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ルロア(ドーヴネイ) Archive

ムルソー ナルヴォー '98 [ドーヴネイ]

オレンジを多く含んだ濃い黄色。

酸化が進んでおり、最初に感じる香りは、放置したリンゴの切り口。ほんの少しのコルク感。人工的なリンゴジュースの香り、アップル系リキュール。少し熱が入っている?しばらく置くと、よく練られ、ふくらみのある複雑な香りに好転した。酸化のニュアンスは残っているが、後から現れたプラス要素がマイナス要素をはるかに上回る。かなり良い香りだ。

味わいは非常に分かりやすく強い。中盤に確かな旨味感があり、控えめで程よい酸とのバランスが好印象。とても美味しい。中盤から後半にかけての味わいがとても厚い。アフターは長く、ナッツの渋皮、旨味、苦み、酸味が心地良く継続する。

厚みがあり分かりやすいワイン。酸化のニュアンスを嫌う人でなければ、誰でも楽しめるワインだと思う。今飲んでしまって良い状態だと思う。

(記:2010.8.7)

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ピュリニ・モンラッシェ リシャール '00 [ドーヴネイ]

5月27日「やまや」新宿店のセールの有料試飲。下記の赤坂店からのハシゴだ。こんな試飲でもないと『ドーヴネイ』は飲む機会がない。どうしたものやら・・・。
エチケットを確認してみると、これは村名の畑名付きワインだった。

非常にしっかりとしたオレンジがかった色合い。

香りはやや弱めで閉じている。ずっと奥の方にマロンと柑橘系の香りがあるように思えた。

味わいは香りの奥に感じたマロンと中庸の柑橘系の風味が前半に現れる。中盤からはジワーと広がる芯のある苦味が中心軸となる。前半部分で感じた樽っぽさは、この苦味によって減退する。余韻では、中盤に強まった苦味と、前半から残存する旨味との間で「せめぎ合い」が続き、コロコロとした苦味と旨味が順繰りに顔を出す。このへん、こなれてはいないがなかなか面白い印象を持った。また鼻に抜けていく残り香も心地良い。

確かにドーヴネイらしい高級感のあるワインだが、もう少しヒネリが欲しいところ。この価格帯では購入できないだろう。

(記:2006.6.4)

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ムルソー グット・ドール '00 [ドーヴネイ]

しっかりと色付いたオレンジと若緑を含む色合い。

香りは弱めで閉じている。白い鉱物、ほのかなマロン、レモンなど。

一方で味わいにはインパクトがあり、ミネラル感、塩分も強い。口に含むと旨味と樽の風味を纏ったインパクトのある味わいがビリビリと痺れるような印象を伴いながら口内に広がる。
飲み込んだ後には、喉の奥からとても心地良い樽の風味、酵母の印象が戻ってきて、いい感じで鼻に抜けてゆく。マロンの風味とミネラル感は、非常に長くしっかりと印象を残す。

最優良ドメーヌの希少一級畑としての風格は「それなりに」備えていると思う。ただ、もう1歩の複雑さや感動が足りない。時期的な問題もあるが、現段階では価格に見合わない。

(記:2006.6.4)

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マジ・シャンベルタン '97 [ドーヴネイ]

ドーヴネイのマジ・シャンベルタンを飲むのは2度目。前回赤坂店で飲んだ96年は、数年に1度出会えるかどうかの素晴らしいワインだった。

こちらもしっかりと色付いたルビー色で、歳以上に褪色が進んでいるように見えた。香りは素晴らしく、妖しさ、獣香の他に柑橘系の男性用香水を添加したような+αがある(グラスの外から香っているのかと疑ったほど、人工的かつ複雑な香水の香りだった)。かなりの期待を抱いて口に含んだが、味わいは閉じていて面白みに欠ける。抜栓後の時間経過が短か過ぎたのかもしれないが、平板で痩せていたため、大きな変化は望めないように思えた。経年変化による良化も望めないと思う。標準以上のGrand Cruのレベルにあるが、96年の同ワインと比較すると数段劣る出来だ。ボトル¥50,000は、とても出せない。

(記:2004.4.25)

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マジ・シャンベルタン '96 [ドーヴネイ]

店長さんに、こちらを後に飲む方が良いと勧められ素直に従った。(Perker's Point 97+:『Parker's Wine Buyer's Guide』5th Edition)。Parkerは、このマジ・シャンベルタンを褒め殺し、文章の最後は"Bravo!"で括っている。もしParkerの文章と高得点を試飲の前に読んでいたら、緊張のあまりこぼしてしまっていたに違いない。

 濁りのある暗赤色。エッジの部分はキレイな赤色をベースにしており、僅かに褪色が見える。澱が非常に微細なせいか結構Glassに紛れていた。香りはやや強めから強め。やはり熟成香が主体で、キノコ、濡れた落ち葉、カシス、ミント、杉林、バニラ、古い木材など非常に複雑で練られた感じのある香り。味わいは、甘みと旨み感が程よく広がる。カシスやぶどうの果実感が割りと強い一方で、アルコール感はそれほど強くない。後味のタンニンは、しっかりと筋の通った性質だが、熟成によって十分にこなれていて馴染みやすく、驚くほど長い時間口内に余韻を残す。また、やや強めの苦味もアクセントになっており、後味を印象深いものにしている。このワインも、飲み進むごとに味わいが蓄積し深まってゆく素晴らしいブルゴーニュだ。香りのインパクトも衰えることなく、飲み手をわくわくさせるワインである。これまで飲んだブルゴーニュの中でもベスト5に入るワインで、こんなワインを1年に1回くらいは飲みたいものだ(コストパフォーマンス欄の▲は、ボトル5万円弱程度を想定)。

(記:2002.11.23)

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ボンヌ・マール '96 [ドーヴネイ]

今日はヴァンサン・ジラルダンのワインを大量に仕入れるため「やまや赤坂店」へ行った。開店10分後くらいに着いたのだが、店内は結構な混み方で、目当てのコルトン・シャルルマーニュ97やコルトン・ペリエール、コルトン・ルナルドは即売り切れ・・・。ちょっとガッカリして支払を終えると、横のカウンターで試飲用のドーヴネイが半分くらいボトルに残っているのを発見した。大きめのボルドーグラスで試飲できるようなので、"初めて"ドーヴネイを口にすることにした。思いつきでこんな贅沢して良いのだろうか???(Perker's Point 95:『Parker's Wine Buyer's Guide』5th Edition)

 注いでいる間に分かるほど枯れた色合い。濁りがあるしっかりとした暗赤色で、エッジの部分を見るとかなり褪色が進んでいる。また色素成分が析出した粒粒がエッジの透明感を増した部分で観察できる。香りは中程度からやや強めで、熟成したブルゴーニュ独特のもの。キノコ、腐葉土のニュアンスを含んだ熟成香の他、塗料、カシスなども感じられるとても複雑な香り。僅かに酢や醤油の香りもある。明らかに玄人受けする香りで、ワインを飲み慣れない人には向かないかもしれない。複雑で良質な香りであるが、口直しをせずに飲み続けていると、だんだん鼻が慣れてきて、香りに関するインパクトは薄くなってくる。味わいは、主に熟成に由来する甘みがありボディは中程度。ぶどう果汁の風味も生きている。前半から中盤にかけて、突出した部分はないが、素晴らしくこなれていてスルスルと飲める。アフターにかけては、じわっと心地良く丸みのある渋みが口内に広がって気分が良くなる。後味は、しつこくないが、一本芯が通っていて非常に長時間持続する。また飲み続けるごとにおいしさが蓄積する。色合い、香り、味わいのどれも96年のワインとしてはかなり熟成が進んでいるように思えた。今が飲み頃だ。間違いなくブルゴーニュ・トップクラスのボトルと断言でき、偶然とはいえ、飲むことができて幸運だった。倍の試飲価格であっても後悔することはなかったと思う(コストパフォーマンス欄の▲は、ボトル5万円弱程度を想定)。 

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