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パッツ&ホール Archive

シャルドネ Hyde Vineyard [パッツ&ホール]

200208-01.jpgPatz&Hall Spring Offerにて今年春に購入したボトル。上記の他、輸送料が1本あたり$10.00、簡易課税が\100弱かかっている。米国での小売価格は、$30.00~$40.00程度。WineryのOfferはいつも少し高めであるが、最新vintage/vineyardが確実に手に入る点を考慮すれば、こんな価格でも妥当なところだろう。WineryのOfferで先取りして試し、その後日本のショップで安売りしていれば追加購入すれば良い。このワインは6月頃までは常温で、その後は冷蔵庫の野菜室で保管した。

 緑がかった強い黄色。ねっとりとした脚をグラス面に残す。香りは中庸で少し硬め。グレープフルーツ・レモンの皮、ミントの葉、新しい畳表、朽木、白い花、蜜、ミネラルなど。香り全体は複雑で期待感をかき立てる。冷涼なvineyardで作られたワインのようにも思える。味わいはブルゴーニュのgrand cruの愛嬌を良くしたような性質で、口に含んでから短時間は甘みを伴う柑橘系のふくらみある風味が口内に広がる。その後、ナッツの味わいを伴う苦味感が長く余韻を残し全体を引き締める。重さは白の重いワインを飲み慣れた人には「ほどほど」、初心者には「やや重い」程度に感じられるだろう。樽の風味が明確に感じられるが、他の個性とうまく調和していて過剰な印象は無い。価格は少し高いが満足できる味わい。Alder Springsに次ぐ本WineryシャルドネNo.2にふさわしいvineyardだ。今後も毎年購入を継続する予定。

<関連データ>
・100%樽・マロラクティック発酵
・75%ブルゴーニュ・フレンチ・オーク使用
・フィルター不使用
・生産量1,350ケース 

(記:2002.9.1)

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シャルドネ アルダースプリングス '98 [パッツ&ホール]

200207-04.jpgDallasからの持ち帰りワイン。Patz&Hallのお奨めシャルドネを聞くと、全員が異口同音にこのvineyardを奨める。またワインナリーのホームページやmailを見ると、生産者自身もこのワインに賭けているのが分かる。現地(Dallas)で飲んだ際は、店(Sigel's #5)の保管が悪かったせいか、運が悪かったせいか「ブショネ」。帰国してからの保管も良くないので、若干の不安感があり、あまり期待せずに抜栓した。

 ここ数年見たことがないほど極端に濃い黄色及びオレンジ。数十年の熟成を経たgrand cruのブルゴーニュのような色合い。香りは強めで、西洋梨、ピーチ、マンゴー、白い花、ミネラル、バニラ、焦げた樽など。グラスを廻す度に異なる複雑な香りを発する。味わいはインパクトが強く、トロピカルフルーツや蜜のような甘み、果実味がある。一方でブルゴーニュのgrand cru並みのタンニンの重さがアフターに現れ、過剰なまでにナッティな樽の風味を長く口内に留める。この余韻は大きなポテンシャルを感じさせるが、まだ苦く、前半の果実味とも現時点では融合していないように思えた。本ワイナリーのフラッグシップ的ワインだと感心させる風格と潜在能力があるが、もう4~5年経ってから飲むともっとおいしいバランスになると思う。

※このvineyardに限り、なんとなくKistlerのシャルドネに似ているような印象を持った。そう考えると割安だろうか。そういえば、今度のSept2002のofferでは、Durell VineyardのPremier Releaseがあるそうだ。少量生産の自信作らしく、ちょっと楽しみ。

(記:2002.7.9)

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シャルドネ Woolsey Road Vineyard '00 [パッツ&ホール]

200204-04.jpgDallasから船便送付のワイン。99年は素晴らしいボトルだったが、00年は少し違う雰囲気の味わいだという。果たして出来はどうなのだろうか?全部で3本ほどを持ち帰っている。

 白味を帯びた濃い黄色。やや濁りを感じる。香りは強めで蜜を中心に白い花、甘い樽の風味など。加州のシャルドネらしい香り。味わいは濃厚で、甘みを帯びた豊かな果実の味わいを感じる一方で、後半に現れる樽の風味にやや「ひねた」印象がある。それに連動して後味の苦味も少し過剰。普通のシャルドネと比べると良くできているが、同ワインの前年のものと比較すると、どうしても1ランク落ちる印象が拭えない。
(記:2002.4.6)

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ピノ・ノアール アルダー・スプリングス '99 [パッツ&ホール]

200203-07.jpgDallasでは'01年の年末セールでリリースされたピノ・ノアール。日本では見かけたことがないので、リリースされていないのだろうか?これも船便-常温で輸送されたボトルだ。

 桜色を濃くしていったようなキレイな色合い。外見上はブルゴーニュのピノ・ノアールのようだ。グラスを廻すと多めの脚を残す(ただし、飲んだ印象はサラっとしている)。香りは強く、チェリー系リキュールの甘い香り、ゴム、汗、アルコール、ミカンの木など。味わいは前半から中盤にかけてクリアで、甘さを伴った果実味が中心。抜栓直後にはガメイのような風味も感じられた。後味には、やや強めの渋みやカドを残した苦味が感じられる。若干の金気臭さも・・・。全般に99年のソノマ-ピノ・ノアールと似た印象を持った。加州の良く出来たピノ・ノアールらしいワインだが、この金額では少し高いような気がする。
(記:2002.3.17)

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ナパ・ヴァレー シャルドネ '00 [パッツ&ホール]

200112-04.jpgPatz&Hallの普及版シャルドネ。2000年のワインが新発売と共にSales Priceになったので、すかさず購入した。これ以前のvintageはDallasに来てから1本飲んでおり、価格に似合わないポテンシャルは確認済み。

 色合いは中庸からやや薄めの黄色。ブルゴーニュっぽい。香りは強めで、柑橘系の果実香、樽の風味など。樽の風味がやや全面に出ているように思われる。口に含むと蜜と熱帯系フルーツのボリューム感ある甘い味わいが一杯に広がる。かといって、そのままトロピカルなシャルドネで終わるのかというとそうではなく、後半にかけてはバランスよく纏まっていって、ブルゴーニュらしい面持ちも見せる。複雑味がやや足りない点と、現時点で樽の風味が強い点が気になるが、今後馴染んでゆくにしたがい徐々に良化してゆくだろう。初心者から玄人まで理屈抜きに低価格で楽しめる1本。お奨めだ!
(記:2001.12.25)

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シャルドネ Woolsey Road Vineyard '99 [パッツ&ホール]

200112-03.jpg下記のPatz&Halナパ・ヴァレーをちょっとだけ高価にしたもの。Patz&Hallシャルドネの通常価格は僕のいきつけのチェーンを見る限りでは下記のように構成されている。vintageによる価格差は無く、単一畑は大量入荷があった時を除けば、大体2~3週間以内に売り切れとなる。単一ものは、現地で注意深く観察していれば意外と入手は容易だが、旅行などで訪れた際に買うのは難しいかもしれない。
(1)ナパ・ヴァレー        $29.99
(2)ダットン・ランチ、Woolsey $31.99
(3)Hyde             $39.99
(4)Alder Springs        $42.99

 実は飲んでから相当経っているので、詳しいことはもう思い出せない。ナパ・ヴァレーとの比較を少々書いてみたいと思う。色合いは濃すぎない、綺麗な白みを帯びている黄色。香りは中程度で、ナパ・ヴァレーと比べるとやや控えめ。白い花やミネラルを思わせる要素が中心である。口に含むと、甘い蜜や完熟果実が確実に感じられ楽しめるが、やや控えめで、代わりに若干の堅さを伴うミネラル感がある。暖かい地域で造られたシャルドネと、寒い地域で造られたシャルドネの両方の特徴を持っているように感じられた。樽の風味も中庸でしつこくない。価格的にも、納得できる1本で、個人的に好みの味わい。ちょっとシャルドネにうるさい人なら、ナパ・ヴァレーよりこちらを選んだ方がいいかもしれない。

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シャルドネ ダットン・ランチ '98 [パッツ&ホール]

200111-04.jpg白みを帯びた黄金色。銀が錆びた結果現われた飴色のよう。香りは中程度からやや強めで、白い花、グレープフルーツの皮、たくあん、僅かな腐敗臭など。口当たりと後味に柑橘感がありそれなりのボリュームは感じさせる一方、後味の酸味と苦味は重く長く持続しブルゴーニュの重厚なgrand cruのような雰囲気がある。やや寒めの気候で作られたシャルドネの特徴を備えている。この価格で重厚さが味わえるのはいいが、初心者にはとっつきにくい味かもしれない。

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ナパ・ヴァレー シャルドネ '99 [パッツ&ホール]

200108-02.jpg日本の自宅セラーでvintageをずらして何本かをstockしているが、勿体無くてついに飲むことができなかったシャルドネ(実はピノ・ノアールも同様)。日本のセールとほぼ同じ価格だが、たまたまワイン屋めぐりをしている際に見かけたので購入してみることにした。それにしてもアメリカは(ダラスは?)なかなかシャルドネの層が厚くて嬉しくなる。ワイン店では白ワインが大きな面積を占めている。もともと白ワインが好きな米国気質が、赤ワインブームを経ても根強く生きているのだろう。

 オレンジを帯びたやや濃い目の黄色。グラスを廻すと多量の脚を残し、高い粘度を示す。香りはやや強め。ミネラル、柑橘類の皮、オークのバニラ香など。味わいは力強く、飲んだ途端に口内に果実味、タンニンがジワっと広がる。ブルゴーニュ ピュリニー・モンラッシェ村の白ワインに似た側面もあり、また加州の良質の白ワイン的な側面もある。個人的な印象からすると、前者の印象が強いように思える。後味は、明確なオーク樽の風味(バニラ、木、炒ったナッツ)と渋みが長く余韻を残す。また17年以上寝かせたブレンデッド・ウィスキーのような、人をうっとりさせる複雑な余韻を持つ。ワインをよく飲む人に評価されるタイプの白だと思う。飲み慣れない人には不向きな可能性もあり。

※なお本ボトルには多少のコルク臭が付いていた。状態の良いボトルであれば更に味わいが素晴らしい可能性が十分にある。

(記:2001.8.29)

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ソノマ・カウンティ ピノ・ノアール '99 [パッツ&ホール]

200108-01.jpg下記のシャルドネと違いピノ・ノアールは日本と比較してなかり安い価格で販売されている。その中でも今回抜栓した「ソノマ・カウンティ」のボトルは、最も早や飲みのタイプに造られている(と思う。販売されているvintage的に)。今後、時期を見て別の畑も抜栓してみる予定。

 透明度は高いが、エッジの部分に至るまで非常にしっかりとした濃い赤色をしている。グラス面に残る脚もやや多め。香りは強く果実香に溢れている。イチゴ、チェリー、キャンディのような甘い香り。揮発性のアルコールを感じる香りも強い。口に含むとフルーツリキュールを思わせる果実味に由来する甘い味わいが口内に広がる。僅かに時間をおいて強めの渋みと苦味が支配的となりアフターへと続く。余韻は苦味を中心に非常に長く残存する。またやや早や飲みに仕上げられた関係からか、ガメイのような余韻も感じられた。非常にカリフォルニアのピノ・ノアールらしい1本で、妖しさを伴う香り・味わいがユニークであり、ボリューム感も満点。この価格なら決して飲んで損はないし、数年後の姿も見てみたい気がする。ただこれが\5,000以上だったら、そうは言えないだろう。
(記:2001.8.31)

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