Home > 加州 > カレラ Archive

カレラ Archive

シャルドネ セントラルコースト '02 [カレラ]

最近、ネットで最新Vintage(2006年)を安売りしているので、近くの「やまや」で品質確認のため購入した。冷蔵庫に陳列してあるボトルを何気なく買ったのだが、意外にもBack Vintageのボトルだった。

オレンジと緑を含んだ濃いめの黄色。

香りは強く、よく熟れた果実、バニラ、バターなど。押し出しが強く、バターをふんだんに使ったソテーのような印象がある。

味わいも同様で、インパクトある果実味が最初に現れ、途切れることなく続いてやや強めの苦味とタンニンが口内をほろ苦くする。その後は、ほろ苦さにバニラの風味が混じり、長く口内に余韻を残した。

果実感や苦味の要素があからさま過ぎて上品さには欠けるが、こだわりなくストレートに濃い味わいを求める際には良いと思う。始めから開いているので、皆で飲むのにいい。また、Mt.ハーランのシャルドネ同様、熟成させることで「まるみ」が出て、全体のバランスが向上する可能性が高く、もしセラーに余裕があるならば8年くらい放置して飲んでも面白い。

(記:2008.2.3)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール ジェンンセン '98 [カレラ]

最近またマスコミなどで取り上げられ始めたカレラのジェンセン。会社の後輩に飲ませてみようと思い、寺田倉庫のセラーから出庫してきた。ファースト・リリースで購入後、サイレント・カーヴで保管し、後に寺田倉庫に移したボトルだ。状態は極めて良好で、キレイな熟成の途上にあった。

全体的な色調はファースト・リリース時と同様に透明感ある桜色を濃くしたような感じだが、エッジの部分に褐色が混じり、程よい熟成感が見て取れる。

香りはやや強めで素晴らしい。果実香、アルコール香に熟成香がムンムンと香り、古い高級ブルゴーニュを嗅いでいるようだ。獣香、皮革、少し置いた巨峰の皮など。最初は、還元に由来するドブのような臭いも混じるが、時間経過と共に、どんどん良い方向に変化する。ピノ・ノワールがヤメられなくなるような香りだ。

味わいにも程よく熟成が入っている(そして、まだまだ熟成の余地がある)。エレガントな果実感に加え、熟成による旨味が加わって、非常に心地良い。後半のタンニンや苦味が十分に生きているため、必要な収斂味も確保されている。苦味が少し荒い点にマイナス要因があるが、今後の熟成により解消しそうだ。全般的に非常に良いバランスで、飲み頃に入っていると思う。

熟成に関して大いに疑問を持ちつつも、保管したままここまで引っ張ってしまった98年のカレラのボトルだが、結果は本当に良好で、キレイに熟成してくれた。リリース当初は、純粋にカリフォルニアのピノ・ノワール的な味わいだったが、熟成により確かにDRC的な要素も生まれている。自信を持って、人に奨められる内容だ。(セレックやリードを飲むのも楽しみだ)

※飲む際は、少し高め[20度を少し超えるくらい]が良い。

追記:98年のマウント・ハーラン単一畑の平均収量は、9ヘクト・リットル/エーカー。90年代で特に低収量。

(記:2007.12.23)

Continue reading

Mt.ハーラン シャルドネ '97 [カレラ]

ファースト・リリース時に購入以来、ほとんどの期間(少なくとも6年以上)を冷蔵庫の野菜室で保管したボトル。半分忘れられた存在だった。

ボトル外観が野菜や食品の汁であまりにも汚れていたので恐る恐る抜栓すると、劣化は全く見られず、健全に熟成していた(ただし熟成の度合いはセラー保管と比較して進んでいないように思えた)。

ほんの僅かにオレンジを含んだ濃い黄色。熟成により黄色くなっているが、「まっ黄色」というほどではない。底には結構な量の酒石酸化合物の結晶が出来ている。

香りは、ハッキリ、クッキリしており面白い。低温時は、バター、バニラ、蜂蜜、鉱物、白い花など。少しすえたような古い白ワイン独特の臭いもある。温度が上がってくると焦げた雰囲気やナッツの風味が主体になり、ピュリニー・モンラッシェの上級の1er Cruのような感じに変化する。

リリース当初、インパクトが強過ぎて飲みずらかった味わいは、強度が落ち、ぬるっとオイリーになって随分飲みやすい状態だ。相変わらずしっかりとした味わいだが、わざとらしさが取れて自然さが出たように思える。後半に雑味や古い白ワイン独特のクセがあるものの、バニラ、バターの風味をバックに展開される果実感とそれによく馴染んだ苦味、ジリっと残る余韻は、なかなか好印象だ。何かバターでソテーした美味しい料理を食べた後のような余韻が心地良い。オー・ボン・クリマの少し上級の畑のシャルドネに通じるところが見られた。

リリース当初のあまりの味わいの強さに長年放置したボトルだが、それで正解だったようだ。今の状態でも美味しく飲めるが、まだまだ10年程度の熟成は効くと思う(野菜室なら)。最新のVintageは、記念ボトルということで、何本かストック用に購入したが、収量が今日飲んだワインの1/3以下らしく期待大だ。また熟成させようと思う。(97年の生産本数:約21,000本) 

(2007.12.10)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール セレック '04 [カレラ]

やまやのカレラ&ABCリリース時に、リード、ジェンセンと共に赤坂店で試飲。3Glassセットで¥1,800(税込)。実は既に最低限の本数の単一畑&シャルドネを地元のやまやで朝イチで確保済みだったが、どうしても品質を確認したくて赤坂まで行ってしまった。(電車一本で行けると、こんな時に思い切れてしまう)。PP 96。

ややくすんだ黒みの強い色合い。透明感がある。

香りは、山椒、みかんの葉、アクリル樹脂、アルコール、トニックウォーターなど。全体に硬い感じがする。

味わいは濃厚で、各要素が落ち着きを持って溶け合い、良いバランスを保っている。一口飲んだ瞬間に、カレラのこれまでのVintageと一線を画すことが分かる。全体に果実に由来する甘さが強いが、若さゆえ渋みもやや強く、それが甘さと絡まって複雑な味わいを提供してくれる。また果実感に芯が残る印象がある。

今後の熟成により荒さが取れ、強いインパクトを持った要素が馴染んで更に向上すると思われる。セレックはほとんど、販売当日の午前中に売り切れたそうだが、追加購入のためあちこち探して、結局6本購入することが出来た。

(2007.10.27)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール リード '04 [カレラ]

ややくすんだ赤黒色で、エッジは桜色。Vintage以上に熟成しているように見える。

香りは中程度で甘い香りが主体。リキュールのような可愛らしさ、妖しさ、女性用の化粧品、山椒、深みのある果実感など、良い年のカレラらしい複雑な香りがする。

口に含むと非常に強い風味を感じ、インパクトを受ける。ジンとくるタンニンが果実味とうまく混じり、十分なアルコール感がそれらと調和してバランス良い仕上がりになっている。部分的に構造が薄い部分もある。アフターの強度は弱めだが、梅、ぶどうの皮、ミネラル、塩辛さなど、要素は複雑だ。飲み進んでゆくと渋みが蓄積して、渋美味しくなる。

同年のセレックと同程度の良い印象を持った。価格を考えると、買い得だと思う。(このボトルも買い足した)

(2007.10.27)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール ジェンセン '04 [カレラ]

P.P.94点。

やや黒みの強い赤黒色で透明感がある。

香りは中程度で、やや閉じ気味。湿った絵の具箱や雑巾のようなカビ臭さ、山椒、ミカンの葉、甘く妖しいリキュール風の香り、アルコール香など。

味わいは、濃く、甘く、華やか。バニラの風味があり、滑らかな口当たりだ。明確で分かりやすい果実味はすごく一般受けすると思う。個人的には渋みがもっとあってもいいように感じた(控えめで口内にあまり蓄積しないため)。余韻は長く、意外に思えるほど良質だった。

ボトル・コンディションのせいかもしれないが、最初に感じたカビ臭と、味わいの中で浮いてわざとらしかったバニラ風味の分を割引き、セレックやリードより少し低めの評価にした(2本のみで追加購入もしなかった)。ただ、04年のカレラは全般的に他のVintageと比較して、かけ離れて良いことを明確に感じた。このボトルも十分に熟成・向上すると思う。もうちょっとだけ安いといいんですけどね。

(2007.10.27)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール ミルズ '97(demi) [カレラ]

セラーの下の方ですっかり忘れていたハーフボトルを抜栓した。ファースト・リリースの際に購入して、比較的低めの温度(12℃くらいか)/ラベルが一部溶けるほどの高湿度で保管してきた。

97年のカレラは、リリース当初はなかなか素晴らしい印象だったが、やや薄い感じで、うまく熟成しているのかどうかが不安な内容だった。今回は実験的な意味合いで、一番風味の単調なミルズを試してみた。

しっかりとした色付きの典型的ピノ・ノアール色が、健全に褪色して褐色やオレンジを混ぜた色合いに変化している。

香りは最初閉じており、抜栓後1時間を経過する頃から段々と強くたくましい香りに変わってきた。熟成香が主体で、アメリカのショッピング・モールの雑貨屋で売られている香を練り込んだ線香、グリーン・ノート(米ドル札[インク?麻?])、長い時間空気に触れた巨峰の皮、火薬、アルコール香、木樽、コルクなど。アルコール香が強く感じられたのでラベルの裏を見ると、14.6%もアルコール度があるそうだ。甘い男性用の香水のような雰囲気もある。

味わいも最初は目覚めておらずやや単調。1時間半程度を経過した辺りから真価を発揮する。果実感に由来する甘みを残した飲み口は、続いてじんわりと広がる旨味感に移行する。やや単調な中盤を経た後に、まだこなれ切っていない渋みと苦味へと続く。渋美味しいワインだ。

ちょっと単調な部分もあるが、想像していた以上にうまく熟成しているように思えた(熟成失敗を予想していた)。ファースト・リリース時には、フレッシュな素晴らしさがあったが、熟成した現状も、これはこれで十分に楽しめる内容だった。(ただし、時間を十分に掛けて、空気と触れ合わせてはじめて真価を発揮する)

(2007.8.19)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール リード '01 [カレラ]

「やまや」赤坂店の3月セールにて試飲。

しっかりとした色付きだが、透明感が強くほんのりと枯れた色合い。

香りは中程度でやや閉じている。汗、酸、ストロベリー、カシス、アメリカ人の食べる人口的な菓子など。

味わいは若干凝縮感に欠け、閉じかけた状態のカレラのピノに共通する味わい。バニラやほんのりとした果実味が中心でアルコール感も高い。後半はジンとくる苦味と果実味が混じり非常に伸びがあるが、ある時点まで継続するとスッと大人しくなる。飲み進んでゆくとアフターの風味が若干厚みを増し、「渋」「苦」美味しさが際立ってくる。

全体に加州ピノらしい味わいでブルゴーニュ感は無い。¥5,000くらいまでの価値はある。

(記:2006.3.25)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール メランジェ '97 [カレラ]

たぶん'01年頃に購入したボトルだ。(シングル・ヴィンヤードとして使われなかった)ミルズから72%、ジェンセンから22%、セレックから6%が混合され、'99年の2月にボトリングされた、と書いてある。
このボトルは、購入後の短期間はセラーで保管したが、その後ほとんどを冷蔵庫(普通室)で保管した。劣化は全く見られず、97年のワインとは思えない良い意味でのフレッシュな状態だった。

透明感のある澄んだルビー色。エッジの部分はややオレンジがかっている。

香りは中程度からやや強めで、甘いキャンディ、すももの果肉、ミント、杉林、強いアルコールの揮発感などが感じられる。カリ・ピノの甘い香りがベースだが、単に甘ったるい香りに留まらず、人を楽しませる複雑さや厚みを持っている。

味わいは、シングル・ヴィンヤードの良作年と比較すると若干薄さを感じるものの、複雑さやインパクトは標準以上で不作年のワインは確実にしのいでいる。なかなかの品質だと思った。中盤までストレートな果実味が口内にふくらみ、後半で杯を重ねることに蓄積する渋みと苦味、酸味がしっかりと全体を引き締めて飲み飽きしないワインにしている。

ちゃんとした温度、グラスで飲んでやれば、とても楽しめる。現時点でセカンド・ワインであることを忘れてしまう状態だ。冷蔵庫のどこかにもう1本くらい無かったかなあ・・・。

(記:2005.12.25)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール ミルズ '00 [カレラ]

8月末の「やまや」のセールで購入した。本当はジェンセン'01の追加購入を目論んだのだが、昼頃には売切れだったため代わりにセレック'01とこのミルズを厚めに買った。
赤坂、新宿各店で店長にヒアリングしたところ、カレラの次回入荷予定は「未定」とのこと。ただ何となくもう1度セールがありそうなニュアンスだったので今度は早起きしてジェンセンとリードを追加購入したいと思う。

透明感はあるが、ピノ・ノアールにしてはとても黒みの強い色合い。外観から濃厚さが見て取れる。

香りは注いだ直後は中程度だが、温度の上昇とともに強くなる。甘く揮発性の高いリキュールのような香りだ。構成要素は、アメリカ人の食べるキャンディ、ぶどう果皮、ゴム、ミント、アルコールなど。どれも強く主張している。

味わいの前半は甘い完熟した果実の風味が、じわっと口内に広がる。その後、若干の水っぽさを感じさせるが、後半は力強い苦味とタンニンが立ち上がる。非常に強い後味で満足感を与える反面、温度が低いうちはザラつき感が目立ち、このワインの飲み頃がもっと先であることを教えてくれる。

全体的には、加州の雰囲気を持ちながら、濃く、しっかりとした造りのブルゴーニュのような要素を併せ持つ好感の持てるワインに感じられた。

6月に飲んだジェンセン'01と比較すると、味わい中盤の充実感と後味の洗練度に幾分か劣る部分がある。ただしコストパフォーマンスを考えると満足できる内容で、入手の容易さやジェンセンとの価格比などを総合して考えると、購入しても後悔の無い内容だと思った。普段は1日に1/3程度の酒量だが、日曜にゆっくりと飲んだせいか、4/5を開けてしまった。

(記:2005.9.5)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール ジェンセン '01 [カレラ]

(R)Calera-Mt. Harlan Pinot Noir Jensen Vineyard 01.jpg

World Cap 北朝鮮戦を見ながら先日「やまや」で購入したカレラのジェンセンを飲んだ。初めはやや水っぽくバニラの風味が浮ついた印象だったが、1時間半を経過した時点で中盤の構成がググッと立ち上がり、02年のブルゴーニュ(それも有名な造り手のボトル)に匹敵する味わいに変身した。

ルビー色を黒く濃くしたような、それでいて透明感を維持しているとてもキレイな色合い。上品な感じがする。

香りは強く、複雑、シャープ、そして妖しく力強い。甘い果実香、キャンディ、揮発性のペンキ、革、獣香、ゴム、アルコールなど。革や獣香のニュアンスは、1時間以上経過した後に現れる。時間が経てば経つほど複雑さが増し引き込まれるような魅力を発揮した。

味わいは大きく2部構成に分かれる。前半は果実の旨味感。当初は中盤が水っぽく不満足な印象であったが、空気に触れるに従ってだんだんと味わいが立ち上がって、充分以上の強度の味わいに変化した。中盤以降は、それに連続するように若い渋みと苦味が口内を引き締める。まだザラつきのある収斂味だが、前半から中盤の果実の印象がとても強いため、現時点でよくバランスが取れている。非常にパワフルだ。アフターの若く痺れる味わいは、樽香を伴いながら長く口内に留まり、次の1杯あるいは食欲を誘う。

香り、味わい共に、ファーストリリースのワインらしい良い部分がハッキリと現れていた。現時点で最初の飲み頃と言っても良い状態だ。数ヶ月経過すると閉じてバランスを崩す可能性が高いが、5年、10年後にまた飲むのが楽しみなワインだ。全部で5本購入したが、余裕があればまだ買い足しても良いと思った。

(記:2005.6.10)

Continue reading

シャルドネ セントラルコースト '00 [カレラ]

(R)Calera-Chardonnay Central Coast 00.jpg

先日飲んだピノと同時に購入したハーフボトル。こちらは1年古い2000年だ。

オレンジを含んだ濃い、しっかりと色付いた黄金色。

香りは強めで、白百合、男性用香水、大型柑橘類の皮、鉱物、ビニールなど。香りだけで考えると、とても硬質な感じがする。

味わいは抜栓直後から非常に強いインパクトがある。果糖が残っているかのような爆発的な果実感は、マンゴーを始めとする南方系のフルーツを連想させる。中盤以降は、パパイヤ、マンゴー、グレープフルーツの後味を混ぜたような印象や、マロンのような強い焼いた樽の風味が強力に押し寄せる。とても押しの強いワインだ。

分かり易く、もの凄いインパクトのワインなので、テイスティングや屋外での飲み会などに活躍するだろう。ただわざとらしい樽の風味が苦手な人には合わないと思う。

(記:2005.5.31)

Continue reading

ピノ・ノアール セントラルコースト '01 [カレラ]

(R)Calera-Pinot Noir Central Coast 01.jpg

先週土曜の「やまや」のセール。新宿店で売り切れていた「ジェンセン」を探しに赤坂店に行った際、久しぶりに購入した。このワイン、初めて飲んだのは6年か7年くらい前だったと思う。

しっかりと色付いた真紅で透明感がある。濁りなくすごくキレイな色だと思う。

抜栓直後から香りは強くインパクトがある。米国風キャンディ、チェリー、ゴム、鼻に抜けるミント、アルコールなど。基本的には爆発力があり良い香りだが、少し行き過ぎて人工的な感じが出ている。

味わいの前半は甘い完熟した果実の風味が口内に溢れる。2、3口飲み続けると、渋みと苦味が出てきて前半の甘い果実味と混じり合う。ちょっとストレート過ぎる感じもするが、ずけずけとこちらに踏み込んでくる味わいで、誰でも楽しめる内容だ。

抜栓直後から2日目になっても強い風味を主張し、とても楽しませてくれた。基本的にカリ・ピノだが、良作年の良い造り手のブルゴーニュのような要素も見え隠れし、意外なほどに楽しめた。90年代後半の同ワインより品質が確実に向上しているように思えた。強い個性は非常なタフさを想像させるので、屋外やパーティなどでも活躍するワインだと思う。何より価格が安く気軽に入手できるのが素晴らしい。

(記:2005.5.26)

Continue reading

Mt.ハーラン シャルドネ '96 [カレラ]

200207-03.jpg冷蔵庫内の整理に伴い野菜室から出てきたボトル。いつ頃買ったボトルなのかは定かではないが、おそらく96年のカレラ単一畑がリリースされた当時、或いはその少し前に購入したのだと思う(98年~99年頃?)。以後、ホームセラーに入ったり、常温で保存されたり、サイレントカーヴに入ったり、野菜室に入ったりと、保管に関しては決して誉められた過程を辿っていない。

 僅かに緑色を残すが、熟成によりかなり黄みが強くなりつつある状態。ボトルの底にはごっそりと風呂釜から出てきた水垢のような澱が溜まっている。別の言い方をすれば、耳垢のようにも見える。香りは強めで硫黄臭を伴うモワッとした樽香、レモン、金柑の皮など。味わいは、まだまだ樽香が強いものの、まるみを帯び全体に溶け込み始めていて、かなり取っ付き易いワインに変化している。更に3~4年、或いはもっと寝かせると素晴らしい味わいに変化する可能性が高い。後味は苦味が強いが、他に酸味や樽の余韻があり複雑。長く持続する。全体に期待以上の味わいで、買ったばかりの同シャルドネとは全く違う表情を見せてくれた。97年以降のボトルもある程度の熟成後に飲んでみようと思う。

 またこのワインで特筆すべきは、2日目以降風味があまり落ちずに持続すること。勿論1日目から2日目にかけては味わいに多少の変化は感じられるが、許容範囲内で、その後は窒素充填なしでも余裕で4~5日間風味が保たれる。レストランなどでのグラスワイン用に適しているのかもしれない。

(記:2002.7.18)

Continue reading

ピノ・ノアール ジェンセン '97 [カレラ]

200202-02.jpg「やまや」のセールで本ワインのハーフボトルを補充したので、1年半以上前に購入したボトルを熟成経過確認のため抜栓してみた。(初期に数ヶ月冷蔵庫で保管した後、サイレント・カーヴで1年以上保管)

 透明感は高いが黒味を強く帯びた赤色。購入当時の色合いと比較すると、エッジの部分に僅かながら水っぽさが増しているように思える。脚はやや多め。香りは中程度からやや強めで、抜栓当初は閉じ気味。抜栓後40分程度過ぎたあたりから真価を発揮しはじめた。要素としては、いちご、チェリーのリキュール、森の匂いなど。野菜のような雰囲気があるのは、冷蔵庫保管のせいだろうか?味わいもリキュール系で悪くはないが、やはり閉じ気味で現段階では後味の渋みや重み、渋みが目立ってしまっている。後味には、少ないながら確かに樽の風味も前面に出ている。97年は収量が多く、ジョシュ・ジェンセン自身が「六年の熟成を待たずに楽しめるワインです」(マルク・ドヴィリエ『ロマネ・コンティに挑む』TBSブリタニカ)と述べているように、実は早くに飲んでしまった方が楽しめるワインだったのかもしれない。ゆっくり開かせれば現時点でも楽しめるが、飲み頃ではないように思えた。今後の熟成可能性は「?」で、もしかしたら「薄いワイン」に変化してしまう可能性も拭えない。
(記:2002.2.24)

Continue reading

ピノ・ノアール セントラルコースト '98 [カレラ]

200106-01.jpgインターネットのオークションでセット購入したうちの1本。内容はセレック、セントラルコースト(赤、白)。「やまや」などでは、1本\2,480程度で売っているボトルである。リリース当初の98年セントラルコーストは、97年と比較すると、やや粗い印象があったが、時間の経過を経て、どのように変化しているだろうか。

 透明度が高く、明るい赤とピンクが強い色合い。香りは中程度からやや強めで、ゴムをはじめとする人工的な風味が強い。また汗、アルコールといった揮発性の香り、牛乳の香りも含む。口に含むと不自然な甘みを伴ったカリフォルニアのピノ・ノアールらしい味わいが口内に広がる。また、ぶどう以外の果実から造られたリキュールのような雰囲気もあり、この点で単一畑のピノ・ノアールと共通点を持っている。後味は苦味が強く、全体の味わいを若干損ねている。またトーストを焦がしたようなフレーバーが長く口内に留まる。
 2日目になると人工的な風味は和らぐが、やはりアフターの苦味が強く、ちょっとバランス感に欠ける。価格なりの味わい。熟成による向上は、今後もあまり望めない。

(記:2001.6.30)

Continue reading

Mt.ハーラン ピノ・ノアール メランジェ '97 [カレラ]


カレラのワインの裏側には「能書き」が付いている。現在、その能書きを読みながらワインを飲み、原稿を作成中。
このメランジェは、97年の自社産ピノ・ノアールのうち、単一畑として販売するのにふさわしくないロットをブレンドして造られている。比率は、ミルズ78%、ジャンセン22%、セレック6%。生産本数は、フルボトルで23,328本、ハーフボトルで2,340本。

色合いは透明度の高い濃いルビー色。他4種の単一畑の色とほぼ一緒だと思って良い。
香りは弱めで、砂糖漬けの梅、カシス、牛乳、若干の腐敗臭。総じてリキュール系の香りである。抜栓直後は何故だか先日飲んだサンタバーバラワイナリーのレイト・ハーヴェスト(貴腐ワイン)に共通した印象を感じた。

味わいもリキュール系でアルコール感が強く(13.9%)、基本的に単一畑と同じ風味を持つが、凝縮感が弱く物足りない。時間を経過するにしたがい収斂味が増し、トーストの風味を伴うアフターが長くなって好転するが、それでも単一畑と比較すると物足りなさは拭えない。

僕は並べて試飲しても97年のセレックとジャンセンとリードの違いは味わい分けられない人間だが(ミルズは少しだけ差がある)、これらとメランジェの間には歴然とした差があり、単一畑の味わいを期待すると大きな失望を味わうことになる。丁度、ミルズをきれいな水で薄めたような味だ。潜入感を持たずに飲めば結構よくできた加州のワイン。コストパフォーマンスは、ちょっと悪い。

Continue reading

ピノ・ノアール セントラルコースト'98[カレラ]

ごく薄い色合いで透明度が高い。97年は、甘い香り、花の香りが感じられたが、98年はむしろ熟成を開始したACブルゴーニュのようだった。酸味、渋み共にまだ元気過ぎ、カドが取れていない印象。甘味はあまり感じられない。瓶熟がまだ不充分であり、今後熟成が進めば違った印象が得られるだろう。97年と比較すると、やや個性が足りない気がする。

Continue reading

シャルドネ Mt.ハーラン'96[カレラ]

薄く緑色がかった濃く輝きのある黄色。抜栓当初、劣化を思わせる硫黄のような香りが強かったが、10~15分程度でそれは全体のバランスを崩さない程度に収まった。この劣化を思わせる香りは、弱いながらも翌日まで持続したので、人によっては容認できない欠点になるかもしれない。他の香りは総じてごく弱めだが、わずかに甘味を感じさせる要素もあった。口に含むと、まず弱めの甘味が感じられ、中盤はすっきりとクリア、後味に酸味が訪れた後、それをかき消すようにやや強めの苦味が被さってくる。苦味は心地良い。ややクセが強いが、それを許せればなかなかおいしいワインだと思う。同じカレラのセントラルコーストと比較すると、こちらの方が若干上品だが、価格(2倍)ほどの差は感じられない。ブラインドで出されたら、優劣が逆転する可能性すらあると思う。コストパフォーマンスで言えば廉価版のセントラルコーストを買った方がお得である。

Continue reading

Index of all entries

Home > 加州 > カレラ Archive

Links
Search
Feeds
Recent Comments
Recent Entries
Archives

Return to page top