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ルイ・ラトゥール Archive

クロ・ド・ラ・ロッシュ '83 [ルイ・ラトゥール]

濁りがあり、不健全さすら感じる黒ずんだ赤褐色。

明確な熟成香が甘く香り、古いブルゴーニュを実感する。。各種ドライフルーツ、とりわけレーズン。今は甘く心地良いが、もう少ししたら一線を超えて破綻してしまいそう。

口に含むと、熟成を完了して違う段階に進んだワインであることが即座に分かる。美味しい!!熟成チーズのような練られた風味。後半からアフターにかけて、はかなく終わってしまう点が残念だが、本当にうまく熟成を完成できたボトルだと思う。(アフターは、飲み進むと酸と渋みが蓄積し、かなり心地良い状態に変化する)

香りと味のバランスが良い。どちらも十分かつ健全な熟成。ルイ・ラトゥールを飲んで、こんなに嬉しく思うのは、初心者のとき以来だ。

(記:2009.8.9)

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ムルソー グット・ドール '00 [ルイ・ラトゥール]

200212-01.jpg下のポンソのジュブレ・シャンベルタンと同じ日に購入した。購入後はセラーで保管していたのだが、瓶口には液漏れの後がありカビが生えていた。状態が心配だ。

 グット・ドールは、「黄金の滴」の意味で、一連のムルソー1er cru群の最北に位置する(5.326ha)。「トーマス・ジェファーソンがムルソーの中で最も気に入っていた畑」という記事を読んでから、いつか飲んでみたいと常々思っていた。大きな期待と共に抜栓した。RP(88-89)。

 美しく輝きのある、やや濃い目の黄金色。香りは中程度。蜂蜜、黄色い花の花粉、良く熟した大型柑橘類の皮など。甘く華やかで期待をかき立てる上質な香りだ。 口に含むと完熟した果実の甘みが口内にやさしく広がる。ただ楽しめるのもそこまでで、ボディが極めて弱く水っぽい。後味の酸とタンニン、苦味がほとんど感じられず、中盤から後半にかけて急速に落ちて水になるような印象がある。まるで完熟させた末に酸が失われたワインのようだ。1日目は、フルーティな安物白ワインのような味わいだった。2日目になり空気と馴染んだ結果、後味に重さや樽、ナッツの風味が出てきてかなり好転したが、1日目の印象が強く、また水っぽい部分が拭えなかったので素直に評価を上げることができなかった。ボトルの状態が悪かったのだと思いたい。今飲む場合は、よく空気と馴染ませてゆっくり味わうことをお奨めする。

(記:2003.1.1)

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サントネー '95 [ルイ・ラトゥール]

200106-07.jpg
昨年の夏をまるまる台所下の収納で常温で過ごした、明らかに熱の影響を受けたボトル。ただし、飲めないというほどではなかった。

 不透明感のある黒味を帯びた赤色。エッジの部分は薄くなり熟成が強く表面に出ている。抜栓時、香りはほとんど感じられない。熱による影響が主たる原因なのは確かだが、閉じている時期にあるようにも感じられた。時間の経過、温度の上昇と共に、僅かではあるが酸を連想させる汗や、チェリーリキュールの香りが出てきた。アフターは短めで物足りない。
 中1日おいて3日目に飲んでみたところ、酸味と旨み、土の風味が加わり、コート・ド・ボーヌ以南のたくましい味わいに変わっていた。後味もややトゲがある苦味が伴うものの、厚みのある味わいが長く口内に残って初日とは比べものにならないくらい楽しめた。劣化させなかったら確実に価格を上回る味を提供してくれたであろうワインだ。残念。
(記:2001.6.9)

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