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ドミナス Archive

ドミナス '07 [ドミナス]

可愛らしさ、柔らかさ、風格を備えたワイン。ムエックらしいワイン。後半少しザラつきが見られるが、熟成と共に解消すると思う。ドミナスは2000年代前半に品質が向上した割には、価格が上がっていない。狙い目のワインだと思う。

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透明感ある黒みの強い赤黒色。澱を含んでいるかのようだ。(と思ったところでボトルをチェックしたら本当に底のほうだった。下記印象については若干の補正が必要かもしれない)

明確な香り。汗、熟成感、ミントの葉、強めの揮発感など。始めは澱の部分によくある香りだったが、グラスを念入りに廻すと、揮発感が強くなり、ジリっとした旨味ある香りが感じられるようになった。

味わいは柔らかく、明確な旨味、強いミネラル感、濃さ/強さを感じさせる凝縮感がある。飲み進むと、やや過剰な苦味が目立ってくる。

(記:2013.6.29)

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オテロ・テイスティング

11月8日(日) ENOTECA広尾本店にて、新作オテロのお披露目テイスティングに参加した。本テイスティングの成果は、

・オテロは、まだ購入したいと思う水準に達していない。

・CH. オザンナ'01は、熟成が進み過去のネガティヴなイメージからかなり好転した。

・最近安く出ているドミナス'04は、03に続いて意外に品質が高い。

といったところ。詳細は下記を参照。

オテロ '05 [オテロ・ワイン・セラーズ]

日本市場向けに造られたワインで、ドミナス・エステート名義ではない。ボトルデザインは赤と白を基調とし、日の丸を意識したそうだ(たしかに昔の葉巻型F1カーをイメージさせる)。

透明感ある暗い赤色。しっかりとした色付き。

香りは外向的で、ハッキリとした果実香がある。カベルネの香りがクッキリしており、カシス、汗、リキュール漬けのチェリーなどアメリカ的。程良いアルコール感もあり、香りは好みのタイプだ。

口に含みまず感じられるのは滑らかな口当たり。明確な果実感。若干凝縮感に欠ける。中盤、ザラつきがあり後半に続く。荒々しくこなれていない状態で、渋みもストレート過ぎてトゲがある。

完成された状態ではない。苦く、纏まっておらず、購入したいと思う水準に達していない。

(記:2009.11.8)

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ナパヌック '05 [ドミナス]

透明感はあるが非常にしっかりとした色付きの暗い赤色。

香りは外向的でオテロよりずっと練られている。カシス、ダークチェリー、少し強めのアルコール香、ミント、メンソールなど。なかなか良いと思う。'90年代のナパヌックより確実に向上している。

味わいは滑らかでクリア。それでいて果実感、アルコール感にインパクトがある。リキュール的。複雑性や奥行きはそれほどでもないが、私は好きなタイプだ。後半では果実感、渋みが強くなり、アフターには少しのザラつきを伴う苦みがある。

濃厚一辺倒の'90年代と比べエレガントな造りになっている。ポムロー的な雰囲気と加州的な雰囲気を合わせ持ち面白いと思う。

(記:2009.11.8)

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ドミナス '04 [ドミナス]

透明感があり、ややくすんだ赤黒色。

ぐっと脳内に踏み込んでくるような良い香り。汗、焦げ臭、アルコール。揮発感が強く、頭の中を掻き廻されているよう。体臭、汗、ミカンの葉、甘さ、ハーブ、酸なども感じられる。あらゆる要素が結構強力に迫ってくる。

味わいは滑らかで洗練されている。一口飲んで素晴らしいと思え、スルスルと飲める。後半は酸が若干強くなり可愛らしい果実感がある。アフターには少しのザラつきが感じられ若さを見せる。

ネットショップの安売りで5本購入した(1本¥9,500程度)が、「買って良かった!」と思える味わい。特に香りを気に入った。1本は早い時期に楽しみたいと思う。

(記:2009.11.8)

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ドミナス '96 [ドミナス]

すごく枯れくすんだ色合い。濁りがありエッジがオレンジ色。'96年とは思えないくらいの変化だ。・・・と書いた後、よくよく考えてみると13年も経っていることに気付いた。年相応かもしれない。

醤油、腐葉土、酸、チーズなど熟成を強く感じさせる香り。ミカンの葉を軽く揉んだ感じやスープの匂いもあり、しばらく置くとチーズ感が強くなる。

味わいは少し凝縮感に欠ける。熟成したポムロー的で好きな味わいだ。果実感が健全で面白い。飲み始めはスッとしすぎているが、飲み進むに従い酸や渋みが蓄積して充実感が出てくる。心地良い渋み感だ。

'96年のファースト・リリース時からは想像できないような熟成感(当初は大人しい優等生的だった)。健全に熟成してしている。'96年、'97年とボトルをストックしているので飲むのが楽しみになった。

(記:2009.11.8)

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ナパヌック '04 [ドミナス]

真っ黒&不透明を想像していたが、意外なことに透明感の高い赤黒色。

香りはコンポートにしたイチジク、鶏小屋、焦げ臭など。少しすえたような香り。

これまで私が飲んできた90年代後半のナパヌックと違い、エレガントでボルドー系のスタイル。タンニンの質が非常に良く、熟成させると美味しそう。

ドカンとした果実感ではなく、良質のタンニンとミネラル感を重視している。これまでの初心者受けするスタイルから2皮くらい剥けて、玄人受けもする、とても高い品質に脱皮している。

(記:2008.1.27)

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ドミナス '03 [ドミナス]

透明感あるややくすんだ赤黒色。

香りは強く、果実のインパクトがある。チェリー系のとても強い香り、イチジクの果肉の香りなど。少しわざとらしい感じもあるが、個人的にとても好みの香りだ。

味わいはペトリュースを飲んだ直後にも関わらず美味しく感じる。果実の甘さ、タンニンがよくバランスしており、全体の丸さが心地良い。

これもひと皮剥けたような品質で、これまで飲んできたドミナスの中でも、飛び抜けて良い品質に思えた。既に1本購入しているが、安売りの機会があれば随時買い足したい(¥15,000くらいが目安か?)。買っておくべきボトルだ。

(記:2008.1.27)

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ナパヌック [ドミナス]

200208-03.jpgドミナスの造るセカンドワイン「ナパヌック」は、米国で買うより日本で買った方が何故か割安だ(米国価格は$30~40)。今回抜栓のボトルは、約1年前に購入したもの。以後、冷蔵庫の中で保存した。だからさほど熟成効果は期待できない。

 中心部は濃く、不透明な色合い。エッジの部分は明るく鮮やかな赤色で98年の加州ワインらしい。香りは強く、抜栓直後はカシス、ダークチェリー、インクの強烈な香りが立ちこめる。その後も香りの強さは衰えず、獣香、もぎたてのミントの葉、森林などの風味が加わる。また若干の安カベルネ臭もあり。味わいはなめらかでドミナスとの共通点を持つが、複雑味が不足して少し平板な感じがする。冷蔵庫保管のせいか、後味がこなれておらず強めの渋みと苦味、酸味が長く口内に留まる。後味全体は、やや纏まりを欠く若い感じだ。後味には酵母の風味を伴う、安カベルネのようなニュアンスもある。大きく外れることのない、ドミナスの雰囲気を味わうことのできるそれなりの価格のワインであるが、優れたボルドーや素晴らしい加州カベルネを飲み慣れた方には、やや物足りない印象を持たれるだろう。(98年という年の特徴を反映しているせいかもしれない)

(記:2002.8.17)

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ドミナス '97 [ドミナス]

200106-02.jpg鮫洲の陸運支局に国際免許を取りに行った。帰りのバスはWing高輪を通るので、ふらふらと吸いこまれるように途中下車してENOTECAに立ち寄った。カフェに入ると、昨日抜栓したというマグナムのドミナスが残っていたので、ちょっと一杯ひっかけて行くことにした。ちなみにドミナスは僕にとって「何本も所有するけどまだ飲んだことのないワイン」である。

 「1997ドミナスDominusは、カベルネ・ソーヴィニオン86.5%、カベルネ・フラン9%、メルロ4.5%というブレンドで、すばらしく良い姿をしており、アルコール度数は14.1%、phは新世界の多くのエノロジストを身震いさせるほどである(3.95ほど)。肉づきのよい、絹のような舌触りをした、豪勢なワインで、ゴージャスなノーズがローストしたハーブや、コーヒー、ジャムのようなブラックチェリーやプラムのような果実を連想させるほか、アジアのスパイスや、甘草、ブラックベリーやチェリーの趣きにタバコのスパイスが加わって、複雑な非常にもつれた、それでいてゴージャスなまでに均整のとれたドミナスとなっており、ミディアムボディからフルボディで、非常に凝縮感があり、絹のような舌触りをしている。今飲んでもゴージャスだが、たぶん10~15年はあっさり熟成するだろう」(Robert M.Paker,Jr『ザ・ワイン・アドヴォケート』(第132号)株式会社オフィス宮崎)。PP94点。

 上の引用文を書いていたら、結構長いのでちょっと疲れた。それにどうも言葉が少しおかしいようにも思える・・・(きっと原文がそうなのだろう)。ともかく自分が飲んだ感想を。

 注がれた瞬間、しっかりした黒味を帯びた色合いをしているのが分かる。エッジの部分を観察すると赤色、ピンク色が残っており、若さが表れている。香りは中程度で、喉に抜けるようなクールな香りがある。やや青臭い茎、杉林、ハーブのような複雑さなど。滑らかな口当たりをしており、ボディはミディアム。思っていたよりボリューム感はなく痩せた感じ。極端に凝縮している訳でもなく、個人的には中庸で親しみやすく思えた。一方後味はしっかりとした構成を持っており、長時間持続する。若干こなれていない青臭さがあるようにも思えたが、今飲んでも十分楽しめると思う。現在~5年後くらいまでが飲み頃か。パーカーの言うような長期の熟成には不向きのように思える。(抜栓2日目のマグナムという点が影響しているのだろうか?)

(記:2001.6.24)

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