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オー・ボン・クリマ Archive

サンタ・マリア・ヴァレー ピノ・ノアール '05 (ミッション・ラベル) [オー・ボン・クリマ]

10年くらい前から継続的に買っているワインだが、05年、06年が納得できる価格で販売されたので久しぶりに数本買ってみた。品質確認の意味を込めて、内1本を抜栓。

しっかりと色付いた赤黒色で透明感がある。まるでブルゴーニュの高級ドメーヌのピノのようだ。

香りはやや強めで複雑。自然な感じの甘く可愛らしい果実香、ミント、アルコール、レザー、獣香、汗など。特に皮の雰囲気が秀逸で、獣っぽさがムンムン来る。若い果実感と、熟成感を伴う獣香が混じり合い、何とも言えない魅力的な香りを提供してくれる。

口に含むと、まずキレイな果実感。次いでとても強いミネラル、塩辛さが感じられる。中盤に水っぽさ、希薄さがあるが、後半は十分なタンニンが口内を引き締める。最後に苦味が出てくるが、これは未だこなれておらず、やや荒っぽい。

このワイナリーの最も格が下のワインであるが、価格を大きく超越した複雑味を備えている。薄いながらも熟成の可能性を秘めており、10年後でも十分に楽しめると思う。残りは長く熟成させてから飲もうと思う。

(記:2008.2.6)

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サンタ・マリア・ヴァレー ピノ・ノアール '02 [オー・ボン・クリマ]

(R)Au Bon Climat-Santa Maria Valley Pinot Noir 02.jpg

96、97年くらいから毎年2・3本購入しているワイン。ブルゴーニュの1er cru以上の味わいを提供してくれる一方で、価格が¥2,000~¥3,000程度なのが嬉しい。確実なコストパフォーマンスを見せつけてくれるワインだ。

かなり濃厚な赤黒い色合いで、全体にくすんだような枯れたような色。

香りは強めで複雑。イチジク、甘く漬けた梅干、インク、ブランディ・ケーキ、醤油、ミント、アルコール。カリフォルニア的なニュアンスと、ブルゴーニュのデュジャック香のようなニュアンスが混じり合って、かなり良い感じだ。

味わいにおいても同様で、カリ・ピノの果実感とブルゴーニュ的な滑らかさや後半のタンニンの心地良さが同居している。後半の味わいはやや強めで、前半の甘い旨味感を、ほろ苦さと渋おいしいアフターで引き締めてくれる。

とても良いバランスで高級感、エレガンスさを持って造られている。毎年飲んでいるが、とてもよく出来ている年だと思う。この価格ならば複数本購入しても後悔はしないだろう。(初心者よりは、少し分かってきた人向けか?)

(記:2005.2.5)

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シャルドネ サンタ・マリアヴァレー Le Bouge D'a cote '97[オー・ボン・クリマ]

200212-08.jpgいつどうやって買ったかも分からないABC。保管履歴はあまり誉められた内容ではなく、冷蔵庫とセラーを行ったり来たりという感じだ。そのせいか、コルクが瓶口から2~3mmも陥没していた。

 熟成を感じさせるかなり強い黄色に緑のニュアンスが残る。グラスの側面を見ると、ネットリとした脚が発生している。香りは強めで、白い花、鉱物、ミネラル、オレンジの皮など。味わいはリリース当初に見られがちな過剰さ、わざとらしさこそ和らいでいるが、まだまだ強く残っており、今丁度いい時期が始まっているように思えた。口に含むとまず加州のシャルドネらしいふくらみのある甘みが感じられ、熟したパインや柑橘類の風味が広がる。中盤から後半にかけて、焦がしたバニラやナッツのような樽香が強くなり、終盤の苦味と共に長く持続する。未だに樽の厚化粧的な部分も多々感じられるが、熟成感が現れ、各要素が溶け込み始めているので、全体的にはいい印象を持った。今後ますます熟成度合いを深め品質が向上するだろう。この価格の白ワインで長期間に渡り保管して熟成を楽しむのは、なかなか難しいことであるが、是非1度試してみると良いと思う。このくらいの価格であるならば、お買い得の1本だ。 (2日目は樽の風味とエグみがキツくなった。保管状態のせい?)
(記:2002.12.2)

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サンタマリア・ヴァレー ピノ・ノアール/モンデュース '99 [オー・ボン・クリマ]

200207-01.jpg他のオー・ボン・クリマのワインを購入した際に、「ついで」に購入した1本と記憶している。冷蔵庫での保管期間が長く、品質についてはやや疑問あり。コルクの裏や瓶口部分にはポツポツと酒石酸の小さな固まりが付着していた。

 通常のピノ・ノアールと比較すると紫と黒の色合いが強い。濁っている訳ではないが、色合いの濃さ・黒さから透明度はそれほど高くない。抜栓直後の香りは強いが、時間の経過と共に中程度からやや弱めに落ち着いてゆく。胡椒他スパイス、ミント、アルコール揮発臭、腐葉土など、南仏の安めのワイン風。口に含むとはじめ果実感が強く、後半になると渋みがじわりと口内に広がり長く持続する。また全体にガメイを混ぜたワインのような独特の風味、南仏のワインのようなスパイシーさが強く感じられる。ある程度のボリューム感と複雑さがあるが、なんとなく良く出来た「ブルゴーニュ パストゥグラン」のような味わい。 土・日の昼ご飯にパスタと一緒に気軽に飲むのに適したワインだと思う。

(記:2002.7.31)

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シャルドネ ニュイ・ブランシェ '98 [オー・ボン・クリマ]

ABCがワインジャーナリズムの嗜好に迎合して作ったと言われるシャルドネ。2年ほど前に購入したが、なんとなく飲む機会がないままここまで引っ張ってしまった。最近暑い日が続くので、ラベルに惹かれて抜栓してみた。

 非常に濃厚で僅かにオレンジがかった黄色をしている。香りはやや弱く硬めで、白い花、鉱物など。口に含んだ瞬間、これまで貴腐を除く白ワインでは経験したことがないほどの甘い果実味が感じられる。グレープフルーツ、レモンの皮、蜂蜜などの風味がジュースのようにギュッと詰まっている。その後は息つく暇なく焼酎の後味のような苦味、樽に由来するトースティな余韻が押し寄せる。不味くはないが、何か僕がABCのワインに求めるものとは違う。なんとなくウェルチにこのブドウジュースを売った方がいいような気がする。また先日の飲み会で最後に飲んだ「グレープフルーツサワー」に全体が似ている気もする。少しだけ、デザートワインとして飲むと、おいしく頂けると思う。

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イサベラ '99 [オー・ボン・クリマ]

200202-03.jpg下記のオルネライア同様、冷凍倉庫より到着した1本。ただし本ボトルのみ完全凍結が起こっていなかった。尋常でないほど厚いガラスを持った超重量級ボトルのせいだ。瓶口の部分は通常のカプセルで覆われている。98年の封蝋は、やはり評判が良くなかったのだろう。

 濁りはないが、ピノ・ノアールとしては例外的に濃い暗赤色をしている。「黒ワイン」といった感じだ。香りは中庸から強めで、ミント、タイム、森林、アルコール、梅、ぶどう果汁など複雑で楽しめる。抜栓直後の味わいは、渋みと酸味、タンニンが安定せず首をかしげるものであったが、40分程度を経過した時点で纏まりが現れ、オー・ボン・クリマに共通するおいしいワイン(果実味と旨み感、複雑さが調和した素晴らしいワイン)へと変身を遂げた。ただし後味に残るタンニンは、まだやや過剰な感じがあり、飲み頃はまだ先のように思われた。以前に飲んだノックス同様、損はないが得もない、価格なりのワイン。ブルゴーニュが価格低下した場合、僕はなんとなくそちらに目が行ってしまう。
(記:2002.2.17)

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シャルドネ Le Bouge D'a cote '97 [オー・ボン・クリマ]

200106-03.jpgジム・クレンデネンの生産する代表的な白ワイン。ビエン・ナシド・ヴィンヤードのシャルドネより生産され、これを過熟させフレンチオーク新樽200%で仕上げると「ニュイ・ブランシュ」となる。

 オレンジがかった強めの黄色。香りは中程度からやや強めで、初日は果実味を中心に僅かに樽香が感じられる。2日目以降は落ち着いて香りが弱まり、グレープフルーツの皮やほんの少しニスのような揮発性の風味も出てきた。抜栓初日~2日目にかけては口当たりが強く、苦味や後味の樽の風味も強過ぎ、エグミが感じられるほどしつこかったが、3日目になって落ち着いた静かな良さが出てきたように思える。当初気になった後味の苦味みや樽の風味も全体に馴染んで味わい深いものになった。オー・ボン・クリマの白ワインの中では大人しめの部類に入ると思うが、僕が夏に飲むワインとしてはパンチが少しだけキツイように感じられた。しばらく寝かせて3年くらい後に飲むと案外いけるかもしれない。

(記:2001.6.23)

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シャルドネ アロヨ・グランデ・ヴァレー リザーヴ・タレイ '97 [オー・ボン・クリマ]

やや濃い目のしっかりとした黄色をしている。樽香を纏った熟成感のある白ワインの香り。リンゴ酸、バナナ酸、そして若干の卵の腐ったようなひねた臭いを伴う。味わいは濃厚・重厚で、口当たりにマンゴーをはじめとする熱帯性フルーツの印象がある一方で、中盤以降苦みやタンニンの重みが口内に残り、長く留まっていつまでも消えることがない。僕にとっては強過ぎ、一気に大量摂取ができないワインだった。2000年7月に、同ワインの96年を飲んだ際もそうだったが、夏に爽やかさを求めて飲むには適さないワインのように思えた。ただし悪いワインではない。

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ピノ・ノアール ノックス・アレクザンダー '98 [オー・ボン・クリマ]

通好みのワインを安価で販売するネットショップ、ウメムラにて購入。愛知県の店らしいが、ネット上ではそんな立地に関係なく全国に販売を行うことができる。ここ数ヶ月僕が購入したワインショップを見ても、佐賀、新潟、栃木、大阪、神奈川、埼玉・・・と、あちこちだ。全国の実力のある店が頭角を現すことができる時代、裏返せばものすごく厳しい競争社会になったものだ。(消費者の立場で言えばありがたい)

 味や香りについて記述する前に、まずこのワインのボトルについて書かねばならない。イザベル、ノックス、ニュイ・ブランシュを同時に購入したのだが、どのボトルもマグナムかシャンパンを思わせるほど大きくて重い。更にコルクの上にキャップシールが無く、代わりにぼってりと青色の封蝋が施されている(コルクはかなり長い)。この封蝋を砕くのに、えらく苦労した。指先は真っ青、部屋中に砕いた蝋が散乱した。誰か正しい封蝋の除き方を教えてください!ラベルは旧イザベルのデザインのお下がりで、「A」「B」「C」の積み木を重ねたものである。

 色合いは濃いルビー色だが透明度は非常に高い。過去に飲んだ廉価版のABCは、濁りの感じられるものがほとんどだったが、このワインにそのような点は感じられない。香りはやや強めで、汗、体臭、森林、朽ちかけた木、ケモノ、バニラ、アルコール。口当たりが良く、一拍おいて自然でバランス感のある旨みが口の中にじわーと広がる。香り、味わい共に程度な強度で新世界的な過剰さは感じられず、ブルゴーニュの優れた生産者のワインに共通したものを感じる(低温浸漬の効果か?)。酸味は控えめで、むしろまだこなれていないタンニンの苦味と樽の風味が後味として口内に残る。余韻の長さは中庸。苦味の性質はブルゴーニュの新しいgrand cruを連想させる。3日に渡って飲んだが、酸味が控えめなため2日目以降も「ただの酸っぱいワイン」に変わらず助かった。
 価格がやや高めなのが気になるが、丁度価格程度の味わいを提供してくれる。1度飲んでみても損は無いと思う。現時点でも十分楽しめるが、もう少しタンニンがこなれた半年後~2年後くらいが飲み頃かもしれない。更に長期の熟成となると、ちょっと疑問に思う。そこまで濃く、しっかりした造りにはなっていない。

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ピノ・ノアール サンタマリアヴァレー'98 [オー・ボン・クリマ]

このワインは、オー・ボン・クリマの中では最も多く輸入されており、一般的な店頭で入手可能である。\3,500は定価。つい最近同じものを\2,980で購入した。
 ピノ・ノアールとしては濃い目の色合い。エッジの部分はピンクだが、芯の部分は黒っぽく、若干の濁りが感じられる。酸味を連想させる汗のようなニュアンス、男性用のトニック系の香り、女性用の香水、鼻の奥に抜けるアルコール感が交じり合い、非常に心地良い。口に含むと果実っぽいうまみ感が広がりほっぺたが落ちそうになる。また僅かな甘味も感じさせる。シャンボール・ミュジニーのような複雑さがあり、アフターは若干の荒さがあるが深く、長く持続する。酸味とタンニンのバランスも良く、現時点でもう楽しめる状態である。ブルゴーニュタイプの上質のワインで、この価格で販売されているなら絶対のお奨め。96年、97年、98年と飲んできたが、どれも僕の好みにすっぽりとハマるワインである。

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