑で、フルーツバスケットに顔を突っ込んでいるみたいな幸せな気分になる。

味わいは、どちらかというと閉じている。果実味は控えめで、ランシュ・バージュらしい渋美味しさやミネラル、塩気が感じられる。凝縮感は、それほどでもない。ワインを口内で廻してやると口内が収斂し、渋美味しさを楽しめる。

ファースト・リリース時の印象と随分違ってきた。想像した発展の仕方とは違ったが、これはこれで面白いと思う。現時点では閉じているので、5年後、10年後に、またひと展開あると思う。

(記:2007.9.22)

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CH. ランシュ・バージュ '03 [ポイヤック]

しっかりと色付いた赤黒色。良作年のランシュ・バージュなので「真っ黒」を想像していたが、意外にも透明感がある。

香りは中程度で揮発性の高いスミレの香り。ある種のブルゴーニュのようだ。ふくらみのある甘い香りが自分を包み込むようで幸せになれる。

味わいは'03年にしてはやや凝縮感に欠ける。それでも十分過ぎる旨味感があり、過剰なインパクトがない分、複雑さや少し変化を込めたリキュールのようなニュアンスが伝わってくる。酸味とのバランスもなかなかだ。

こういうランシュ・バージュがあっても良いと思う。'02年も好きだが、'03年は近年の出来の中で突出していると思う。まだアフターに「ジン」とした芯が残っている状態なので、今後も時間を掛けて向上してゆくだろう。価格面で折り合いがつけば購入したい。

(記:2006.3.13)

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CH. ランシュ・バージュ '90 [ポイヤック]

透明感あるしっかりと色付いた赤黒色。エッジが僅かに枯れ透明感が増している。また赤い粒子がポツポツと見える。

香りは強めでハッキリとしている。甘く熟成した香りが鼻の奥に浸透する。他に鉛筆、インクなどの要素もあり、甘いだけではなく複雑性があって楽しめる香りだ。

味わいは健全に熟成しており、幾つか前の記事で書いた「やまや」で飲んだ同ワインとは全くモノが違った。先日のボトルも劣化していた訳ではないが、今回のボトルは本当に良い状態で保管されていたのだろう。ランシュ・バージュらしい旨味感、良い意味での青草のような風味が楽しめ、若い状態で見られるトゲ、クドさがすっかり取れている。後半は酸味と渋み、苦味が適度で、全体構成を良く引き締めている。

ランシュ・バージュの個性を存分に楽しめる熟成度、状態で、「飲めて本当に良かった」というのが偽りのない感想だ。

(記:2005.12.18)

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CH. ランシュ・バージュ '90 [ポイヤック]

これも「やまや」セール時の有料試飲。劣化はしていないと思うが、この後ENOTECAのテイスティングで飲んだ同ワインと比較すると状態が一歩劣っていたようだ・・・。

赤黒さがしっかりとした、とてもキレイな色合い。輝きがある。エッジの部分は、さすがに褪色して透明感が出ている。

香りは強めで、良い意味での青草の風味、ハーブ、ローズマリーなど。引き込まれるような、リラックスできる、そして癒される香りがする。最高ではないがすごくいい。

味わいは滑らかだが、やや閉じ気味。前半から後半に移行する部分で一瞬のスキがある(飲む進むと段々と気にならなくなるが・・・)。中盤で旨味がふんわりと広がり、後半からアフターにかけて、とても「渋美味しく」なる。経年変化によりちょっと痩せ気味になっている?90年にしては酸がしっかりとしており、今だ頑丈なタンニンは見事。90年代前半までの僕の思い描くランシュ・バージュらしいワインだ。

(記:2005.12.17)

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CH. ランシュ・バージュ '99 [ポイヤック]

全体にしっかりと色付いた赤黒色だが透明度は高い。またやや艶を失いつつある。

香りは中程度。悪くはないが大人しめで閉じている。入念に嗅ぎ分けると熟成した甘い香りが僅かに香る。

味わいは滑らかで良い具合に熟成感が出ている。ファースト・リリースの際に際立っていた酸味が消え、ランシュ・バージュらしい方向へと進んでいるような気がした。

滑らかで非常に飲みやすい状態に変わっている。これも良い意味で「変身した99年」だ。

(記:2005.11.30)

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CH. ランシュ・バージュ '02 [ポイヤック]

05年3月にENOTECAのテイスティングで飲んでいる。R.P.90~92点。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥4,400だった。前回は閉じ気味で低い評価にしたが、半年を経過して状態は変わっただろうか?

中心部は赤紫色。エッジの部分は透明な赤色。

香りは、やや強めで、青草、ハーブ(ローズマリー中心)、ミント、杉林など。典型的なランシュ・バージュっぽい香りで嬉しくなる。

味わいは滑らかでバランスが取れている。ほのかな旨み、厚み感があり、大人っぽい落ち着きのある味わいだ。アフターの渋みはよく蓄積し、飲み進むに従い、渋みと苦味が「ジン」としみてくる。

「最高」ではないが、平均的なランシュ・バージュより出来の良いVintageだと思う。半年前のテイスティング時より状態が良くなっている。この状態であればプリムール購入したことに全く悔いはない。(ただ、現在の提示価格はちょっと高すぎだと思う)

(記:2005.11.26)

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CH. ランシュ・バージュ '75 [ポイヤック]

元々が相当に黒いワインだったのではないか?全体にくすみ、透明感が出ているが、エッジまでしっかりと色付いている。エッジの部分は広く透明でレンガ色の粒子が見える。

香りは中程度だが、特徴があり「オヤッ」と思わせる。乾燥イチジク、焼いた樽、ハーブ、男性用香水、腐葉土、ヒネ香も僅かだがある。汗、表面を剥いだ木材、きのこなどの香りもあり。

滑らかで厚みのある口当たりを持ち、香り同様このワイン独特の個性を発揮しながら熟成感を纏い、旨味感を出している。やや水っぽく、後半からアフターにかけてのつなぎの部分で、ごく僅かにカビのような雑味があるが、全体としてはなかなか良い印象。中盤の旨味感、後半に現れる酸味、アフターの収斂味が杯を重ねるごとに良くなってゆく。アフターに残る味わいが心地良く、唾液の分泌を促進しとても幸せな気分にさせてくれる。

ちょっとピークを過ぎているようにも思えたが、まだまだ楽しめる状態だ。

(記:2005.12.21)

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CH. ランシュ・バージュ '02 [ポイヤック]

R.P.90~92点。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥4,400だった。

中心部は非常に黒みの強い赤色だが、エッジは比較的広く、明るめの赤色をしている。全体に透明と非透明の境目のような感じ。

香りは中程度で、アルコール香、甘い香り、ミント、揮発性の塗料など。やや奥にひそんだような大人しい香りだが、上品な印象だ。

味わいの第一印象はやや大人しめ。口当たり滑らかで少し酸が強い。アフターにまで続く酸の強さは食欲を増進させ、また美味しさをも感じさせるが、一方で良くない年のランシュ・バージュのイメージを連想させる。

私の求めているランシュ・バージュとは少しズレがある味わい。そのため若干評価を低くした。

(記:2005.3.11)

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ブラン・ド・ランシュ・バージュ '00 [ボルドー]

薄めで透明感のある黄色。香りは中程度で、蜜、セミヨン、ソーテルヌのセメダイン香など。40%前後含まれているというセミヨンの風味が強い。口に含んだ瞬間はアタックが弱く大人しいが、後半にかけてじわっと味わいの強度を増してゆく。その後、強さは程よいところで消えてゆき、酵母系のほのかな余韻を残す。同時に焦がした樽の風味を感じさせる。バランスが取れており、特に中盤から後半にかけて評価できる味わいだが、もう少し独自性が欲しいように思えた。販売価格とは、やや見合わないように思う。

(記:2003.3.30)

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CH.ランシュ・バージュ'93 [ポイヤック]

この時点で既に飲み過ぎで頭痛がしてきた。メモを見ても字が乱雑になっているのが分かる。もっと強力なアルコール処理能力を身につけたいものだ・・・。CH.ランシュ・バージュは価格が手頃なこともあり、毎年プリムールを購入している。特に2000年は評価が高いため、数年後が本当に楽しみだ。

 黒みの強い赤色で濁りがある(デカンタの底の方だったかな?)。香りはやや強めだが、若干ヒネた感じがある。アルコール、キノコ、腐葉土、ほし柿、果実香と、それなりに複雑。口に含むと、果実味を伴いながら心地良い渋みが広がる。ボディはしっかりとしている。一方で、酸味が少し強過ぎ、タンニンには芯が残っているように思えた。ランシュ・バージュらしいと言えば、そう言えるワインだが、やや物足りなさが残った。酸味が今後どうなるかだが、もっと熟成させた方がクラレットらしさが出て良いと思う。

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CH.ランシュ・バージュ '83 [ポイヤック]

全体に褪色が進んでいる。エッジの部分はオレンジ、土色で透明感が高い。香りは中程度。甘い果実、キノコ、腐敗臭、濡れた落ち葉など。滑らかで旨み感があり、熟成に由来する独特のクセがあってたまらない魅力がある。良く熟成した典型的なクラレットだ。

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CH.ランシュ・バージュ '97 [ポイヤック]

200203-09.jpgサイレントカーブの隙間に眠っていたハーフボトル。おそらく97年ボルドーの1st リリースの頃に購入したものだろう。

 さすがランシュ・バージュと思えるような黒味の強い色合い。コルクの裏側も赤紫色に染められている。ただし同じランシュ・バージュの他vintageと比較すると若干薄めではある。香りは中庸からやや強め。いやみにならない青臭さと、焦がした樽に由来するであろうカラメルのような甘い風味を伴ったバニラの香りが特徴的。独特の渋みはそれなりに心地良いが、まだまだ長く強い後味がこなれていないトゲのある印象を持った。多少ボディの厚みが足りないような気もするが、後味に「まるみ」が出てくれば、必ず素晴らしいワインに変身すると思われる。
(記:2002.3.13)

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CH.ランシュ・バージュ '94 [ポイヤック]

ENOTECA蔵出しセールでランシュ・バージュ95、レゾルム・ド・ペズ95・96を補充したので、1本くらい飲んでみようと以前購入したボトルを抜栓した。お気に入りのHPでランシュ・バージュのテイスティングが紹介されていた影響もある。

芯の部分は黒ずんだ赤色をしているが、エッジの部分を観察すると、やや水っぽい明るい赤色を呈する。香りは最初は極弱く胡椒・スパイス系の香りしかしないが、1時間ほど経過するとカシスをはじめとする果実の香りが開いてきて、強さも中程度となる。味わいも香りと同様に開くまで1時間程度の時間が必要で、最初は水っぽく、タンニンも堅くこわばった感じがする。やがてほんのりとした一瞬の甘みと心地良く蓄積するタンニンが口内に現れる。ただしタンニンの堅さは和らぐものの最後に閉じこもったような感じを残し、苦味に芯がある印象が消えない。後味にはトーストのような風味もある。収斂味が楽しめるいいワインだが、全体に閉じた内向的な印象がある。もう少しだけ(半年から1年くらい?)待つと地味ながら、こなれた渋みの楽しめる僕好みのワインに変身する気がする。
 ガスを充填して2日目を迎えたところ、1日目の水っぽさは消え、厚みのあるより果実が感じられる味わいに変化した。一気に飲んでしまわず、しみじみとゆっくりと飲むべきワインなのかもしれない。

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