Home > ボルドー > ポイヤック Archive

ポイヤック Archive

CH. ラフィット・ロートシルト'05 [ボイヤック]

透明感あり。しっかりとした色付き。

複雑性ある香りで、ミントのようなクールさ、ユーカリ、肉っぽいニュアンスもある。

味わいは薄めだが、旨さは明確で、よく整っている。とてもキレイで、05年らしさを残しながら、うまく熟成していると思う。アフターはすっと無くなるような印象で、やや物足りなさを感じた。

(記: 2013.9.26)

Continue reading

CH. ラトゥール'05 [ポイヤック]

しっかりとした濃い赤黒色。透明感はある。

香りは閉じているが、クールで上品な香り。(連続テイスティングで私の鼻がバカになっていた可能性が高い)

柔らかい口当たり。ファースト・リリース時よりも少し大人しくなった印象。時期的な問題だろうか?アフターにはミネラルを感じた。

飲み進むに従い、味わいの喜びが舌上に蓄積する。アフターの苦味も段々と強くなり、引き締まった印象が出る。また酸の印象もしっかりとしたものに変化し、構成感が素晴らしくなる。

最終的に「酸っぱさ」と「渋さ」の両方に喜びを感じる美味しさに開いた。

(記: 2013.9.26)

Continue reading

レ・フォール・ド・ラトゥール'05 [ポイヤック]

濃い赤黒色。透明感があり粒子が見える。

可愛らしい香り。閉じこもったような赤い果実、汗、酸など。力強い香り。

柔らかい口当たりで、よく詰まった印象の中盤。アフターにはミネラルがある。先に飲んだCH.ラトゥール'05より飲みやすく分かり易い。

中盤の印象はラトゥールに勝ち、アフターの複雑さでは負けているように思えた。(「今飲んだ場合」をストレートに評価。ポテンシャルを含めると逆転するかもしれない)

(記: 2013.9.26)

Continue reading

カリュアド・ド・ラフィット'05 [ポイヤック]

しっかりとした色付きの赤黒色。透明感がある。

よく練られた甘い香り。干しぶどう、クールさ、ケーキのようなふくらみある甘さなど。

柔らかい口当たり。中盤は凝縮感あり充実している。後半部分からは、全体によく調和した酸が現れる。アフターにはミネラル感。

2ndワインとは思えない素晴らしさ。

(記: 2013.9.26)

Continue reading

CH. ラフィット・ロートシルト '03 [ポイヤック]

艶の消えた黒みの強い赤黒色。エッジは赤みの強い透明。リリース当初と較べると本当に薄くなった。

廻す前の香りはラフィットらしい鉛筆と杉林。その他、ぶどうの皮やローストしたコーヒー豆。廻すと揮発感、ミント、ほのかな甘い果実香が出るが、全体としてはロースト香に負ける。とても上品な香りで素性の良さは明らかだが、今は嗅ぎ頃ではない。

味わいは、甘く熟した果実感が前面に出ている。'90年のボルドーのように、やや緩い印象がある。弱めの甘さがあり、アフターはミネラル感と適度な旨味、果実味、酸味があるが、苦みが少し強く残る。また後半においては酸とタンニンに若干のザラつきがある。果実感を始めとする味わいの要素が後退している。ポテンシャルは感じるが、中抜け感があり、閉じているようだ。(あるいは熱が入っている可能性が高い)

かなりのポテンシャルがあるが、PP 100点とは言い難い。果実感から判断して状態が疑わしい。

(記:2009.12.26)

Continue reading

CH. ラトゥール '98 [ポイヤック]

やや艶を失った黒みの強い赤黒色。中心部に透明感はない。エッジは赤色で透明。

香りには果実の風味を思わせる甘い熟成香がある。落ち着いたアルコール感、よく練られた過剰にならない甘さ。上品、シャープ、クールでかなり高貴だ。

味わいは、まだほぐれきっていないが、ストレートに美味しいと思わせる旨味がある。ちょっと各要素のバランスが悪く思えるが、もっと熟成することで整うと思う。アフターは、ミネラル感が強く、厚めの酸とタンニンがある。酸が意外と強いが嫌いなタイプではない。じっくりと噛み締めるように飲むとどんどん味が出てくる。

現時点でバランスが取れていないが、数年後に劇的に味わいが向上するように思える。自分の持っているボトルは、あと5年程度は置こうと思う。

(記:2009.12.26)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '98 [ポイヤック]

艶を失った黒みの強い赤黒色で色付きはしっかりとしている。エッジは透明なルビー色。

明確な旨味、甘みを連想させる香り。醤油のようなニュアンスもある。その他、インク、杉林、甘い熟成香、程よいアルコール感。シャープな印象を残しながら完全に香りが開いている。これらの要素の裏には、焦げ臭、体臭、少しの雑巾臭さもある。

味わいの方は若干閉じている。ミネラル感が強く、ぶどうの皮の果実感がある。酸が前面に出ており、後半を中心に強度を増す。酸っぱさと旨味が楽しめる状態。今は谷間にあたり飲み頃ではないと思うが、実力があるためそれなりに楽しめる(ただ今飲むのは、ちょっと可哀そうな感じがする)。

今後確実に上昇するポテンシャルを持つ。余裕があるならば、もっと待ってから飲んだ方が良い。 

(記:2009.12.26)

Continue reading

CH. ピション・ロングヴィユ・バロン '99 [ポイヤック]

未だしっかりとした色付き。中心部は黒の強い赤黒色。エッジは鮮やかな赤。

かなり強い焦げ臭。その裏に汗や肉、果実香。焦げ臭ファンには、たまらない香りだと思う。私は好きだ。

口当たりは滑らかで、とても美味しい。こなれている。必要十分な果実感と旨味感を残しながら、不要な部分を削ぎ落としている。アクセントとしてミネラル感すらある。飲み進むと酸が少し強くなるが、これもまた味わいのインパクトを増すことになり魅力的。アフターには味わいに応じて強くなるほろ苦さあり。

諸手を上げて歓迎したくなるような味。¥8,400(半額セール)ならば極めて妥当だと思う。買おうか検討中。

(記:2009.9.23)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '94 [ポイヤック]

ENOTECA広尾本店でWさんからご馳走になった。本当は、カーゼ・バッセと言われていたのだが、到着してみるとムートンだった。この場合、喜んでいいのだろうか?悲しめばいいのだろうか?

透明感がある赤黒色。全体的に薄っすらと褪色が進み美味しそうなチェリー色になっている。

ふっくらとした香り。甘さがあり、杉林、絵の具、青臭さなどの要素がある。全体はこなれており、樽の風味がほのかに香る。

飲み始めは、ボディが痩せていて物足りない印象。しかし飲み進むと酸味を中心に味わいが蓄積し、酸っぱ美味しい状態になる。特に後半において、上質な酸と複雑味が増す。アフターは力強く、旨味感がしっかりとしている。

上品の渋さを備えたワイン。素直に美味しいと思う。 

(記:2009.7.25)

Continue reading

BARONNE NATHANIEL '04 [BARON PHILIPPE/GRAVES]

くすんだ赤黒色でエッジのみ透明感がある。期待させる色合い。

少し甘さの要素が強いが、典型的な良質ボルドーの香り。悪くない。ふくらみがある。牛乳や汗のニュアンスまである。

味わいは滑らかで柔らかく旨い。非常に良く整った味わいで、複雑性には乏しいが驚くほど品質が高い。最高ではないが、酸、タンニン、苦味の要素が十分にあり心地良い。

高品質のいいワインだと思う。でも価格がそれに応じた高さになっている。残念。 (セールで¥3,000くらいに下がるならば十分に購入対象になりうる)

(記:2008.11.30)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '95 (マグナム) [ポイヤック]

くすんだ赤黒色で、エッジはオレンジ色を含む。経年変化によって全体に透明感が出ている。

いい意味での青臭さとよく練られた甘さ、熟成した香りが最高の状態になっている。いちじく、甘草。いつまでも嗅いでいたいと思わせる心地良い香り。

味わいは、やや凝縮感に欠けるが、十分な熟成感があって美味しい。少し酸が強くバランスを崩しているような気もするが、反面魅力にもなっている。アフターはミネラル感が豊富で、苦味と酸味に伸びがある。

香りを中心に素晴らしく魅力のあるワインだと思う。ただ、ファースト・リリース時の価格(普通のボトルで¥5,000未満)を考えると、高過ぎると思う。

(記:2008.11.30)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '06 [ポイヤック]

黒みの強い赤黒色。透明感がある、しっかりとした色合い。

焦げ臭、絵の具の風味主体だが、複雑性がある魅力的な香り。十分に出来上がっている。少しだけドブ的なアンバランスな香りの要素を含むが、杉林、ミント、鉛筆など典型的な上級ワインの匂いを備え外向的。

柔らかい、旨い、そして完成度が高い。05年並みの完成度だ。丸く、複雑性があり、果実的なふくよかさが十分で本当に美味しい。後半からアフターにかけての苦味感に若干のザラつきがあるが、今後の熟成によって改善するだろう。

まだ発展途上だが、ほぼ最高品質に近い味わいだと思う。今は全く話しにならない価格水準だが、値崩れするタイミングがあれば狙ってみたい。 

(記:2008.11.30)

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド '04 [ポイヤック]

黒みの強い赤黒色で不透明。

香りは中程度の強度だが個性がある。スミレ、甘い女性用の香水、パンケーキ、山椒など。完熟した感じではないが、どこか'03年的な優れた香りだ。

味わいは、今飲んでも十分に美味しい。他のシャトーと違い、酸を味方にし、各要素がよく溶け合っている。後半の酸の強さ、アフターのタンニンの若さが少し気になるが、中盤までで十分な美味しさを楽しめる。

酸や渋みの美味しさを理解できる人ならば、今でも十分に楽しめる。理想的には5年以上寝かせて、熟成のポテンシャルを発揮させてから飲んだ方が良いだろう。 

(記:2008.2.23)

Continue reading

CH. デュアール・ミロン '04 [ポイヤック]

黒みが強く暗い赤色。ややくすんでおり透明感がある。

香りは強めで、ローストしたてのコーヒー豆、揮発香、新聞紙のインクなど。酸を感じさせる香りもある。

厚みがあって美味しい味で、同じVintageの他のワインと較べると酸は控えめ。とがっているところがなく、うまく丸くこねて仕上げている。アフターのほろ苦さ、酸、渋みは、はじめは良いが、飲み進むと少し荒い印象に変わる。

上質の仕上げだが、どこか物足りなく寂しいところがある。また少し若いように思えた。厚み的には、この日テイスティングした4種の4級ボルドーの中で一番であり、熟成のポテンシャルは持っているように感じた。

(記:2008.1.26)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '04 [ポイヤック]

赤黒色。エッジは幅広く透明で赤紫色。

香りはやや閉じ気味だが強度は中程度。少しクールな要素が中心で、レザー、杉林、ミントなど。スーッとした感じで悪くない。しばらく放置すると、膨らみのある果実香も出てくる。

味わいはミネラル感が非常に強く、塩辛さすら感じられる。酸とミネラル感が過剰にならない範囲で存在し、とてもたくましい印象の味わい。

口数は少ないが芯の通った昔の男のようなワイン。華やかな評価はなされないだろうが、じんわりとした良さを持つ。

(記:2008.1.12)

Continue reading

CH. クレール・ミロン '04 [ポイヤック]

赤黒色。エッジは広く透明で赤紫色。

香りは中程度からやや強めで、腋の下、塩っぽさ、ミント、アルコールなど。少し変わった香りだ。

味わいは、よくこなれており、各要素はそれほど強くないものの、全体が溶け合っており非常に飲みやすい。変に突出した味わいが無く、それがメリットになっているが、同時に平板な印象も与える。飲み進むと少しずつ酸が強くなる。

香りの印象と併せて考えると、閉じていたのかもしれない。

(記:2008.1.12)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '04 [ポイヤック]

非常に黒みの強い赤黒色。エッジのみ赤色で透明。

香りの強度は中程度だが、やや内にこもっている。弱めの焦げ臭をアクセントに、ほんのりと果実の甘みを伴ったアルコール香が心地良い。ミントの香りも混じり、しばらく放置するとローストしたコーヒーの香りも出てくる。派手ではないが、じっくりと嗅ぐとじんわりと良い香りが染み出てくる。

スルスルと飲めるクリアな味わいの液体で、意外なほどの旨味感がある。とても良い香りの花から旨みをふんだんに抽出したようなイメージの味わいだ。酸味やタンニンも結構あるように思えるが、今は果実味や旨みの要素が強く裏に隠れている。

これまで味わってきたランシュ・バージュとは随分タイプが違うように感じられた。ただ、90年代後半から2000年代前半にかけて、あまり良くない年には苦戦していたように思えたので、難しい年のしのぎ方としては歓迎できる変化だと思う。

(記:2008.1.12)

Continue reading

CH. ランシュ・ムーサ '04 [ポイヤック]

赤紫色を濃くしたような色合いで非常に黒みが強い。エッジは比較的幅広く、透明感があり赤が見える。

フレッシュで厚み感のあるフルーツ・コンポートのような香り。他に事務機器のインクと機械油、ビニールなどの要素もある。すごく複雑・華やかという訳ではないが、厚みがある香りは個人的に好印象を持った。

滑らかでクリーミーな舌触りで、ほのかな旨味感と少し刺激のあるタンニンが感じられる。やや酸が豊富だが、現時点では果実味とバランスして、それほど強くは感じない。飲み進んでゆくと、酸の要素が段々と強くなるが、最後に現れる苦味が、うまくそれを打ち消してくれる。

これまで見向きもしなかったワインだが悪くない品質だと思う。今が最初の飲み頃であり、一旦閉じた後、10年後くらいに飲んでも面白いだろう。

(記:2008.1.12)

Continue reading

CH. オー・バイイ '04 [ポイヤック]

非常に濃い赤紫色で濁りが見える(よく見ると粒子が見える)。中心部は黒色不透明で、エッジの部分は比較的透明感があり赤みが強い。

香りはやや強めではっきりしており、スミレやバラ、ミント、杉林、ビニールなど。アルコール香が少し強過ぎるようにも思えたが、意外なくらい華やかな香りだ。優しく包み込むような、女性用のファンデーションのような香りもある。また、しばらく置いておくとふくらみのある香りに発展する。

口に含むと、滑らかな舌触りと、ある程度の旨味感が感じられる。やや控えめだが、でしゃばらない、しみじみとした美味しさがあり、上品な印象を受けた。

酸が少し強いので、もう少しすると飲み頃を過ぎてしまうだろうが、7~8年後には再び美味しくなるポテンシャルを持っていると思う。最高級ではないが、丁寧に上品に造られている。飲む価値のあるワインだと思う。

(記:2008.1.12)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '92 (マグナム)[ポイヤック]

元々はしっかりとした色付きだが、今はピンク系の色合いに褪色している。

中程度でハッキリとした香り。健全に熟成したボルドーらしい香りで、枯草のような雰囲気と熟成香が目立つ。元来持っていたと思われる青臭さが、熟成によってうまく丸められ楽しめる内容に変化している。とても心地良い。

口に含むと旨味感がほのかだが確実に広がる。少し物足りない面もあるが、出っ張りがなく非常に飲みやすい。アフターでは僅かな酸と、完全に分解したタンニンが楽しめる。

マグナムであるせいかとても状態の良いボトルだった。'90年代中盤時点の'92年のボルドーを考えると、驚くべき変身ぶりで、Off Vintageである'92年に対する印象を根本的に覆された。今後、僅かだが持っている'92年ボルドーを抜栓していこうと思う。

(記:2007.12.16)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '05 [ポイヤック]

非常にしっかりと色付いた赤黒色で不透明。

まだ新し過ぎる香りで、木樽と焦げ臭ばかりが鼻につく。じっくりとグラスを廻すと要素が馴染んできて、奥の方から果実の甘さが出る。揮発香も雰囲気良く出てくるが、アフターは長くない。

一方味わいは今でも十分に美味しいと感じる内容。2000年に近い部分もあり、2003年に近い部分もある。(03年の方にやや近いか?)。丸く磨かれて完成度が高く、誰もが受け入れられる美味しさがある。酸は後の方から控えめに出てくる。またアフターには、ほんの僅かに若さに由来するえがらっぽさがある。

どこかペトリュース的な美味しさがあるワイン。非常に完成度が高く、奇跡的なVintageと騒がれる意味は分かったが、複雑性が若干足りない点、酸とタンニンが弱い点などが気になった。今後の熟成可能性はともかく、現時点で卓越した品質であることは確か。ただ価格が少し前のペトリュース並みになってしまったので、現実的に購入の対象とするワインではない。違う世界に飛んでいってしまったワインだ。世界が不況になるのを待とう!! 

(記:2007.12.16)

Continue reading

CH. ピション・ロングヴィユ・バロン '70 [ポイヤック]

くすみ枯れてはいるが、依然しっかりとした赤黒色を残している。やや濁りがある。

強くはっきりした香り。強い個性を持っている。鶏小屋、鶏糞、どこか甘い香り。肥料系の要素が目立つが、グッと濃厚な香りで魅力的だ。

酸の印象が支配的でヒネた感じもあるが、旨味感が明確でなかなか面白い。香りと連続性のある同系統の味わいで、やはり濃さが良い。飲み進むと酸味がどんどん口内に蓄積する。

強い個性を持った味わいが健在。ただ下り坂なことは確かなので、早くに飲んだ方が良いだろう。

(記:200X.X.XX)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '03 [ポイヤック]

黒みの強い色合い。エッジは赤系が強い。全体にしっかりとした色付きだが透明感がある。

香りは強めでハッキリしている。ファースト・インプレッションから「美味しそう」と思わせる香りだ。カシス系の赤く甘い果実、絵の具、桃のコンポートなど。果実感が複雑で、フルーツバスケットに顔を突っ込んでいるみたいな幸せな気分になる。

味わいは、どちらかというと閉じている。果実味は控えめで、ランシュ・バージュらしい渋美味しさやミネラル、塩気が感じられる。凝縮感は、それほどでもない。ワインを口内で廻してやると口内が収斂し、渋美味しさを楽しめる。

ファースト・リリース時の印象と随分違ってきた。想像した発展の仕方とは違ったが、これはこれで面白いと思う。現時点では閉じているので、5年後、10年後に、またひと展開あると思う。

(記:2007.9.22)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '01 [ポイヤック]

黒みの強い色合い。エッジのみ赤色が見え透明。'01年のボルドーとしては非常に濃い色合い。

香りは中程度からやや強め。複雑性と楽しみのある上質な香り。果実感がこなれて、とても魅力的な甘い香りになっているが、ある程度こちらから踏み込んでいかないと真価を見せてくれない。干しぶどう、ビニール、汗などの要素も感じられる。

味わいは滑らかでクリーミーだが、やはり熟成感に乏しい。こなれた果実味はいいが、分解されていない苦味が少しザラついて気に障る。各構成要素はそれなりに充実しておりそれぞれ上質だが、何となく馴染んでいない。口内に残る余韻は、とても長く、渋く、酵母的な風味もある。

優れた側面はいくつも見せているものの、今の状態ではムートンとは言えない。今後の熟成/変化に期待。

(記:2007.9.15)

Continue reading

CH. ピション・ロングヴィユ・バロン '01 [ポイヤック]

くすみ、褪色が少し進んだ色合い。元々はエッジまでしっかりと色付いていたようだが、今や全体的に透明感が入っている。

香りはやや強めでハッキリしている。焦げ臭をベースに適度に、また上品に熟成した果実香が加わり楽しめる状態。少し焦げ臭の割合が多く、最良とは言えないが甘くうっとりする余韻を長く残す香りだ。

味わいは閉じている。また水っぽく真価を発揮していない。それでも楽しめるだけの美味しさがあるのはさすがだ。果実感は閉じこもって芯があり、苦味にはザラつきがある。後半のタンニンは割と良い状態で、渋美味しさを提供してくれる。

ポテンシャルは感じるが今は飲み頃ではない。全く真価を発揮していないが、ある程度美味しく飲めてしまう地力に感心した。

(記:2007.9.15)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '99 [ポイヤック]

ベースは、しっかりとした赤黒色。さすがに多少の褪色があり、透明感が出始めている。エッジには枯れた色合いが混じる。

香りは中程度よりやや強め。ムートン独特の焦げ臭があり、その奥に何とも言えない甘い香りがする。

今の時点で飲み頃といえる味わい。ベースとなる酸は強いものの確かな旨味感があり、よくこなれたボディとバランス感が、なかなかの味わいを演出している。後半部分で酸が美しく活きており、フィニッシュの感じも洗練されている。

確かに美味しくムートンの風味がする。ただ、これ以上には向上が見込めず、少し残念に思えた。悪くはないが想像の範囲内の味わい。

(記:2006.10.21)

Continue reading

CH. オー・バージュ・リベラル '99 [ポイヤック]

赤黒色。結構熟成が進んでいるような透明度が高い外観。

香りは弱めで、杉林、松葉、ミントなどクール系が主体。僅かに酸と甘さを感じさせる要素もある。

ポイヤックというよりは、メルロー主体のサンテミリオンのような滑らかさと十分な厚みがあり、とても美味しい。後半には酸が顔を見せるが、前半のミルキーな味わいとマッチしている。後半からアフターにかけては、じんわりとした旨みが出て、満足感充分な味わいだ。

(記:2006.10.21)

エール・ダルジャン '03 [ボルドー]

中程度からやや濃いめの黄色。

やや控えめな香りで、柑橘類の皮、マロンなど。マロンの香りは段々強くなり、しばらく置くと焦げたプラスティックのような香りも加わる。先々週に飲んだときの香りとは全く違う。

強いワイン。グッと凝縮した果実感がある。飲み込んだ後に喉からこみ上げる樽の風味がかなり良い。後半のナッツの苦み、渋みも心地良い。

冷えた状態で丁度良い具合に楽しめた。前回飲んだボトルと、どうしてこうも違うのだろう??? 

(記:2006.9.16)

Continue reading

CH. クレール・ミロン '03 [ポイヤック]

艶は以前より弱くなっている。暗い赤黒色でエッジは割と広く透明。粒子が見える。

香りはやや弱めから中程度。リリース直後の爆発的なスミレ香は収まり、落ち着きのある控えめな香りになった。こちらから踏み込んでゆくと、とても上品で甘い香りが奥底にある。

味わいは閉じており、明らかに飲み頃ではない。前半から中盤の味わいが閉じ、後半の苦みと渋みのみが目立っている。

今は閉じており不満足。リリース直後のテイスティング結果からポテンシャルはあると思うが、相当待たないと再び開くことはないだろう。

(記:2006.9.16)

Continue reading

エール・ダルジャン '03 [ボルドー]

濃い黄色。

香りは非常に強い。焦げ臭、ミネラル感。

口に含むと、とてもとても強い樽の風味。それに焦げた風味。樽香が過剰で、今はとてもではないが美味しく飲めない。温度が上がると、若干柔らかくなるが・・・。

グラス一杯でも苦戦するほど過剰な樽香。長く寝かせて飲むワインなのだろうが、10年以上後にどうなるのか、全く想像できない。 

(記:2006.9.3)

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド '03 [ポイヤック]

ほぼ黒色に近い赤黒色。つやは無く、エッジのみ赤色が見える。

香りは強めで、ユニセックスな香水系の香り。何とも言えない魅力的な揮発感。

味わいは非常に滑らかで飲みやすい。現時点で十分に飲める。クリアで、飲み始めはやや薄く感じたが、飲み進むと丁度良い印象になる。中庸。アフターには優しい収斂味があり、初心者にもとっつきやすい味わい。'03年らしいワインだ。 

(記:2009.9.3)

Continue reading

CH. ポンテ・カネ '99 [ポイヤック]

履歴を調べてみると、ボルドーのシャトーが一同に会した'05年11月20日の「BORDEAUX GRANDS CRUS 1999 & 2002 TASTING」で飲んでいる。今回は、どうだろうか?

黒みの強い凝縮しかけの血のような赤色。エッジは広く透明感があり赤色の粒子が見える。

香りは強めで外向的。甘く魅力がある。果実の甘さやインクや塗料の香りが厚さを持って混じりあっている。比較的若い印象を与え、ちょっとわざとらしくストレート過ぎる感じもあるが、なかなか楽しめる香りだ。

味わいは、それなりにこなれている一方で、やや酸が強く、ザラッとした苦味が目立つ。前半にインパクトがあり、それが落ち着く中盤に旨味が出て来るが、飲み進むと渋みが徐々に蓄積して痺れるような渋さになる。

酸とタンニンが過剰で若い感じがするため、味わいの強い肉料理などに合わせながら飲むのが吉。それにしても、昨年飲んだ味わいと全然違うのは、これまで過ごしてきた環境の違いだろうか?(無論、シャトーの人が提供してくれた昨年のテイスティングの方が、[閉じている印象があったとはいえ]美味しかった)

(記:2006.7.16)

Continue reading

ピション・ロングヴィル・コンテス・ラランド '96 [ポイヤック]

非常にしっかりとした赤黒色で、濁りがあり艶は失われている。エッジの部分は白みのある赤色。

香りは中程度で血肉を思わせるカベルネらしい果実香、ミント、汗など。「ボルドーを飲んでるな」と感じさせる香りだ。

味わいは結構こなれており酸味が強く感じられる。なかなか悪くない上質の酸味で、それをベースに中盤に熟成した旨味がほのかに広がる。余韻の味わいの強度は弱めだが、苦味とタンニンは深く刻まれ、長く舌を痺れさせる。

少し前に飲んだコス'96年もそうだったが、酸味が前面に出た熟成のしかただ。'96年の特徴だろうか?よく熟成した酸味は確かに心地良いが、最良は目指せないように思える。(またこの価格はちょっと高い)

(記:2006.4.16)

Continue reading

カリュアド・ド・ラフィット '03 [ポイヤック]

黒みの強い赤黒色。03年特有の紫の印象がそれほど強くない。しっかりとした色付きだがエッジの部分は透明感がある。

香りは中程度で、アルコール、スミレ、黄色い花(マリーゴールド?)、赤い花、汗など。多彩な要素が、うまく溶け合って調和している。心地良い香りだ。

ストレートに訴えかけてくる旨さがあり、インパクトはチリワイン並み。初めて飲んだカリュアドは'94年物だったが、その時の硬い印象がウソのような外向的な果実味と甘味のオンパレード。途中一瞬平板さを感じさせる部分もあるが標準を遥かに超える味わいだ。アフターには僅かに芯が残る(熟成と共に解消する程度)。

90年代の並Vintageのカリュアドとは全く違う印象のワインだ。この2ndから推察する限りでは、ラフィットの出来はかなりのものと思われる。ラフィットはプリムールで唯一購入できた1級シャトーなので、将来飲むのが楽しみになった。

(記:2006.3.3)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '03 [ポイヤック]

端の方までしっかりと色付いた赤黒色。エッジの部分のみ透明感がある。

香りはやや強めで、スミレ、汗、シンナーなど。やや揮発性が強いように思えたが、グラスを長く置きすぎたせいかもしれない。

味わいは、ふくらみ、インパクトがあり、その中で各要素のバランスが取れたなかなかのもの。美味しい。

(このテイスティングの最後の方に飲んだため、この時点で鼻と舌がかなりバカになっています)

(記:2006.3.3)

Continue reading

CH. クレール・ミロン '03 [ポイヤック]

しっかりと色付いた黒みの強い赤色。透明感がありエッジには赤紫色の粒子が見える。

香りは中程度からやや強め。赤や黄色、色々な花の混じった花束の香り。それにスミレの香りもする。他に汗、甘い果実の外皮、アルコール、シンナーなど、非常に訴えかけてくる匂いだ。

味わいは、ふくらみがあり外向的で非常に馴染みやすい。ストレートで誰にでも受け入れられる果実味が豊かに広がる。またカクテルのようなニュアンスもある。後半からアフターにかけての舌を「ジン」とさせる苦味とタンニンもなかなかだ。

完熟感があり、かつ全体を引き締めるタンニンも十分なボリュームがある。このクラスでこの味わいを確保できる'03年の凄さを実感した。惜しいのは価格で、クレール・ミロンでこの価格では、どうしても二の足を踏んでしまう・・・。

(記:2006.3.13)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '03 [ポイヤック]

しっかりと色付いた赤黒色。良作年のランシュ・バージュなので「真っ黒」を想像していたが、意外にも透明感がある。

香りは中程度で揮発性の高いスミレの香り。ある種のブルゴーニュのようだ。ふくらみのある甘い香りが自分を包み込むようで幸せになれる。

味わいは'03年にしてはやや凝縮感に欠ける。それでも十分過ぎる旨味感があり、過剰なインパクトがない分、複雑さや少し変化を込めたリキュールのようなニュアンスが伝わってくる。酸味とのバランスもなかなかだ。

こういうランシュ・バージュがあっても良いと思う。'02年も好きだが、'03年は近年の出来の中で突出していると思う。まだアフターに「ジン」とした芯が残っている状態なので、今後も時間を掛けて向上してゆくだろう。価格面で折り合いがつけば購入したい。

(記:2006.3.13)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '74(マグナム) [ポイヤック]

(R)CH. Mouton Rothschild 74.jpg

このボトルは、おそらく3年ほど前にウメムラ・ワインセラー主催の楽天オークションで落札したもの。以後、サイレント・カーブで立てて保管した。弟の生まれ年のボトルなので、弟夫婦と共に飲んだ。

注いでいる途中でも分かるほど褐色化が進んでいる。艶がなく、どんよりと曇ったような土の色合いだ。

香りは強めで、熟成を強く感じさせる。最初にホコリや花粉、古い日本家屋、湿り気のある押し入れ。次に旨味感のある干し肉、甘いパウンドケーキ、ミント、杉林、イグサ、干草など。大きなグラスに入れて、ゆったりと廻してやると、(熟成に伴うクセがあるものの)いつまでも嗅いでいたくなる素晴らしい香りを発する。この香りを嗅ぐだけで万全な状態のボトルであることを確信した。

味わいも香りに負けずに充実した内容だった。枯れた風味が中心でありながら、空気と馴染むに従いどんどん中盤の旨味感が強くなり十分な満足感を与えてくれる。後半のタンニンは、良い具合にこなれており、後半を下支えする酸味も非常に上質で味わいのバランスがうまく取れている。飲んだ後に口内に留まる余韻は数分に亙って消えずに、本当に飲み手を幸せにしてくれる。

弟に飲ませるために話題性のみで購入したが、驚くほどの味わいを提供してくれた。Off Vintageであっても、キレイに熟成したボトルは何でこうも素晴らしいのだろうか。同様の価格で入手できるのなら、間違い無く再購入すると思う。

(記:2006.1.1)

Continue reading

CH. ピション・ロングヴィル・バロン '00 [ポイヤック]

中心部は透明感あり黒みの強い赤色。エッジの部分は黒い赤紫色。

香りは中程度からやや強め。甘い赤い花、ふくらみがあり体に浸透してくるような甘さ。刷りたての本から匂うようなインク、墨。ビニール。しばらく置くと焦げ臭が強くなり、カラメルのような風味も出る。

味わいは滑らか。やさしい味わいだが、やや痩せ気味だ。ミネラル感、塩気、酸など全体のバランス感はとても良い。上品な酸は、酸味を美味しさの中心に据えたフルーツを食べているようだ。アフターのインパクトが強く、ほのかな樽香は上品だが、ミネラルや酸は少々強過ぎで、まだこなれていない。今後の熟成によるポテンシャルを感じさせる。

良いワインだとは思う。だがこの価格は高すぎだ。

(記:2005.12.18)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '90 [ポイヤック]

透明感あるしっかりと色付いた赤黒色。エッジが僅かに枯れ透明感が増している。また赤い粒子がポツポツと見える。

香りは強めでハッキリとしている。甘く熟成した香りが鼻の奥に浸透する。他に鉛筆、インクなどの要素もあり、甘いだけではなく複雑性があって楽しめる香りだ。

味わいは健全に熟成しており、幾つか前の記事で書いた「やまや」で飲んだ同ワインとは全くモノが違った。先日のボトルも劣化していた訳ではないが、今回のボトルは本当に良い状態で保管されていたのだろう。ランシュ・バージュらしい旨味感、良い意味での青草のような風味が楽しめ、若い状態で見られるトゲ、クドさがすっかり取れている。後半は酸味と渋み、苦味が適度で、全体構成を良く引き締めている。

ランシュ・バージュの個性を存分に楽しめる熟成度、状態で、「飲めて本当に良かった」というのが偽りのない感想だ。

(記:2005.12.18)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '83 [ポイヤック]

全体にしっかりと色付いた赤色だが、全体的に褪色が進みエッジは透明で赤い粒子が見える。

香りはやや強めで熟成しきっている。鉛筆、アルコール、ハーブなど、ふくらみがあり美味しそうな匂いだ。甘く美味しいハーブで味付けされた香りは、いつまでも嗅いでいたくなる幸福になれる香りだ。

味わいはよくこなれて熟成しきった状態。ごく僅かにヒネた風味があり、また痩せた印象がある。酸が非常に好印象で、中盤には生きた旨味感がある。アフターではミネラルとタンニンがジンと広がり、それが余韻として長く口内に留まる。

古酒好きの人を中心に高い評価をもらえそうなワインだ。

(記:2005.12.18)

Continue reading

CH. ラフィット・ロートシルト '66 [ポイヤック]

かなり熟成が進んで透明感が高く、褐色化とオレンジ化が進んでいる。

香りは強めでハッキリしている。鉛筆と果実の香り・・・期待通りのラフィットの香りだ。甘さ、焦げ、酸のバランスが絶妙で、開いておりインパクトが強く、非常にこちらに訴えかけてくる。枯れた風味だけでないプラス・アルファがいくつも見つかるため、ずっとグラスに顔を突っ込んで香りを嗅いでいたくなる。

味わい前半は枯れきっている。控え目な旨味があり、上質のよく澄んだコンソメ・スープを飲んだときのような美味しさを連想した。後半は適度な酸があり、鼻に樽香が抜けてゆく。飲み進むと酸と渋みが蓄積し、印象的なほどアフターが力強くなる。

まだまだ生きており、これからも保ちそうなワインだ。

(記:2005.12.18)

Continue reading

CH. ラトゥール '75 [ポイヤック]

すっかり枯れ錆びた色合い。エッジの透明部分はオレンジがかっている。しかし当初はしっかりとした赤黒色に色付いていたことが見て取れる色だ。

香りは強めでハッキリとした熟成香がある。鉛筆、枯葉、焦げた焚き火の跡など。最初は少し閉じているように思えた。しばらく静止状態で置くと、甘いブランデーケーキ、果実のコンポート、干し柿のような香りが出てきて面白い。

味わいは、全てのカドが取れて滑らかに纏まっている。中盤に旨味感が立ち上がり、アフターの酸味は控え目だが、やさしく痺れさせてくれるタンニンが心地良い。飲み進むに従って、このタンニンが蓄積して心地良さが増幅する。アフターにはトーストなどの風味がいつまでも口内に残る。

とても良い状態、そして良い熟成・内容のワインだった。素晴らしい。

(記:2005.12.17)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '90 [ポイヤック]

これも「やまや」セール時の有料試飲。劣化はしていないと思うが、この後ENOTECAのテイスティングで飲んだ同ワインと比較すると状態が一歩劣っていたようだ・・・。

赤黒さがしっかりとした、とてもキレイな色合い。輝きがある。エッジの部分は、さすがに褪色して透明感が出ている。

香りは強めで、良い意味での青草の風味、ハーブ、ローズマリーなど。引き込まれるような、リラックスできる、そして癒される香りがする。最高ではないがすごくいい。

味わいは滑らかだが、やや閉じ気味。前半から後半に移行する部分で一瞬のスキがある(飲む進むと段々と気にならなくなるが・・・)。中盤で旨味がふんわりと広がり、後半からアフターにかけて、とても「渋美味しく」なる。経年変化によりちょっと痩せ気味になっている?90年にしては酸がしっかりとしており、今だ頑丈なタンニンは見事。90年代前半までの僕の思い描くランシュ・バージュらしいワインだ。

(記:2005.12.17)

Continue reading

CH. ポンテ・カネ '99 [ポイヤック]

ほぼ黒に近い赤黒色。エッジは僅かな幅のみ透明感があり赤色。

香りはやや弱めで明らかに閉じている。揮発性の香り、汗の香りなどの要素が中心で全体に控えめ。

味わいは滑らかで丸く磨かれている。口内を転がすと、ほのかに旨味が広がる。

ひたすら磨き抜かれて大人向けに洗練された感じだ。面白みには欠けるが、全体の印象では02年よりもこちらのVintageの方が上だ。

(記:2005.12.3)

Continue reading

CH. ポンテ・カネ '02 [ポイヤック]

ほぼ黒に近い赤黒色。エッジは僅かな幅のみ透明感があり赤色。

香りはやや強めから強め。土を感じさせるたくましい香りだ。汗と果実を思わせる控えめな甘み。悪くない、好みのタイプだ。

味わいはストレートに訴えかけてくる分かりやすい性質で、やはり力強い。酸をバックにした果実感溢れる味わいは素直に美味しいと思える。アフターは酸味が中心で樽香が若干浮いた感じになっている。

価格的に妥当か、ちょっとした買い特ボルドーだと思う。誰にでも受け入れられる「間違いのない選択」ではある。

(記:2005.12.3)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '99 [ポイヤック]

全体にしっかりと色付いた赤黒色だが透明度は高い。またやや艶を失いつつある。

香りは中程度。悪くはないが大人しめで閉じている。入念に嗅ぎ分けると熟成した甘い香りが僅かに香る。

味わいは滑らかで良い具合に熟成感が出ている。ファースト・リリースの際に際立っていた酸味が消え、ランシュ・バージュらしい方向へと進んでいるような気がした。

滑らかで非常に飲みやすい状態に変わっている。これも良い意味で「変身した99年」だ。

(記:2005.11.30)

Continue reading

CH. ラトゥール '96 [ポイヤック]

しっかりとした色付きでキレイな赤色。年月の経過により透明感が出て艶が消えている。

香りはやや強めから強め。甘くうっとりするような香りだ。キャンディ、ケーキの表面に使われる赤いソース、レアチーズケーキ、汗。奥の方には獣香も感じられる。踏み込めば踏み込むほど複雑な香りだ。

味わいはクリアな感じでやや凝縮感に欠ける。バランスが良く複雑性があるが、厚み感に欠ける。全体に閉じている印象だ。時期的な問題で中盤は不満足だが、アフターの持続性は良くポテンシャルの高さを感じる。

もう5年、10年経過した後に是非また飲んでみたい。

(記:2005.11.27)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '02 [ポイヤック]

05年3月にENOTECAのテイスティングで飲んでいる。R.P.90~92点。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥4,400だった。前回は閉じ気味で低い評価にしたが、半年を経過して状態は変わっただろうか?

中心部は赤紫色。エッジの部分は透明な赤色。

香りは、やや強めで、青草、ハーブ(ローズマリー中心)、ミント、杉林など。典型的なランシュ・バージュっぽい香りで嬉しくなる。

味わいは滑らかでバランスが取れている。ほのかな旨み、厚み感があり、大人っぽい落ち着きのある味わいだ。アフターの渋みはよく蓄積し、飲み進むに従い、渋みと苦味が「ジン」としみてくる。

「最高」ではないが、平均的なランシュ・バージュより出来の良いVintageだと思う。半年前のテイスティング時より状態が良くなっている。この状態であればプリムール購入したことに全く悔いはない。(ただ、現在の提示価格はちょっと高すぎだと思う)

(記:2005.11.26)

Continue reading

CH. ラトゥール '43 [ポイヤック]

このワインもマーラベッセが出所。このHPには未掲載だが、以前マーラベッセ・テイスティングのトリで飲んでいる(メモを見ると、その際の絶対評価は「◎」だ)。今回のボトルの状態はどんなだろう?

'43年は私の母の生まれ年。ボルドーは独軍の支配化で、ボルドー液の入手が困難になったり、占領軍の供出要求にどう応えるかもめたりしていた頃だ。ロシアに搬送されたワインの一部は「赤い氷とガラスの破片」になって、前線の将兵を怒らせたらしい。

透明感が高いが、暗い赤色で'43年とは思えない。エッジは褐色化、透明化が進んでいる。

香りは強く、言葉ではとても表現しきれない香りへと熟成している。甘い、ワインとは別の飲み物のような香りだ。木樽、アルコール、甘いブーケが鼻の奥から脳に達するようだ。他に落ち葉や、ふわっと体を包み込む温かいスープのような旨味を連想させる香りがある。2度と出来ない経験だ。

口に含むと「ああ、旨い!」と1人つぶやいた(ここで以前1回飲んでいることを思い出した。味わいの素晴らしさが記憶を呼び起こしたのだと思う)。完全に今も生き続けている味わいだ。旨味や厚みを感じ、普通に飲んでも美味しいと思える。酸、タンニン、苦味が口内に心地良く残り、非常に長い余韻が続く。飲み終えた後に酵母のような風味が鼻に抜け、これも気分を高揚させる。

確実な旨味感、驚くべき力強さは今でも、これからも飲み手を感動させるだろう。ひたすら脱帽だ。

(記:2005.9.19)

Continue reading

CH. ラフィット・ロートシルト '34 [ポイヤック]

3杯目のこのグラスはシャトー蔵出し。

透明感が高いが、しっかりとした暗いルビー色。エッジは褐色化と透明化が進んでいる。また液中に赤い粒子が見える状態。非常にキレイなブルネロを見ているような印象だ。

香りは中程度からやや弱め。甘いドライフルーツ、揮発性の高い香水など。奥の方に引っ込んでいるが、注意深く嗅ぐと妖しい魅力を持っている。

味わいの前半は比較的平板で酸っぱい感じだ。若干のヒネた風味もある。後半になると1級シャトーの面目を保つような力強さ、たくましさが口内に展開する。飲み進むと口内に、酸味、苦味、酵母のような風味が徐々に蓄積し、旨味感へと発展する。余韻は非常に長く素晴らしい。

最初の印象は良くないが、飲み進むほどにたくましい味わいが喜びを与えてくれるグラスだった。

(記:2005.9.19)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '94 [ポイヤック]

非常に暗く黒い色合い。

香りは中程度からやや強め。甘く心地良い香りがするが熟成感はない。むしろ若さを感じる。このシャトーのごく若いワインに感じる青臭さはすっかり取れており、甘い自然な感じの果実香、肉、ミント、香水、冷蔵庫などを感じる。吸い込まれてしまいそうな香りだ。

味わいは少し水っぽいが滑らかな味わい。前半にこなれた旨味感が広がり、後半に味わいを下支えする酸味が前面に出てくる。

なかなか楽しめる味わいだが、もう少し厚みが欲しい。どうしても薄っぺらい感じを拭えなかったので、若干のマイナス評価にした。

(記:2005.9.29)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '97 [ポイヤック]

艶のない赤黒色。エッジの部分は透明感がある。

香りは中程度からやや強め。鉛筆の削りカス、焼いた木、汗、酸、ミント、アルコールなど。甘さを感じるコゲ臭中心だが、心地良く好印象だ。

味わいは期待通り滑らかな口当たり。じんわりとした旨味、酸味、タンニンが、ほのかに口内に広がる。厚み感がそれほどでなく、控え目で酸味が強く出ている。だが、非常に「飲み頃感」が強く感じられ、「良い時期に飲んだ」としみじみと思わせる味わいだ。

もう少しすると下り始めるようにも思えるが、現時点では、かなり楽しめる状態だ。

(記:2005.9.29)

Continue reading

CH. ラフィット・ロートシルト '02 [ポイヤック]

黒みの強い赤紫色。エッジの部分は赤紫色。

よく開いていて強く非常に心地良い香り。ラフィットらしい焦げ臭、汗、アルコール、ミントなど、明らかに1級シャトーの格を備えた素晴らしい香りだ。

味わいは「美味しい」。素晴らしいバランス感と旨味感、ふくよかな果実味、よくこなれた旨味が口内にじわっと広がる。後半の酸味とタンニンもしゃしゃり出ず、程よいアクセントを余韻に残す。飲み続けるとやや酸の強さが目立ってくる。

ラフットや1級シャトー同士での比較では「最高」ではないが、確実に1級の平均点以上の品質を持っている。プリムールで買っておいて良かった!

(記:2005.10.9)

Continue reading

CH. ラトゥール '02 [ポイヤック]

エッジも含め暗い赤黒色。

香りは開いていて外向的。上品で引き込まれるような魅力がある。果実香、ミント、甘い女性用化粧品など。幸せな気分になれる香りだ。

味わいは旨味感があり素直に美味しいと認められる。クリーンで素晴らしいバランス。後半の痺れるようなタンニン、適度な酸味も全体の構成の中でぴったりと嵌っている。余韻は芯のあるタンニンが特徴で、喉や胸を熱くしつつ、長くいつまでも心地良さが続く。

この日のテイスティングで(7種のうち)1番のワインだった。

(記:2005.10.9)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '75 [ポイヤック]

元々が相当に黒いワインだったのではないか?全体にくすみ、透明感が出ているが、エッジまでしっかりと色付いている。エッジの部分は広く透明でレンガ色の粒子が見える。

香りは中程度だが、特徴があり「オヤッ」と思わせる。乾燥イチジク、焼いた樽、ハーブ、男性用香水、腐葉土、ヒネ香も僅かだがある。汗、表面を剥いだ木材、きのこなどの香りもあり。

滑らかで厚みのある口当たりを持ち、香り同様このワイン独特の個性を発揮しながら熟成感を纏い、旨味感を出している。やや水っぽく、後半からアフターにかけてのつなぎの部分で、ごく僅かにカビのような雑味があるが、全体としてはなかなか良い印象。中盤の旨味感、後半に現れる酸味、アフターの収斂味が杯を重ねるごとに良くなってゆく。アフターに残る味わいが心地良く、唾液の分泌を促進しとても幸せな気分にさせてくれる。

ちょっとピークを過ぎているようにも思えたが、まだまだ楽しめる状態だ。

(記:2005.12.21)

Continue reading

エール・ダルジャン '02 [ボルドー]

しっかりと黄みの強い色合いで輝きがある。

香りは中程度からやや強め。樽のバニラが目立っている。他に、ほのかにレモンの皮の香り。少し置くと、焼いたドライフルーツを乗せたパウンドケーキ。甘さが強く香る。香水、柑橘系の香りもあり、ソーヴィニオンブランの香りが心地良い。

味わいはクリーンでクリア、滑らか。爽やかな酸味がある。後半、樽のバニラが強烈に立ち上がり、最初バランスが悪いが、しばらく置くと極端な突出は収まり、ソフトで上品、丁度良いアクセントになった。 

(記:2005.5.21)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '02 [ポイヤック]

3月初めに同じものを飲んでいるので、今回は簡単に変化の具合を確認。

しっかりとした黒い色合い。エッジの部分は明るさを含んだ暗赤色。

香りは強いロースト香、焦げ臭が支配的。その他、甘さ、ミント、男性用の香水などが感じられる。ともかく焦げている。

味わいは閉じ気味のため、この時点までに飲んだオーパースワンに負けてしまっているが、ポテンシャルを感じる。滑らかで旨味感があり、とても満足感が高い。ただし前回と比較すると酸が強く出ているようだ。

(あくまでこの時点をカットした瞬間的な話だが)熟成が進み少しバランスが崩れてきたのだろうか?

(記:2005.5.21)

Continue reading

CH. ラフィット・ロートシルト '00 [ポイヤック]

以下の5つのワインは、3月27日にENOTECA広尾本店の「PARKER'S HIGH SCORE 2000 BORDEAUX」テイスティングで飲んだもの。昨年来、広尾本店の独自企画テイスティングは力がこもっており、価格的にも出血大サービスなので非常に嬉しい限りだ。高村店長ありがとう!

R.P.100。とても濃くエッジまでしっかりと色付いている。エッジの部分のみ透明感がある赤黒色。

香りは中程度からやや強め。ロースト香、ミント、アルコールが香りの中核になっている。次にぶどう果実のふくらみやハーブの香りも現れる。他に絵の具など。とても良い香りだが、「決定的!」と叫べるほどではない。

口に含むと、旨味感があって飲みやすい。非常に旨味要素のバランスが取れている。また杯を重ねるごとに旨味が上塗りされていって、徐々に美味しさが増してゆく。全体にうまく纏まっており、丸く収まっている感じだ。アフターも長く、脳が美味しさを覚えているのか印象がフラッシュ・バックする。

文句無く美味しいワインだが、現時点で100点とは思えない。まだまだ若く全然飲み頃ではないので、10年以上後にまた飲む機会があれば良いと思う。今後、向上することは確か。

(記:2005.4.2)

Continue reading

CH. ラトゥール '00 [ポイヤック]

R.P.98+。すごく濃く、しっかりとした赤黒い色付き。エッジの部分のみ透明感がある。

香りは強めでハッキリしている。焦げ臭、鉛筆、ビニール、青草など。潜在能力は感じるが、開花していない香りで飛びつきたくなる程ではない。

味わいには旨味感があり、濃く、構成もしっかりとしている。一方で酸味とタンニンにトゲがあり、若さを強く現している。美味しさの絶対値には確かなものがあるが、明らかに今はまだ飲み頃でない。

このグラスも今後の向上が見込まれ、飲み頃に再度飲んでみたいが、その時一体いくらになっているのだろう?

(記:2005.4.3)

Continue reading

CH. ムートン・ロートシルト '02 [ポイヤック]

2月20日 ENOTECA広尾本店で行われた「HIRO-O TASTING BORDEAUX 2002 VINTAGE」で下記8種の2002年ニュー・リリース・ボルドーを試飲した。プリムールでParker発表前に気合を入れて購入したVintageだけあって仕上がりが気になるところ・・・。

1本目のムートンは、R.P.94~96+点。意外な高得点だ。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥11,100だった。

赤黒いしっかりとした色付き。エッジの部分は明るい赤色で透明感がある。

香りは中程度だが明らかに閉じ気味だ。樽の焦げ臭を中心に、汗、ミント、奥の方にはバニラの風味も。念入りにグラスを廻すと上品な芳香が立ち上る。

味わいは今の時点で誰が飲んでも楽しめる。口当たりが良く、インパクトがあり、バランスが取れている。余韻は非常に長く、いつまでも消えることがない。無理に難をつけると、アフターにおける木樽の風味がやや強いように思える。

香りが閉じている部分を味わいの良さでカヴァーしてるのが現在の状態。香りが外向的になると更に向上するだろう(事実昨年試飲時よりは明らかに向上している)。プリムールで購入しておいて良かった。

(記:2005.3.7)

Continue reading

CH. ダルマイヤック '02 [ポイヤック]

R.P. 91~93点。

黒みの強い赤色。ほんのりとした透明感がある。

香りは中程度で揮発性が強い。甘い果実香、アルコール漬けのケーキなど、頭がクラクラするような良い香りだ。

味わいは素直に美味しいと言える第一印象。ぶどうの果実をサクサクと食べているようだ。酸味も適度で、バランスを重視しつつ、中庸にうまく仕上っている。

この日の中で一番コストパフォーマンスに優れたワイン。おそらく安い店では¥3,500くらいで買えると思うので、追って2・3本購入する予定。

(記:2005.3.7)

Continue reading

CH. ランシュ・バージュ '02 [ポイヤック]

R.P.90~92点。プリムールで3本購入済みで、1本当たりの価格は¥4,400だった。

中心部は非常に黒みの強い赤色だが、エッジは比較的広く、明るめの赤色をしている。全体に透明と非透明の境目のような感じ。

香りは中程度で、アルコール香、甘い香り、ミント、揮発性の塗料など。やや奥にひそんだような大人しい香りだが、上品な印象だ。

味わいの第一印象はやや大人しめ。口当たり滑らかで少し酸が強い。アフターにまで続く酸の強さは食欲を増進させ、また美味しさをも感じさせるが、一方で良くない年のランシュ・バージュのイメージを連想させる。

私の求めているランシュ・バージュとは少しズレがある味わい。そのため若干評価を低くした。

(記:2005.3.11)

Continue reading

ブラン・ド・ランシュ・バージュ '00 [ボルドー]

薄めで透明感のある黄色。香りは中程度で、蜜、セミヨン、ソーテルヌのセメダイン香など。40%前後含まれているというセミヨンの風味が強い。口に含んだ瞬間はアタックが弱く大人しいが、後半にかけてじわっと味わいの強度を増してゆく。その後、強さは程よいところで消えてゆき、酵母系のほのかな余韻を残す。同時に焦がした樽の風味を感じさせる。バランスが取れており、特に中盤から後半にかけて評価できる味わいだが、もう少し独自性が欲しいように思えた。販売価格とは、やや見合わないように思う。

(記:2003.3.30)

Continue reading

レゼルヴ・ド・ラ・コンテス '00 [ポイヤック]

黒みの強い赤色。エッジの部分までしっかりと色付いている。香りは強いが、若く安いカベルネの臭いがする。口当たりは柔らかく、味わいは好印象。薄めだが確かに旨みが感じられる。タンニンが現段階では過度だが、アフターはそれほど長くない。味わいは良いが、香りが安っぽい。また複雑味や奥行きが足りず今一歩の印象。標準を上回るが、秀逸なワインには届かない。

(記:2003.3.30)

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド '87 [ポイヤック]

全体にくすんでおり、また透明感が高い。エッジは褪色が進んでおり、オレンジや土色を呈する。香りは果実の甘みを残しつつ熟成したボルドー香が出ていて素晴らしい。カシス、砂糖漬けのチェリー、パウンドケーキ、キノコなど。このワインも上記93年同様滑らかな飲み口で熟成したボルドー独特の味わいを提供してくれる。ただしアフターはややあっさりしており、ちょっと拍子抜け・・・。これが87年の限界だろうか?現時点が飲み頃のように思える。(¥7,000前後で入手できるならば、再度飲んでみたい)

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド '93 [ポイヤック]

この日の目的のワイン「ラランド」にようやく辿りついた。過去の記録を調べてみると、なんと1度も飲んだことのないワインであることが判明した。

 ややくすんだ赤黒い色合い。エッジの部分は透明感が強く、赤とピンクを混ぜ合わせたような色。香りは強めで、果実、カシス、ぶどう果汁、杉など。全体として非常に心地良い香りだ。飲み口は滑らかで、果実味と旨みがはっきりと感じられる。厚みがある一方で非常にこなれた印象で、現時点で飲み頃だと思う。評判通りの素晴らしいワインで、機会があればまたこのvintageを飲んでみたい。

Continue reading

CH.ランシュ・バージュ'93 [ポイヤック]

この時点で既に飲み過ぎで頭痛がしてきた。メモを見ても字が乱雑になっているのが分かる。もっと強力なアルコール処理能力を身につけたいものだ・・・。CH.ランシュ・バージュは価格が手頃なこともあり、毎年プリムールを購入している。特に2000年は評価が高いため、数年後が本当に楽しみだ。

 黒みの強い赤色で濁りがある(デカンタの底の方だったかな?)。香りはやや強めだが、若干ヒネた感じがある。アルコール、キノコ、腐葉土、ほし柿、果実香と、それなりに複雑。口に含むと、果実味を伴いながら心地良い渋みが広がる。ボディはしっかりとしている。一方で、酸味が少し強過ぎ、タンニンには芯が残っているように思えた。ランシュ・バージュらしいと言えば、そう言えるワインだが、やや物足りなさが残った。酸味が今後どうなるかだが、もっと熟成させた方がクラレットらしさが出て良いと思う。

Continue reading

CH.ランシュ・バージュ '83 [ポイヤック]

全体に褪色が進んでいる。エッジの部分はオレンジ、土色で透明感が高い。香りは中程度。甘い果実、キノコ、腐敗臭、濡れた落ち葉など。滑らかで旨み感があり、熟成に由来する独特のクセがあってたまらない魅力がある。良く熟成した典型的なクラレットだ。

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィユ・コンテス・ラランド '75 [ポイヤック]

ようやく本命の1杯。艶や輝きは減っているが、27年の経過を感じさせない色合い。黒を含んだ赤色。典型的なワインレッド。コルクを見せてもらうと、案の定リコルクが施されていた。香りは控えめだが、注意深く嗅ぐと、良質のクラレットだけが持つ熟成香が心地良い。口に含むと僅かな甘みと旨み感が広がる。このワインもすっかりカドが取れていて飲みやすい。ほどほどに状態が良く、「ああ古いボルドーを飲んでいるんだなあ」という気にさせてくれる。ただし過度の複雑味や感動は期待しない方がいい。適正価格は1万円くらいか?75年らしいワイン。
(記:2002.6.6)

Continue reading

レゼルヴ・ド・ラ・コンテス '95 [ポイヤック]

良作年のラランド2nd。ENOTECAでのボトル単価は¥4,900らしいが、「やまや」では同じものが3本1万円で出ていた。

 しっかりした透明度の高い赤色。褪色はあまり感じられない。中程度からやや強めの花粉や化粧品のパウダーを思わせる心地良い香り。味わいにおける熟成は進んでいるようで、まるくこなれて飲みやすい状態になっている。また全体のバランスも良い。非常に上質で飲み頃を迎えたワインであるが、複雑味や余韻の面で多少物足りない所がある。¥3,300なら非常にお買い得であるが、¥4,900では考えさせられる。

(記:2002.6.6)

Continue reading

CH.ベルナドット [ポイヤック]

5月のある日曜日、場外馬券売場からの帰り、山手線が有楽町駅で停まって動かなくなってしまった。仕方がないので、ENOTECA→信濃屋→松坂屋めぐりを行った。時間潰しも兼ねて、CH.ピション・ロングヴィユ・コンテス・ラランド 3Glassesテイスティングを飲んでみた。もちろん目当ては75年のラランドだ。

 まず1杯目。このブルジョア・シュペリュール級のシャトーは97年にラランドに買収され、急速に品質を向上させたという。ちなみに買収前のR.パーカーの評価は「軽く、いくぶん薄まった。一面的で無関心なスタイルで感心できなかった*1」と、手厳しい。

 明るい赤色にくすんだ黒を混ぜたような色合い。エッジの部分を見ると僅かに褪色が始まっている。考えてみれば96年といっても6年も昔になるのだ。香りは、やや弱めから弱めで薫り立つとは言いがたい。味わいはがっしりとしており酸味が少し強く、後味は長い。後味には芯が残っており、もう少し熟成させた方が滑らかさが増すように感じられた。しっかりとした構成のワインであるが、複雑味や優雅さの足りない、気軽に飲むべきワインだ。

*1.ロバート・M・パーカーJr.『ボルドー』(第3版)講談社,1999

(記:2002.6.6)

Continue reading

レ・プチ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト '97 [ポイヤック]

200203-10.jpg気温が上がってゆく一方で在庫は膨らむばかりなので、セラー内の手堅い価格帯/味わいのボルドーを消費することにした。本ワインは当初冷蔵庫で保管していたが、ここ半年余りはセラーに移動して覚醒を図ったものだ。

 エッジの部分こそ透明度のあるオレンジが見えるが、基本的にはしっかりとしたボルドーらしい色合いをしている。香りは抜栓から5分程度は部屋中に拡散するほどの果実香を発するが、やがて落ち着いて大人しくなる。海草、ぶどう果実、甘い樽、アルコールなど。味わいもやや閉じ気味で大人しめ。前半から中盤にかけての膨らみに乏しく、前回飲んだときのような劇的な変身は起こらなかった。深い眠りに入っている時期なのだろうか。その分、アフターのタンニンが強く長く感じられた。潜在的味わいはあるので、もっと時間をかけて空気に馴染ませて飲むか、もう少し時期を置いて飲むかのどちらかだろう。
(記:2002.3.13)

Continue reading

CH.ランシュ・バージュ '97 [ポイヤック]

200203-09.jpgサイレントカーブの隙間に眠っていたハーフボトル。おそらく97年ボルドーの1st リリースの頃に購入したものだろう。

 さすがランシュ・バージュと思えるような黒味の強い色合い。コルクの裏側も赤紫色に染められている。ただし同じランシュ・バージュの他vintageと比較すると若干薄めではある。香りは中庸からやや強め。いやみにならない青臭さと、焦がした樽に由来するであろうカラメルのような甘い風味を伴ったバニラの香りが特徴的。独特の渋みはそれなりに心地良いが、まだまだ長く強い後味がこなれていないトゲのある印象を持った。多少ボディの厚みが足りないような気もするが、後味に「まるみ」が出てくれば、必ず素晴らしいワインに変身すると思われる。
(記:2002.3.13)

Continue reading

オー・バージュ・アヴロー '93 [ポイヤック]

上記のブルゴーニュに続いて注文。本当はCH.ローザン・ガシを頼んだのだが、またもや品切れで話し合いの結果このワインを選んだ。過去96年を飲んでいるが、そのときはあまりにも青臭く、渋くて閉口した。さて、今回は・・・。

 本ワインは、CH.ランシュ・バージュの2ndワインに位置付けられている。「オー=バージュ=アヴローズは一種の交配種といえよう。上質のクリュ・ブルジョワ用の畑を5ヘクタールもっているので、そこから生まれるワインと、ランシュ=バージュの仕込み槽の中でグラン・ヴァンの名に値しないものを混ぜて造る。そのため、芳醇な果実味をもった、軽くて飲みやすいワインが生まれている。」(デイヴィット・ペッパーコーン『ボルドー・ワイン』ハヤカワワインブック 1999)。

 93年産であるが、エッジの部分までしっかりと赤黒い色をしており熟成した感じはまだ見えない。青草、ハーブを含んだやや弱めの香りを持つが、カドが取れて滑らかな感じがする。口に含んだ印象も96年とは違い、いい意味で「軽く」非常に親しみやすい。香り同様青臭さやハーブの風味がクリーミな味わいの中に馴染んでおり、複雑さや厚み、アフターの長さこそ無いが決して水っぽい訳ではなく、素性の良さが表れている。\2,000前後で入手して、特に考えもなしに何の気なしに飲むのに適したワインだと思う。

Continue reading

CH.ムートン・ロートシルト '71 [ポイヤック]

30歳の誕生日ということで、これまでの前例を破り、初めて自宅で¥10,000以上のワインを抜栓することにした。選んだワインは僕の大好きなCH.ムートン・ロートシルト。vintageは当然僕の生まれ年だ。コルクを抜くと「REBOUCHEEN 1995」とあり、95年にリコルクしたボトルであることが分かった。

褐色化が進んでいる。一方で、その褐色がエッジの部分にまで及んでおり、当初非常にしっかりした色合いだったことが分かる。グラスを廻すと多量の脚をグラス面に残し、アルコール分や粘性が健在であることが見てとれる。

香りは中程度で古酒としては強い方だと思う。完全に熟成したブーケを放っており、腐葉土、葉巻、男性用香水、体臭、ユリ等の香りが絡み合い楽しめる。

非常に口当たりが良く滑らかな味わいで、スルスルと口の中に入ってくる。タンニンは完全にこなれていて、渋さがダメな人でも飲める状態。抜栓当初は温度が低かったせいかアフターがストンと落ちる感じであったが、1時間ほど経過すると酸味と厚みが出てきて、それなりの後味になった(ただし後味のみで言えば、以前飲んだノン・リコルクの同ワインには及ばない)。香りを楽しむために、かなりグラスを廻しながら飲んだが、古酒によくある香りと味わいがタレてくる感じがなかった(これはノン・ルコルクの同ワインと共通している)。

総合的に満足できる素晴らしい品質のクラレットだ!またムートンが好きになった。
※澱の部分も飲んでみた。若干の青臭さがあったが、おいしく頂けた。

Continue reading

CH.ダルマイヤック '96 [ポイヤック]

CH.ムートン・バロン・フィリッは過去数回飲んでいるが、CH.ダルマイヤックの名称に戻ってからの(近年の)ものを飲むのは初めてだと思う。そういえば、初めて買った生まれ年のワインはCH.ムートン・バロン・フィリップ71である。またACCOの結婚祝いにも彼女のbirthday vintageのCH.ムートン・バロン・フィリップを贈っている。今回飲んだワインは、昨年の9月の下旬に購入し、以後20℃程度の室温で放置してきた。決して良くもないが、極端に悪くもない環境で保管されたワインある。

黒味を帯びしっかりとした色をしているが、エッジの部分は透明度の高いピンク色が見える。またグラスを廻すとそれなりの脚を残す。抜栓直後は、やや強い果実と塗料系の香りが主体であったが、2日目になると大人しめの森の香りに落ち着いてゆく。僕個人では、弱いながら2日目の香りの方が好きである。味わいも2日目の方が馴染みやすい。初日は、やや薄っぺらな感じが強くタンニンもトゲがあったが、2日目にかけて空気に触れるにしたがって、味わい自体に厚みや旨みが生まれ、また酸味も感じられるようになってバランスが整っていった。後味は、ハーブの風味を伴いつつ喉の奥に残る苦味がそれなりの時間持続する。ずば抜けた複雑性などは無いが、この価格としては旨みもあり、なかなかのワインだと思う。

Continue reading

CH.ランシュ・バージュ '94 [ポイヤック]

ENOTECA蔵出しセールでランシュ・バージュ95、レゾルム・ド・ペズ95・96を補充したので、1本くらい飲んでみようと以前購入したボトルを抜栓した。お気に入りのHPでランシュ・バージュのテイスティングが紹介されていた影響もある。

芯の部分は黒ずんだ赤色をしているが、エッジの部分を観察すると、やや水っぽい明るい赤色を呈する。香りは最初は極弱く胡椒・スパイス系の香りしかしないが、1時間ほど経過するとカシスをはじめとする果実の香りが開いてきて、強さも中程度となる。味わいも香りと同様に開くまで1時間程度の時間が必要で、最初は水っぽく、タンニンも堅くこわばった感じがする。やがてほんのりとした一瞬の甘みと心地良く蓄積するタンニンが口内に現れる。ただしタンニンの堅さは和らぐものの最後に閉じこもったような感じを残し、苦味に芯がある印象が消えない。後味にはトーストのような風味もある。収斂味が楽しめるいいワインだが、全体に閉じた内向的な印象がある。もう少しだけ(半年から1年くらい?)待つと地味ながら、こなれた渋みの楽しめる僕好みのワインに変身する気がする。
 ガスを充填して2日目を迎えたところ、1日目の水っぽさは消え、厚みのあるより果実が感じられる味わいに変化した。一気に飲んでしまわず、しみじみとゆっくりと飲むべきワインなのかもしれない。

Continue reading

CH.ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド'40[ポイヤック]

土曜に交通事故で地面に激突してしまい、日曜は激しい運動は避けて買い物に行くことにした。2万アクセス当選者と友人にクリスマスプレゼント発送の手配をするためだ。手配を終えると、何やら古いワインがSUNDY'S BARに出ているではないか!とりあえず飲んでみた。

 底の方の一杯であったが澱は入っていない。飲んだ時間は15:00頃。すっかり土っぽい褐色になっており古酒の風格充分であるが、70年代のワインだと言われれば信じてしまうくらいワインらしい色は保っている。香りは弱く、腐葉土、古く朽ちかけた木材、コルク(コルクのカビではない)、酸を感じさせる香りがする。口に含むと、やはり酸味が主体で、若干「酢」を感じさせる雰囲気もある。香り、後味も含め全体にぼんやりした境界線のない感じで、飲みやすく食欲をそそるが、ちょっと物足りない印象だ。後味の持続時間も短い。ともあれ、60年前に収穫したぶどうが、今でも充分にワインとして飲むに値する存在だということは、驚くべき事実だ(何しろ定年退職した父親の生まれ年だ)。その歴史的価値を考えると、価格的に妥当なラインを余裕で超えているように思えた。

Continue reading

レ・フォール・ド・ラトゥール'97 [ポイヤック]

CH.ラトゥールの2ndワイン。これまでいくつかのvintageを飲んでいるが、自宅で抜栓するのは初めて。コルクの模様が派手なのに驚かされた。

97年のボルドーにしては暗く黒ずんだ色合いをしている。ただしエッジの部分は若さを反映してか、ピンクや明るい赤色が見える。絵の具、青草を主体に、ほんのりとしたぶどう果実の甘い香りが加わり、香り全体でかなりの期待を抱かせる。抜栓直後は味わいがやや固いものの、やがてボリューム感が発揮され、十分な凝縮感を持ったボディとなる。後味は70年代のラトゥールに共通する酸味と、まだこなれていない渋み・苦味が含まれ、非常に長く複雑だ。初日は酸味が強く、2日目は渋みが前面に出ていたように思える。酸味はイヤミな性格ではない。渋みにはまだ若さが感じられ、今後の向上を期待できる。
97年ということで、93年や94年より劣った薄いワインをイメージしていたが、全くそんなことは無く、両年を凌ぐ出来映え。十分な凝縮感で今後の向上も期待できる。別にマグナムを保存しているが、数年後そのボトルを開けるのが楽しみだ。ハーフボトルについては、機会があれば追加購入をしたい。

Continue reading

ポイヤック(CH.ラトゥール 3rd)'96 [ポイヤック]

良作年のCH.ラトゥールの3rdラベル、かつENOTECA広尾本店の店長お奨めとあって数ヶ月前のセール時に購入した。ちなみに本ワインの95年産は、昨年12月に紹介している。

非常に濃く黒ずんでしっかりとした色合い。一方で辺縁部は鮮やかで明るい赤色をしており、若々しさが感じられる。グラスを廻すと数多くの脚を側面に残す。香りは弱めで、イヤミにならない程度の草っぽさを伴う揮発性塗料の芳香を発する。抜栓直後の味わいは平板でボリューム感に欠ける。後味は、若いタンニンの渋みやトーストを思わせる風味があり、長く尾を引く。抜栓後2日目になるとボディにボリューム感が出てきて楽しめるようになった。全体のバランスが整い、飲み応えある味わいに変化する。以前飲んだ95年はおとなしめであったが、2日目の本ワインは元気が出てきて好感が持てた。標準以上のワインだと思うが、¥3,800円という価格はどうかと思う。¥3,000前後で買えるなら素晴らしいワインだ。

Continue reading

レ・プチ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト'97[ポイヤック]

ムートンの2ndラベル。97年vintageになって、ようやく買える値段に落ち着いた。ムートン好きの僕にとっては、前々から飲んでみたいボトルだった。

 濃く、若く、力強い色合い。香りは、絵の具、塗料、牛乳、若いポイヤックらしい青臭さが交じり合い、なかなかのもの。アルコール度12.5%と書いてあるが、グラスを廻すと幾条もの涙を残す。抜栓後の1杯目・2杯目は、やけに水っぽく味わいにボリューム感が全くなかった。そのくせ後味は苦々しく、ザラついた印象を持った。またアルコールが強く感じられ、胸が熱くなる。
 がっかりしながら3杯目(抜栓後20分経過)を飲んだところ、突然開眼し、ほのかな甘さ、滑らかさ、旨み感が生まれ、上質のポイヤックらしい厚みのあるワインに変身した。「これはいい!」と思ったあたりで突然睡魔に襲われ、それ以後の記憶がない。高いアルコール感と疲労のせいで、眠ってしまったようだ。気がつくと朝の5時・・・。栓をされなかったプチ・ムートンは、すっかり「酸っぱいワイン」に衰えてしまった。勿体無いことしたー!僅か1杯のみの幸福・・・。次回に飲む際は、もっと大事に扱いたい。

Continue reading

CH.ラトゥール'76 [ポイヤック]

ダブルマグナムのボトルである。こんなに大きなボトルのワインを飲むのは初めて。「熟成の進行具合が通常のボトルとは違う」との評判もあり、ちょっと不安だ。これほどのワインを店内をブラブラ歩きながら飲んだ。できればちゃんとイスに座ってテイスティングしたかったのだが・・・。
 ややオレンジがかった色合い。同年代の他のボルドーと比較するとルビー色はまだまだしっかりとしている。香りは熟成感が強く、妖しいブーケを発する。口当たりはやさしく、酸味がやや強い。渋みはまるみが出ており、親しみやすく、心地良く蓄積する。第一印象はそれほどでも無いが、飲むにしたがって印象が良くなるワインだ。熟成により全体にまるみが出ており、ブルゴーニュ好きにも親しみやすい味わい。
 ただ数ヶ月前に飲んだ75年のレ・フォールと比較すると、「クリーミーさ」や「うまみ感」に欠けるように思えた。優れたワインではあるが、75年のデキには敵わないようだ。あるいは、大型ボトルによる状態の違いが現れているのかもしれない。

Continue reading

レゼルヴ・ド・ラ・コンテス'94 [ポイヤック]

94年のワインであるが色合いは若々しい。透明感の高いルビー色。香りは揮発性の塗料系か?飲みくちの特徴は際立っていないが、収斂味が強く、次なる一口が欲しくなるワイン。価格が\3,500以内ならばコスト的に釣り合うと思う。飲みやすく親しみやすく、後味が僕好みのワインである。(すみません。仕事が忙しすぎて、細かい印象を忘れてしまいました・・・)

Continue reading

ポイヤック'95 [ポイヤック]

CH.ラトゥールの3rdワイン。名前はよく聞くが実物は初めて見た。ここんとこCH.ラトゥールの作るワインに縁があるので、ちょっと高めだが94年と95年を購入した。テイスティングバーにも出ていたので95年を試飲した。
 色合いは95年のボルドーとしては若干薄め。レ・フォールなどと比べると明らかに薄い。口当たりは柔らかく凝縮感に欠け、少し物足りない寂しい感じがする。後味はまずまずで、ほどほどのタンニンが心地良い渋みを感じさせる。前半の物足りなさを除けば、バランスが取れ、こざっぱりと纏まったワイン。未だ若さも感じられる。ネームヴァリューも含めると値段相応のワイン。

Continue reading

レフォール・ド・ラトゥール'76 [ポイヤック]

10月に飲んだ75年が素晴らしい熟成をみせていたので迷わずオーダーした。ところがところが、最後の一杯であったせいかコーヒの底に溜まるような大量の澱がグラスに注がれていた(サービスしてくれたのは新人君。大量の澱を見せてどう思うか聞いてみたが、何が問題なのか分からないようだった・・・)。そのため今回の評価は保留。以下の感想は、あくまで「底の部分」のもの・・・。

エッジの部分は、すっかりオレンジ色。熟成しきっており、枯葉や酸味を連想させる香りがする。味わいも同様で、すっかり枯れており枯葉を砕いて混ぜ合わせたような味がする。飲み頃が過ぎ枯れ果てた味わい。うーん、上澄みの部分はどんな味なんだろう。今回の印象では、ちょっとお奨めできない感じだった。

Continue reading

CH.ムートン・ロートシルト'92 [ポイヤック]

大好きなムートン。だが92年のボルドーらしさばかりが前面に出て、青臭さが目立ったワインになっている。確かに複雑であり、口に含むと様々な香りが感じられるが、僕にはそれが様々な青草(あるいは強すぎるハーブ)のように感じられて頂けない。後味の深さ、持続力はムートンらしく、「さすが」と思わされるが、全体的には期待が大きかっただけに不満足。このvintageは、わざわざ買おうとは思わない。

(1999.10)

Continue reading

レ・フォール・ド・ラトゥール'75 [ポイヤック]

90年代のラトゥールは「複雑な青臭さ」を持っており、これまでなかなかいい思いをさせてもらえなかったが、このワインは予想に反しておいしかった。色合いはオレンジを帯びるも、まだまだしっかりしている。ふっくらと包みこむような旨み感が残っており、それが消えると心地よい渋みが訪れる。後味は非常に長く持続し、満足感も十分。青臭さは弱く、しつこさが取れて丁度いいアクセント程度になっている。各要素が熟成によってうまく纏まり、やさしく、調和が取れている。「もう1杯」オーダーしたくなるワインだった。ボトルを買おうと価格を聞いたところ1万7千円以上だというので断念する。ラトゥールは熟成して初めて実力を発揮するものだと思い知らされた。78年ラトゥールを持っているので、飲むのが楽しみ。

Continue reading

CH.ムートン・バロン・フィリップ '75 [ポイヤック]

色合いを見ると、辺縁部はすっかりオレンジ色になっている。以前飲んだ71年と比較すると、赤色はややしっかりしている。
香りは薄く、味わいはスムーズ。タンニンがすっかりこなれて飲みやすくなっている。71年で感じた「古めかしさ」は、まだ感じられず、頂点から少し下り始めた段階のように思われる。若干アクセントが足りないが、大人しく全体のバランスが纏まっていて初心者にもおいしいワインだと思う。

(1999.10)

Continue reading

Index of all entries

Home > ボルドー > ポイヤック Archive

Links
Search
Feeds
Recent Comments
Recent Entries
Archives

Return to page top