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イタリア Archive

「イタリアワインセレクション」テイスティング

10月19日、ENOTECA広尾本店にて。寺田倉庫での預け入れボトル棚卸の帰りに少し足を延ばして
広尾本店個店のテイスティングに参加した。運賃は高いが、りんかい線で恵比寿まで行けるのは便利だ。

サッシカイア'10 [テヌータ・サン・グイド]

ポテンシャルに疑問を感じる。大物感がない。02年よりはマシだが、それに近いタイプかもしれない。現時点では期待ほどではないが、酸やミネラル要素が豊富なので、熟成によって変わる可能性がある。

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艶を失った黒みの強い赤黒色。ギリギリ向こうが見える程度の透明度。

やや閉じた香り。バラ、ミントのクールさなどが感じられるが、固く閉じている。よく嗅ぐとカシスのような印象も取れるが、全体に物足りない香り。

味わいは、果実、酸、ミネラルがお互いに突出しないで良い関係を保っている。アフターのタンニンとミネラルは少し多め。飲み進むと、そのミネラルと旨味感が絡まりながら口内に広がる。

(記:2013.10.19)

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ソライア'09 [アンティノリ]

じっくりと向き合うと良さがどんどん出てくるワイン。但しこの価格では購入に踏み切れない。

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ギリギリ不透明。かなり黒みの強い赤黒色。エッジの部分は、赤~ピンク。

芯の強いしっかりとした香り。たくましさを感じる。赤い花の花粉が、鼻の奥に入ってくるよう。チーズのような風味やミントのようなクールさがある。芯の部分を構成する甘い果実感、お菓子のような印象は、とてもよく練られている。

味わいは素晴らしいバランスと濃度。誰が飲んでも素直に美味しいと言える味わい。後半からアフターにかけてはミネラルが強く出る(蓄積するとやや強くなり過ぎるくらい)。しばらく置くとそのミネラルも全体に溶け込み、よく口に馴染む味わいに変化した。

(記:2013.10.19)

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ティニャネロ'10 [アンティノリ]

全体にバランス良く、クラシカルな良さも感じられた。

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艶を失った、黒みがとても強い赤黒色。

森林の中のニュアンスと果実の甘い香り。落ち着いた雰囲気がある。上品さがあるが、一方で評価が分かれそうな香りだ。僅かなスパイス感もある。

味わいは柔らかく、スッと口内に入る。飲み進むに従い充実感が出て、中盤における満足度が向上する。ミネラル感も徐々に増してゆく。しばらく置いたところ、酸を中心にしたたくましさが強くなった。ミネラルは、ともすれば過剰に感じられるレベルに。

(記:2013.10.19)

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50&50'08 [アヴィニョネージ&カンパネッレ]

強くミネラルに寄ったワイン。タンニンも強いが、それを感じさせない程。口に馴染むと良い意味で「塩を舐めながら酒を飲んでいる」よう。ややバランスを欠くがクセになる味わい。スープを飲んでいるようで面白い。魚料理に合うかも。

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ギリギリ透明。黒みの強い赤黒色。くすみがあり退色が進んでいる。

うっとりするような魅力的な香り。カシス、熟した赤系果実、少しの焦げた印象。アルコール、熟したイチジク。甘い香りとアルコールが巧い具合に合わさり、リキュール様の複雑な香りを出している。

味わいは酸が強く、またミネラルも過剰。しょっぱい。香りの果実的な印象と連動しない。良く表現すると、滋味深く、ミネラル感がじんわりと口内に広がってゆく。後半では酵母のような風味も感じた。

(記:203.10.19)

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ラッパリータ'07 [カスティロ・ディ・アマ]

過去に持っていたラッパリータの印象と全く違うワインだった。誰が飲んでも美味しいと感じる単純明快な印象を持っていたが、今回は、たくましさやミネラルを感じ、アフターにかけての伸びに素晴らしい素質を感じた。面白く好印象。今後も観察してゆきたい。

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艶は失っているが黒みの強い血のような赤黒色。ギリギリ透明で、エッジは赤色の粒子が見える。

ワラ、ミント、クールなアルコール、味噌、木樽、インク、森林の香りがする。

味わいは滋味深く、たくましく、しっかりしている。後味でミネラル感がじんわりと出てくる。酸っぱさとたくましさ、ミネラルのバランスがとても心地良い。そして旨味と苦味の混合度合いが面白い。

(記:2013.10.19)

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バルバレスコ ガイウン・マルティネンガ '04 [マルケージ・ディ・グレシー]

じわっと旨みが口内に広がる。置くほどに旨みが明確になる。我慢して時間をかけて飲むと、酸と旨みの印象が充実し、とても良い状態になる。

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薄く、かなり枯れくすんだ色合い。エッジの部分には粒子が見える。

香りは良く開いていてたくましい。ミントの甘さとアルコール香が強い。ギュッと詰まっていて充実した香り。甘さと妖しさが共存している。素晴らしい香りだと思う。熟成によりもう少し複雑性が出れば更に素晴らしくなる。

味わいはやや閉じている。飲み続けていると徐々に味わいが明確になる。ミネラルとほのかな旨み、やや酸が強い。全体的なインパクトは意外に強く、その中で酸が特に豊富。

(記:2013.10.19)

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バルバレスコ'09 [ガヤ]

飲み始めに弱さを感じるが、飲むほどに中庸になり心地良くなる。旨味、酸味、渋みのバランスが高いレベルで取れており、ぐっと口内をとらえる。ガヤの(並)バルバレスコは私の好きなワインの1つだが、このVintageでも品質確かだと確認できた。

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全体的に薄めで透明。褪色が進みエッジはオレンジがかっている。

妖しく明確な香り。ワラ、ハーブ、紙、インク、男性用の香水、柑橘類など。複雑な香り。柑橘風味がこのワインに独自性を与えている。

これまで飲んできたガヤのバルバレスコと比較すると、たくましさに欠けるが、とても美味しい。後味が中庸で口どけが良い。飲み続けるとタンニンの渋みが蓄積し、よく伸びる。旨みから渋みへのシフトがキレイ。

(記:2013.10.19)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ スガリーレイ'06 [ガヤ]

上品なワインだが若さゆえの荒さもある。今の時点で美味しく飲めるが、更なる熟成によって素晴らしいワインになると思う。好みのワインだ。

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濁ったような赤黒色ででギリギリ透明~不透明。エッジはピンク。

焦げ臭中心の香り。炭、ボール紙、深く炒ったコーヒー豆、インク、クール感。嗅ぎ続けるとブルーベリーのような可愛らしい甘さも出てくる。複雑、シャープで魅力ある香り。更なる熟成後に妖艶な香りになる可能性が高い。現時点でも十分に楽しめる好みの香りだ。

味わいは滑らな口当たりで、中盤には明確な旨みと果実味がある。後半には程良い酸と苦味があり、良い感じで伸びてゆく。飲んでいるうちにたくましさが増す。後味から余韻にかけては、まだ荒い部分もあるが、熟成により解消しそうだ。

(記:2013.10.19)

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ガヤ テイスティング (ENOTECA広尾本店)

ENOTECA広尾本店にて、下記4種をテイスティング。

熟成感のあるバルバレスコは、やはり私の好みのワインだ。

テスト2

ガヤ・レイ シャルドネ '07 [ガヤ]

'09年10月10日にガヤのテイスティングで1回飲んでいる。その時の印象を読み返してみると、総合的な評価は同じであるが、感じた要素の内訳は大きく変わっている。若いワインだけに、少しずつ変化しているのだと思う。

オレンジを含んだ、やや濃いめの黄色。

香りはレモンのキャンディ、レモンケーキ、レモンバームなど。よく熟したレモン系の香り。しばらく置くと少し焼けた印象が加わり、香りの要素がわざとらしいくらい明確になる。

口当たりが非常に上品で、ほのかに、しかし確かに広がる華やかさ、甘さ、樽香(バニラ)が特徴的。後半は、じんわりとタンニンと弱めの苦みが立ち上がる。

部分的に少し緩いところもあるが、イタリアらしからぬ上品さがあり品質的には素晴らしいと思う。しかし価格が高いのが難点だ。この価格では、ブルゴーニュのGrand Cruや加州の最上級白ワインと競合してしまう・・・。私ならば、1万円台前半でなければこのボトルを選ぶことはないと思う。

(記:2010.8.6)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ'00 [フレスコバルディ]

濃く、黒く、濁りのある赤黒色。エッジのみ赤色で粒子が見える。

明確な香り。ブルーベリーのジャム、インク、ミント、山椒、ケーキのような美味しそうな香り。お菓子的ですごく好みの香りだ。

味わいはクリーンで厚みのある果実感、ミネラル感、飲み進むと現れる渋みと苦み。全体に可愛らしい果実感があり、渋みがそれを引き締めている。飲み進むほどに後半の渋みが強くなる。

果実感を中心に非常に好感が持て、かつ緩みのないワイン。価格次第で買おうと思ったが、¥16,800と聞いて思いとどまった。

(記:2010.1.3)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ '03 [ポッジョ・アンティコ]

確認したところ抜栓2日目。状態があまり良くないボトルだった。

不透明な赤黒色。エッジは暗く透明感のある赤色で粒子が見える。

香りはミント、杉林、輪ゴム、少しの焦げ臭。全体に閉じ気味。しばらく置くとハーブ系の香りが加わる。

滑らかでこなれた味わい。柔らかい。それにやや強めのミネラル感。弱めの酸がキレイで、少しずつ蓄積して強度を増す。中盤にはそれなりの果実感。

飲み始めは明らかに物足りないが、飲み進むに従い酸味・苦みを中心とした充実感が増し、口に馴染んでくる。ポッジョ・アンティコらしく上品ではあるが全般的に物足りない。状態がよろしくなかった影響が大きい。

(記:2009.10.23)

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バルバレスコ マルティネンガ '06 [マルケージ・ディ・グレシー]

翌週のヴォギュエ・テイスティングのためENOTECA銀座松坂屋店に立ち寄った。購入済だが飲んだことのないバルバレスコを見つけたので試飲。

やや枯れた部分もあるが、全体には鮮やかな赤色。透明だがしっかりとした色付き。

香りは、カシス、アメリカンチェリー、獣香、揮発香など。クールで可愛らしい香り。汗や男性用の香水のようなニュアンスもある。

酸と渋みを基調にしたバルバレスコらしい味わい。ボトルが開けたてのため能力を発揮していないのだろうか?薄い!後半は、もう少し厚みが欲しいところ。それでも、アフターには長く口内に残る心地良い渋みが残る。飲み進むと少し酸が過剰になるが渋美味しくなる。クリア感あり。

果実感と渋み、酸が中心のクラシカルな味わいで玄人向け。現在、全然飲み頃ではない。タンニンがこなれたら大きく化けるのだろうか?ポテンシャルはあると思うが未知数。

(記:2009.10.17)

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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ '03 [カスティリオン・デル・ボスコ]

フェラガモ資本のブルネロ。

非常に黒い色。エッジは暗い赤色で粒子が見える。

香りは、静止状態では熟成を感じさせる好みの香り。廻すとアルコールが立ち、ミント、杉林、甘い果実や蜜、熟成したチーズ、ハーブなど。

味わいは、普通に美味しいと思う。複雑性や深遠さはないが、オーソドックスによく造られたワイン。果実味、ストレートな旨さ、ほのかな甘さ。後半はいい感じの強めのタンニン、それに釣り合った酸。厚みとインパクトがあり、それを下支えする酸味が良い。

ワインを飲み慣れた人に好感を持たれる味わい。こだわりなく、しみじみと味わいたいときに飲むと良いと思う。既に2本購入済みだが、安売りの機会があれば買い増してもいいと思う。

(記:2009.10.11)

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ガヤ・レイ '07 [ガヤ]

やや薄めだが、しっかりと色付いた黄色。銀が錆びたような色合い。

香りは白い花、揮発性の高い未熟なグレープフルーツ、甘草。とても明確な香りで、トイレに入れる玉みたいな強い香りがする。

口に含むと樽の風味がふわっと口内に広がる。高級な白ワインのみが持つ風味。華やかさがあり、樽と後半の苦み(弱め)、長く残る旨味感などがあり、余韻は長くないものの素晴らしい味わい。飲み進むと、喉の奥に心地良く厚い旨味感が蓄積する。

最高のシャルドネに準じる味わい。数年間努力すれば最高級に到達できるレベル。

(記:2009.10.10)

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カマルカンダ・プロミス '06 [ガヤ]

しっかりとキレイな赤色に色付いている。透明感がある。

香りは赤く甘い可愛らしい果実。初めは子供っぽい甘さが顔を包み込む。よくこね廻すと少し大人っぽいシャープな香りに変化し、揮発香が強くなる。飲み始めると機械油のような感じも出る。

やや凝縮感に欠けるクラシカルな味わい。何より酸とタンニンが強い。味わいの甘み要素がなく、渋美味しいタイプ。力強い渋さと苦みの印象は悪くない。

(記:2009.10.10)

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バルバレスコ '05 [ガヤ]

透明感があるややくすんだ赤色。エッジはオレンジがかっている。

上品な女性の付けているとても高い香水の香り。落ち着きがある。木に付いたままのベリー。控えめで少しの酸を感じる。かなり好みの香りだ。

味わいは非常にこなれている。バランスが良く滑らかで、各要素が溶け合っている。味わいの方もこなれており落ち着きがあり、控えめな旨味感がある。それでいて十分な厚みもしっかりと感じられる。後半は渋美味しい。

いいワインだと思う。僅かにカドが残っているところが気になるが、熟成すれば最高の味わいになるだろう。(先日飲んだときより、ザラつきが多く感じられた。エアレーション度合いのせいか?)

(記:2009.10.10)

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スペルス '01 [ガヤ]

くすんだ赤黒色で透明感がある。エッジはオレンジやピンクになりかけている。

少し控えめで落ち着いた香り。赤い果実、揮発香、旨味を連想させる香り。絵の具、少しのカビ。

味わいのバランスが良くカドが取れている。凝縮感はやや乏しい。クリアでクリーン、心地良い。上質な渋みが効いたクラシカルなイタリアワイン。

噛むようにして飲むと、次第に旨味が増す。好みのタイプだが、やはり値段が高い。

(記:2009.10.10)

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ソリ・ティルディン '03 [ガヤ]

透明感がありキレイな赤色。褪色が始まっており、エッジは粒子が見えるピンク色。

甘く、よく練られ、成熟した優れた香り。充実感があり、ものすごく良い香りだが、同時に落ち着きがあり、出しゃばらない。素晴らしい。

味わいもカドが取れた状態で、滑らかで素晴らしい。良く練られて、味わいの構成要素が馴染んでおり、旨味感も十分だが、ごく僅かにこなれきっておらず芯を残している部分がある。飲み進むとアフターにほろ苦さが蓄積する。

素晴らしい品質。だが完璧の手前。5万は、さすがに高過ぎだと思う。

(記:2009.10.10)

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ダルマジ '04 [ガヤ]

バルバレスコの畑のネッビオーロを引き抜き、カベルネに植え替えて造られたワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンが95%、メルロが3%、カベルネ・フランが2%。有名なワインだが、飲むのは初めてだと思う。

かなり濃い赤黒色。ギリギリで透明ではない状態。エッジは透明な赤黒色。

揮発成分と甘さが合わさったような香り。インク、赤い果実、鼻の奥に浸み通ってくるような自然で可愛らし甘い香り。ケーキ、適度に熟した果実、汗、ローストした樽など。

味わいは滑らかで美味しい。甘さと旨みのバランスが良く、過剰な突出部のない上品な味わい。飲み始め、アフターに少々ザラつきを感じるが、中盤の味わいが充実するにしたがい解消する。飲み進むほどに中盤からアフターの印象が蓄積、苦みが増し、強いワインになる。ほろ苦い余韻が心地良い。

バルバレスコと並ぶ品質。どちらも美味しいと思う。

(記:2009.10.10)

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バルバレスコ '05 [ガヤ]

本当にキレイな透明感ある赤色。エッジにほんの僅かな褪色感がある。

香りはインク、果実などを中心に割とシャープな印象。肉や甘い香りも。

柔らかく、こなれたやさしい味わい。ほのかで可愛い甘さ。終盤にじわっと現れる、よく馴染んだ、しかし確かな渋さ。

熟成適期のブルゴーニュを飲んでいるよう。やさしくこなれて、かつ美味しい。飲み進むにしたがって、この渋美味しさがたまらなくなる。やや水っぽい面、ラストのタンニンに芯が残る点など、気になるマイナス面もあるが、総合的に見ると(マイナス面は相殺され)、最高ランクの美味しさがあると思う。

(記:2009.9.22)

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サッシカイア '06 [テヌータ・サン・グイド]

黒みの強い赤色。エッジまでしっかりとした色付き。血のようにキレイな赤黒色。

香りは、チョコレート、少し焼けたような印象、汗、アルコール、僅かに牛ふん。かなり惹き込まれる香り。

味わいは柔らかく、素晴らしく磨かれている。素直に感動できる味わい。後半弱めのタンニンが現れ、アフターにはミネラル感が残る。

印象が良すぎて書き留めたメモが非常に少ない。既に3本購入しているが、機会があれば買い増したい。柔らかい味わいだけに来性は疑問だが、今飲んでも十分に美味しく、そんな不安を振り払うほどの感動がある。

(記:2009.9.22)

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テスタマッタ '05 [テスタマッタ]

とてもキレイな赤黒色。ギリギリ向こうが見えないくらいの濁り具合。エッジには赤い粒子が見える。

香りは、まず焦げ臭が来る。ほのかな甘い果実感と混じって、非常に心地良い。カシス、ビニール、鉱物的な印象もありアクセントになっている。

滑らかな口当たり、過剰にならない果実味、樽の印象。その後、自然な感じで収斂味へと移行する。やさしく口内が引き締まり心地良い。飲み進むと渋みが口内に蓄積してゆくが、イヤミなところがなく好印象。

ある要素が不自然にでしゃばることのない、よく纏まったワイン。かなり好みのタイプなので、¥10,000前後で買えるチャンスを秘かに狙っている。

(記:2009.9.22)

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キャンティ・クラシコ '05 [カスティロ・ディ・アマ]

透明感があるキレイなルビー色。エッジは褪色したようなピンク。

チーズのような練られた印象、シャープな果実感。嗅ぎ始めにちょっとおかしな香りに思えるが、じっくりと嗅ぎ続けていると印象が良くなる。

味わいは柔らかい。良い状態/良いロットのボトルに当たったようだ。滑らかな口当たり、少し物足りない中盤、ミネラル感や旨味がじわじわと出てくる終盤。アフターのほのかな渋みは、いい感じでいつもまでも残る。全体的に好みの味わい。

99年以降継続的に飲んでいるが、かなり良い出来だと思う。約¥5,000という価格がネックだが、¥3,000前後に値引きされるようなら狙ってみたい。

(記:2009.9.22)

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モンテッス '06 [アグリコーラ・プニカ]

サルディニア島のワインを飲むのは、初めての体験だと思う。カリニャーノ60% カベルネ・ソーヴィニヨン10% カベルネ・フラン10% メルロ10% シラー10%

新しく見える赤黒色。黒みが強く濁りがあり向こうが見えない。

外向的でカシスのような果実香。ミントやハーブが強く混じったような優れた香り。甘く高級な雰囲気もあって、かなり良い香りだ。

味わいは滑らかで飲みやすく、中盤以降ではじんわりと果実感がでる。アフターでは旨味が長く口内で尾を引く。心地良い旨味と渋みの余韻。チラチラと現れる果実感が魅力。

よく出来たワインだが、ほんの少しだけ凝縮感に欠ける点がありタマに傷だ。

(記:2009.9.22)

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ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ ラ・モランディーナ '06 [フェオット・デッロ・ヤト]

透明感があり、少し落ち着いたキレイな色合い。

よく練られた、赤系果実から造られたリキュールのような香り。外向的でシャープで優れた香り。ほんの少しハーブや青草の香り。

味わいには果実感、酵母、甘みを伴った旨みなどの要素がある。甘み感と渋みが程良く混じり合っている。後半ではタンニンがジンと口内に残り長く続く。飲み進むに従い、「甘さ&旨み」の組合せから「旨み&タンニン」の組合せにシフトしてゆく。後半にはちょっとしたクセがあり。

可愛らしい、面白味のある内容だが、安っぽい味わいもたまに顔を見せる。だから購入の対象にはならない。

(記:2009.9.22)

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ネロ・ダーヴォラ・サンジョヴェーゼ '07 [フェオット・デッロ・ヤト]

くすみ、艶のない暗い赤黒色。濁りがあり、エッジは赤紫からピンク。

飛び込んでくるような香り。久々の梅ジャム、ドレッシングなど。ツンとした刺激があるが、何かとても魅力的だ。ハーブのようなアクセントもある。

一方、味わいは私の好みから外れ飲むのに忍耐を必要とした。シソを強く効かせたようなワイン。どうもこの手の味わいは苦手なので、途中でリタイアした。

(記:2009.9.22)

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ドリームス '06 [イエルマン]

かなり濃い黄色。

外向的な香り。強い蜂蜜、樽香、爽やかな揮発香。甘い蜜系の香りのバックに僅かな焦げ臭。ふくらみがあり魅力的な香り。

味わいは華やかでストレートな甘みがある。バックに少し過剰気味の樽の風味。中盤以降は苦みが強くなる。アフターにバニラ、マロン・・・オーク樽の風味。

これまでのVintageと比較すると、かなりスタイルが変わっている。甘さとバニラを中心にした風味は、元気で可愛く親しみがあるが、高級感や将来性に欠ける。個人的には、ちょっと買いにくくなった。

(記:2009.9.22)

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トレッビアーノ・ダブルッツォ イル・コッレ・ルッツォ '08 [ファットリア・リチア]

やや薄め。白っぽい黄色。

変わった香りがする。名古屋風のミソ。少し甘いような香り。

味わいの第一印象は「薄い」。味もとても変わっている。旨味感がぼわっと広がる。その後に酵母、熟成した果実の風味があり、その余韻が意外に長く続く。

飲み続けることによって味わいが口内に蓄積され旨味感が増してゆく。しかしながら安酒的な雰囲気も確かにあり、払拭できていない。ちょっと好みではない。

(記:2009.9.22)

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フレスコバルディ ブリュット '04 [フレスコバルディ]

中程度の黄色。少し大きめの泡がゆっくりと立ち上がる。

香りは白い花、あまり甘みのないグレープフルーツ。地味な香りだ。

口に含んで最初に感じられるのは軽い甘さ。中盤以降は重い印象に変化する。前半と後半の印象が対称的。泡はごく普通の感触で上品さが足りない。アフターにはやや強めの苦さがジンと残る。

悪くもない、良くもない。ボトルで購入することはないと思う。

(記:2009.9.22)

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テヌータ・ディ・カスティリオーニ '06 [フレスコバルディ]

黒みの強い赤黒色で、ギリギリ向こうが見えるか見えないか。エッジは赤色。

香りはミント、杉林、控えめの果実感、アルコール。ちょっと物足りない部分もあるが、やや控えめな香りが私好み。よくこね廻すと、肉やスミレの要素も出る。最初大人し過ぎる印象が、中庸でクール感ある楽しめる香りへと変化してゆく。

柔らかくシルキーな口当たり。じんわりと立ち上がる旨味感。後味の強さ、長さ、ほろ苦さ。どれを取っても私の好みに合致する。濃くなり過ぎず、必要十分の厚み感。中庸でしっかりとした味わい。

この価格帯のワインはあまり買わないのだが、これはすぐに3本購入した。お奨め!

(記:2009.9.21)

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フランチャコルタ・キュベ・ブリュット NV [ベラヴィスタ]

淡い黄色。泡の立ち方はやや不規則。

香りは、塩気の強い汗、ミネラル、薄めた柑橘果汁など。

それなりにふくらみのある華やかな味わい。口に含んだ瞬間、ほのかな甘みを感じ、飲み進むにしたがいだんだん強くなる。甘さの後には少し強めの苦み。アフターに残るナッツ感、樽香は、高級感を連想させる。

各要素が頑張っている感じで、過去数年おきに飲んだときの品質と比べると着実に進化している。ただ、全体に各要素が馴染みきっておらず、バラバラ感がある。しばらく置いておけば溶け合うのだろうか?

(記:2009.9.20)

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バローロ '03 [バルトロ・マスカレッロ]

ややくすんだ透明感ある赤色。思ったより赤が強い。

すごくいい香りがする。可愛らしい果実の香り、絵の具、塗料など。

味わいは滑らか。じんわりと後から旨みがしみ出てくる。酸を中心とした味わい。ぶどうの皮の美味しさも感じる。飲み進むごとに渋美味しさが増し、酸と旨みが蓄積する。

最高レベルには至らないが、古典的な旨み・良さを持ったワイン(モダン・バローロらしいが)。価格は1万円前後で十分に「買い」の水準だと思う。

(記:2009.8.13)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ "アルテロ" '99 [ポッジョ・アンティコ]

定期的に購入しているので既に購入済みの銘柄だが、販促用の1コイン(¥100)試飲のアイテムとして出ていたので、熟成状態などを確認するためにテイスティングしてみた。

艶を失った赤色。少しだけ褪色が始まっている。

香りは中程度、枯れた感じで、干しぶどうや干しワラのような匂いがする。

柔らかく、ほのかな旨味感のある味わいは、よーくこなれていて飲みやすい。こなれ具合が中庸なため、後半の渋みがやや強めに残っており、全体のバランスが整っている。

ブルネロはリリース直後でも十分に楽しめるが、ちょっと(数年)寝かせても、なかなかの味わい。結構面白い経験をした。自分のボトルを飲むのが、一層楽しみになった。

(記:2007.6.9)

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MONTEVERTINE TASTING

2007年2月10日(土)、ENOTECA広尾本店で開かれた、モンテヴェルティネ・スペシャル・テイスティングに参加した。5種類をテイスティングして¥2,000(税抜き)。安い!

全く前提知識なく、先入観もなくテイスティングしたのだが、自然で高品質な味わいに好感を持った。中価格帯の「MONTEVERTINE」、ハイエンドな「LE PERGOLE TORTE」は共に購入対象にしたい。濃過ぎないところが良く、旨味系のブルゴーニュが好きな人に向くスタイルだ。

※後日、「バースデー月割引」を利用して「LE PERGOLE TORTE」を、広尾本店地上移転に際して「MONTEVERTINE」を多数購入した。

PIAN DEL CIAMPOLO '02 [モンテヴェルティネ]

透明感ある美しい赤色。桜色を濃くしたような色合い。

香りは、汗、酸とほのかな甘さ。全体の要素は弱いが、よく廻すとシャープなアルコールを含んだ香りが現われる。少し放置すると、やや年配の女性が付けている香水やファンデーションの香りも出てくる。

味わいはイタリアっぽい自然な口当たり。柔らかく優しい味で凝縮感はない。といっても、薄い訳ではなく、よくダシの出た味わいだ。飲み進むと後半で酸と苦味が蓄積し、だんだん心地良くなる。

繊細で自然な味わい。旨味感があり少量でも満足できる。品質的に今一歩な部分はあるが、オーナーの言う「Every Day Wine」の品質は十分以上にクリアしている。

(記:2007.2.10)

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MONTEVERTINE '01 [モンテヴェルティネ]

透明感ある赤く美しい色合い。

香りは中庸で、赤い花粉、アルコール、作りたての化学樹脂、僅かな汗のニュアンス。また硬い印象の要素もある。まずまず楽しめる価格なりの香り。

味わいはやさしく美味しい。やはりイタリア的だ。凝縮感は乏しいが、これが生産者のスタイルと思い飲むと、十分に受け入れられる。ほのかな旨みがあり、後半からアフターに残るキレイな酸が特徴的だ。

上品でやさしい口当たり、キレイに余韻を残す酸が非常に好印象。決して高得点を連発するワインではないが、上品さが感じられ、いつまでもこのワインを提供して欲しい、と思う味わい。

(記:2007.2.10)

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MONTEVERTINE '00 [モンテヴェルティネ]

透明感あるやや黒みのある赤色で、少しだけつやが落ちかけている。

香りはやや弱めで閉じているようだ。欧米人の体臭、僅かだが米国の赤いキャンディの香りなど。鼻の奥にモワっと甘い雰囲気が流れ込んでくる。

味わいは素直に旨い!全体のバランス感が良く、旨みのインパクトが丁度良い。中盤以降に現れる苦味は、全体を賑やかで複雑にする。先に飲んだ'01年の自然でやさしい印象に、インパクトや複雑さを加えた優れた内容だ。

とても良い印象だったので買い求めようと思ったが、「非売品」だった。

(記:2007.2.10)

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LE PERGOLE TORTE '03 [モンテヴェルティネ]

ここからは、モンテヴェルティネのハイエンド・クラスのワインになる。毎年異なる女性の顔がデザインされるそうだ。ちなみにこの次の'04年は日本人がモデルらしい。

透明だが赤みが強く、しっかりとした色付き。力がありそうな色だ。

香りはそれに応えるようにパワフル。どこか硝煙の匂いがする。焦げた柱?ともかくインパクトがあり、嗅ぎ続けると甘さと焦げ臭が強力に混ざり合う。多少のしつこさがあるので、人によって好き嫌いがはっきりと分かれると思う。(ちなみに私は好きだ)

味わいは誰もが旨いと感じる内容。インパクトがあり、適度の厚み感がある。美味しいぶどうの皮の風味が出ており果実を食べているよう。アフターには、ちょっと強めのほろ苦さが残る。

インパクトや旨味感が十分ある一方で、しみじみとした自然な感じが共存している。価格相応の間違いのない選択のボトルだと思う。(だから誕生月割引で複数本購入した)

(記:2007.2.10)

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LE PERGOLE TORTE '00 [モンテヴェルティネ]

やや艶を失いかけた鮮やかな赤色で透明。エッジは褪色が始まっている。

香りは中程度からやや弱め。控えめだが、よく練られた香りだ。控えめだと思いながら、よーく時間を置いて嗅ぎ続けていると、どんどん良くなった。シップ、果実香、更にレザーを混ぜ合わせたような香りに発展する。

味わいは理屈抜きに素直に楽しめる内容。'03年を飲んだ後なので、ちょっとだけ物足りなさ(=インパクトの弱さ)を感じたが、中盤の旨味感は十分で、なかなか。逆に濃すぎない美味しさが、このボトルの持ち味になっている。

このワインもまた、モンテヴェルティネの特徴を備えた、とてもやさしいワインだ。

(記:2007.2.10)

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Vintage Tunina '04 [イエルマン]

¥100テイスティングのアイテム。シャルドネ、ソーヴィニオン・ブラン、リヴォッラ・ジャッラを使った白ワインだそうだ。

オレンジの入った飴色。

香りは少し弱めだが、ストレートな甘い花の香り、硬さのあるミネラルの香りなど。

味わいは新世界的でハッキリしている(ソーヴィニオン・ブランの印象が強いように思えた)。甘い白ぶどうの果実感が中盤まで続き、それに被さるようにクッキリとした苦味が現れる。後半からはジンジンとした苦味と収斂味が口内を締め付け気持ちがいい。

飲み終わった後に息を吐くと、ハーブのような戻り香がフラッシュ・バックする。しっかりとした味わいの充実感のあるワインだ。

(記:2006.10.21)

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CAPO MARTINO '03 [イエルマン]

イタリア土着のトカイ、ピノビアンコ、マルヴァジア、リボッラ、ピコリットを混醸。

非常に濃い、オレンジを含んだ黄色。

香りは中程度からやや強め。ビニール、スーパーのフルーツ売り場、パパイヤの皮など。樽の風味も見え隠れする。

味わいは悪くはないが、何かちょっと変わった感じがする。ハーブティー?バランス良く造られており、後半のほろ苦さ、残存する旨味感がなかなか良い。単純に思わせて実は奥がある造り。飲み進むと味わいの力強さと樽の風味を増してゆく。

しみじみと、これ単独で楽しむと面白く向き合えると思う。価格はちょっと高いと思う。

(記:2006.9.3)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ '01 [ソット]

ややくすんだ赤黒色。透明感がある。

やや強めでブルネロらしい若干枯れた香り。ドライフルーツ、汗、乾いた落ち葉など。良い香りです!!

イチジクのような風味のあるほのかな甘さ。よくこなれた味わい。心地良い収斂味。アフターのほろ苦さには少しザラつきを感じる。最上の味とまではいかないが、ブルネロの優等生的な味であると思う。

もう一歩+αがあると最上のブルネロになるだろう。もう少し価格が安いなら毎年購入するラインナップに入れるのだが・・・。

(記:2006.9.3)

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フランチャコルタ・キュベ・ブリュット NV [ベラヴィスタ]

淡い黄色。細かく上品な泡だが、やや泡立ちが激しい。

香りは、中程度からやや強め。酵母、グレープフルーツの皮、焼いたパンの皮など。

泡の口当たりがやや粗野だが不愉快というほどではない。力強い味わい。未熟なグレープフルーツの苦み、木樽のような風味(新しい樽の風味が、かなりしつこく甘ったるい)。ややストレートだが力強い苦みが長く続く。

今回のロットは、あまりよろしくない。

(記:2009.9.20)

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フランチャコルタ・グラン・キュベ "SATEN" NV [ベラヴィスタ]

淡い黄色。細かい泡だが、泡立ちが激しい。

香りは、やや弱めで、汗、少しの金気臭さ、硬さがあり閉じている。

果実感に面白味さがある味わい。少しトロピカル感がある。よく熟した味わいが泡と混じり面白い。ラストはすっきりした感じで、しつこさがない。キレが良過ぎて、ちょっと物足りなさを感じる。

この価格ならば、もう少しの+αが欲しい。

(記:2006.8.12)

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ドリームス '04 [イエルマン]

オレンジを含む濃い黄色。そして微発泡している。

香りはやや強めで、明確な若い樽香、硬い鉱物、絵の具、バナナ香酸。しばらく置くと焦げ臭も出る。

口に含むと、ひたすらバニラを思わせる風味が口内に広がる。賛否の分かれる味だと思うが、私は悪くないと思った。米国、欧州で見られる香料の強く効いた菓子のようなインパクト。強力な前半を越すと、意外にも自然な印象に変化する。飲み進むと凝縮感が徐々に増し、じんわりとした味わいが口内をとらえる。アフターではナッツの風味がどんどん強くなる。

面白い味だが、現時点ではバランスを欠く。まだ若い。

(記:2006.7.29)

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VINNAE '04 [イエルマン]

フリウラーノ、リースリングとリボッラ・ジャッラを混醸。

やや薄めの黄色だが、色付きはしっかりしている。

香りは中程度からやや強め。どこか新世界的な、若くハッキリした甘いレモンの香り。人工的なお菓子の香料のよう。

ソーヴィニオン・ブランを思わせる風味。レモンと青草が前面に出た味わい。インパクトあり、アルコール感が強い。爽やかで悪くないが気軽に接するタイプのワイン。

ストレートな味わいや爽やかさは夏には良いが、ちょっとこの価格には見合わないと思う。

(記:2006.7.29)

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GUADO AL TASSO '99 [ANTINORI]

若干艶を失いつつある濃い赤黒色。全体に透明感があり、エッジは「ほんのり」とした色に変わりかけている。

香りは中程度で、甘いダークチェリーの砂糖漬け、カシスなど。赤系果実のコンポートの香りが中心だ。また鉱物的な側面も持っている。

甘く完熟した果実のカクテルのような面白い味わい。前半は甘さがふわっとインパクトを伴い広がる。それが中盤に差しかかると俄然タンニンが支配的になり、ビリビリと口内を痺れさせる。終盤は芯のある苦味に甘さがミックスされた、まだこなれていない味で、余韻に残る酵母感やタンニンは非常に長く口内に残る。余韻の印象は非常に私の好みに合っており、次のワインに移る際、水を飲むのをためらった。

加州の現代的な造りを思わせるカベルネだ。ストレートで美味しいが、まだまだ若いと思う。

(記:2006.4.16)

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キャンティ・クラシコ '00 [カスティロ・ディ・アマ]

このボトルも近所の「やまや」碑文谷店で購入した。以後1年ほど自宅の中国製セラーで保管。セラーの冷却性能が弱いせいで盛夏に20℃前後の状態でしばらく保管してしまった。

抜栓してみると、とくに熱による影響は無かった。初日はごくごく僅かにコルク臭があり。実は先日飲んだ同ワインのハーフボトルも熱による影響は受けておらずとても良い状態だった。温度の異常に早めに気付き「Max Power」に変更したのが良かったのだろう。(おかげで今は庫温11℃。温度センサー付けてくれよー)

香りと味わいは、初日はやはり薄っぺたく物足りない。ほどほどで切り上げて、2日目・3日目を中心に飲んでみた。以下は3日目の感想。

黒く、中心は向こうが見透かせないほど濃い色合いをしている。エッジは透明感のあるとてもキレイな赤色だ。

香りは強めで、赤く甘い果実、ミント、バジル、汗、体臭、アルコール、硬水など。かなり楽しめる。

味わいは滑らかに口内に滑り込む一方、一拍置いて旨味のインパクトを与えてくれる。ストレートな旨味感が魅力的で、「3日目の段階では」誰が飲んでも美味しいと言うだろう。その旨味に連続して渋みと酸味が適度に訪れ、また豆乳のようなニュアンスも加わりつつ全体の構成を引き締める。渋みの余韻は中庸で好印象だが、それほど長く続く訳ではない。中盤の厚み感はそれほどではなく、どちらかといえばエレガントな部類に入る。

これも真価を発揮させてやるのが面倒なワインだ。抜栓即飲める場合もあれば、1日置いた方が美味しい場合もある。上位ワインの有無によるVintage格差も大きいという。それでもこの価格を維持してくれる限り、色々試行錯誤しながらこのワインとは付き合っていこうと思う。

(記:2006.1.6)

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サッシカイア '02 [テヌータ・サン・グイド]

これも非常に黒みの強い赤色で、ほぼ同時に飲んだ「グイド・アルベルト」と同じ色合い。濁りがあり向こう側が見透かせない。エッジの一部のみが透明で赤黒い粒子が見える。

香りはやや強めで、最初は上質の焼いた樽の香りが現れ楽しめる。更にはコンポート、アンズ、馬小屋などの香りがして、これだけならなかなか楽しめる品質。

一方で味わいは絶対的に閉じている。クリアで滑らかではあるが、大人し過ぎで痩せている。飲み進むと後半に酸味と渋みが蓄積して、徐々に厚みを増してくるが、どうしても痩せた印象は拭えない。アフターの酸の感じは、ちょっとストレート過ぎるように思えた。

現時点では「スーパー・タスカン」に値しない味わい。もっとずっと後に飲むべきワインなのかもしれない。なんとなくボルドーの97年や99年に似ていたので、6,7年後に飲むと良いかもしれない。

(記:2005.12.11)

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グイド・アルベルト '03 [テヌータ・サン・グイド]

数ヶ月前の「やまや」セール時の有料試飲で出ていたワイン。サッシカイアの生産者がサンジョベーゼで造っているワインという。Glassで¥300。

非常に黒みの強い赤色。凝固しかけた血液のような色だ。

香りは強めでハッキリしており外向的で好感を持った。甘い果実、カリ・ピノ風の匂い、焼いた樽など。

味わいはやさしく柔らかく滑らか。前半はやや凝縮感に欠ける。後半は酸とタンニンが立ち上がり、なかなかの充実感を発揮して前半をカバーする。

全般に高いレベルで飲むに値するが、どうしても凝縮感の欠如が目立ってしまい次の1杯が欲しくなる。もしかしたら、半日くらい置いておいた方が開いて厚みのある味になるのかもしれない。

(記:2005.12.11)

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ピノ・グリージョ '04 [イェルマン]

(R)Jermann-Pinot Grigio04.jpg

イェルマンは「ドリーム」を造るフリウリのコリオDOCの生産者だ。滅多にイタリアワインは飲まないのだが、「ドリーム」購入のついでに「たまには違ったぶどうも飲んでみるか」と思い購入した。

オレンジがかった黄色だが、色合いは淡く白っぽい。

香りはやや強めで、いくつかの顔を持っていて面白い。青リンゴの切り口、気の抜けた翌朝の高級シャンパーニュ、ユリ、鉱物など。

初日は口当たりにピリピリした感覚があり、微発泡を感じる。味わいはシャンパーニュ風だが、同時に甘さや旨味を感じる。後半に複雑さのあるほろ苦さが立ち上がって満足感の高い後味を残す。前半と後半のコントラストが絶妙。

単独で飲んでも面白く、料理に合わせてもなかなかイケる。メリハリがあり、買って良かったと思わせる内容だった。

(記:2005.10.11)

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GIUSTO DI NOTRI '01 [TUA RITA]

中心部は濃い赤黒色で向こうが見透かせない。エッジの部分は暗い赤色で透明感がある。

香りは中程度からやや強め。甘みのある赤い花粉のような香り、シンナーのような匂いもある。香りの強度はあるが全体に閉じ気味のようにも思えた。

味わいは初め滑らかで、中盤から甘さを感じさせる旨味感が広がり華やかさを見せる。後半には樽の風味とほろ苦さが現れる(僅かに引っ掛かる)。余韻はそれほど強くないが、タンニンの要素を中心に長く口内に印象が留まる。

素直に美味しいと思えるワインで初心者から楽しめると思う。複雑性には乏しいが旨味感がある。香りを中心に、どこかしらサンジョヴェーゼの印象が感じられたが、ブレンドはされていないようである。

(記:2005.5.20)

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バローロ CANNUBI '00 [テヌータ・カレッタ]

少し古いが3月13日にENOTECA広尾店のSUNDAY SPECIAL TASTINGでイタリアワイン5種をテイスティングした。¥3,000(税抜き)。結構安い。

暗く艶のない赤黒色。エッジの部分には枯れた褐色を含んでいる。

香りは中程度からやや強め。アクリル塗料、シンナー、ドライフルーツにしたさくらんぼなど。総体的に人工的な甘い香りが中心になっている。

味わいは最初果実味のインパクトがあり、後半に向けて自然な感じで渋みへと移行する心地良いもの。アフターの苦味は、まだこなれていないように思えた。また、渋みとほろ苦さがもう少し持続してくれれば、素晴らしい出来になったろうにと少し残念だった。

価格的には¥5,000台であり、まあ妥当なラインだと思い1本購入した。

(記:2005.5.6)

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ソレンゴ '01 [アルジャーノ]

2月にアルジャーノのテイスティングで1回飲んでいるワインだ。カベルネ・ソーヴィニオンを主体とした所謂スーパー・タスカンとして造られたワイン。

赤紫を暗くしたような黒みの強い色合い。

香りは中程度だが閉じているように思えた。アクリル塗料、住宅の壁用塗料、接着剤、ミント、ニスを塗った木材など。奥深い部分には果実系の甘さもある。

味わいは滑らかで、かつ厚みを確保している。洗練されず、ややもっさりした印象があった。旨味感は長く口内に残るが、渋みや苦味はあっさりしており、さっぱりした感じだ。

フレッシュで素直に美味しく複雑性もある。だが価格を考えるともう1歩何かが欲しいところだ。

(記:2005.5.6)

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ルーチェ '00 [フレスコバルディ&R・モンダヴィ]

ものすごく黒みの強い赤色。艶がなくくすんでいる。エッジは透明で薄くなっているが、褐色化はしていない。

香りは強めで開いている。若干すえたような感じがある。ふくらみがあり、果実、ビニールなど。開いてはいるが香り単体では楽しめない。

味わいは逆に素直に素晴らしいと言える。果実の恵みを感じさせ、その旨味が最高のフルーツを口に含んだ時のように広がる。果実味が消える後半には、力強く全体を引き締めるような渋みと酸味が口内に長く残り、全体を通して楽しめる。

一口飲んでも美味しいし、杯を重ねてもまた別の美味しさがある。最近価格が高いのが本当に残念・・・。

(記:2005.5.6)

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50 & 50 '00 [AVIGNONESI & CAPANNELLE]

中心部を見るととても黒い。エッジの部分は透明感があり赤色。

香りは中程度で閉じ気味に思えた。ムートン並みに焦げており、アクリル塗料の香りがする。他に甘い甘い甘美な感じがして、脳がトロけクセになりそうな引き込まれる香りがする。

味わいの前半は意外にさっぱりとしている。少し物足りなくクリアな感じだ。後半からはカラメルのような風味を伴った心地良い渋みと旨味が蓄積し余韻を楽しませてくれる。また飲んだ後に絵の具のような香りが喉の奥から湧いてくる。

高い品質のワインだが、この価格から考えると疑問符がつく。¥5,000~¥7,000のレンジに入れば検討の対象になるだろう。

(記:2005.5.6)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ '99 [シーロ・パチェンティ]

R.P. 90 - 92。淡い赤黒色で全体に透明感がある。

香りは強めで、ニス、シンナー、木材など。揮発性の香りが中心で、グラスを廻すと甘みも出てくる。

口当たりにかなりの旨味があり、誰が飲んでも(子供が飲んでも)美味しいと感じるだろう。後半からアフターにかけては、最初は弱く気の抜けたような感じであったが、杯を重ねるごとに味わいが蓄積し、次第に満足感を高めてくれた。非常に食欲をそそる余韻を残す。

味わい中心のワインで香りの質がもっと良ければ更に上を狙えるワインだと思う。

(記:2005.5.6)

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ソアヴェ・クラシコ '03 [プラ]

2月13日、ENOTECA丸ノ内店の「ARGIANO PROMOTION」に参加した。クラブエノテカ会員で¥2,400 (7 Glass)。かなり窮屈な状態で立ち飲みによるテイスティングだったが、価格的から考えるととても得な内容だったと思う。

なお丸ノ内店は道を挟んで斜向かいに移転し、タイユヴァンショップ&バーとなって新装開店するそうだ。(1/20 経営はENOTECA)

1杯目と2杯目はソアヴェの白ワイン。プラは兄弟で運営される生産者で、代替り以降ワイン醸造に着手して頭角を現したという。

薄めだが、しっかりした黄金色。香りは中程度で、レモン、グレープフルーツ、大型柑橘類の皮など、爽やかで華やか。

味わいは強めでインパクトがある。また華やかで素直に美味しい味だ。蜜の甘さが中心で、ふくらみがあるが、ほんの少しワザとらしさというかイヤみな部分がある。後半には控え目なほろ苦さがあり好印象。

飲み続けるとやや単調に感じられた。ただしこの価格から考えると、素晴らしい品質だと思う。

(記:2005.2.14)

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ソアヴェ・クラシコ '02 [プラ]

03年と比較すると、ほんの少しだけ濃い色合い。基本的には変らない。

香りは強めで、蜜の風味がとても強い。複雑で甘く、非常によく出来たソーテルヌのような香りがする。またバニラの風味も見え隠れする。

味わいは華やかで、これも蜜の甘い味わいが中心。中盤にややぼけた感じがあったが、これは生産者の説明時間が長く、ワインが温まったせいかもしれない。後半は控え目な苦味と渋みが訪れて余韻につながってゆく。

03年のワインより上質。ややバニラの風味がわざとらしいテイステイング向けの味わいではあるが、全体を考えると確かに買い得のように思えた。

(記:2005.2.14)

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ロッソ・ディ・モンタルチーノ '02 [アルジャーノ]

サンジョベーゼ 100%。ブルネロのセレクションから漏れたものがこのワインになる。最低でも樽熟成と瓶熟を各1年行い出荷している。

ややくすんだ赤黒い色合い。少し枯れた感じがする。光を多めに当ててやると、キレイな輝きのある赤色を見せて、とても美味しそう。

香りは控えめで弱く、クラシカルな印象を受けた。木樽、ミント、杉林など。悪くないが少し大人しい。

味わいは滑らかで優しいシルクのような舌触り。中盤がやや単調、平板で水っぽいが、後半の渋みはある程度蓄積する。渋みはキツ過ぎず、渋美味しい状態の一歩手前だ。タンニンに慣れていない人は、このワインが向いているかもしれない。

飲みやすく親しみやすい、飽きのこないタイプのワインだが、やや水っぽいのが気になった。

(記:2005.2.18)

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NON CONFUNDITUR '02 [アルジャーノ]

「NON CONFUNDITUR」は英語で「NOT CONFUSE」を意味するそうだ。70%のサンジョベーゼにカベルネ・ソーヴィニオンとメルローを加え、12ヶ月フレンチ・バレルで熟成される。なお新樽は使用しない。

しっかりとした赤黒い色合い。エッジの部分は透明感のあるピンク。

香りはやや強めで、新しいワインの香りだ。果実香豊かで少し酢のような風味がある。一歩踏み外すと安ワイン的な香りになるギリギリのところ。甘い新世界ピノ・ノアールのような香りもある。

口当たりは柔らかく、まずチェリーの風味が感じられる。とても親しみやすく飲みやすい味わいで、後半の酸味と渋みは、それなりに蓄積して美味しい。

価格からすると妥当。ただし凝縮感と複雑味に乏しいため、高い絶対評価は出来ない。

(記:2005.2.20)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ '98 [アルジャーノ]

非常にキレイに色付いた「真紅」をしている。上質のブルネロは多くがそうなのだが、本当に美味しそうな色合いをしている。

香りはやや強め。油絵の具を思わせるような独特の香りを放つ。樽由来の香りや汗のような香りもあり、厚みがあってとても楽しませてくれる。

味わいは滑らかだが目が詰まった感じ。バランスも良い。難を言うと若干構造面で脆さがあるように思えた。後半にはジワッと旨味感が立ちあがり、その旨味と酸味のバランスが心地良い余韻を残す。

やや味わいの厚み感と複雑性が不足しているが、この価格帯のワインとしては非常に上品で美味しい買い得なワインだ。


(記:2005.2.20)

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ '79 [アルジャーノ]

リコルク物。79年は、このワインのGreat Vintageだそうだ。

元々濃い赤黒色が枯れたような色合い。全体にくすんで褐色がかっている。エッジは透明。見る角度と光の入り具合によっては、赤がとても鮮やかにキレイに見える。

香りは強めで凄く旨そう。絵の具、アルコール、ミント、腐葉土、杉林など。味わいは滑らかで、熟成した旨味感と酸味を存分に感じられる。

若干厚みに欠けるが、熟成したワインの良さを十分に感じられるワインだ。

(記:2005.2.20)

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ソレンゴ '01 [アルジャーノ]

「アルジャーノ テイスティング」最後のグラスは、所謂スーパー・タスカンとして造られたワイン『ソレンゴ』だ。カベルネ・ソーヴィニオン、メルロー、シラーのブレンド。14ヶ月の間、100%フレンチ・オークの新樽で熟成されるそうだ。また格落ちしたぶどうは「NON CONFUNDITUR」のブレンドに回される。

非常に黒みの強い赤色をしている。エッジの部分を見ると比較的明るい赤色。

香りは強めで、アクリル塗料、ミント、杉林、バニラ、汗など。厚みがあるが、ちょっとわざとらしい。新樽の風味が少しキツ過ぎるようだ。

味わいは滑らかで上品。ここでもバニラの風味が目立つ。中盤に厚みがあり、旨味感があるが、アフターの酸味と渋みは控えめだ。

現代的で飲みやすく、満足感があって確かに美味しいが、この価格(そして「スーパー・タスカン」)に見合った味わいのレベルには足りないように思えた。

(記:2005.2.21)

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キャンティ・クラシコ '01 [カスティロ・ディ・アマ]

近所に昨年開店した「やまや碑文谷店」のセールで購入。ちなみにこの店、「碑文谷」というよりは「大岡山北口商店街入り口店」といった方が良い場所に位置している。ともあれ近所に出来た「やまや」なので末永く頑張って欲しいものだ。

このキャンティ・クラシコは、99年以来毎vintage購入している銘柄だ。最初に飲んだ99年は¥1,980にしては驚愕するほどの品質を見せつけた。今回の01年は、どうだろうか?

黒みの強い赤色で濁りがあり向こう側は見えない。エッジは透明度がある赤色で、やや錆びたような雰囲気がある。香りはやや弱めで、1日目よりも2日目の方が強く出たように思える。甘いキャンディ、イチゴ、チューインガム、干し柿、イチジクなど。ちょっと奥に閉じこもり気味だが香り自体は悪くない。西洋系の果実を満たしたフルーツバスケット、あるいはバタくさいお菓子を入れた箱に顔を突っ込んでいるような感じがする。味わいは初日は水っぽく薄いので非常に不満。2日目、3日目になると中盤から後半にかけての果実味、酸味、苦味が出て面白くなってくる。前半部分に水っぽさは残るものの、滑らかさとある程度の厚さが現れるので全体として合格点の味わいになる。どことなく素性の良さも感じられる。

以前飲んだ99年などと比較すると、どうしても落ちてしまうが、価格なりの味わいは提供してくれる。パスタともよく合うので、土曜や日曜の昼食時などに飲んでも良いように思える。

(記:2005.1.28)

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オルネライア '98 [オルネライア]

200202-04.jpg本ボトルは、ヤマト運輸が誤って冷凍倉庫に入れたらしく、カチカチに凍って届いたうちの1本。ほとんどのボトルが液漏れを起こしていた(外部に漏れた液体も凍り付いていた)が、たまたま液漏れのないボトルもあったので試飲してみた。ちなみにコルクは半分以上飛び出していたので、素手で抜くことができた。
 なお、本事故へのWassy'sの対応は素晴らしく、速やかに事故の原因究明に動くと共に、代品を準備し送ってくれた。評判に違わぬ優良店で、ますます好きになった。

 赤黒い、血のように濃い色合い。エッジの部分は透明だが、中心部分は向こうが見えない状態。多めの脚を残す。香りは強めで、良質の若いボルドーを思わせる青草、牛乳、バニラ、アルコールなど。心地良い香り。口に含んだ瞬間、果実感や甘みがあり滑らかだが、すぐに強めのタンニンが押し寄せて、渋おいしい状態に変化する。余韻は長く、まだこなれていないタンニンが喉の奥を刺激する。まだ発展途上のワイン。今後更に向上するだろう。また、状態が万全のボトルであれば、もっと果実系の味わいが強いような気がする。近いうちに非凍結版のボトルも試飲する予定。
(記:2002.2.12)

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バルバレスコ '96 [スカナヴィーノ]

ルビー色。エッジの部分には熟成感のある褪色が見える。香りは中程度からやや強め。草っぽさ、醤油、揮発性薬品、汗、梅など。思ったよりバランスの取れた味わい。若干ボリューム感に欠け物足りない部分もあるが、後味になると強度を増す。個人的には好みのタイプ。

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ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ '97 [ラ・ブラチェスカ]

明るさを帯びた暗赤色。香りは強めでボルドー風。絵の具や塗料系の香りが主体だが、メルロー系のふくよかな香りは感じられない。味わいにおいて独特の風味が強過ぎ、それが後味にまで強く影響を残す。渋みが心地良いだけに、少し残念・・・。僕の好みとは違う。

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キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ '97 [ヴィラ・アンティノリ]

明るく透明度の高い赤色。香りは中程度か、それよりやや強め。うちの鳥が水浴びした後の臭いに華やかさを加えたような香りをメインに、アルコール臭、その他の薬品的な残り香もあり。味わいのバランスが非常に整っており、構成もしっかりしている。何杯飲んでも飲み飽きしないし、しつこさも感じない。この日飲んだ13種の中で一番の好み。このワインだけで、\1,000分の価値は十分にあるだろう。おかわりして5杯以上飲んだ。間違いなくお買い得のワインだ。

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サッソアローロ '97 [ビオンディ・サンティ]

以前代官山の「ラ・トスカーナ」で飲んだワイン。エッジの部分までしっかりとした暗赤色。一方で透明度は高い。香りは強く、非常に華やかで複雑。やや薄い点、若干の草っぽさが感じられる点を除くと、果実の風味が強く構成がしっかりしていて好感が持てる。この価格帯で購入するならば後悔のない1本になるだろう。おかわりして3杯以上飲んだ。お奨め。

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トゥルロ・ロッソ '96 [サルヴィアーノ]

8杯目のこのワインあたりから味覚の方が怪しくなってきた。若干濁りのある暗赤色。エッジの部分には熟成感も見える。香りは弱め。味わいは、青臭さが伴うものの構成がしっかりしており旨み感がある。程よく後を引かない苦味と、心地良く余韻を残す渋みが特徴的。ちょっと高いだけあって、¥1.000台のワインより少し上級な味わい。

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ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ '99 [ラ・プラチェスカ]

エッジの部分は明るく若々しい色をしているが、中心部は赤黒い色合いを呈する。香りは中程度。杯を重ねるごとに適度な渋みが蓄積してゆくタイプで、飲んでいて心地良くなる。後味にはトーストのような風味があり。悪くはないが、あえてボトルを買おうとは思わない。

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サンタ・クリスティーナ '98 [アンティノリ]

サンジョベーゼ90%とメルロー10%のブレンドワイン。明るく透明感の強いキレイな赤色。香りは強めで、梅、ガメイ系の香り、メルローのふくよかさ、草っぽさが感じられた。味わいは香りほど強くなく心地良い渋みと苦味がある。アフターは短く、さっぱりとしている。価格なりのほどほどのワイン。

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リヴォロ '94 [ビオンディ・サンティ]

ソーヴィニオン・ブランのワイン。やや薄めの黄色をしている。念入りにスワリングしてみると、リンゴの花から造られた蜂蜜、花屋の店内のユリを主体とした香り、ドライフルーツを載せたパウンドケーキ、下町の工場で使われる科学薬品の甘い香り、などなどが感じられる。味わいは、酸味が尾を引き口内に留まる感じで、また揮発性薬品のようなとてもクセのある風味が後味に強く感じられる。何かヘンな薬を溶かしたワインを飲んでいるようで、ちょっと頂けない・・・。有名生産者のワインなのに・・・。

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オルヴィエート・クラシコ '97 [サルヴィアーノ]

今度は「トレビアーノ」という品種を使用したワイン。やや濃い目のしっかりとした黄色。香りは中程度。口当たりの感覚も中程度で柑橘系の味わいを感じる。アフターに向けてじんわりと味わいが強まってゆき、良く出来たソーヴィニオン・ブランのワインに感じられるような草っぽい独特の風味を持つ。適度な残り香、味わいを口内の残す。この価格帯では、そう悪くないワインだ。

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ガヴィ '97 [ロッカ・グラルダ]

「コルテーゼ」という葡萄品種を使用しているらしい。非常に薄い黄色。香りの強度は中程度からやや弱め。熟成したシャルドネにあるような硫黄っぽい腐敗臭を伴うが、飲むのがイヤになるほどではない。口当たりは水っぽいが、後味に畳、草庵を思わせる草っぽい過去に経験したことのない独特の風味が伴う。杯を重ねるうちに、味わいや後味は蓄積してゆき、満足感は少し向上する。1~2杯だけ飲む分には、風変わりでおもしろいワイン。

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ヴィラ・アンティノリ・ビアンコ '99 [ヴィラ・アンティノリ]

ごく薄い黄色のワイン。弱いながらも甘い蜜、上質ソアベ系の香りがする。味わいは口当たり良く、ややボリューム感に欠ける部分もあるが、後味が序々に蓄積していって心地良い。果実の雰囲気と後味の苦味のバランスが良く、さっぱりとしていてしつこさがない。この価格にしては、突出して良いワインのように思えた。

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プロセッコ ブリュット NV [チプリアーニ]

有楽町の献血ルームに行ったついでにENOTECAに立ち寄った。するとイタリアワインのフリーテイスティングという企画をやっており、¥1,000で13種類のワインが(飲み放題で)飲めるという。中にはビオンディ・サンティのサッソアローロなどもある。迷わずチャレンジすることにした。立ち飲みで何杯目まで味が分かるだろうか・・・。

 最初にオーダーしたのが、このスパークリングワイン。外観を観察すると、ちっともスパークリングしていない。色合いも極めて黄味が薄い。最後の方の一杯だったせいかと思っていたが、新たに抜栓されたボトルから注がれたワインも同様の状態だった。微発泡の白ワインの炭酸を若干強めにした程度。香りは、グラスに注いだ瞬間こそやや強めで華やかな印象であったが、やがて華やかさは後退し、水道水のような匂いになった。味わいはおいしい水から造ったようなクリアな感じで、全般的に薄くてボリューム感に欠ける。この価格ならばもっと良い発泡性ワインがあると思う。

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ロッシ・バス(シャルドネ) '98 [ガイヤ]

昨年9月下旬、「やまや」赤坂店のセールで、なんの気なしについでに購入した。以後、室内常温で放置しておいた。

 濃い黄色。香りは強く、樽に由来するバニラやマロンのような香りが主体。マンゴーやその他トロピカルフルーツの風味も強い。味わいも濃厚でパンチがあり、後味の印象がかなり強い。ただし後味には若干イガイガした感じを伴う。樽が少し前面に出過ぎているような気もするが、全体にメリハリが効いていて新世界のワインのようだ。なんとなく上質のソアヴェに通じる面影もあるように思えた。初心者でも比較的馴染みやすく、「おいしい」と感じやすい味わいで、価格的にも妥当な線だと思う。

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フランチャコルタ キュヴェ・ブリュットNV [ベラヴィスタ]

10/1に「やまや」のセールで購入。購入の決め手は、ボトルの外見と価格だ。特にボトルの外見は女性を思わせるキレイな姿をしている。それにしてもイタリアワインを飲むのは何ヶ月ぶりだろう・・・。

フランチャコルタ;「規模は小さいが、発泡性ワイン生産の中心地。急速に品質を高め、名を馳せつつある。すべてボトルの中で第2次発酵させてつくる。カ・デル・ボスコCa' del BoscoとベッラヴィスタBellavistaのものが傑出している(ヒュー・ジョンソン『ポケット・ワイン・ブック(第3版)』1999 ハヤカワ・ワイン・ブック)。

 僅かにオレンジと緑を帯びた薄い黄色。抜栓当初の圧力はすさまじく、油断した隙にコルクが縁日の射的の弾のようにいずこかに飛んでいった。キンキンに冷やしておいたハズであるが、同時に大量の泡が溢れだしテーブル上にこぼれた。ボトルの裏側に抜栓時にはくれぐれも注意するように書いてあるため、他のボトルもこうなのだろう。抜栓直後は泡が過剰なほど。やがてクリーミーな口当たりに変化する。ただし2日目の泡の持続は、あまり良くない。ほのかに花の蜜の香りがし、口当たりも悪くない。後味の苦味は、泡が弱まるにつれ徐々に明確になってくる。泡が弱まっても上質の白ワインを飲んでいるよう。全体にバランスが良く、スタンダードなシャンパンにヒケを取らないワインであるが個性に欠ける。気軽に接すべきワイン。コストパフォーマンスは良い。

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ブルネロ・ディ・モンタルチーノ'94 [ポッジョ・アンティーコ]

非常に美しく印象的な色をしている。濃いピンク色とルビー色を混ぜ合わせた色をしていて、かつ透明度が非常に高い。色の美しさだけで言えば、ここ数年に飲んだワインの中でも五指に入るだろう。香りの強さは標準かやや弱め。熟成を感じさせる塗料のような匂いが主体となる。口に含むと心地良い渋みと苦味が感じられ、飲み進むにしたがって余韻の深さが蓄積してゆく。素直に、そしてしみじみと「旨い」という言葉を口に出した。どちらかというと玄人筋に受けが良いワイン。タイプとしては、グラーヴのワインに近いような印象を持った。ボトルでの販売価格が\4,980。それだけの価値は十分にあるワインである。

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