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CH. ラトゥール Archive

CH. ラトゥール'05 [ポイヤック]

しっかりとした濃い赤黒色。透明感はある。

香りは閉じているが、クールで上品な香り。(連続テイスティングで私の鼻がバカになっていた可能性が高い)

柔らかい口当たり。ファースト・リリース時よりも少し大人しくなった印象。時期的な問題だろうか?アフターにはミネラルを感じた。

飲み進むに従い、味わいの喜びが舌上に蓄積する。アフターの苦味も段々と強くなり、引き締まった印象が出る。また酸の印象もしっかりとしたものに変化し、構成感が素晴らしくなる。

最終的に「酸っぱさ」と「渋さ」の両方に喜びを感じる美味しさに開いた。

(記: 2013.9.26)

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レ・フォール・ド・ラトゥール'05 [ポイヤック]

濃い赤黒色。透明感があり粒子が見える。

可愛らしい香り。閉じこもったような赤い果実、汗、酸など。力強い香り。

柔らかい口当たりで、よく詰まった印象の中盤。アフターにはミネラルがある。先に飲んだCH.ラトゥール'05より飲みやすく分かり易い。

中盤の印象はラトゥールに勝ち、アフターの複雑さでは負けているように思えた。(「今飲んだ場合」をストレートに評価。ポテンシャルを含めると逆転するかもしれない)

(記: 2013.9.26)

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CH. ラトゥール '98 [ポイヤック]

やや艶を失った黒みの強い赤黒色。中心部に透明感はない。エッジは赤色で透明。

香りには果実の風味を思わせる甘い熟成香がある。落ち着いたアルコール感、よく練られた過剰にならない甘さ。上品、シャープ、クールでかなり高貴だ。

味わいは、まだほぐれきっていないが、ストレートに美味しいと思わせる旨味がある。ちょっと各要素のバランスが悪く思えるが、もっと熟成することで整うと思う。アフターは、ミネラル感が強く、厚めの酸とタンニンがある。酸が意外と強いが嫌いなタイプではない。じっくりと噛み締めるように飲むとどんどん味が出てくる。

現時点でバランスが取れていないが、数年後に劇的に味わいが向上するように思える。自分の持っているボトルは、あと5年程度は置こうと思う。

(記:2009.12.26)

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CH. ラトゥール '75 [ポイヤック]

すっかり枯れ錆びた色合い。エッジの透明部分はオレンジがかっている。しかし当初はしっかりとした赤黒色に色付いていたことが見て取れる色だ。

香りは強めでハッキリとした熟成香がある。鉛筆、枯葉、焦げた焚き火の跡など。最初は少し閉じているように思えた。しばらく静止状態で置くと、甘いブランデーケーキ、果実のコンポート、干し柿のような香りが出てきて面白い。

味わいは、全てのカドが取れて滑らかに纏まっている。中盤に旨味感が立ち上がり、アフターの酸味は控え目だが、やさしく痺れさせてくれるタンニンが心地良い。飲み進むに従って、このタンニンが蓄積して心地良さが増幅する。アフターにはトーストなどの風味がいつまでも口内に残る。

とても良い状態、そして良い熟成・内容のワインだった。素晴らしい。

(記:2005.12.17)

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CH. ラトゥール '96 [ポイヤック]

しっかりとした色付きでキレイな赤色。年月の経過により透明感が出て艶が消えている。

香りはやや強めから強め。甘くうっとりするような香りだ。キャンディ、ケーキの表面に使われる赤いソース、レアチーズケーキ、汗。奥の方には獣香も感じられる。踏み込めば踏み込むほど複雑な香りだ。

味わいはクリアな感じでやや凝縮感に欠ける。バランスが良く複雑性があるが、厚み感に欠ける。全体に閉じている印象だ。時期的な問題で中盤は不満足だが、アフターの持続性は良くポテンシャルの高さを感じる。

もう5年、10年経過した後に是非また飲んでみたい。

(記:2005.11.27)

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CH. ラトゥール '43 [ポイヤック]

このワインもマーラベッセが出所。このHPには未掲載だが、以前マーラベッセ・テイスティングのトリで飲んでいる(メモを見ると、その際の絶対評価は「◎」だ)。今回のボトルの状態はどんなだろう?

'43年は私の母の生まれ年。ボルドーは独軍の支配化で、ボルドー液の入手が困難になったり、占領軍の供出要求にどう応えるかもめたりしていた頃だ。ロシアに搬送されたワインの一部は「赤い氷とガラスの破片」になって、前線の将兵を怒らせたらしい。

透明感が高いが、暗い赤色で'43年とは思えない。エッジは褐色化、透明化が進んでいる。

香りは強く、言葉ではとても表現しきれない香りへと熟成している。甘い、ワインとは別の飲み物のような香りだ。木樽、アルコール、甘いブーケが鼻の奥から脳に達するようだ。他に落ち葉や、ふわっと体を包み込む温かいスープのような旨味を連想させる香りがある。2度と出来ない経験だ。

口に含むと「ああ、旨い!」と1人つぶやいた(ここで以前1回飲んでいることを思い出した。味わいの素晴らしさが記憶を呼び起こしたのだと思う)。完全に今も生き続けている味わいだ。旨味や厚みを感じ、普通に飲んでも美味しいと思える。酸、タンニン、苦味が口内に心地良く残り、非常に長い余韻が続く。飲み終えた後に酵母のような風味が鼻に抜け、これも気分を高揚させる。

確実な旨味感、驚くべき力強さは今でも、これからも飲み手を感動させるだろう。ひたすら脱帽だ。

(記:2005.9.19)

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CH. ラトゥール '02 [ポイヤック]

エッジも含め暗い赤黒色。

香りは開いていて外向的。上品で引き込まれるような魅力がある。果実香、ミント、甘い女性用化粧品など。幸せな気分になれる香りだ。

味わいは旨味感があり素直に美味しいと認められる。クリーンで素晴らしいバランス。後半の痺れるようなタンニン、適度な酸味も全体の構成の中でぴったりと嵌っている。余韻は芯のあるタンニンが特徴で、喉や胸を熱くしつつ、長くいつまでも心地良さが続く。

この日のテイスティングで(7種のうち)1番のワインだった。

(記:2005.10.9)

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CH. ラトゥール '00 [ポイヤック]

R.P.98+。すごく濃く、しっかりとした赤黒い色付き。エッジの部分のみ透明感がある。

香りは強めでハッキリしている。焦げ臭、鉛筆、ビニール、青草など。潜在能力は感じるが、開花していない香りで飛びつきたくなる程ではない。

味わいには旨味感があり、濃く、構成もしっかりとしている。一方で酸味とタンニンにトゲがあり、若さを強く現している。美味しさの絶対値には確かなものがあるが、明らかに今はまだ飲み頃でない。

このグラスも今後の向上が見込まれ、飲み頃に再度飲んでみたいが、その時一体いくらになっているのだろう?

(記:2005.4.3)

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レ・フォール・ド・ラトゥール'97 [ポイヤック]

CH.ラトゥールの2ndワイン。これまでいくつかのvintageを飲んでいるが、自宅で抜栓するのは初めて。コルクの模様が派手なのに驚かされた。

97年のボルドーにしては暗く黒ずんだ色合いをしている。ただしエッジの部分は若さを反映してか、ピンクや明るい赤色が見える。絵の具、青草を主体に、ほんのりとしたぶどう果実の甘い香りが加わり、香り全体でかなりの期待を抱かせる。抜栓直後は味わいがやや固いものの、やがてボリューム感が発揮され、十分な凝縮感を持ったボディとなる。後味は70年代のラトゥールに共通する酸味と、まだこなれていない渋み・苦味が含まれ、非常に長く複雑だ。初日は酸味が強く、2日目は渋みが前面に出ていたように思える。酸味はイヤミな性格ではない。渋みにはまだ若さが感じられ、今後の向上を期待できる。
97年ということで、93年や94年より劣った薄いワインをイメージしていたが、全くそんなことは無く、両年を凌ぐ出来映え。十分な凝縮感で今後の向上も期待できる。別にマグナムを保存しているが、数年後そのボトルを開けるのが楽しみだ。ハーフボトルについては、機会があれば追加購入をしたい。

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ポイヤック(CH.ラトゥール 3rd)'96 [ポイヤック]

良作年のCH.ラトゥールの3rdラベル、かつENOTECA広尾本店の店長お奨めとあって数ヶ月前のセール時に購入した。ちなみに本ワインの95年産は、昨年12月に紹介している。

非常に濃く黒ずんでしっかりとした色合い。一方で辺縁部は鮮やかで明るい赤色をしており、若々しさが感じられる。グラスを廻すと数多くの脚を側面に残す。香りは弱めで、イヤミにならない程度の草っぽさを伴う揮発性塗料の芳香を発する。抜栓直後の味わいは平板でボリューム感に欠ける。後味は、若いタンニンの渋みやトーストを思わせる風味があり、長く尾を引く。抜栓後2日目になるとボディにボリューム感が出てきて楽しめるようになった。全体のバランスが整い、飲み応えある味わいに変化する。以前飲んだ95年はおとなしめであったが、2日目の本ワインは元気が出てきて好感が持てた。標準以上のワインだと思うが、¥3,800円という価格はどうかと思う。¥3,000前後で買えるなら素晴らしいワインだ。

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CH.ラトゥール'76 [ポイヤック]

ダブルマグナムのボトルである。こんなに大きなボトルのワインを飲むのは初めて。「熟成の進行具合が通常のボトルとは違う」との評判もあり、ちょっと不安だ。これほどのワインを店内をブラブラ歩きながら飲んだ。できればちゃんとイスに座ってテイスティングしたかったのだが・・・。
 ややオレンジがかった色合い。同年代の他のボルドーと比較するとルビー色はまだまだしっかりとしている。香りは熟成感が強く、妖しいブーケを発する。口当たりはやさしく、酸味がやや強い。渋みはまるみが出ており、親しみやすく、心地良く蓄積する。第一印象はそれほどでも無いが、飲むにしたがって印象が良くなるワインだ。熟成により全体にまるみが出ており、ブルゴーニュ好きにも親しみやすい味わい。
 ただ数ヶ月前に飲んだ75年のレ・フォールと比較すると、「クリーミーさ」や「うまみ感」に欠けるように思えた。優れたワインではあるが、75年のデキには敵わないようだ。あるいは、大型ボトルによる状態の違いが現れているのかもしれない。

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ポイヤック'95 [ポイヤック]

CH.ラトゥールの3rdワイン。名前はよく聞くが実物は初めて見た。ここんとこCH.ラトゥールの作るワインに縁があるので、ちょっと高めだが94年と95年を購入した。テイスティングバーにも出ていたので95年を試飲した。
 色合いは95年のボルドーとしては若干薄め。レ・フォールなどと比べると明らかに薄い。口当たりは柔らかく凝縮感に欠け、少し物足りない寂しい感じがする。後味はまずまずで、ほどほどのタンニンが心地良い渋みを感じさせる。前半の物足りなさを除けば、バランスが取れ、こざっぱりと纏まったワイン。未だ若さも感じられる。ネームヴァリューも含めると値段相応のワイン。

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レフォール・ド・ラトゥール'76 [ポイヤック]

10月に飲んだ75年が素晴らしい熟成をみせていたので迷わずオーダーした。ところがところが、最後の一杯であったせいかコーヒの底に溜まるような大量の澱がグラスに注がれていた(サービスしてくれたのは新人君。大量の澱を見せてどう思うか聞いてみたが、何が問題なのか分からないようだった・・・)。そのため今回の評価は保留。以下の感想は、あくまで「底の部分」のもの・・・。

エッジの部分は、すっかりオレンジ色。熟成しきっており、枯葉や酸味を連想させる香りがする。味わいも同様で、すっかり枯れており枯葉を砕いて混ぜ合わせたような味がする。飲み頃が過ぎ枯れ果てた味わい。うーん、上澄みの部分はどんな味なんだろう。今回の印象では、ちょっとお奨めできない感じだった。

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レ・フォール・ド・ラトゥール'75 [ポイヤック]

90年代のラトゥールは「複雑な青臭さ」を持っており、これまでなかなかいい思いをさせてもらえなかったが、このワインは予想に反しておいしかった。色合いはオレンジを帯びるも、まだまだしっかりしている。ふっくらと包みこむような旨み感が残っており、それが消えると心地よい渋みが訪れる。後味は非常に長く持続し、満足感も十分。青臭さは弱く、しつこさが取れて丁度いいアクセント程度になっている。各要素が熟成によってうまく纏まり、やさしく、調和が取れている。「もう1杯」オーダーしたくなるワインだった。ボトルを買おうと価格を聞いたところ1万7千円以上だというので断念する。ラトゥールは熟成して初めて実力を発揮するものだと思い知らされた。78年ラトゥールを持っているので、飲むのが楽しみ。

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