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デュジャック Archive

クロ・サン・ドニ '04 [デュジャック]

このワインも07年6月に飲んでいる。そのときは閉じた状態で失望したが、今回は同じワインとは思えないほど好転していた。

黒みの赤色。エッジはピンク。全体に透明感があり、褪色が始まっている。 

香りは、外向的でこの日のテイスティングで一番。焦げ臭を伴うデュジャックらしい香り。果実、インク。じっくりと嗅ぐと塗料、甘いケーキのような香りも僅かに現れる。適度に熟した果実の甘さを連想させ、私好みですごくいい! 

味わいは、よくこなれており繊細。悪く言えば「やや水っぽい」ことになるが、デュジャックは概してこんな感じ。ほのかでバランス良い果実味。飲み進むにしたがい、後半部分に果実感、旨味が蓄積し、充実感が増す。アフターには心地良いほろ苦さ。香り同様、好みの味わいだ。 

まだ熟成の途上だが、今は今でもう楽しめる状態。2年前に失望したときとは全くの別物と思えるくらい好転している。渋み、酸、果実感が優しくバランスしており優れたワインだと思う。

(記:2009.8.9)

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モレ・サン・ドニ モン・リュイザン (ブラン) '04 [デュジャック]

僅かにオレンジを含んだ黄色。

香りは中程度。やや未熟なグレープフルーツの果皮の香り。

よく熟していて、それでいて下品にならない美味しい味わい。やさしく丸みのある果実感と旨みは体を癒してくれる。アフターのほろ苦さも、程よいやさしさだ。

少し高めの温度で飲んだ方が良い。素直に美味しいと言えるワインだ。価格さえ安ければ買いたいが、この価格では難しい。

(記:2007.7.14)

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クロ・サン・ドニ '04 [デュジャック]

透明感のある赤色。エッジはピンクで粒子が見える。 

香りは、やや強めでコゲ臭が中心。ほのかな甘さがある一方で、汗を連想させる匂いもする。入念に廻してじっくりと嗅ぐと、シャープな印象と甘さが強くなる。 

口に含むとストレートな果実感があり美味しい。まだこなれていない状態で、後半には固まった苦味があり重さが残る。 

果実の印象は良いものの、「デュジャックらしさ」や「洗練度」という点では失望した。平均を上回る品質だが、どこか別のドメーヌのワインを飲んでいるような感じだった。

(記:2007.6.23)

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シャンボール・ミュジニー '03 [デュジャック]

つや消しの赤紫色。ぎりぎり向こうが見える透明度。 

香りはやや強めから強め。スミレ、焦げ臭、デュジャック香。新しいせいかスミレの風味が強い。しばらく置くと、焦げ臭と甘い果実の香りがやや強くなる。 

花から抽出した汁のような華やかな風味。その後にジンとくる、しっかりとした収斂味。ちょっと苦いが、ワインを飲み慣れた人間にはたまらない渋美味しさ。

最高ではないが楽しめる味わい。タンニン豊富なので長く熟成させても良いと思う。'03年らしい完熟感も良い方向に働いている。¥6,000台くらいで買えるのなら検討対象になる。

(記:2006.9.3)

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シャルム・シャンベルタン '03 [デュジャック]

ややくすんだ赤紫色。濃く、向こうが見えない濁りのある色合い。 

香りは中程度でクール。スミレ、甘い花、デュジャック香。焦げた風味も強い。 

味わいもデュジャックっぽい。ややスミレの風味が強い。華やかさがあり、適当な渋美味しさがある。

このワインも価格が高騰しているが、再び1万円台に落ち着くようであれば、また購入したい。

(記:2006.8.26)

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モレ・サン・ドニ (ブラン) '00 [デュジャック]

しっかりと色付いているが、やや薄めの黄色。

香りは中程度ではっきりした「マロンケーキ」の香り、硬い鉱物系の香りなど。時間を経過するとアップルのコンポートの匂いもしてくる。

口に含むと、ギュッと口をとらえる柑橘系の収斂味。ほろ苦さなどが感じられる。また鼻に抜けるナッツの香りが感じられ、アフターではその渋皮のような苦味が長く口内に残る。

香り、味わい共に、なかなか複雑な要素を含むが、残念なことに厚みが足りず薄っぺらい印象も持った。そのため評価は控えめにした。

(記:2006.7.16)

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モレ・サン・ドニ '03 [デュジャック]

暗く黒い赤紫色。エッジは透明で赤黒い粒子が見える。

香りは中程度からやや弱めで、デュジャック香とはちょっと違う。スミレの花のような香りが中心で、奥に篭っており、こちらから探しにいかないとなかなか見つけられない香りだ。

口に含むと、柔らかく花から抽出した汁を飲んでいるかのような味わい。花系の前半から始まり、中盤では強めの酸味が現れて口内を引き締める。終盤には、ほろ苦さが出てくるが、それほど長い訳ではない。

悪くない味わいだが、デュジャックらしさを失っているように思え、ちょっと残念に感じた。

(記:2006.7.16)

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ジュヴレ・シャンベルタン オー・コンボット '99 [デュジャック]

例のごとく透明感の強い色合いだが、このドメーヌの中では若干濃い部類に入る。

香りはやや強めで期待する「デュジャク香」とは若干違う感じだ。汗やビニールの印象があり、ぶどう果皮の風味がとても強い。独自性は薄いものの、これはこれでかなり魅力ある香りだ。

一方で味わいはデュジャックらしく美味しく、クリアでシャープ。ぶどうの果実味は、それをサクサクと噛んでいるような感じだ。

とても幸せな気分になれるワインで、総体的には「デュジャックを飲んでるな」と思える良いボトルだ。

(記:2005.11.19)

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モレ・サン・ドニ '94 [デュジャック]

200108-07.jpgWashingtonでの語学研修を終え、業務研修先のDallasに赴任して初めて購入したワインのうちの1本。購入した店は、なかなかの品揃えで店内の温度が高いことを除けば合格点の店だと思う。店員さんの対応も良く、Frankという店員が僕の選んでいるワインや行動(キャップシールを廻したり澱の状態を確認したり)を見るや即座に態度を改めてマニア向けのワインを紹介してくれた。でも購入したのは、このワインとリッジのモンテベロとフラワーのシャルドネなのさ!

 キャップシールが廻らなかったワイン。危惧した通りキャップシールを取り除くと漏れた後がはっきりと見て取れた。カビもかなり繁殖している。色合いはデュジャックのモレ・サン・ドニとしては赤みが僅かに強い(もちろん一般的な高級ドメーヌのピノと比較すると薄い)。同時に全体に褐色化が進んでおり、エッジの部分は透明と褐色が混じりあったような状態である。香りはやや弱め。このワインらしい獣っぽさや男性用香水を思わせるちょっとエッチな香りはするものの、弱すぎて楽しめるほどではない。それに明確な腐敗臭を伴っている。味わいにはデュジャック特有の旨み感の「おもかげ」が感じられるものの、それに続く酸味と苦味が強く、すぐに打ち消されてしまう。なお後味の苦味は長く持続する。明らかに熱の影響を受けたワイン・・・。$47.50もしたのに・・・。そして2本も買ったのに・・・。Dallasでもワインライフは文字通り苦い思いで始まった。
(記:2001.8.13)

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モレ・サン・ドニ '98 [デュジャック]

僕の大好きなデュジャックのモレ・サン・ドニ。同ワインの97年ものを「21世紀に初めて飲むワイン」に起用して、正月から「いい思い」をさせてもらった。過去、95年、97年、96年の順で飲んでいるが、好みの順で編年すると、95年>97年>96年となる。

  98年のブルゴーニュに共通した赤味の強い色合い。透明度は中程度。デュジャックのモレ・サン・ドニとしては濃い部類に入る。97年以降、モレ・サン・ドニは色調がしっかりしてきたように思える。グラスを廻すと、非常にねっとりとした脚を大量にグラス側面に残す。抜栓直後の香りは強めで、果実とバニラの甘み、そして妖しげなアロマがむんむんと立ち上っている。口当たりは滑らか。口内に、ほどよく絡みながら滑り込み、また非常に旨み感が強い。ブルゴーニュの良好な生産者のみが造ることのできる旨み。一方で不自然なほどのバニラと果実の甘みを伴い、酸味やタンニンはほとんど感じられない。カリフォルニアのキャンディを連想させるピノ・ノアールに近い味わいがする。
 抜栓後20分くらいすると香りは弱まり、木質的な香りや汗のようなニュアンスが出て落ち着いてくる。味わいの方も甘みが後退し、旨み感を残しながら心地よい弱めのタンニンが後味に現れて全体の構成がブルゴーニュの上質ワインらしく変化していった。ただ惜しい点は、後味がとても短いところ・・・。すばらしいボディを味わった後に、いきなりストンと落されてしまう。落差が大きすぎる・・・。新たな快感を求めて次々と杯を重ねたため、ベロンベロンに出来上がってしまった。不自然なバニラ風味からも分かるように、今回は飲み頃として、やや早かったように思える。あと半年後に飲んでみると、かなり印象が変わることが予測される。98年の位置付けは、97年より若干劣る程度。ただし以前紹介した通り、97年のモレ・サン・ドニ自体素晴らしいワインであるから、本ワインも購入価格かそれ以上の価値のあるワインであることは間違いない。飲んで決して損のないワインだ。

※2日目に飲んだところそれなりにアフターがあるワインに変化していた。時間をかけてゆっくりと飲めば、初日でももっと余韻を楽しめる状態に変わる可能性大だ。

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モレ・サン・ドニ '96 [デュジャック]

僕の好きなドメーヌtop5に入るデュジャックのワイン。とりわけ村名モレ・サン・ドニは、過去95年と97年でいい思いをさせてもらった。良昨年の96年には、大いに期待したいところ。

 透明度が高く濃く鮮やかな赤色を主体にしており、エッジの部分には若干の褐色が見える。95年の同ワインなどと比較すると、赤色がかなり強い印象を受ける。グラスを傾けるだけで、相当の脚をグラス面に残し、粘り気はかなり強い。香りは中程度。ぶどうの皮、すいかの皮、樽に由来するバニラ等。95年や97年で感じられたような、複雑さや獣香はあまりなく、果実香や樽香が主体である。味わいにおいても、ほんの僅かな甘みをもったぶどうの皮を思わせる果実味、樽の風味がメインで複雑さが思ったよりない。また低温時はそれほどでもないが、温度が上がってくると口内に纏わりつくような「ぬっる」とした舌触りがある。後味は苦味を伴った渋みがほどほど残り、トーストのような風味もあり。後味にはまだトゲがあってこなれていない感じ。

 かなりの期待で抜栓したが、過去に飲んだ95年や97年には遠く及ばない印象だった。全体の印象から時期を外しているようでもあったため、今年末以降に残りのボトルを飲んでみようと思う。

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モレ・サン・ドニ '97 [デュジャック]

21世紀に初めて抜栓して飲んだワイン。最初に抜栓するワインについては「普段飲めない高価なものをこの機会に開けよう」「ブルゴーニュだったらgrand cru、ボルドーだったら1級格付けしかない」とか、いろいろ頭の中で考えていたのだが、最期は僕らしくブルゴーニュの好きな生産者の村名に落ち着いた。

 普段飲んでいるブルゴーニュの中では薄い色合いで、透明感のある黒みを帯びたルビー色。エッジの部分はほんのりと桜色をしている。グラスに残る脚の量は、アルコール度数13%を反映してか、かなりの量にのぼる。香りの中に、果実香、獣香系の妖しさ、酸が混じり合い、更にアルコールの揮発が強いため、脳の奥の方に香りが染み込んでくるような錯覚を覚える。口に含むと、「ぶどうの皮に近いおいしい部分」や「すいか」を連想させる果実味が口一杯に広がり、甘さすら感じられる。その果実味が充分なうちに、渋みと苦味、オークのバランスが取れかつ適度な強度の後味が続き、その余韻が非常に長く持続する。味わいの複雑さの点で、やや95年の同ワインに及ばない部分があるが、香りから後味にかけての緩みのない連携が素晴らしい。決して高いボトルではないが、21世紀最初に飲むべきワインとして、ふさわしい1本だと思った。

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