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ミッシェル(ジャン)・グロ Archive

ヴォーヌ・ロマネ '76 [ジャン・グロ]

5月27日に「やまや」赤坂店で有料試飲した。私がワインを飲みはじめた頃は、「ジャン・グロ」のエチケットで販売していた最晩期であったが、実質的に造っていたのはミッシェル・グロだったらしい。本当の意味でジャン・グロのワインを飲むのはこれが初めてだ。

枯れ、褐色化が進みぼんやりとした死んだような色合い。

香りは強めで、まず酸を感じた。その後に甘いドライフルーツ、酸味の強い果肉、ドライフラワー、オレンジ系のソースなどの香りが感じられ、枯れた風合いだけでなく華やかさもあってとても楽しめる。

口に含むと完全に枯れた味わい。中盤に旨味がじんわりと出てきて、しみじみと美味しい。余韻では、この旨味感が漸減しつつ継続し、はかなく心地良い気分にさせてくれる。塩気やミネラル感もあり。飲み続けていると、じっくりとした美味しさが徐々に滲み出てきて、しっかりとした構成になる。

ワイン単独で飲むと美味しい。じっくりと味わいながら時間を掛けて飲みたいワインだ。購入しようと思ったが既に売切れだった(赤坂店も新宿店も・・・)。

(記:2006.6.4)

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ヴォーヌ・ロマネ '99 [ミッシェル・グロ]

200204-03.jpgミッシェル・グロのワインは毎年購入しているが、良昨年のヴォーヌ・ロマネは久々。以前飲んだ96年の本ワインやジャン・グロの名前で同人が作っていたワインの印象が良かっただけに期待は大きい。(そういえば、99年からラベルが変わった。クロ・デ・レアのデザインが変わってしまったのは少し残念・・・)

 不自然に赤黒く、人工的な印象すら受ける血のような色合い。香りは強く、ふくらみのある果実香とインク、塗料の揮発的な香りが同居している。味わいは、ぶどうの皮のような果実味が中心だが、若干カドが取れていないインパクトの強過ぎる部分があった。後味には酵母のような風味があり。余韻は長いが必ずしも心地良いものではない。確かに98年と比較するとこちらの方が良く、良昨年らしい濃いワインだが、洗練さやバランスの面で96年の本ワインには及ばない。今後の変化に期待する。
(記:2002.4.14)

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ニュイ・サン・ジョルジュ LES CHALIOTS '98 [ミッシェル・グロ]

200203-13.jpg1年以上前、ミッシェル・グロの98年が最初にリリースされた際に、他のワインと共に購入したうちの1本。ミッシェル・グロの「ニュイ・サン・ジョルジュ」ではこれまで良い思いをしたことがないが、この「LES CHALIOTS」が付いた村名物ではどうだろうか?と試しに購入した。

 エッジはピンク色を見せるが、透明度が高くしっかりした暗赤色。おいしそうなブルゴーニュ色である。香りは抜栓当初こそぶどう果汁の香りを現すが、その後はスパイス、アルコール、ミント、汗などを中心とした落ち着いた性格に変化する。飲み口は良く厚みは中庸だが、味わいの中盤から後半にかけて酸味とタンニンが強くなってゆく。タンニンは最初荒っぽく、空気と馴染むにしたがい和らいでくる。味わい中に若干の旨み感もあり。全体として酸味を主体としたブルゴーニュらしいワインのため、酸っぱいものが好きな人には向いているかもしれない。ニュイ・サン・ジョルジュの典型的な味わいで価格なりのワインであるが、それ以上は期待できない。(なお、ニュイ・サン・ジョルジュとの差異は確かに感じられ、こちらの方が旨み感が強い)
(記:2002.3.3)

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ヴォーヌ・ロマネ 1er CRU クロ・デ・レア'98 [ミッシェル・グロ]

「クロ・デ・レアのブーケは、あまりにも見事で呆然とするほど。それと口いっぱいの風味」(セレナ・サトクリフ『ブルゴーニュ・ワイン』ハヤカワ・ワイン・ブック 1998)。「一級クロ・デ・レアは単独所有でドメーヌのシンボル的存在。スパイスやヴァイオレットがふんだんに香る、お手本のようなヴォーヌ=ロマネだが、こういうワインはざらにあるわけではない」(マット・クレイマー『ブルゴーニュワインがわかる』白水社,2000)。

 僕の長年のあこがれ。ジャン・グロ/ミッシェル・グロの名声を高めたモノポールのワインだ。95年くらいのvintageからぽつぽつと購入しているが、実際に飲むのはこれが初めて!

 透明感があるしっかりしたルビー色。エッジの部分はピンクがかっている。香りは中程度。チェリー、梅、塗料、ちょっぴりのゴムとオーク。バランスが良い香りだ。口当たりはスムーズで、果実をさくさく食べているような味わいがある。その後、それなりの渋みが訪れて、全体を引き締める。後味は長くなく、苦味も少ない。ワインを飲み慣れていない女性にも好評だろう。全体の味わいとしては、良作年の村名ヴォーヌ・ロマネに似ている印象だった。前日に飲んだヴォーヌ・ロマネから、かなりの不安感があったが、結構楽しめた。¥5,000なら買いだろう。ただし、抜栓後1時間は味も香りも開かず水っぽい。十分空気に馴染ませることが必要。ガスを注入したところ、案外持ちは良く3日目でも楽しめた。

※「酒のやまいち」のセールでは、結局ヴォーヌ・ロマネ ブリュレとクロ・ヴージョを購入した。ブリュレは、どんな味がするのか楽しみ。クロ・デ・レアは、12/2夜現在、まだ在庫が残っていたようだ。

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シャンボール・ミュジニー'98 [ミッシェル・グロ]

このドメーヌのシャンボール・ミュジニーは、96年もの以来毎年村名ヴォーヌ・ロマネと共に購入し、年末から春先にかけて楽しんでいる。

 それなりに濃い色をしているが、エッジの部分を見るとピンク~桜色。個人的にはあまり好きな色ではない。香りは、やや弱く、梅、ゴム、汗、けものを感じさせる。口に含むと梅を思わせる風味を伴った酸味が強く、続いて強い苦味と渋みが訪れ荒っぽい若さを持て余した印象を持った。後味に桜の花びらの塩漬け(和菓子の上にのってるヤツ)をかじったときのような風味や咳止めシロップのような風味もあり。2日目になると荒々しさが減退し飲みやすくなったが、一方で全体にぼやけた感じになった。飲むにはちょっと早すぎるワイン。半年後くらいにまた試してみたい。

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ヴォーヌ・ロマネ'98 [ミッシェル・グロ]

初めてブルゴーニュの98年産を飲んだ。毎年のことだが、新しいvintageのブルゴーニュを飲む瞬間はドキドキワクワクする。98年は厳しい年だったようなので、まずは僕が全面的に信頼するミッシェル・グロのヴォーヌ・ロマネをチョイスした。なお98年は、果汁濃縮機を使用している(『Winart』2,美術出版社,1999)。

中心部分を観察すると暗赤色。エッジの部分を見ると新世界のワインのようなピンク色を帯びており透明度が高い。何か不自然な色合いだ。イチゴ、カシス、ぶどう果汁、樽、ゴム等など、香りを構成する要素は多いが、どうもバランスが取れていない。子供の頃アメリカで食べた「合成着色料、合成甘味料いっぱい使ってます」系お菓子の香りがしたりする。いい香りと感じさせる瞬間があったかと思うと、次の瞬間スパイスっぽいつまらない香りに変化したりする。新し過ぎるせいだろうか?口当たりはそれなりで、旨み感もあり楽しめるが、飲み進むにしたがい渋みとエグみが口内に蓄積し、その印象が強いため好印象を相殺する。梅のような風味も後味として残る。95年以来この村名ワインを飲んでいるが、98年産は全体に不自然な印象を伴い、これまでの中では一番馴染めない感じを持った。時期的に早過ぎるのかもしれない。来年の春頃に残りの1本を飲んで真価を問おうと思う。近日中に別のAOCを飲んでみる予定。

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ニュイ・サン・ジョルジュ'96 [ミッシェル・グロ]

ピノ・ノアールとしては黒ずんだ色合い。若干の濁りも感じられる。エッジの部分はまだピンクで、色的に熟成は進んでいないように見える。香りは比較的開いており、やや熟成感がある。酸味を予感させる香り。口に含むと、一瞬の旨み感があるが、やがて酸味が主体となる。渋みは重いが酸味の影に隠れ却って感じにくい。味わいの強さは、同ドメーヌのオー・コート・ド・ニュイより弱く、その分フィネスがある。悪いワインではないが、「味ポン」のような酸味が際立ち過ぎて僕も好みではない。買い求めるなら、ほぼ同じ価格で販売されている同ドメーヌのヴォーヌ・ロマネの方が(格段に)良い。

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ニュイ・サン・ジョルジュ'97 [ミッシェル・グロ]

大好きなドメーヌ「ミッシェル・グロ」のワインがインターネットで販売されていたため、初めてオンライン上から購入申し込みをしてみた。利用した店は兵庫県苦楽園の松屋という店。『ブルータス』のワイン特集でも紹介された「ワインを大切に扱う店」のようだ。マニア好みのワインも多数扱っている。確認書に一部記入漏れがあったりしたが、トラブルへの対応も丁寧で好感が持てた。

 色合いはブルゴーニュとしてはやや濃い目で若干黒っぽさを帯びている。香りは新しいワインらしく、ぶどうの風味と発酵臭が強いが、まだちょっとばらけた感じがする。口に含むとボディが少し水っぽい。村名のニュイ・サン・ジョルジュに典型的な味だが、僕個人の好みではもう少しガッシリしたものがいいので物足りなかった。後味、余韻は適度な強さで長く持続するが、まだ「まるみ」が足りずトゲトゲ感がある。まずいワインではないが、これまで飲んだミッシェル・グロの他の村名と比較すると不満感が残る。97年が悪いというより、ニュイ・サン・ジョルジュが僕の好みに合わないのが原因だと思う。96年のニュイも別途購入しているので、近日中にでも検証したい。

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シャンボール・ミュジニー'97[ミッシェル・グロ]

ミッシェル・グロ97年産の第二弾。96年のシャンボール・ミュジニーが好印象だったため期待が高まる。色合いは、かなり濃い目だが透明度は高い。香りは同ドメーヌの96年オー・コート・ド・ニュイと類似するが、パンチ力が少し弱い。抜栓当初は96年で感じられた複雑な口当たりが無く、やや物足りない。2日目になると、開いてきたのか旨み感が出てきて96年の印象に近くなった。タンニンは比較的強く、まだトゲトゲしさが残る。酸味は弱い。全体にまだ馴染んでいないようで時期的な問題からバランスが悪い。来年の春頃に飲むと、また違った印象が得られると思う。97年の評価については、賛否両論があるようだが、ミッシェル・グロのこのワインに関する限りでは、97年は95年と96年に及ばないようだ。先行する両年が良かっただけに、今回の評価は厳しめにした。

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