Home > ボルドー > | ポイヤック > CH. ムートン・ロートシルト Archive

CH. ムートン・ロートシルト Archive

CH. ムートン・ロートシルト '98 [ポイヤック]

艶を失った黒みの強い赤黒色で色付きはしっかりとしている。エッジは透明なルビー色。

明確な旨味、甘みを連想させる香り。醤油のようなニュアンスもある。その他、インク、杉林、甘い熟成香、程よいアルコール感。シャープな印象を残しながら完全に香りが開いている。これらの要素の裏には、焦げ臭、体臭、少しの雑巾臭さもある。

味わいの方は若干閉じている。ミネラル感が強く、ぶどうの皮の果実感がある。酸が前面に出ており、後半を中心に強度を増す。酸っぱさと旨味が楽しめる状態。今は谷間にあたり飲み頃ではないと思うが、実力があるためそれなりに楽しめる(ただ今飲むのは、ちょっと可哀そうな感じがする)。

今後確実に上昇するポテンシャルを持つ。余裕があるならば、もっと待ってから飲んだ方が良い。 

(記:2009.12.26)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '94 [ポイヤック]

ENOTECA広尾本店でWさんからご馳走になった。本当は、カーゼ・バッセと言われていたのだが、到着してみるとムートンだった。この場合、喜んでいいのだろうか?悲しめばいいのだろうか?

透明感がある赤黒色。全体的に薄っすらと褪色が進み美味しそうなチェリー色になっている。

ふっくらとした香り。甘さがあり、杉林、絵の具、青臭さなどの要素がある。全体はこなれており、樽の風味がほのかに香る。

飲み始めは、ボディが痩せていて物足りない印象。しかし飲み進むと酸味を中心に味わいが蓄積し、酸っぱ美味しい状態になる。特に後半において、上質な酸と複雑味が増す。アフターは力強く、旨味感がしっかりとしている。

上品の渋さを備えたワイン。素直に美味しいと思う。 

(記:2009.7.25)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '06 [ポイヤック]

黒みの強い赤黒色。透明感がある、しっかりとした色合い。

焦げ臭、絵の具の風味主体だが、複雑性がある魅力的な香り。十分に出来上がっている。少しだけドブ的なアンバランスな香りの要素を含むが、杉林、ミント、鉛筆など典型的な上級ワインの匂いを備え外向的。

柔らかい、旨い、そして完成度が高い。05年並みの完成度だ。丸く、複雑性があり、果実的なふくよかさが十分で本当に美味しい。後半からアフターにかけての苦味感に若干のザラつきがあるが、今後の熟成によって改善するだろう。

まだ発展途上だが、ほぼ最高品質に近い味わいだと思う。今は全く話しにならない価格水準だが、値崩れするタイミングがあれば狙ってみたい。 

(記:2008.11.30)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '05 [ポイヤック]

非常にしっかりと色付いた赤黒色で不透明。

まだ新し過ぎる香りで、木樽と焦げ臭ばかりが鼻につく。じっくりとグラスを廻すと要素が馴染んできて、奥の方から果実の甘さが出る。揮発香も雰囲気良く出てくるが、アフターは長くない。

一方味わいは今でも十分に美味しいと感じる内容。2000年に近い部分もあり、2003年に近い部分もある。(03年の方にやや近いか?)。丸く磨かれて完成度が高く、誰もが受け入れられる美味しさがある。酸は後の方から控えめに出てくる。またアフターには、ほんの僅かに若さに由来するえがらっぽさがある。

どこかペトリュース的な美味しさがあるワイン。非常に完成度が高く、奇跡的なVintageと騒がれる意味は分かったが、複雑性が若干足りない点、酸とタンニンが弱い点などが気になった。今後の熟成可能性はともかく、現時点で卓越した品質であることは確か。ただ価格が少し前のペトリュース並みになってしまったので、現実的に購入の対象とするワインではない。違う世界に飛んでいってしまったワインだ。世界が不況になるのを待とう!! 

(記:2007.12.16)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '01 [ポイヤック]

黒みの強い色合い。エッジのみ赤色が見え透明。'01年のボルドーとしては非常に濃い色合い。

香りは中程度からやや強め。複雑性と楽しみのある上質な香り。果実感がこなれて、とても魅力的な甘い香りになっているが、ある程度こちらから踏み込んでいかないと真価を見せてくれない。干しぶどう、ビニール、汗などの要素も感じられる。

味わいは滑らかでクリーミーだが、やはり熟成感に乏しい。こなれた果実味はいいが、分解されていない苦味が少しザラついて気に障る。各構成要素はそれなりに充実しておりそれぞれ上質だが、何となく馴染んでいない。口内に残る余韻は、とても長く、渋く、酵母的な風味もある。

優れた側面はいくつも見せているものの、今の状態ではムートンとは言えない。今後の熟成/変化に期待。

(記:2007.9.15)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '99 [ポイヤック]

ベースは、しっかりとした赤黒色。さすがに多少の褪色があり、透明感が出始めている。エッジには枯れた色合いが混じる。

香りは中程度よりやや強め。ムートン独特の焦げ臭があり、その奥に何とも言えない甘い香りがする。

今の時点で飲み頃といえる味わい。ベースとなる酸は強いものの確かな旨味感があり、よくこなれたボディとバランス感が、なかなかの味わいを演出している。後半部分で酸が美しく活きており、フィニッシュの感じも洗練されている。

確かに美味しくムートンの風味がする。ただ、これ以上には向上が見込めず、少し残念に思えた。悪くはないが想像の範囲内の味わい。

(記:2006.10.21)

Continue reading

エール・ダルジャン '03 [ボルドー]

中程度からやや濃いめの黄色。

やや控えめな香りで、柑橘類の皮、マロンなど。マロンの香りは段々強くなり、しばらく置くと焦げたプラスティックのような香りも加わる。先々週に飲んだときの香りとは全く違う。

強いワイン。グッと凝縮した果実感がある。飲み込んだ後に喉からこみ上げる樽の風味がかなり良い。後半のナッツの苦み、渋みも心地良い。

冷えた状態で丁度良い具合に楽しめた。前回飲んだボトルと、どうしてこうも違うのだろう??? 

(記:2006.9.16)

Continue reading

エール・ダルジャン '03 [ボルドー]

濃い黄色。

香りは非常に強い。焦げ臭、ミネラル感。

口に含むと、とてもとても強い樽の風味。それに焦げた風味。樽香が過剰で、今はとてもではないが美味しく飲めない。温度が上がると、若干柔らかくなるが・・・。

グラス一杯でも苦戦するほど過剰な樽香。長く寝かせて飲むワインなのだろうが、10年以上後にどうなるのか、全く想像できない。 

(記:2006.9.3)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '74(マグナム) [ポイヤック]

(R)CH. Mouton Rothschild 74.jpg

このボトルは、おそらく3年ほど前にウメムラ・ワインセラー主催の楽天オークションで落札したもの。以後、サイレント・カーブで立てて保管した。弟の生まれ年のボトルなので、弟夫婦と共に飲んだ。

注いでいる途中でも分かるほど褐色化が進んでいる。艶がなく、どんよりと曇ったような土の色合いだ。

香りは強めで、熟成を強く感じさせる。最初にホコリや花粉、古い日本家屋、湿り気のある押し入れ。次に旨味感のある干し肉、甘いパウンドケーキ、ミント、杉林、イグサ、干草など。大きなグラスに入れて、ゆったりと廻してやると、(熟成に伴うクセがあるものの)いつまでも嗅いでいたくなる素晴らしい香りを発する。この香りを嗅ぐだけで万全な状態のボトルであることを確信した。

味わいも香りに負けずに充実した内容だった。枯れた風味が中心でありながら、空気と馴染むに従いどんどん中盤の旨味感が強くなり十分な満足感を与えてくれる。後半のタンニンは、良い具合にこなれており、後半を下支えする酸味も非常に上質で味わいのバランスがうまく取れている。飲んだ後に口内に留まる余韻は数分に亙って消えずに、本当に飲み手を幸せにしてくれる。

弟に飲ませるために話題性のみで購入したが、驚くほどの味わいを提供してくれた。Off Vintageであっても、キレイに熟成したボトルは何でこうも素晴らしいのだろうか。同様の価格で入手できるのなら、間違い無く再購入すると思う。

(記:2006.1.1)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '83 [ポイヤック]

全体にしっかりと色付いた赤色だが、全体的に褪色が進みエッジは透明で赤い粒子が見える。

香りはやや強めで熟成しきっている。鉛筆、アルコール、ハーブなど、ふくらみがあり美味しそうな匂いだ。甘く美味しいハーブで味付けされた香りは、いつまでも嗅いでいたくなる幸福になれる香りだ。

味わいはよくこなれて熟成しきった状態。ごく僅かにヒネた風味があり、また痩せた印象がある。酸が非常に好印象で、中盤には生きた旨味感がある。アフターではミネラルとタンニンがジンと広がり、それが余韻として長く口内に留まる。

古酒好きの人を中心に高い評価をもらえそうなワインだ。

(記:2005.12.18)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '97 [ポイヤック]

艶のない赤黒色。エッジの部分は透明感がある。

香りは中程度からやや強め。鉛筆の削りカス、焼いた木、汗、酸、ミント、アルコールなど。甘さを感じるコゲ臭中心だが、心地良く好印象だ。

味わいは期待通り滑らかな口当たり。じんわりとした旨味、酸味、タンニンが、ほのかに口内に広がる。厚み感がそれほどでなく、控え目で酸味が強く出ている。だが、非常に「飲み頃感」が強く感じられ、「良い時期に飲んだ」としみじみと思わせる味わいだ。

もう少しすると下り始めるようにも思えるが、現時点では、かなり楽しめる状態だ。

(記:2005.9.29)

Continue reading

エール・ダルジャン '02 [ボルドー]

しっかりと黄みの強い色合いで輝きがある。

香りは中程度からやや強め。樽のバニラが目立っている。他に、ほのかにレモンの皮の香り。少し置くと、焼いたドライフルーツを乗せたパウンドケーキ。甘さが強く香る。香水、柑橘系の香りもあり、ソーヴィニオンブランの香りが心地良い。

味わいはクリーンでクリア、滑らか。爽やかな酸味がある。後半、樽のバニラが強烈に立ち上がり、最初バランスが悪いが、しばらく置くと極端な突出は収まり、ソフトで上品、丁度良いアクセントになった。 

(記:2005.5.21)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '02 [ポイヤック]

3月初めに同じものを飲んでいるので、今回は簡単に変化の具合を確認。

しっかりとした黒い色合い。エッジの部分は明るさを含んだ暗赤色。

香りは強いロースト香、焦げ臭が支配的。その他、甘さ、ミント、男性用の香水などが感じられる。ともかく焦げている。

味わいは閉じ気味のため、この時点までに飲んだオーパースワンに負けてしまっているが、ポテンシャルを感じる。滑らかで旨味感があり、とても満足感が高い。ただし前回と比較すると酸が強く出ているようだ。

(あくまでこの時点をカットした瞬間的な話だが)熟成が進み少しバランスが崩れてきたのだろうか?

(記:2005.5.21)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '02 [ポイヤック]

2月20日 ENOTECA広尾本店で行われた「HIRO-O TASTING BORDEAUX 2002 VINTAGE」で下記8種の2002年ニュー・リリース・ボルドーを試飲した。プリムールでParker発表前に気合を入れて購入したVintageだけあって仕上がりが気になるところ・・・。

1本目のムートンは、R.P.94~96+点。意外な高得点だ。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥11,100だった。

赤黒いしっかりとした色付き。エッジの部分は明るい赤色で透明感がある。

香りは中程度だが明らかに閉じ気味だ。樽の焦げ臭を中心に、汗、ミント、奥の方にはバニラの風味も。念入りにグラスを廻すと上品な芳香が立ち上る。

味わいは今の時点で誰が飲んでも楽しめる。口当たりが良く、インパクトがあり、バランスが取れている。余韻は非常に長く、いつまでも消えることがない。無理に難をつけると、アフターにおける木樽の風味がやや強いように思える。

香りが閉じている部分を味わいの良さでカヴァーしてるのが現在の状態。香りが外向的になると更に向上するだろう(事実昨年試飲時よりは明らかに向上している)。プリムールで購入しておいて良かった。

(記:2005.3.7)

Continue reading

レ・プチ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト '97 [ポイヤック]

200203-10.jpg気温が上がってゆく一方で在庫は膨らむばかりなので、セラー内の手堅い価格帯/味わいのボルドーを消費することにした。本ワインは当初冷蔵庫で保管していたが、ここ半年余りはセラーに移動して覚醒を図ったものだ。

 エッジの部分こそ透明度のあるオレンジが見えるが、基本的にはしっかりとしたボルドーらしい色合いをしている。香りは抜栓から5分程度は部屋中に拡散するほどの果実香を発するが、やがて落ち着いて大人しくなる。海草、ぶどう果実、甘い樽、アルコールなど。味わいもやや閉じ気味で大人しめ。前半から中盤にかけての膨らみに乏しく、前回飲んだときのような劇的な変身は起こらなかった。深い眠りに入っている時期なのだろうか。その分、アフターのタンニンが強く長く感じられた。潜在的味わいはあるので、もっと時間をかけて空気に馴染ませて飲むか、もう少し時期を置いて飲むかのどちらかだろう。
(記:2002.3.13)

Continue reading

CH.ムートン・ロートシルト '71 [ポイヤック]

30歳の誕生日ということで、これまでの前例を破り、初めて自宅で¥10,000以上のワインを抜栓することにした。選んだワインは僕の大好きなCH.ムートン・ロートシルト。vintageは当然僕の生まれ年だ。コルクを抜くと「REBOUCHEEN 1995」とあり、95年にリコルクしたボトルであることが分かった。

褐色化が進んでいる。一方で、その褐色がエッジの部分にまで及んでおり、当初非常にしっかりした色合いだったことが分かる。グラスを廻すと多量の脚をグラス面に残し、アルコール分や粘性が健在であることが見てとれる。

香りは中程度で古酒としては強い方だと思う。完全に熟成したブーケを放っており、腐葉土、葉巻、男性用香水、体臭、ユリ等の香りが絡み合い楽しめる。

非常に口当たりが良く滑らかな味わいで、スルスルと口の中に入ってくる。タンニンは完全にこなれていて、渋さがダメな人でも飲める状態。抜栓当初は温度が低かったせいかアフターがストンと落ちる感じであったが、1時間ほど経過すると酸味と厚みが出てきて、それなりの後味になった(ただし後味のみで言えば、以前飲んだノン・リコルクの同ワインには及ばない)。香りを楽しむために、かなりグラスを廻しながら飲んだが、古酒によくある香りと味わいがタレてくる感じがなかった(これはノン・ルコルクの同ワインと共通している)。

総合的に満足できる素晴らしい品質のクラレットだ!またムートンが好きになった。
※澱の部分も飲んでみた。若干の青臭さがあったが、おいしく頂けた。

Continue reading

レ・プチ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト'97[ポイヤック]

ムートンの2ndラベル。97年vintageになって、ようやく買える値段に落ち着いた。ムートン好きの僕にとっては、前々から飲んでみたいボトルだった。

 濃く、若く、力強い色合い。香りは、絵の具、塗料、牛乳、若いポイヤックらしい青臭さが交じり合い、なかなかのもの。アルコール度12.5%と書いてあるが、グラスを廻すと幾条もの涙を残す。抜栓後の1杯目・2杯目は、やけに水っぽく味わいにボリューム感が全くなかった。そのくせ後味は苦々しく、ザラついた印象を持った。またアルコールが強く感じられ、胸が熱くなる。
 がっかりしながら3杯目(抜栓後20分経過)を飲んだところ、突然開眼し、ほのかな甘さ、滑らかさ、旨み感が生まれ、上質のポイヤックらしい厚みのあるワインに変身した。「これはいい!」と思ったあたりで突然睡魔に襲われ、それ以後の記憶がない。高いアルコール感と疲労のせいで、眠ってしまったようだ。気がつくと朝の5時・・・。栓をされなかったプチ・ムートンは、すっかり「酸っぱいワイン」に衰えてしまった。勿体無いことしたー!僅か1杯のみの幸福・・・。次回に飲む際は、もっと大事に扱いたい。

Continue reading

CH.ムートン・ロートシルト'92 [ポイヤック]

大好きなムートン。だが92年のボルドーらしさばかりが前面に出て、青臭さが目立ったワインになっている。確かに複雑であり、口に含むと様々な香りが感じられるが、僕にはそれが様々な青草(あるいは強すぎるハーブ)のように感じられて頂けない。後味の深さ、持続力はムートンらしく、「さすが」と思わされるが、全体的には期待が大きかっただけに不満足。このvintageは、わざわざ買おうとは思わない。

(1999.10)

Continue reading

Index of all entries

Home > ボルドー > | ポイヤック > CH. ムートン・ロートシルト Archive

Links
Search
Feeds
Recent Comments
Recent Entries
Archives

Return to page top