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プリューレ・ロック Archive

ニュイ "1" '02 [プリューレ・ロック]

(R)Prieure Roch-Nuits 1 2002.jpg

フィリップ・パカレの02年が好みのタイプだったので、比較の意味からプリューレ・ロックの02年も少し購入してみた。このワインは、AOC的にはニュイ・サン・ジョルジュ 1er cruで、「クロ・デ・コルベ」の3rdワインにあたるという (2ndワインは「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er Cru」の名称で販売さている)。

やや褐色の入った赤黒い色合い。透明感はあるが同時に濁りも見える。

香りは強く明確で、抜栓当初は干しイチジクを中心としたとても甘いドライフルーツの香り。他にミントやアルコールも感じられ、かなりの好印象だ。数時間経つと甘い香りを残しながらも、獣香、ミント、杉林などの香りに落ち着いてくる。落ち着いた後の香りは妖しさやHな感じが増し、抜栓直後とは別の意味で楽しめる。

味わいはビオワインの良いところがとても良く出ている。果実味を残しながら、旨味や枯れた感じがうまく出ており、アフターの渋みとほろ苦さも適度だ(苦味に少しだけトゲがある)。惜しいのは凝縮感が足りない点で、抜栓直後はそれが特に目立ち、このロットが3rdに選別された理由がはっきりと分かる。ただし時間を経過すると少し好転し、私自身にとって許容範囲に収まる構成に変化した。

凝縮感の若干の不足だけ我慢が出来れば、価格と比較して素晴らしい内容だ。ビオワインを体験してみたい人、今すぐに消費したい人などは、是非購入すべきだと思う。(なお私自身は、この原稿を公表する前に湘南ワインセラーの残りの在庫を追加購入した[結果売切になった→1ケース追加されたようです])

(記:2005.3.13)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・クロ '96 [プリューレ・ロック]

200110-06.jpgプリューレ・ロックのワインを飲むのは2度目になる。前回飲んだ「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er cru」は痛んでいて真価を発揮していなかったようなので、今回の米国滞在中に同ドメーヌのヴォーヌ・ロマネ&ニュイ・サン・ジョルジュを幾つか試してみる予定。何故かDallasでは日本の価格と比べ1/2~2/3くらいで販売されている。DRCと同じ傾向だ。
 と、上記のような目的を持って購入したボトルだが、抜栓しようとしたところキャップシールが盛り上がっている・・・。触ってみると空気によって盛り上がっており、プニプニとした感触だった。買ったときはこんなではなかったのだが・・・。前日に飲もうとして常温に戻した後、再び冷蔵庫に入れたのがいけなかったのだろうか?キャップシールを除き抜栓すると、明らかに噴いた筋がコルクに付いておりコルク上部から異臭が漂っていた。このボトルも完全な状態ではない・・・。しかも自分でそうしてしまったのかも???

 熟成を感じさせるやや退色した薄めの濁りのある色合い。じっくりと観察すると、とても細かい粒子が液中に存在する。瓶底を見るとかなりの量の砂状の澱が貯まっていた。香りは中程度からやや強めで、菊系の花、汗、コルク、木質、ミントなど。ただし30分ほどグラスの中で空気に触れると、へたって酸味中心の香りとなる。口に含むと以前「ニュイ・サン・ジョルジュ 1er cru」を飲んだ際に感じた旨み感がじんわりと口内に広がる。その反面果実味などは少なく、やや痩せた感じで、ニュイ・サン・ジョルジュのワインを連想させる。中盤から後味にかけては味わいの強度を増してゆき、適度の渋み・酸味が心地良く、酵母やある種のキノコ、チーズを思わせる余韻が長続きする。惜しむらくはカビやコルクの風味が伴うことで、これはボトルの状態に起因しているのだと思う。総体としては、以前に飲んだニュイ・サン・ジョルジュに非常に似たワイン。それにしても万全の状態の本ドメーヌのワインを早く飲んでみたいものだ・・・(次はクロ・ヴージョにしようかな)。
(記:2001.10.8)

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クロ・ド・ヴージョ '96 [プリューレ・ロック]

200110-02.jpg1ヶ月に2度もプリューレ・ロックを飲むという贅沢をして良いのだろうか?と思いつつも、grand cruの本ワインを抜栓。このワインは購入した際にブルゴーニュ担当の顔馴染の店員がぼそっと「This one is excellent」と言っていたので、期待の1本。なお25%セールでの価格で、通常は$89.95。

 やや濁りのある赤黒い色合いで、全体に褐色じみていて熟成感が出ている。ボトルの底には例のごとく砂状の澱が結構ある。グラスを廻すと多めでキレイな脚を残すが、表示アルコール度数は12.5%と、そう高くない。香りは強めで、ミントや森林、朽ちかけた木、汗、男性用香水、獣香、ぶどうの皮、など複雑で高級ブルゴーニュの雰囲気が漂う。マツタケを思わせるキノコの香りも。口に含むと独特の旨み感と果実味が広がりボリューム感も十分。やや酸味が強く、また後味にはこなれていない苦味が伴い長く持続する。若干閉じている印象も感じたが、現時点でも楽しめるワイン。将来性もあると思う(今回の評価は現時点の味わいのみ考慮している)。2年後くらいに次のボトルを抜栓すると面白いかもしれない。窒素/二酸化炭素を充填することによって、2日目でも楽しむことができた。この価格から1万円くらいなら価格相応からややお買い得。2万円近くになるとちょっと、という気がする。ややクラシカルで扱いの難しい部分があるので、玄人さん向けのように思える。

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ニュイ・サンジョルジュ 1er Cru '97 [プリューレ・ロック]

DRC共同経営者のドメーヌが生産するワイン。ラルー・ビーズ・ルロアの姉の息子にあたる人物が生産者だ。grand cru、1er cruが多いためか価格は概ね高めで、今回飲んだ個別名称無しの1er cruは赤としては安い部類に入る。

 注ぎ始めた瞬間に驚かされるほど枯れた色合いを呈する。これが97年のブルゴーニュ?88年や89年のブルゴーニュだと言っても通るくらい褐色化が進んでおり、また濁った色合いをしている。香りは閉じ気味で弱く、檜や杉系の木材、汗といった揮発性で鼻に抜ける香りが主体。色と香りで判断する限りでは、全く楽しめない。それどころか劣化の可能性を感じさせる。口に含むと僅かな甘味を伴った旨み感が広がり、その後やや強めの収斂味や苦味が長く続き心地良い。よいニュイ・サンジョルジュらしい口当たりだ。収斂味は、抜栓直後強過ぎる感があるが、空気に馴染むにしたがい、やさしくなって飲みやすさが増した。味わいは価格なりでいいワインだと思うが、外観や香りとのバランスが取れていないため評価は厳しく付けた。劣化の可能性もあるので、次回、同ドメーヌの97年vinatgeを飲む際に総合的に判断してみたいと思う。

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