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ブルゴーニュ Archive

ヴォーヌ・ロマネ ラ・コロンビエール'11 [コント・リジェ・ベレール]

ENOTECA広尾本店でのテイスティングで隣の席の方から頂いた。久々のリジェ・ベレールだ。

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くすんだピンク。ほのかな色合い。液中に黒みを帯びた粒子が見える。

爆発的な香りが広がる。焦げ臭、ゴム、妖しいエロチックな香り。よく練られた果実感が素晴らしい。

味わいは口に含んだ瞬間に美味しいと感じられる。後半ではやや強めの酸が目立つ。その酸は伸びが良く心地良い。可愛らしい果実の旨味と酸がうまく混じり合い、とても印象深い余韻となる。

抜栓2時間程度。ベストタイミングで飲めたのだと思う。

(記:2013.10.19)

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バタール・モンラッシェ '11 [アンリ・ボワイヨ]

薄い黄色。

香りは、若い柑橘感とムンムンくる怪しさ。全体的に馴染んでいないバニラ、木樽などの要素もある。香りのボリューム感が凄い。厚みがある。

口当たりは当初若干凝縮感に欠け薄い気がするが、後半からアフターにかけて厚みのある味わいになる。ナッツ、こげた樽などの要素を持った余韻が非常に長い。

この状態ではフレッシュ過ぎる。大きな潜在能力を感じ、必ず素晴らしい成長をするボトルだと思う。

(記: 2013.9.26)

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シュヴァリエ・モンラッシェ '11 [ブシャール]

輝きのある薄めの黄色。

香りは、柑橘系ドライフルーツに砂糖を多めにまぶしたお菓子、マロングラッセなど。

やや凝縮感に欠け、Grand Cruとしてはややボヤけた味に思える。アフターの苦味は強くないが、しっかりと主張している。良いワインに見られる柑橘の適熟感があり、複雑性もある。

欠点を挙げようと思えば幾つも挙げられるが、一方で品質レベルが高いことも疑いない。熟成し要素が馴染んだ段階で飲んでみたい。

(記: 2013.9.26)

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ボンヌ・マール '07 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

透明感ある、くすんだ赤黒色。よく見ると液中に粒子が見える。

うっとりするような妖しい香り。ヴォギュエ独特の妖しさ。木樽、リキュールを始めとする複雑で、言葉では言い表しにくい魅力がある。

味わいは柔らかく絹のよう。凝縮感はそれほどでもなく、ミネラル感が適度に感じられる。飲み進むに従い、味わいは口内に蓄積し、満足度がどんどん高まってゆく。

(記: 2013.9.26)

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ロマネ・サンヴィヴァン '07 [DRC]

くすんだ濃いめの赤黒色。透明感があり、よく見ると粒子が見える。また、DRCらしくVintageの割りには褪色が進んでいる。

香りは閉じている。可愛らしい側面や古風なブルゴーニュを思わせる側面があり、所謂「DRC香」とはちょっと違った感じがする。複雑な香りであることは確かで、悪くない香りだ。

味わいはDRCらしい。旨みとミネラル感がダシのように効いている。しっかりとした味わいで、やや枯れた風味も出ている。アフターは旨く、非常に長く、しっかりしている。後半からアフターにかけて、しみるように感じる美味しさが素晴らしい。

(記: 2013.9.26)

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シャンボール・ミュジニー レザルムーズ'11 [ロベール・グロフィエ]

透明感あるが、非常に黒みの強い、濃い赤色。しっかりとした色付きだ。

香りは閉じている。煮詰めた赤い果実(カシス系)が中心、汗やインクのニュアンスもあるが、果実香の裏に潜んでいる。

美味しいワインだが中盤が平坦。アフターはさすがの複雑さ。酸がとても可愛く、飲み続けると酸が非常にキレイに伸びる。

タンニン豊富な複雑性あるアフターが好印象で、将来に向けてのポテンシャルを感じる。

(記: 2013.9.26)

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ヴォーヌ・ロマネ スショ'11 [アルヌー・ラショー]

「アルヌー・ラショー」は、パスカル・ラショーが作っているワインだそうだ。

しっかりと色付いた赤みの強い赤黒色。透明感あり。

アルコール感が強く、たくましい香り。

これまで飲んだワインと比較すると、やはり平板。アフターのミネラル感は強い。

試飲した順序が悪かった・・・。

(記:2013.9.26)

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2011年ブルゴーニュ10種飲み比べ

2013年9月23日、ENOTECA広尾本店にて。6,300円で、なかなか充実した内容だった。

ピュリニー・モンラッシェ クロ・ド・ラ・ムシェール'11 [アンリ・ボワイヨ]

洗練さが足りないが、色々な要素が十分以上に入っており好感。熟成により今後好転すると思う。

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僅かに緑を含む輝きのある黄色。全体に薄く、水っぽい色。

外向的で強い香り。ハッとさせられる。鉱物、華やかな花束、強めの焦げ臭、焦がしたナッツなど玄人好みの香りだ。やや未熟な果実香と樽由来の香りが混じり合い複雑性を出す。若干の腐敗臭を含むが、全体的に見るとアクセント程度。

味わいは、たくましい。しっかりとした酸に果実感。ミネラルはややもすると野暮ったい。酸はしっかりとその存在感を口内に残す。後半非常にどっしりした印象となり、アフターには葉巻やナッツの印象を残す。

(記:2013.9.23)

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シャサーニュ・モンラッシェ モルジョ'11 [ブラン・ガニャール]

果実感が豊富で分かりやすいワイン。現段階では玄人受けが良くないかもしれない。アフターの伸びやかさは特筆に値する。果実感の裏には様々な要素が秘められており、熟成後(果実がやや後退し落ち着いた頃に)大化けする可能性もあると思う。

時間をかけて飲み、口に馴染んでくると素晴らしい旨味感を提供し、それが口内に蓄積される。後味がどっしりしっかりしており、モルジュらしい特徴とブラン・ガニャールらしい特徴を兼ね備えたワインだ。

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輝きのある黄色。やや薄い色合い。

フレッシュな柑橘類、未熟から中庸な熟度を感じさせる香り。アルコール感、リキュール感があり、カリンのようなニュアンスもある。

若干ヒネ感のある味わいだが、後半で熟した果実味が立ち上がり、アフターでは樽の風味が強く表出して、全体的には良いバランス。飲み進めると、まだこなれていない強い酸が目立ってくる。可愛らしく分かりやすいワイン。アフターの苦みの余韻は非常に良く伸びる。

(記:2013.9.23)

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シャサーニュ・モンラッシェ ラ・ブドリオット'11 [ラモネ]

現時点では全く飲み頃ではない。ミネラルの塊、かつ閉じている。非常に高いポテンシャルを備えており、将来に大きな期待を持たせるが、どのような完成形になるかは想像できない。

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僅かにオレンジがかった輝きのある黄色。薄い色合い。

まず硫黄のような香り。よく熟し酸化した柑橘類。ややスモーキー。最初のうちは粗野に思える部分があるが、鼻に馴染むと厚みのある良い印象に変わる。後半には栗のニュアンス、全体を通してミントなどクールな揮発感がある。

味わいはミネラル感が非常に強く塩辛いほど。その辛さの後に、しっかりとした芯を思わせるような苦み。全体にオイリーであるが、要素がこなれていない。たくましい印象で、まだ飲み頃ではない。

<あまりに硬いので、しばらく放置した>

しばらく置くと、硫黄の風味は飛び、ローストしたコーヒー豆、鉱物、白い花などの香りが目立つ。味わい面では酸と旨みが強くなり、ボトルでじっくりと向き合いたいワインとなった。

(記:2013.9.23)

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シャンボール・ミュジニー レ・シャルム'11 [アラン・ユドロ・ノエラ]

酸が強いワイン。口内を洗うように飲むと、このワインの楽しみである旨味感が次々と現れる。ほろ苦く、すっぱ美味しいワイン。

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透明感ある薄めの赤黒色。よく見ると粒子が見える。エッジはピンク。

うっとりするようなリキュール香、梅酢/梅ジャム、焦げ臭、樽の木質感など。複雑性がある香りだ。全体に伝統を感じる香りで「古色」がある。果実香が強いが、酸はそれに負けず主張する。

柔らかい口当たり。やや凝縮感に欠けるように思えるが、飲み続けると後半がしっかりとした構造になり、味わいが口内に蓄積する。タンニンも豊富に。アフターではミネラルが強く出る。

(記:2013.9.23)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・スショ'11 [アラン・ユドロ・ノエラ]

厳しい条件の中、うまく纏めた内容。酸の中から出てくる各要素が面白い。

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透明感あり。やや薄めの赤黒色。しっかりとした色付きだが、エッジはピンク色。

落着きのある香りで、やや閉じ気味。こちらも梅酢系の可愛らしい香り。インクのような要素もあり、全体を引き締める印象もあるため、私としては好みの香り。

口当たりは柔らかい。全体としては酸が全面に出ている。酸の中から旨みがじわじわと飛び出し、その後にミネラル、苦みが引き締める。複雑性十分で、酸っぱ美味しいワイン。

(記:2013.9.23)

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ジュブレ・シャンベルタン V.V.'11 [フーリエ]

バランス重視でキレイに整えられている。誰が飲んでも美味しいと思える味で、素晴らしい造りだと思う。11年のワインとしては、酸もうまくコントロールされている。

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透明感ある薄めの赤黒色。よく見ると粒子が見える。エッジは透明度の高い赤色。

香りは、輪ゴム、焦げ臭、イチジク、よく熟した赤系果実、そのコンポート。甘いリキュール感もあり、とても楽しめる香りだ。

若干樽の印象が強いが、ストレートに「旨い」と思える第一印象。バランスがとても良く、突出して出しゃばる要素がない。やや凝縮感に欠けるが、控えめなミネラル感が丁度良い具合になっている。アフターの苦みが少し強いが、こちらも許容範囲内。

なお初めにゴムっぽさがあり不自然であったが、しばらく置くことで解消した。

(記:2013.9.23)

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ジュブレ・シャンベルタン LES GOULOTS V.V.'11 [フーリエ]

透明感ある赤黒色。中程度の色付きで村名よりやや黒い。粒子が見え、エッジはピンク。

香りはやや閉じている。しっかりとした香りで、赤い果実、アルコール感、クールな印象、木樽の風味を感じる。閉じていることは明らかだが、今の状態でも十分に楽しめる香り。

とても飲みやすく、引っ掛かるところがない口当たり。中盤以降、味わいの複雑性が明確になり、後半の苦み、渋みにつながってゆく。後半の要素は強いが、前半から中盤の印象が強く残り、馴染みやすい全体像と充実感を与える。

飲み続けるとアフターにナッツ感が出てくる。また、口内に蓄積する渋みは美味しさに変わってくる。酸は徐々に強く感じるが、中盤のぶどう果実のニュアンスに存在感があり、全体のバランスが悪い方向に崩れることは無かった。

(記:2013.9.23)

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ジュブレ・シャンベルタン CHERBAUDES V.V.'11 [フーリエ]

飲みこんだ後も長い時間余韻が残り、幸福にさせてくれる。素晴らしいワインだと思う。

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透明感あるくすんだ赤黒色。しっかりとした色付きだが、エッジの部分はピンク色。

リキュール的な香りで、うっとりする。赤い果実、焦げ臭が主体で、やや閉じている。ミントのようなクールさ、甘いコンポートのような要素が見え隠れする。

味わいは柔らかく飲みやすい。中盤は酸が適量、時間が経過するとやや強く、たくましくなる。後半のミネラルは豊富。ややもすると塩辛い。飲み進み口に馴染むと、アフターのロースト感、酸、ミネラル、旨みが巧く混じり合い心地良く伸びる。

(記:2013.9.23)

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ジュブレ・シャンベルタン COMBE AUX MOINES V.V.'11 [フーリエ]

この日飲んだフーリエの中で一番のポテンシャルを感じるが、まだ飲むべき時期ではない。今飲んでも、全く味わいが整っていない印象を持つと思う。10年以上寝かせるのであれば選択肢になり得る。

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透明感があるが、非常にしっかりとした色付きの赤黒色。エッジはピンクで、赤い粒子が見える。

上記3種と比べると固い香り。インク、リキュール、可愛らしい赤い果実、酸化しつつあるイチジクなどの要素が感じられる。現段階では閉じており、よくスワリングすると、じりっと心地良い香りがにじみ出る。

味わいはミネラルを強く感じる。塩辛いくらいだ。この点を除くとバランスは良い。また味わいに厚みがある。塩辛いので飲兵衛向けか?アフターに樽香が喉から鼻に抜ける。

(記:2013.9.23)

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モレ・サン・ドニ CLOS SOLON '11 [フーリエ]

上記のジュブレ・シャンベルタンの各畑と比べると、やや品質が落ちる。たくましく、がっしりとした酸中心の味わい。

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透明感あり、やや明るい色合い。しっかりとした赤黒色で、エッジの部分はピンク。

酸を強く感じる香り。やや過熟したぶどう果実、インク、アルコール。少し粗野な感じがする。しばらく置くと、塗料系の香りやハーブの風味がじんわりと出てきた。

味わいは、まず酸と土の風味。口内でじっくりと廻すと旨みが顔を見せる。全体は酸味が強くたくましい。

(記:2013.9.23)

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ルシアン・ル・モワンヌ テイスティング

 

3月2日、ENOTECA広尾本店にて行われたルシアン・ル・モワンヌのテイスティングに参加。何年も前から良い評判を聞くようになり興味を持っていたので早速申込んだ。有難い企画である。

ニュイ・サン・ジョルジュ LES CAILLES '10 [ルシアン・ル・モワンヌ]

いいワインだが味わいに比して価格が高い。ちょっと手が出ない。

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透明感ある赤黒色。エッジはピンク色で粒子が見える。

汗、インク、クラシカルなブルゴーニュの香り。酸を感じ、うっとりする揮発感がある。私好みの香り。

味わい面でも、古き良きブルゴーニュ。濃すぎず、やや痩せた印象あり。アフターには豊富なミネラル感。タンニンは多めでしっかりとした印象を与える。まだこなれていない状態だが、丁寧に造られており熟成後の成長が期待できる。

(記:2013.3.2)

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ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ヴォークラン'10 [ルシアン・ル・モワンヌ]

2010年のブルゴーニュとは思えない熟成感のワイン。畑の「暖簾」を勘案すると惹かれるが、若干不自然な点が気になり購入を控えた。

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あこがれの畑。アンリ・グージュの代表的な畑で、持っているがあまり飲んだことがない畑だ。

赤黒い色を濁らせたような不自然な色合い。

香りは、インク、アルコール、ハーブなど。果実感は少ない。ボール紙、その奥を集中して嗅ぐとカシスなどの印象あり。しばらく置くと、じりっとした果実の印象(ぶどうの皮)が出てくる。

なめらかな口当たりで、こなれた味わい。味わいには果実感が出ており美味しい。よく熟成したブルゴーニュの味わいだがビオ系なのだろうか?アフターのミネラル感は、よく持続性し旨味感との絡みがあって素晴らしい。

(記:2013.3.2)

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ヴォーヌ・ロマネ スショ'10 [ルシアン・ル・モワンヌ]

熟成の可能性は分からないが、今この時点で「とても」美味しいワインだ。

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透明感があるが、ややぼんやりとした赤黒色。

非常に可愛らしいカシス、ベリー系の果実の香り。カシスのコンポートやジャム。よく練られておりリキュールのよう。うっとりする香りだ。しばらく置くと汗や体臭など、たくましさを感じさせる要素が加わる。

口に含むと強過ぎない果実感があり、実に自然な感じで口どける。中盤の構成感が良く、高価な果実を豪華に食べているよう。後半の酸と渋みが強めだが、前半がしっかりしてるため、うまくバランスを取り終盤を引き締めている。

(記:2013.3.2)

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ヴォーヌ・ロマネ オー・マルコンソール'10[ルシアン・ル・モワンヌ]

全体に上品・高品質ではあるが、樽の印象が若干わざとらしい。果実の要素がもう少し欲しい。

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透明感の強い赤黒色。エッジの部分は薄いピンク色。

香りはやや固い。ビニール、ケーキの上のクリーム、バニラ、木樽など。ウイスキーにつながる雰囲気がある。

やや凝縮感に欠けるが、味わいのバランスはとても良い。旨味感もダシ旨系。後半からアフターにかけて、旨味感とミネラル感が素晴らしく伸びる。アミノ酸を溶かし込んだような明確な旨味。

(記:2013.3.2)

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ジュブレ・シャンベルタン エトゥルネル・サン・ジャック'10[ルシアン・ル・モワンヌ]

苦みが時間の経過と共に味方になり、旨味や酸とバランスして尻上がりに良くなった。素晴らしいワインだと思う。

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ややくすみのあるピンクを帯びた赤黒色。

香りは、ゴム、チューインガム、インク、リキュール、ボール紙、カシスなど。置くと甘いケーキの香りも加わり、明確で高級感ある印象になる。

味わいは柔らかく旨味が明確でミネラルがある。素晴らしい。現時点ではミネラルが非常に強く、飲み進むと苦味と合い若干過剰にも感じられる。(塩のように感じる)。そのソルティーさが口に馴染んでくると、いつまでも飲んでいたい好みのワインとなった。

(記:2013.3.2)

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シャンベルタン クロ・ド・ベーズ'10[ルシアン・ル・モワンヌ]

今は全く飲み頃ではないが、大きな将来性を感じる。熟成にて向上する要素は備えている。

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黒みの強い赤黒色。エッジはピンク。

揮発感が非常に強くインクのニュアンスがある。初めは閉じている。閉じて籠っている中に色々な要素が隠れている。少し時間を置くと、ぶどう果実の素直な香りが出てきた。ぶどうの果皮や若干の焦げた印象もある。

味わいは口当たり滑らかでしっかりしている。開いていないが今の状態でも十分に美味しい。中盤にたくましさがあり、豊富な酸、まだこなれていない旨味感がある。アフターは、かなり苦い。

(記:2013.3.2)

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ジャン・グリヴォ10種テイスティング

2013年1月26日、ENOTECA広尾本店にて。

昔は軽視していたジャン・グリヴォだが、ここ数年のテイスティングを通じて、良い方向に再認識した。ファーストリリース時に飲んで、それほど良い印象を持っていなかった90年代中盤も意外と美味しく熟成している。

とても良い機会だ。しかし一気に10種類は多すぎる。

ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモ'05 [ジャン・グリヴォ]

しびれるほどのミネラル感。やや酸が強いので、酸っぱいブルゴーニュが好きな人向け。価格は、この味わいから考えると高いと思う。

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透明感あるキレイな赤色。エッジはオレンジがかっていて粒子が見える。

中程度の香りで、赤い花の花粉、木樽、ほんの僅かな胡椒、酸などの印象。全体にたくましさを感じる。しばらく置くとローストした樽の風味が強くでる。木質的なニュアンスが強くなる。

味わいは柔らかく、ニュイ・サン・ジョルジュらしい口当たり。酸が強く、しっかりとした印象が芯にある。ミネラル感が強く、噛みしめるように飲むと旨味感がぐっと出る。しばらく置くと酸と苦みが強くなるが、たくましさがアップする。

(記:2013.1.26)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・ルージュ'09 [ジャン・グリヴォ]

ジャン・グリヴォの中で以前から評判が良く、それなりの価格で販売されていた畑。「なるほど」と思わせる品質だった。

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透明感あるキレイな赤色。全体的にややくすんでいる。エッジはオレンジで、赤黒い粒子が見える。

外向的で迫ってくる香り。酸が強く少しトゲがある。新し過ぎる/焦がし過ぎた樽の香り。狙って造り込み過ぎか?今後どう成長してゆくのか期待する。ベースにはたくましさと甘さがあるので、好転するポテンシャルを感じる。

味わいは程良い果実感があり、纏まりが良く、旨みがほっこりしている。中庸で自然な味わい。私好み。ミネラル感が強いが、それに相応の果実味があるため、うまくバランスして浮いた感じはない。後半から現れる酸や苦みもやや強めだが、こちらも全体の構成の中にうまく取り込まれている。

(記:2013.1.26)

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ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プルリエール'09 [ジャン・グリヴォ]

現代受けする潮流に乗ったワイン。よく造られたワインで、上品で高品質だが、どこかしっくりっこない部分もある。楽しさが少ない優等生的なボトル。

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透明感あるキレイな赤色。エッジの部分はピンクで、赤い粒子が見える。

外向的で明確な香りがする。インク、赤い花の花粉、乾燥肉、大型でよく熟したぶどう果実など。妖しさある香り。

味わいは滑らかで上品。ニュイ・サン・ジョルジュの特徴をよく反映したワインでミネラル感は強く、酸はそれほど強くない。少し塩気が強いか?飲み進むとたくましさが出て、ベースにどっしりとした酸を感じるようになる。

(記:2013.1.26)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン'08 [ジャン・グリヴォ]

畑の格にふさわしい美味しさだと思う。

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透明感あるキレイな赤色だが、全体に褐色がかっているように見える。エッジは褐色~ピンクで、赤黒い粒子が見える。

強く明確な香り。ドンと飛び込んでくるよう。果実感、インク、獣系の香り、リキュール系の甘い果実など、ひととおりの要素を備えている。まだ若いが、将来性抜群の香りだと思う。

味わいは滑らかでとても美味しい。ヴォーヌ・ロマネらしい果実感、旨味感とミネラル感が上品。やや酸が強いが、全体のバランスから見ると問題ない。アフターは酸とほろ苦さがどっしりした印象を与える。

(記:2013.1.26)

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ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プルリエール'07 [ジャン・グリヴォ]

酸と苦みがうまく混じり合っている。それに絡むミネラル感もGood!酸と苦みが好きな人向けのワイン。ミネラル感とは、じっくりと向き合いたいと思った。この試飲の時点では、09年よりもこちらのボトルの方が美味しかった。

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透明感あるキレイな赤色。エッジはオレンジを帯びた赤色~ピンクで粒子が見える。

実際の経年よりも、もっと熟成を感じさせる香り。やや揮発香が強い。カシス系のしっかりとした香りだが、全開ではなくやや閉じ気味のように思える。ぶどうの皮やケーキっぽいニュアンスもある。じっくり嗅ぐと落ち着いた印象になる。

味わいは要素がよく馴染んでいて美味しい。酸、ミネラルが強く、09年度と比較すると酸が前面に出ている。アフターの旨味感はそれほど強くないが、非常に長く伸びる。

(記:2013.1.26)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン'09 [ジャン・グリヴォ]

透明感あるキレイな赤色。エッジはピンク色。

焦がした樽の香り。ミントを始めとする揮発香、赤い果実、甘い果実など。鼻の奥に花粉が侵入してくるような印象。カシス系の香りもある。

08年と比較するとややフラットで酸が強い味わい。後半、その酸がよく伸びて、たくましい印象になる。ミネラルは強過ぎず、じんわりと適度に広がる。飲み進むと口に馴染んできて、しみじみとした旨さを感じる。

(記:2013.1.26)

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ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ブドー'09 [ジャン・グリヴォ]

この価格(¥14,700)でも、味わい的には納得できる品質/状態。

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全体にくすんだ赤色で透明感がある。エッジはオレンジ~褐色。

明確でくっきりとした香り。バランスが良く、落着きがあり、楽しさが十分。新聞紙のインク、リキュール風味の巨峰系ぶどう果皮など。ずっと嗅いでいても飽きない香り。

要素がよく溶け合った味わい。滑らかな口当りに確かな旨み。終盤からアフターにかけては、旨みとミネラルと酸がうまく混じり伸びてゆく。酸の質はとても高い。

(記:2013.1.26)

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ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ロンシエール'99 [ジャン・グリヴォ]

全体にくすんだ赤黒色。透明化がある。エッジはぼんやりとした褐色。90年代の黒いジャン・グリヴォが熟成した色合い。

凄い香りがする!!よく練られた香り。熟成した果実感、明確なリキュール香、程良い揮発感、ほんの僅かなドブの臭い。

初めの口当たりは弱いが、飲み進むと中盤以降に、よく馴染み溶け合った味わいが上品に現れる。酸の割合が多いが全体の中に馴染み、滑らかに溶け込んでいるので好感を持った。

口に馴染むに従って素晴らしい旨味感を発現する。そして酸っぱ美味しく収斂味も十分にある。これだけ飲み続けると、やや酸が強くなるきらいがあるが、料理と合わせると丁度良くなるかもしれない。

(記:2013.1.26)

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クロ・ヴージョ'09 [ジャン・グリヴォ]

透明感ある、ややくすみのある赤黒色。エッジはピンク。

外向的でくっきりとした香り。かつ上品でもある。リキュールのような果実感。柔らかく、揮発感を伴い鼻を包み込み、浸透してくるような別の果実の印象もある。

要素がよく馴染み溶け合った味わい。ややフラットな感じもあり、中盤の酸は弱め。一方、アフターでは酸と旨みが混じり合いよく伸びる。飲み進むに従い酸は強くなり、心地良いほろ苦さが出る。若干まだこなれていない部分があり、ザラつきも感じる。

よく噛みしめて時間を掛けて飲むと、酸と旨み、苦みがよいバランスで混じり合い美味。

(記:2013.1.26)

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エシェゾー'09 [ジャン・グリヴォ]

上品なワイン。前半大人しいが後半のやや控えめな旨みの伸びが素晴らしい。じっくり飲み続け味わいが開いてくると、とても元気になり、確かな旨さがヘタることなく持続する。

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透明感あるが、くすみのある赤黒色。エッジはピンク。

焦げ臭を感じ、グラスを廻すと鶏糞、牛糞のニュアンスも出る。(園芸好きの)私は嫌いではないが、ビオっぽい香りで好みは分かれるだろう。こうばしいと同時に自然な感じもする。

味わいは滑らかで上品。飲み初め、中盤がちょっと弱いようにも感じた。このワインも中盤以降に現れる旨みと酸味のバランスが良く、それがキレイに伸びて長く口内に留まる。とても幸せな気分になれる。

(記:2013.1.26)

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ジャン・フルニエ テイスティング

2010年11月26日 エスプリデュヴァン主催のワイン会にて、ジャン・フルニエ(ブルゴーニュ)の各種ワインをテイスティングした。何分アイテム数が多いので、コメントは短め。

特徴としては、①全体に酸がキレイで、古典的なブルゴーニュや酸っぱさが好きな人向け。②ACブルゴーニュ クラスのコストパフォーマンスが非常に高い。③上位のワインは確かに高品質だが、畑の格に比して高価格。(品質に比例した価格)。といったところ。

私自身は、中位のクロ・デ・ロワ、ロンジェロワ、プティ・クレ(フィクサン)を複数本ずつ購入した。気軽に、比較的安いボトルを飲む機会の変化球として使う予定。

ブルゴーニュ ブラン '08 [ジャン・フルニエ]

香りは、フレッシュなグレープフルーツ、白い花、鉱物など。

味わいは果実系や白い花の印象が強い。しばらく置くと酸は出てくる。程良く酸っぱ美味しく、食欲をそそる。余韻の苦みが長く尾を引く。非常にコストパフォーマンスが良いワインだ。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ブラン キュヴェ・サン・チュルバン '08 [ジャン・フルニエ]

全体に閉じ気味。それでも香りは華やか。味わいは前半が少し平板だったが、後半にじんわりと浸み出してきた。悪くない。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ブラン キュヴェ・サン・チュルバン '05 [ジャン・フルニエ]

前座ワインの域は出ないが、よく出来ていると思う。

酸がキレイでこなれている。少し水っぽさを感じるものの、しっかりとしており、程良いタンニンがある。前半はあっさりとした印象で後半賑やかに変化する。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ロゼ '08 [ジャン・フルニエ]

ロゼとしては上質だが、どこか少し物足りない。

ほのかな桜色。

上品なロゼワインが持つ独特の香り。

しっかりした味わいのロゼで、少し新し過ぎる印象がある。ほのかな果実感があり、後半しっかりする。それなりのタンニンとほろ苦さ。

(記:2010.11.26)

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ブルゴーニュ ルージュ '08 [ジャン・フルニエ]

当日、かなり評判が良かったボトル。コストパフォーマンスが抜群だが、私には、普段飲みにしても少し要素が不足しているように思えたので、マルサネとフィクサンを選んだ。

透明感ある可愛い赤色。

ゴム、チェリー、フレッシュな果実の香り。

柔らかい口当たりで少し水っぽい。適度な酸。後半には酸と苦みが混じり、ほのかな旨味感がある。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ルージュ キュヴェ・サン・チュルバン '08 [ジャン・フルニエ]

キュッと可愛らしい酸が口内をとらえる。強い酸と薄旨感、それにミネラルが魅力のワイン。

透明感ある濃く明るい赤色。

ゴム、獣、複雑な革系の香り。村名より一段上の野性味のある香りで好みのタイプだ。

味わいは可愛らしく、酸がキレイ。薄旨系で酸っぱ美味しい。またミネラル感が豊富。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ルージュ レ・エシェゾー '08 [ジャン・フルニエ]

日常的なワインを少し超える内容。

透明感ある濃い赤黒色。

香りは、スパイス、樽、それに果実が絡んでいる。

味わいは滑らかで洗練されている。酸が控えめで丸く柔らかい。飲み続けると、いい具合に酸が強まり調和する。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ルージュ クロ・デ・ロワ '08 [ジャン・フルニエ]

すごく渋美味しく、痺れるアフターがある。マルサネと言うよりヴォルネイやコルトンをイメージさせる。3本購入した。

若く透明な赤黒色。

酸を感じる香り。赤い花の花粉。全体的に閉じている。

味わいはエレガントで、ほのかに果実感と旨味が出る。程良い酸と渋美味しさがあり、アフターには痺れるタンニンが感じられる。

(記:2010.11.26)

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マルサネ ルージュ レ・ロンジェロワ '08 [ジャン・フルニエ]

キレイで上品な味わい。酸味と旨味がキレイで、長くアフターに残る。3本購入した。

透明で明るい赤色。しっかりとした色付き。

やや固い果実の香り。少しのスパイス。

口当たりは良いが、初めのうちはやや肩透かしな薄さがある。飲み進むと段々口に馴染んでゆき、渋みと旨味が広がる。キレイで上品な味わいで、よい要素が非常に長いアフターとして伸びる。

(記:2010.11.26)

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フィクサン ルージュ レ・プティ・クレ '08 [ジャン・フルニエ]

やや薄いワインではあるが、よく練られた味わい。獣臭さがあり渋美味しい好みのタイプなので、3本購入した。

透明な赤黒色。

香りは、獣、アルコール、カシス、汗など。味わいは、よく練られ要素が馴じんでいる。タンニンも良質で渋美味しい。

クラシカルな味わいが分かる人と、気軽に飲めたら良いと思う。

(記:2010.11.26)

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ジュヴレ・シャンベルタン '08 [ジャン・フルニエ]

しっかりとした酸が魅力のワイン。よく練られていて酸っぱ美味しい。

透明感で濃い赤黒色。

香りは、可愛い果実、カシス、スパイス。置くとローストしたコーヒー香。

凝縮感は乏しいが、よく練られた美味しさがある。酸を主体にした味わいで、ある程度の厚みを持つ。たくましさとしっかり感があり、それが酸に絡んで酸っぱ美味しさを演出する。

(記:2010.11.26)

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コート・ド・ニュイ・ヴィラージ レ・クロワ・ヴァイオレット V.V. '08 [ジャン・フルニエ]

上質でキレイな酸に特徴があるワイン。非常に好みのタイプだが少し高価格らしい。

透明感のある赤黒色。しっかりとした色付き。

甘く、よく練られた素晴らしい香り。口に含むと強い酸を感じ、それがジュヴレ・シャンベルタンより上質。とてもキレイだ。

(記:2010.11.26)

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マルサネ トワ・テール V.V. '08 [ジャン・フルニエ]

素晴らしい果実感と複雑性を持ったワイン。しかしながらマルサネとしては例外的に高価格。品質と価格のバランスはそれなりに妥当と思うが、マルサネに大金を投じるのは、古くからのブルゴーニュ・ファンとしては大きな抵抗がある。

透明感ある濃い赤黒色。しっかりとした色付き。

香りは酸と体臭、それに焦げ臭。最初は焦げ臭が強く出ているが、じっくとグラスを置いて開かせると外向的に変化する。スパイスのニュアンスがあり、口に含むと力強い酸と果実感が感じられ好印象。

なお、「トワ・テール」とは、「3つの区画」の意。

(記:2010.11.26)

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ムルソー ナルヴォー '98 [ドーヴネイ]

オレンジを多く含んだ濃い黄色。

酸化が進んでおり、最初に感じる香りは、放置したリンゴの切り口。ほんの少しのコルク感。人工的なリンゴジュースの香り、アップル系リキュール。少し熱が入っている?しばらく置くと、よく練られ、ふくらみのある複雑な香りに好転した。酸化のニュアンスは残っているが、後から現れたプラス要素がマイナス要素をはるかに上回る。かなり良い香りだ。

味わいは非常に分かりやすく強い。中盤に確かな旨味感があり、控えめで程よい酸とのバランスが好印象。とても美味しい。中盤から後半にかけての味わいがとても厚い。アフターは長く、ナッツの渋皮、旨味、苦み、酸味が心地良く継続する。

厚みがあり分かりやすいワイン。酸化のニュアンスを嫌う人でなければ、誰でも楽しめるワインだと思う。今飲んでしまって良い状態だと思う。

(記:2010.8.7)

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ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ヴィニロンド '94 [ドメーヌ・ルロア]

かなり枯れており、熟成を感じさせる色合い。

香りはイチジクのジャム、ダークチェリー、ハーブ、い草、獣香など。時間の経過と共に複雑さが増した。

口に含むと強い熟成感がある一方で、確かな果実感も残っている。抜栓後の酸化の進み方が少し早い。完全に熟成した旨味感がじんわりと広がり、酸味と旨味が混じり合ったアフターが長く続く。

理屈抜きに旨いワイン。さすがルロアと思える名品。

(記:2010.8.7)

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バタール・モンラッシェ '07 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

オレンジを含んだ中程度の黄色。

香りの強度は弱めで硬質的。白い花、黄色い花などの要素があり、華やかなブルゴーニュ然とした香り。適度なアルコール感。

口に含むと、まず強めの酸を感じる。'04年のワインのようで、酸っぱ美味しい。中盤の弱めの旨味感を経て、後半はジンと酸と旨味の要素が強くなり、口内をギュッととらえる。アフターは樽の風味が長く伸びて印象を残す。飲み進み、口内に味わいが蓄積するごとに印象は良くなり、旨味感、柑橘感、渋みが強くなる。

酸っぱ美味しさの中に、やさしく微笑みかけてくるような華やかさや旨さがある。ただし価格的には全く見合わないと思う。

(記:2010.8.6)

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クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット・ロゼ・ド・ヴィーニュ NV [シュブロ]

やや枯れた感じの桜色。

香りはパン生地、未熟なグレープフルーツの皮、酸など。

全体的に、よく纏まっている。口当たりはカクテル様で、炭酸の度合いはドライ、ほのかだが確かな果実感がある。後半、口内でうまい具合にほどける感じがある。アフターには塩気、ミネラルを感じる。

スタンダードクラスの1つ上のランクのシャンパンと同水準の品質。¥2,500~¥3,000程度の価格で購入できるならば、貴重な選択肢になると思う。また、飲む相手を選ばず、素人から玄人まで対応できる味わいなので、ストックしておいてパーティなどの席に供しても良いと思う。(4本取り置きをお願いした)

(記:2010.7.30)

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ブルゴーニュ・アリゴテ・ティユル '07 [シュブロ]

シュヴロが造る長期熟成アリゴテの上級キュベ。ティユルは06年から生産しているため、このワインは2年目の作になる。

オレンジを含んだやや淡い黄色。

香りは初め硬く、ボール紙、花、ほんの少しバター。開いてくると華やかな要素がどんどん強くなる。

口に含むとまず感じられるのが、強く広がる柑橘感。酸がキレイに出ている。後半には芯のある力強い苦み。アフターには白い花や樽の風味。

アリゴテ的な部分を残しながら、全く軽くなく、たくましく重厚な味わい。アリゴテを一段下に見ている人に、是非とも飲んでもらいたいワイン。

(記:2010.7.30)

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プイィ・フュイッセ レ・ヴィーニュ・ブランシェ '06 [コルディエ]

オレンジが入った中程度の黄色。

焦げ臭を中心に、甘い果実香、黄色い花の香りがする。

華やかでふくらみのある味わい。必要十分な可愛らしさがある。後半はミネラル感が強く、アフターでは塩辛さすら感じた。また、後半では酸が強くなる。

急いで飲んだのでコメントは短めだが、コルディエらしい優れた品質に思えた。過去に1本購入済みだが、3本の追加をお願いした。

(記:2010.7.30)

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ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru レ・ルフェール '05 [ジャン・フィリップ・フィシェ]

オレンジを多めに含んだ濃いめの黄色。

香りは弱いリンゴ系。酸化しているが何とかOKラインで、それなりに上品さもある。青リンゴ?

味わいは熟したニュアンスが強くグラマー。やはりリンゴの風味が強い。後半にしっかりした味わいが出て、ほろ苦さも感じられた。また長く置くと、かなりたくましい味に変化した。

うまく扱って中盤の味わいを引き出してやれば、十分飲める状態。しかし、酸化のニュアンスが強く、この部分を気にする人にとっては納得いかないワインだろう。価格的にも手を出し辛い。

(記:2010.7.30)

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ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru ラ・ガレンヌ '05 [ファビアン・コシュ・ブイヨ]

「ファビアン・コシュ・ブイヨ」は、「アラン・コシュ・ビズワール」のネゴシアン法人。このワインは、ネゴシアン名義ではあるが、中身はドメーヌ物のワインと同一だそうだ。平野弥閉店セールの際に、2本程度購入済み。

やや白っぽく、薄めの黄色。

少し鋭さのあるシャープな香り。

ハッキリとした旨味と酸があり高いレベルで釣り合っている。たくましく力強い味わい。明確で厚い果実感は赤肉グレープフルーツの果肉にリキュールを加えたようだ。難を言えば、果実感が強すぎて上品さに欠け、カクテル様の味わいになっている。

想像していた味わいとかなり違ったが、まあ価格なりだと納得した。果実感が強過ぎる点は、しばらく置くことによって解消できるかもしれない。ストックしているボトルは数年単位で置いてから飲もうと思う。

(記:2010.7.30)

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モンラッシェ '01 [ジャック・プリュール]

赤みを含んだ濃い黄色。

強く厚い香り。様々な種類の花、べっこう飴。アルコール感と共に甘さが鼻に浸透する。他に化学溶剤の香り、香りの強度を弱めたハゴロモジャスミン、女性用の香水など。非常に上品で高貴な香り。

味わいの前半は、豊かなバター系の風味が広がる。中盤は充実感を増し、旨味感や樽の風味がふんわりと広がる一方で、ジンとした重みや苦みが強まり、その後、桁外れに長い余韻を残す。味わいは温度が上昇するに従いより確かなものに変化した。

美味しい。シュバリエ・モンラッシェやバタール・モンラッシェにはない、独特の要素を持っている。ただし、この価格では購入の対象にならない。(20~30%程度の味わい上積みのために、3倍以上の金額は出せない)

(記:2010.7.30)

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ムルソー ブラニー '02 [ジョセフ・マトロ]

中程度からやや薄めのレモン色。銀が錆びたような色合い。

程よい強度の香り。麦藁、マロン、すえた香り。全体にクラシカルな雰囲気。

やや痩せた味わいでレモンの風味が中心。後半からアフターでは喉の奥に酸と残り香があり心地良い。飲み進むと苦みと柑橘感が強くなる。口内に残るジンとした苦み、ほのかな樽香が明確になる。

高級感もあり悪くはないが、何かがもう1つ足りない感じがする。

(記:2010.7.23)

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ムルソー TESSONS CLOS DE MONPLAISIR '07 [ルーロ]

やや薄めのオレンジと緑を含んだ黄色。

ハッとさせられる良い香り。華やかでクリーン。心地良い。白い花、果実香、少し置くと焦げ臭、マロン、甘さを伴った酸など。

味わいは冷えた状態では全く発揮されないが、少し置くと必要十分な味わいになる。後半によく伸びるキレイな酸、アフターに賑やかな苦みがある。前半が大人しいため、上品な一方、先が細い印象を与える。

じっくりと取り組むとなかなかの充実感を発見できる。柑橘感とほろ苦さが非常に長く続き、酸っぱ美味しさを提供してくれる。

(記:2010.7.23)

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ムルソー グット・ドール '97 [メゾン・ルロア]

非常に濃いオレンジ~黄色。

香りは、マンゴー、ソーテルヌ、醤油など。ソーテルヌ系のニュアンスが強い。

味わいはカドが取れて滑らか。ほのかな樽感があり、中盤は若干弱いが、後半にグッと力強い味わいになる。旨味がぐいぐい押し寄せる、素晴らしく楽しい味わい。

(記:2010.07.23)

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リシュブール '07 [メオ・カミュゼ]

若く透明感がある暗赤色。最近90年代のメオをよく飲んでいるが、それとは全く別物の透明な色合いだ。

香りは複雑で華やか。甘く華やかな香りが鼻に抜ける。スミレ、汗、カシス、赤い花などの要素があり、適度な揮発性と酸が感じられる。少し焼けたニュアンスのあるカシス系のケーキ?うっとりさせる高級な香りだが、いかんせんまだ新し過ぎる。

味わいは旨い。ミネラルと苦みが若干強め。イヤな突起がない纏まりのある味だが、閉じており、小さく纏まった感じ。アフターは複雑性と伸びがある。飲み進むと酸と苦みとミネラルが中心になり、バランスが崩れてつまらなくなる。

まだ若い。ポテンシャルは相当大きいので熟成により好転するのは間違いないが、どこまで良くなるかは不明。

(記:2010.4.10)

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クロ・サン・ドニ '04 [ポンソ]

透明感があり、全体にくすんだ暗赤色。エッジの部分は枯れて水っぽくなっている。

熟成香が明確に出ており、甘いキャンディ、花粉のような香りがする。腐葉土や木材のような古い要素と、甘い要素が混じり合う。

一口目に「これは健在なワインか?」と疑問に思ったが、二口目以降は口に馴染んだ。酸味と旨味が口を捉え、ミネラル感が続く。それに舌を痺れさせるタンニンがあり、少し芯を残したこなれていない苦みがある。酸っぱ美味しいワイン。

美味しいワインだが、土っぽくたくましく野性的過ぎる。コート・ド・ニュイ的ではなく、ヴォルネイやポマールのクラシカルな1er Cruのような印象。ブラインドで出されたら絶対に分からない。個人的には好みの味わいだが、クロ・サン・ドニとしてどうか?もっと洗練さ、キレイさがあっても良いのではないか?とも思う。

(2010.4.10)

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モンラッシェ '07 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

薄めの黄色。

香りはフレッシュ。硬さの残る若いブルゴーニュの香り。強めのレモン、未熟なグレープフルーツ。後半では花粉の要素も加わる。しばらく置くとグッと力強さを増し、凝縮され厚みのある柑橘果実の香りがより強くなった。

味わいはカラメル、甘く焼いたプリンのような樽の風味。飲み始めの時点では、この味が構成の中に馴染んでいない。中盤に上品な柑橘系の味が現れ、後半にはたくましく厚い酸と旨味がある。その後にカラメル(プリン)の風味が現れ、酸と苦みが口内を引き締める。アフターは非常に長く、飲んだ後もしばしばフラッシュバックして素晴らしい樽の印象が戻ってくる。

面白い味わい。酸、ミネラル、旨味、ほろ苦さのバランスが良く、酸とミネラルがキラキラしている。酸がやや強く、どちらかというと酸っぱ美味しいタイプ。この価格では購入できないが、経験できて良かったと思う内容。この日一番に思えたワイン。

(記:2010.4.10)

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コルトン・シャルルマーニュ '07 [トロ・ボー]

薄いレモン色。

厚みのある外向的な香りで、フレッシュ感が強い。マロンとレモンが混じり合ったケーキのような香り。他にレモンの皮、未熟なグレープフルーツ、外国の部屋、合成化合物(プラスティック)など。

味わいは塩、ミネラル感が強い。また酸と苦みも強く、苦み強めのグレープフルーツのよう。アフターには、喉の奥に残る苦み、重さ、ニガリのようなミネラル感がある。良い印象を与える高級感があるが、まだまだこなれていない感じ。しばらく置くと、更に酸が強くなる。

現時点でも悪くはないが、本来の良さが出ておらず全く完成品ではない。ポテンシャルはあると思うが、今後の伸びについては予測できない。少し落ち着いた後に試飲した方がいいと思う。

(記:2010.4.10)

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ブルゴーニュ・ブラン '07 [ルーロ]

僅かにオレンジを含んだ淡い黄色。

香りはやや強めで外向的。パイン、グレープフルーツ、それに続く樽香。黄色い花やミネラル感。しばらく置くとロースト香が出てくる。

味わいはキラキラしたミネラル感が特徴で、いい意味で強めの酸がある。それに見合った渋み、苦みがあり、熟す前のグレープフルーツのよう。飲み続けると、この未熟なグレープフルーツのニュアンスが更に強くなる。

酸が非常にキレイ。酸の強い白ワインが好きな人向け。品質は高いがACブルゴーニュ・ブランに、この価格はちょっと高すぎると思う。

(記:2010.2.28)

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ムルソー レ・ティレ '07 [ルーロ]

淡い輝きのある、薄黄色く錆びた銀の色。

香りは焼けた樽、マロン、スイートポテト。よく嗅ぐとトロピカルな甘さもある。果実感は大人しく、奥の方にある。他に汗、体臭のニュアンスもあり。

味わいは、酸と苦みの強いグレープフルーツ。旨味感もそれなりにあり酸と絡む。後半からバター、バニラの風味がじんわりと現れ、前半の酸と旨みに混じってゆく。口内を洗うように廻してやると、果実と旨味、酸味が十分に味わえる。

このワインも酸の質が非常に高い。キラキラしたミネラル感と滋味深さ、樽香の品も良い。ただ、それらの馴染み方が今一歩。まだ早過ぎる。機会があれば時期を置いて改めて試飲したい。

(記:2010.2.28)

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ムルソー 1er Cru Boucheres '07 [ルーロ]

淡い錆びた銀の色。レ・ティレよりほんの少し濃い。

香りは閉じている。奥の方にグレープフルーツの皮、黄色い花の花粉など。かなり長い時間置くと外向的になり、爆発的なロースト香と甘みが出てくる。

味わいは、ミネラル感が強く、キレイな酸が特徴。焼けた印象やバニラのニュアンスもある。すごく美味しい柑橘類に出会えたときの喜び。とても上質で自然な味わい。飲み進むほどに、未熟な果実感、旨味、酸が馴染んでゆき、味わいが強くなって、ぐんぐん良くなる。

樽の化粧があまり強くない。果実の味わいがストレートに生かされており、やや強めの酸が心地良い。ゆっくりと楽しむと真価を発揮する。玄人受けするワインだと思う。

(記:2010.2.28)

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ムルソー 1er Cru Boucheres '04 [ルーロ]

輝きのある中程度の黄色。'07年の同ワインより明らかに濃い。

焦げ臭と甘さの混じった香り。消し炭に甘さを加えたよう。玄人には受けが良く、素人には何がいいのか分からないような香り。しばらく置くと甘み感のクリアさが増しグッと良くなる。もわっとしたロースト香は、モンブラン、コーヒーケーキなどを思わせる。

味わいには明確な旨味とミネラル感があり、酸は強くない。これは直球勝負で旨い。果実感とミネラルのバランスが素晴らしく、樽による化粧感、遅れて現れる酸味がとても良い。アフターの苦みは必要十分。いつまでも残る樽の余韻は素晴らしく、非常に長い。

かなり高くても買いたいと思う味わい。

(記:2010.2.28)

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シャトー・フュイッセ テイスティング

1月29日(金)三軒茶屋のAKにて、平野弥主催のシャトー・フュイッセのテイスティングに参加した。過去数回購入したことのある生産者だが、これほどの種類を一気に飲むのは初めてだ。90年代のワインファンとしては、少し地味な生産者にも思えるが、そんな生産者にスポットを当ててくれるこの企画は、白ワイン好きには嬉しいところ。

プイィ・フュイッセ レ・ブリュレ '05 [シャトー・フュイッセ]

少しオレンジが混じった、銀が錆びたような色合い。

香りは甘く、完熟したリンゴ、リンゴのコンポート。白い花やバニラ、ミネラルなども感じられる。香りの要素が豊富でポテンシャルがあるが、今は閉じているように思える。

口に含むと少し酸化したリンゴの風味が感じられ、旨味感とタンニンがじわっと広がる。後半にはイヤミにならない重さがあり、奥の方にしっかりとした苦みがある。飲むほどに旨みとしっかりした印象がじわじわと増し、苦み感や収斂味と相応のバランスを持つ楽しめる味わいに変化する。特に後半からアフターの伸びが非常に長く良い状態になる。

最初の印象はそれほどでもないが、温度の上昇や酸化によって大きく変化する。時間経過したのちは本当に好きなタイプの味わいに変化した。

(記:2010.1.29)

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プイィ・フュイッセ レ・コンベット '05 [シャトー・フュイッセ]

色付きはしっかりとしているが淡い黄色。

香りは、適度に開花した白い花、同じく適度に熟した柑橘系果実。時折シングルモルトにも感じられるオレンジ系のニュアンス。しばらく置くと甘い要素が強くなる。

味わいはバランスが取れており、適度な旨味感、美しい酸がある。レ・ブリュレとは違い、理屈抜きに飲んで美味しく、難しさがない。ほんの少しのカビの風味。飲み続けると、ギュッと口内を引き締める緊張感、柑橘感、旨味感が蓄積し、長く印象が留まる。後半部分がよりインパクトの強い味わいに変化。

誰にでも受け入れてもらえる分かりやすいワインだ。

(記:2010.1.29)

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プイィ・フュイッセ V.V. '05 [シャトー・フュイッセ]

僅かにオレンジを含んだ黄色。

厚く甘い香り。その他、ミネラル、白い花、ビニール、体臭、鼻に抜ける揮発感など。

後半に向けて、ジワーと力強さを増す味わい。旨味感もあるが、こちらはそれほど厚くない。分かりやすい味わいで悪くないが、物足りなさがある。レ・ブリュレやレ・コンベットを飲んだ後では、中盤から終盤にかけての印象に若干の不満を感じる。

(記:2010.1.29)

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プイィ・フュイッセ V.V. '03 [シャトー・フュイッセ]

オレンジを含んだ黄色。

硬い香り。白い花、未熟なオレンジ、鼻の奥に抜ける揮発感。

味わいは明確でクッキリしている。じわっと広がる旨味感が素晴らしい。03年らしい緩んだ印象が一瞬現れるが、後半の力強く心地良い苦みがそれを引き締めて、納得できる構成感に纏めている。

'03年の白ワインとしては、意外なほど良いボトルだと思う。

(記:2010.1.29)

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プイィ・フュイッセ コレクション・プリヴェ '99 [シャトー・フュイッセ]

しっかりとした色付き。少し濃いめの黄色。

香りは、木樽、揮発香。しばらく置くと、焦げ臭や日本酒の香り、少し獣のようなニュアンスも出てくる。

味わいはハッキリしている。不自然に突出するところがなく、滑らかで引っ掛かるところがない。美味しい。クリアでミネラル感がキレイ。アフターには、しっかりとした苦さがあり力強い。

骨格がしっかりと備わった満足感の高い味わい。閉店セール時に¥9,000程度で購入したボトルがあるが、妥当な価格設定だと思った。

(記:2010.1.29)

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シャルム・シャンベルタン '04 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

ややくすんだ黒みのある赤色。透明感がある。

爆発的な香り。バラ、バラ、それに梅。厚く強力で、ほのかに鰹だしのようなニュアンスもあり。最後のワインだったが、酔いが醒めるほどのインパクトがあった。

味わいも非常に強い。まだ飲み頃ではなく全体にザラつきがあるが、口にするとポテンシャルの高さがすぐに分かる。刺激的な果実味、旨味、中盤の力強さ、梅や塗料のニュアンスなど、これから練られて馴染んでゆけば、必ずある段階で素晴らしい味わいを提供してくれると思う。他に、ミネラル、痺れるようなタンニン、それに見合った酸もあり。アフターでは旨味とミネラル感が長く余韻を残す。

購入すべきワイン。とりあえず2本購入した。熟成までに長い時間が掛かると思うが、先に購入したモレ・サン・ドニの1erで様子を見ながら、10年以上後にじっくりと飲んでみようと思う。

(記:2010.1.29)

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ピュリニー・モンラッシェ '06 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

しっかりとした色付きだが、やや薄めの黄色。輝きがある。

香りは甘い蜜、草、レモン、ミネラルなど。悪くない。甘く元気な香り。

口に含むと、甘さ、ほろ苦さ、バニラ、バターなど。飲み始めにややヒネた、しつこい甘みが感じられるが、飲み進むと感じなくなり、果実感、苦みが強くなる。後半の苦みが強く、甘さ控えめのグレープフルーツのような味わいになる。またミネラル感がある。

味わいに厚みと樽、ミネラルのあるワイン。¥3,000~¥4,000程度でこれだけ要素が揃っていれば悪くない。購入の対象になり得る。

(記:2010.1.3)

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ミュジニーV.V. '06 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

透明感高くしっかりと色付いた暗い赤黒色。

独特の香りのする香水のよう。クリアで洗練されている。適度に熟した赤い果実、パイン、ミント、クールなアルコール感など。しばらく置くと、甘いケーキ生地のような素晴らしい香りも出る。

味わいは上品、繊細、クリア。ミネラル感もあり、透き通った感じがする。「力強さ」や「濃厚さ」といった単語とは別のステージで完成された味わい。アフターには苦さとミネラル、十分な収斂味があり、全体を引き締める。後味が蓄積するに従い渋美味しさが増す。

単独でじっくり向き合った方が楽しめるワイン。それにしても高いと思う。

(記:2009.11.28)

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クロ・ヴージョ '06 [デュージェニー]

透明度が高いが、しっかりとした色付き。赤みの強い暗赤色。エッジはピンク~赤紫。

香りは焦げ臭がメイン。ほのかな甘み、杉林など。しばらく置くとケーキのような甘い香りが出る。でもあくまで焦げ臭が中心。

味わいは不自然なくらい樽の風味が強い。ふわっと広がる味わいは悪くないが、それに被さる樽の印象が過剰で、かつ馴染んでいない。全体にアンバランス。ミネラル感は強い。アフターには充実感がある。

不自然なあたたかさ。強めに苦みとタンニンを抽出している?少し造り込み過ぎに思える。長く熟成させたときに大きく化ける可能性が高いが、今の時点ではかなりクセがある。

(記:2009.11.28)

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エシェゾー '07 [コント・リジェ・ベレール]

少しのくすみのある、やや暗めのしっかりとした色付き。透明感あり。

香りは強い焦げ臭がメイン。それにスミレ、ドブ、スズラン、スイセン、牛肥、甘い揮発感ある香りもある。花と土と肥料の混じったような、たくましい自然の香り。好きな匂いだ。

味わいはすごく自然でやさしい美味しさがある。ほのかな美味しさと旨さ。カドが取れて洗練されている。美しい。可愛らしい酸があり、飲み進むと面白い酸っぱさになる。アフターにはミネラル感があり。

自然でどこか幼く未完成で、これからを感じさせる美味しさ。酸っぱさと旨みがバランスした大好きな味。味わいの面で何ら文句はないが、この価格では購入できない!

(記:2009.11.28)

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シャンベルタン クロ・ド・ベーズ '06 [ドルーアン・ラローズ]

透明感あり、しっかりとしたドキリとさせられるくらい美しい真紅。

香りは花の香水。バラとスミレ。過熟気味な年のボルドー・ファーストリリースのような豊かな花の香り。他にインクなど。幾つか小さな香りがあるが、圧倒的な花の香りにマスキングされて、なかなか感じ取れない。しばらく置くと、甘さと樽の香りが出てきた。

味わいも花の印象が強い。その第一印象が去ると、渋美味しい味わいに変化する。痺れるような中盤の収斂味。アフターでは舌上に苦みとこなれていない旨味が残る。中盤はやや華やかさに欠ける。口に馴染むに従って渋みが心地良くなり、最初に良かった花の印象が邪魔になってくる。

(記:2009.11.28)

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コルトン・シャルルマーニュ '94 [ボノー・デュ・マルトレイ]

オレンジを含んだ中程度の黄色。輝きがある。

香りはやや強めで、よく熟したレモン、グレープフルーツなど。明らかな樽の風味があり、酸と良い具合に混じっていて心地良い。しばらく置くとココアのような匂いも出た。

味わいは力強く華やか。苦みと樽の印象が強い。中盤から強めの果実味、酸が現れる。樽のバニラ感と苦みが完全には馴染んでおらず少し浮いているが、全体の力強さ、飲み応えの良さを崩すほどではない。

洗練さに若干欠ける部分があるが、分かりやすく、個人的には好みのタイプだ。

(2009.11.28)

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ムルソー クロ・ド・ラ・バール '06 [コント・ラフォン]

僅かにオレンジを含む薄めの黄色。

少し硬い鉱物的な香り。他に黄色い花、汗、未熟なグレープフルーツなど。全体に硬く未熟な感じがある。しばらく置くと体臭のような雰囲気も出る。

口に含むんだ瞬間にふわっと広がるバターとバニラが強烈。酸は抑え気味で中盤にしっかりとした収斂味と苦みがあり、それにバニラが加わる。舌の奥には酸が感じられ、充実感がたっぷりの味わい。アフターにはミネラル、塩辛さ。飲む程にラフォンのムルソーらしさが蓄積する。

かなりの出来だと思う。1万円台前半であればもっと購入したいのだが・・・。

(記:2009.11.28)

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ルシー・オーギュスト・リニエ・テイスティング

11/20(金)平野弥主催のルシー・オーギュスト・リニエのテイスティング会に参加した。会費はコース料理も含め¥10,000。

この生産者のワインは初めて飲んだが、白赤共にレベルの高さに驚かされた(ただし飲み頃に至っていない)。後日、白2本、赤1er7本、Grand Cru2本を購入。10年後が楽しみなボトル達だ。

フィクサン ブラン '05 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

オレンジをやや多めに含んだ黄色。

香りは甘く熟した柑橘類、ケーキ生地、バニラなど。ふくらみがあり華やかで好きな香りだ。

味わいは上品。控えめだが品の良さをうまく表現している。樽の上品さ、中盤のミネラル感と熟した果実、後半の焼いたナッツのような苦みと長く尾を引く樽香。高級なブルゴーニュ白ワインが備えるべき要素を一通り持っている。特に後半から余韻にかけての味わいは、押し出しは強くないが品があり、伸びがあって素晴らしい。

フィクサンとは思えない品質なので、玄人を驚かせることもできるし、初心者に飲ませても面白い。2本購入した。

(記:2009.11.20)

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モレ・サン・ドニ 1er Cru ラリオット '04 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

透明感があり、とてもしっかりと色付いたキレイな赤色。

嗅いだ瞬間に素晴らしいと思える高貴な香り。全体にシャープな感じがあり、またデュジャック香に果実香をもっと加えたような雰囲気もある。スミレを始めとする様々な花、自然物から造られた香水、インク、肉、シナモン、ミント、ローズマリーなど細かく挙げるとキリがないほど豊かな要素を持つ香り。

口当たりは滑らかだが、厚みがあり、しっかりとした味わい。程よいタンニン、渋さ、ほろ苦さ。飲み進むと果実の力強さや苦みが増し、ミネラル感が強くなる。

複雑な要素が詰まっているが、中盤にザラつきを感じるなど、各要素の溶け込み方やカドの取れ具合にまだまだの部分がある。楽しめるのは'14年以降と思うが、熟成用に2本購入した。下記の同ドメーヌ購入ボトル同様、将来が楽しみなワインだ。

(記:2009.11.20)

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モレ・サン・ドニ 1er Cru キュベ・ロマン・リニエ '04 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

しっかりとした色付き。少しくすんだ赤黒色。

とても強く魅力的な香り。爆発的に旨そうな香りがする。焼けたようなニュアンス、肉っぽいスープ、シチューのような香り。ローズマリー、タイムなど。美味しい料理を連想させる。

口当たりは柔らかく、しっかりとした(ちょっとまだこなれていない芯がある)果実感。後半は、まだほどけきっていない強い苦みを伴う果実味、ふわっと広がる花の風味と旨味感、こなれていないタンニン。

まだまだ成長途上のワイン。特に味わいに関しては現時点で飲み頃ではない。Grand Cru同様ものすごい密度で要素が詰まっており、15年ほど経った時に大きく開花する実力がある。長期ストック用に2本購入した。

(記:2009.11.20)

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モレ・サン・ドニ 1er Cru レ・シャフォー '04 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

ややくすんでいるがギリギリ透明。全体にしっかりとした色付きでエッジには粒子が見える。

落ち着きがあり、よく練られた良い香り。明確な甘さ、獣っぽさ、ハーブ、草、サラダなど。むんむんとした良い香りだ。

味わいは先に飲んだ「ラリオット」「ロマン・リニエ」と比べると熟成感があり柔らかい。少し優しすぎるきらいはあるが、現時点で完成されている好みの味わい。酸と苦みがやや強く、土っぽく、渋美味しい。酸の性質は非常に上品。

この日一番美味しく感じたワイン。今飲んで美味しいが、酸やタンニンの様子を見ると、まだ伸びそうな気がする。「ラリオット」「ロマン・リニエ」と合わせつつ、本ワインは3本購入した。'12~'16年頃に飲んでみたい。

(記:2009.11.20)

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クロ・ド・ラ・ロッシュ '04 [ルシー・オーギュスト・リニエ]

透明感ある、しっかりとした色付きの赤黒色。

香りは肉っぽく、他にミント、ローズマリーなど。揮発感も強い。始めは閉じ気味だが、しばらく置くとかなりの強度の香りになる。

インパクトの強い味わいで、渋みと酸が心地良い。しっかりとした味わい、確かでグッとくる旨味感。味わいの層が非常に厚い。

とても大きなポテンシャルを感じるが、現時点では強度がありすぎる。エレガントさバランスに欠け、全く飲み頃ではない。10年以上の熟成を経ると素晴らしい姿になると思う。(なお、鹿とのマリアージュは最高だった)

(記:2009.11.20)

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ムルソー 1er Cru ポリュゾ '06 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

オレンジを含んだしっかりと色付いた黄色。

香りは弱い柑橘系、汗、ビニール、白い花など。香りは今一歩な感じ。

いい意味でムルソーらしい、華やかなふくらみのある味わい。程よいミネラル感。グレープフルーツ、苦み、心地良い渋み。飲み進むとグッとグリップのある果実感、渋みが強まり、その後に戻り香がある。アフターには焼いたナッツ、マロンなどの樽の風味。残り香がとても良い。

後半の果実感と旨味感が豊か。「クラッシックなムルソー感」+「樽香豊かなアフター」。温度を上げながらゆっくりと楽しみたい。総合的に悪くはないが、購入するか微妙なところだ。

(記:2009.11.8)

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ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru ガレンヌ '06 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

かなりしっかりとしたオレンジを含んだ黄色。

香りは鉱物的。レモン、白い花、黄色い花など。

程よい旨味感があり、マロンなどの要素も感じられ複雑性あり。樽の主張具合が丁度良い。じっくりと温度を上げながら飲むと、どんどん良くなってゆく。アフタアーではマロンの風味がより強まり、焼いた風味も加わる。ほろ苦さと旨味が混じりながら、長く心地良い印象を残す。

試飲した時点で既に3本購入済みだったが、好印象だったため3本ほど追加した。

(記:2009.10.24)

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ジュブレ・シャンベルタン VV '06 [シャルロパン・パリゾ]

9月に飲んだマルサネ'06の印象が余りにも良かったため、評判の良いジュブレ・シャンベルタンを試飲した。

透明感があり、やや暗い黒みの強い赤黒色。

香りは焦げ臭にミント、強い果実感。フレッシュな果実がある一方、全体に練られた感じで樽が効いた、ものすごく好みの香り。

味わいは滑らか。飲み進むとたくましさ、力強さが増してゆく。樽の風味、ぶどうの実の印象、渋美味しいタンニン、3者のバランスが高い(そして濃い)レベルで調和している。

これもまた好みの味わい。しかしこの価格は頂けない・・・。¥5,000台程度にならないものか。

(記:2009.10.24)

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ブルゴーニュ ブラン '97 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

コルキーなボトル。完全な状態ではないが味わい要素が多く参考になると思う。

やや濃いめで錆びた銀のような黄色。

香りは閉じ気味だが意外と複雑。レモン、グレープフルーツ、甘いケーキ生地、ほのかな樽香、後の方ではオレンジ。僅かに汗や体臭の匂い。中盤にコルクや木樽の不自然な香り。長く置くとマロンや蜂蜜の要素が加わり、かなりくっきりした香りに変化する。

口に含むとドライな柑橘感とカラメルを思わせる焼いた樽の風味、バニラなど。高級さ、上品さを感じる。程よい力強さ。熟成感はほどほど。高級ワイン然とした樽の風味と柑橘感の調和が良く、中庸な苦みが長く尾を引く。

時間をかけるほどに柑橘系の味わいがじわじわと強まり、ギュッと口内を捉えるグレープフルーツの味わい、それに続くバニラとカラメルの風味がかなり明確になる。ともかく樽の使い方が良い。

今はもう高くなってしまったが、昔の価格水準である¥10,000前後であれば十分に購入対象。開いた後の味わいは、ラフォンやコシュ・デリの村名以上だと思う。(状態が良ければ、1erにも並ぶかもしれない)

(記:2009.10.24)

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シャンボール・ミュジニ 1er Cru '06 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

少しくすんでいるが、鮮やかでしっかりと色付いた赤基調の赤黒色。廻すと大量の脚を残す。エッジは透明で粒子が見える。

香りは男性用の香水、スミレ、バラなど。良作年のワインを思わせる香水香が強い。その他、アルコール、ビニール、つつじの花など。自然な香りだが、強く出過ぎていて少しわざとらしい感じがする。(私は好きな香りだ)

非常にこなれていて滑らかな味わい。凝縮感はあまりないが、それほど不満は大きくない。後半のほろ苦さが全体に構成感を与え引き締めている。この苦み、なかなか良い。アフターに香りの要素が少し強く出るが、これは少しイヤミな感じ。また複雑性が少し足りない気がする。

飲み進むと渋みと酸がアフターに長く残るようになり、かなり渋くなる。全体に上品だが、中抜け感があり、あと一歩の物足りなさは否定できない。

(記:2009.10.24)

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ミュジニーV.V. '06 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

くすみがある透明な赤黒色。全体にしっかりとした色付きだがエッジの部分では広く粒子が見える。

香りはバラ、スミレを中心とした女性用の香水系。それなりに練られた楽しい香りで、他にアルコール、汗、酸、木樽。更には甘い香り。よく廻してやると1er Cruよりも格段に良いことが分かる。明確でクッキリしており、高貴で甘い。

素直に「旨い」と言える味。滑らかな口当たり、程よい渋みと苦み。中盤に現れるこなれた渋みと苦みがとても気持ち良くアフターに続いてゆく。アフターにはミネラル感、旨味があり、余韻がケタ違いに長い。一方で、アフターに現れるバラのニュアンスは若干イヤミな感じがある。また、全体に薄い感じがあり、将来性は無いのかもしれない。

現時点で素晴らしい品質だが、長く保ち熟成するかは疑問。

(記:2009.10.24)

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ムルソー '06 [コント・ラフォン]

今季3回目くらいのラフォンの村名ムルソー'06。何故かとても縁がある。今回は高めの温度でスタート! 

僅かにオレンジを含んだ、やや薄めの黄色。

バター、クリーム、柑橘類、少しの揮発香と汗。

やや凝縮感に欠ける味わいで、中盤少しの間があってアフターの心地良いバニラの印象に繋がる。アフターの印象がラフォンとしてはちょっと物足りない気もするが、全体を見ると確かにラフォンの美味しいワイン。

(記:2009.10.17)

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ブルゴーニュ・ブラン ジャン・ド・ラ・ヴィーニュ '06 [コルディエ]

かなりオレンジが入った高級そうな、やや枯れた色合い。

よく練られた古さを感じる香り。草、ミネラル、白い花、柑橘類。

滑らかな口当たりで、バター、クリームなどの樽由来の要素が強く感じられる。とてもA.C.ブルゴーニュの樽感ではない。中盤は果実味十分で、後半に程よい苦み。中盤の賑やかさ、複雑性にかなりの好感を持った。アフターは少し重めで、重さと苦みが蓄積して喉の奥で重厚さを増す。

A.C.ブルゴーニュの範疇を大きく超えた1erレベルの味わい。価格次第だが、もし安く手に入るならば纏まった本数を購入したい。(ひとつ下のサン・ヴェランよりこちらの方が好みの味わい)

(記:2009.10.16)

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サン・ヴェラン '06 [コルディエ]

オレンジが多めに入った輝きのある色合い。

外向的で押し出しの強い香り。レモン、グレープフルーツの皮など。力強い。ミント他、クールな揮発感もある。少し置くと焼いたマロンなどの要素も出て、ふくらみのある楽しめる香りに変化した。

味わいは、一つ前に飲んだブルゴーニュと比べると、くっきりとしている。ハッキリとした輪郭の果実味があり、酸がやや強い。後半の果実感に好感が持て、それに釣り合った苦みがある。クリアで良質なグレープフルーツの印象。飲み進むにしたがい、徐々に力強い味わいになり、中盤から後半にかけての充実感が非常に高くなる。

A.C.ブルゴーニュとは少し異なるタイプ。でも価格次第ではこれも購入してみたい。

(記:2009.10.16)

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マルサネ レ・ゼシェゾ '06 [シャルロパン・パリゾ]

ムチャクチャ濃く赤黒い。エッジは僅かにピンクを帯びる。

香りは焦げ・焦げでロースト香が強烈。ムートン、ラフィット並みの焦土作戦だが、好きな香りなので問題ない。それどころか心地良い。他にクールなミント系の香り。少し置くと男性的な化粧品。

味わいは、ほのかでほんの少し物足りない旨味、強めの樽香。これまで飲んできたマルサネの中では、確実に一番旨い。「本当に良い樽を効かせている。何故マルサネにこんないい樽を使うのだろう?マルサネごときが、こんなに美味しくなってしまった!」というのが素直な感想。

マルサネとは思えない味わい。当日試飲していた熟練テイスターの多くが話題にしていた。飛びきりの掘り出し物だと思う。割引を利用して6本購入した。

(記:2009.9.19)

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ジュヴレ・シャンベルタン '06 [ドルーアン・ラローズ]

しっかり濃い赤黒色。少し濁りがあるが基本的に透明。

香りは甘く、よく練られ、美味しそう。インク、アルコール漬けの魅力ある果実感。少し置くと溢れんばかりのスミレ。

味わいはクリアでキレイ。全く期待していなかったのだが、美味しく、優れた造りにビックリ。エレガントでクラシカル、酸の良さが活かされている好みの味わい。渋美味しいブドウの皮を、美味しくしゃぶっているよう。

'90年代の印象から想像できないほどの向上ぶり。もし価格が10年前のレベルに低下したら、絶対にお買い得。

(記:2009.9.19)

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ヴォルネイ クロ・デ・ザングル '01 [ニコラ・ロシニョール]

しっかりと色付いた赤黒色。透明感があり、エッジは僅かにピンク。

香りは、ドブ川系だが悪くない。引っ込みがちだが、甘く赤い果実の香り。内向的だが、ほのかさがなかなか良い。

味わいは、よくこなれていて飲みやすい。要素がよく馴染んでいる。中盤は酸をバックグラウンドに持った旨味感が展開し充実感があり、アフターにはミネラル感。

'01年のブルとは思えない構成感。薄くない、渋美味しい、苦みのこなれ方も良い。'90年代のボトルを数回飲んだ際、あまりの濃厚さに「長く置いてから飲んでみたい」と評したが、その通りだったのかもしれない。

(記:2009.9.19)

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ヴォーヌ・ロマネ '07 [タイユバン:ダヴィッド・デュバン]

透明感ある暗い赤黒色。

香りは、少し焼けたような赤い果実、汗、ミント、いい感じの揮発感。少し置くと甘いケーキ生地、カシスのコンポート、砂糖に漬けたブルーベリー。嗅げば嗅ぐほど良い香りになる。

素直に美味しいと言える味わいで、可愛くよく纏まっている。旨味感、ミネラル感が明確で必要な要素が揃っている。キレイな造りで、じっくりと飲むとその美点を現わす。

少し置くと、甘さ、果実感、渋み、ほろ苦さがより明確になり、インパクトを増すが、うまくバランスしている。(アフターの苦みがほんの少しだけ突出している)

安く入手できるならば購入の対象になる。「タイユバン・セレクト」らしい、間違い/失敗のないワインだ。

(記:2009.9.19)

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シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ '06 [ジャンテ・パンショ]

ほんの僅かに褪色したような赤黒色。エッジはピンク。

香りは、松葉、苔、杉林、ミント、タイム、ローズマリーなど。ハーブ系の練られたクールな香り。

クリアでよく磨かれた味わい。中盤にぶどうの皮、少し強めの渋み。後半の苦味と旨みには厚さがある。

少し置くとどんどん良くなる。焼いた樽の香り、スパイス、スミレ。本当にいい香りだと思う。味わいではぶどうの旨みが明確になり、ミネラル、ほろ苦さと旨みの混合。長く旨い余韻が続く。

キレイでクリア。じわじわと美味しさが伝わってくる。品質はすごく高い。

(記:2009.9.19)

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ボーヌ 1er Cru トゥーロン '04 [ロシニョール・トラペ]

非常にしっかりと色付いた赤黒色で透明感がある。

押しの強い香り。汗、酸、ローズマリー系のハーブ。杉林、甘いハーブ、ミント、独特のスミレのような香りも。とても楽しめる内容だ。

クリーン&クリアで可愛らしい果実感がある飲み口。中盤以降、強い苦味と渋みが立ち上がって、渋美味しい状態に。同時にほんのりとした甘さと旨さが感じられる。更に飲み進むと、かなりのタンニンが口内に蓄積してゆき、玄人好みの味わいになる。このギシギシ感、飲み慣れない人には耐えられないだろう。濃くてザラつきさえ感じる。

昔風の造りのワイン。今の時点では飲みにくいが、古典的なポテンシャルをかなり持っていると思う。10年くらい寝かせると美味しくなりそう。

(記:2009.9.19)

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ブルゴーニュ・ムスー ルージュ・ブリュット NV [パリゴ]

透明感ある、しっかりとした色付き。なのに泡立っている!!

カシスリキュール、女性用の香水の香り。米国人の子供が好む赤いお菓子の匂い。カシスケーキ、クランベリー、ブルーベリー。

ピリピリと炭酸が唇を刺激する上、ちょっと変わった味がする。確かに若いピノだが、それを無理矢理発泡させたような味だ。しっかりとした甘さと苦さ、構造があり、アフターの印象もピノっぽいが、「何かがオカシイ!」と大きな声で言いたくなる味。部分部分の造りはいいのに、奇をてらって失敗したかのようだ。

(記:2009.9.19)

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ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru アベイ・ド・モルジョ '06 [オリヴィエ・ルフレーヴ

淡い黄色。香りは白い花、硬いミネラル感など。温度を上げてゆくとボリューム感が増し、高価な白ワインの魅力ある香りに変化する。オリヴィエ・ルフレーヴではないみたいだ。(今だ心の中に'90年代の偏見あり)

キレイな旨味があり、キラキラしたミネラル感が一杯だ。やや控え目だが確かに存在する苦味、果実感と少しばかりの重さ。全体的に高級感がある。ただアフターは、それほどでもない。樽を中心に良い印象だが、最高級からは一歩落ちる。

飲み進むと中盤にリンゴの風味が出る。また苦味と甘味が芯のようなものを形成してちょっと引っ掛かる。一方で樽の印象はしっかりと重層的になる。

思ったより魅力的なワイン。¥5,000くらいでも妥当と思える味わい。

(記:2009.9.19)

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ピュリニー・モンラッシェ 1er Cru シャンガン '06 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

中程度の黄色で輝きがある。

香りは、白い花、ふくらみのあるレモン、グレープフルーツ、ビニールなど。少し硬い香り。

意外にしっかりとした芯のある味わい。そして後半にやや強く現れる樽香。ポテンシャルを感じさせ、素人より玄人受けする印象を持った。飲み進むに従い、中盤の果実感、アフターの樽の戻り香の質がどんどん良くなってくる。またジーンと樽の渋みがしみる。

温度が上がると、樽、果実感、タンニンがより明確になり、混じり合って、とても満足できる状態に変化する。残り香の状態も素晴らしい。

偶然にも銀座店のセール時に¥5,980で2本購入済みだった。少し寝かせてから楽しみたい。

(記:2009.9.19)

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ムルソー '06 [コント・ラフォン]

やや濃い目で輝きのある黄色。

熟し過ぎたリンゴ、若干のヒネ香、レモン、ミネラルなど。

味わいにはヒネた印象はなく健全。スッと飲める。上品で感じのいい樽香。同年のクロ・ド・ラ・バールやペリエールと比較すると控え目だが、そこがいい。中盤の確かな甘みと果実感、しっかりとした樽の風味。'05年のムルソーで感じた物足りなさや欠乏感は全くない。アフターにおける樽香の持続が上級畑より短いが、十分な旨味と樽の印象がある。

果実感の出方を中心にクロ・ド・ラ・バールとは違うタイプだが、凝縮感が少し低いだけで美味しいワイン。少し大人しめのコレはコレで好きなタイプだ。

(記:2009.9.19)

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ムルソー クロ・ド・ラ・バール '06 [コント・ラフォン]

オレンジを含み濃く色付いた輝きのある黄色。

香りは開いている。イキナリ高級白の雰囲気。しかしまだ要素が馴染み切っていない。果実がバニラと強く混じり合い、ぐっと主張する。その香りの次にレモン、グレープフルーツ系の爽やかさ。よく熟した年のワインのような印象。最後にはビニールやミネラル。

口に含むと明確な果実感、程よく焼けた樽、少しザラつく苦味、グレープフルーツ系の果実感(果肉と渋皮)など。アルコール感が意外に強い。これらのバックには、相対的には控えめな樽香。少し飲むのを止め余韻を観察すると苦味とほのかな樽香が長く口内に残り、心地良さを響き渡らせる。またアフターにはナッツ感もある。少しほろ苦さが強い。

通常のラフォンのムルソーより果実感が強過ぎるのが気になるが、分かりやすく個人的には'05年より好みだ。

(記:2009.9.19)

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ムルソー 1er Cru ペリエール '06 [コント・ラフォン]

やや多くオレンジが混ざった黄色。

最初は閉じているが、こね廻しているうちに開いてきた。日本と西洋の梨、両方の要素。ほのかにバニラ。適度に熟した果実。シャーベット、化粧品のような香り。面白い。

味わいの完成度は非常に高い。よく馴染んだバランス良い味わい。明らかに普通のラフォンより上。よく焼けた樽の風味が最初に感じる好印象。ラフォンの一番いいところが、ちゃんと主張されている。中盤は旨味感中心、苦味は抑え気味でアフターでしっかりとした苦味が出て締める。飲み進むと中盤以降、旨味、苦味、酸がたくましくなる。アフターには心地良い樽香がいつまでも続く。

さすがラフォン1er Cruのフラッグ・シップ。1erの中でも頭1つ抜けた品質、バランス感が素晴らしい。3万もするが、一瞬購入してしまいそうな衝動に襲われた。

(記:2009.9.19)

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ヴォルネイ 1er Cru Santenots du Milieu '06 [コント・ラフォン]

少しくすんだ赤黒色。エッジは赤~ピンク。全体に透明感がある。

香りは、ゴム、カシス系の果実、いい感じの揮発感。よく練られて安っぽくならず、上品なお嬢さんといった印象。

味わいは、スミレ系の風味。やや薄めでエレガント。クリアな味わい。飲み進むとタンニンが蓄積して、ほのかな渋みが増し、全体の構成がしっかりとしてくる。それに従い、好感度、高級感がUPする。終盤部分に少々スミレ香のクセがありマイナス。一方、アフターの渋みと混じり合った旨味感はプラス要因。長く飲み続けると、ぶどうの皮の印象、ミネラル感、旨味が増し、じわじわと良くなってゆく。

総合的には、ラフォンのこの畑らしい味わい。よく造られていると思う。

(記:2009.9.19)

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マコン '08 [Heritiers du Comtes Lafon]

銀座店でよくご一緒させて頂く常連さんからご馳走になった。

僅かにオレンジを含んだ、銀が錆びたような色合い。

香りは適度に甘いハチミツ。爽やか。口に含むと、程よいほろ苦さがあり、その後に柑橘系の風味が現れてスッと消える。かなり物足りない・・・。

飲む続け温度が上がってくると、ほろ苦さが蓄積し、味わいが確かなものに変化した。最廉価版の畑だが、高めの温度でゆっくりじっくり飲むと期待に応えてくれる。(低めの温度では期待外れになる)

(記:2009.8.25)

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BOURGOGNE PREMIUM TASTING

8月9日 ENOTECA広尾本店にて「BOURGOGNE PREMIUM TASTING」に参加した。下記5種のテイスティングで¥10,500。少々高いが、ボトルでは到底手が出ない価格帯のワインなので、テイスティングで我慢することにした。

ボンヌ・マール '04 [コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ]

香りを嗅いで、飲んだ瞬間に「おや?過去に飲んだことあるな・・・」。店の人に確認したところ、'06年11月のテイスティングで飲んでいた。味わいの記憶おそるべし!

黒みの強い赤色。透明で褪色が進んでいる。

香りは、赤い果実(カシス)、天然素材から作ったアイス・キャンディ。意外なほどに果実感が強く、こちらが心中で準備していたレベル以上で押し寄せてくる。とても好印象だ。僅かに肉のような匂いも表れる。

味わいは、ものすごくよく纏っており、誰が飲んでも美味しく感じるだろう。丸く、全てが馴染んでいる。中盤では旨味感がじんわりと出てくる。但し、始めの方でアフターに若干のザラつきを感じた。

総合的に素晴らしい味わいだと思う。素材を極限まで磨き上げている。飲み進むにしたがい、アフターに蓄積する心地良さも特筆すべきレベルに達する。'04年のブルゴーニュ・ワインでは最上クラスの品質。

(記:2009.8.9)

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クロ・サン・ドニ '04 [デュジャック]

このワインも07年6月に飲んでいる。そのときは閉じた状態で失望したが、今回は同じワインとは思えないほど好転していた。

黒みの赤色。エッジはピンク。全体に透明感があり、褪色が始まっている。 

香りは、外向的でこの日のテイスティングで一番。焦げ臭を伴うデュジャックらしい香り。果実、インク。じっくりと嗅ぐと塗料、甘いケーキのような香りも僅かに現れる。適度に熟した果実の甘さを連想させ、私好みですごくいい! 

味わいは、よくこなれており繊細。悪く言えば「やや水っぽい」ことになるが、デュジャックは概してこんな感じ。ほのかでバランス良い果実味。飲み進むにしたがい、後半部分に果実感、旨味が蓄積し、充実感が増す。アフターには心地良いほろ苦さ。香り同様、好みの味わいだ。 

まだ熟成の途上だが、今は今でもう楽しめる状態。2年前に失望したときとは全くの別物と思えるくらい好転している。渋み、酸、果実感が優しくバランスしており優れたワインだと思う。

(記:2009.8.9)

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ボンヌ・マール '04 [ジョルジュ・ルーミエ]

意外に褪色が進んでいる。輝きはあるがエッジにはかなりオレンジが入り褐色化が進んでいる。

香りは中程度で少し閉じ気味。汗・体臭と、果実の香りが混じっていて複雑な雰囲気。他に女性用の香水(バラ、スミレ)、僅かな揮発香(シンナー)。酸の印象が少し強い。全体として、良いブルゴーニュ特有のエッチな香りがする。

口に含むと、最初はクラシカルなブルゴーニュに思える。酸が前面に感じられ、全体のバランスが良い。ほのかな旨みが広がるが短時間で消え、少しトゲのある苦味と酸味が現れる。アフターには、ぶどうの皮をしゃぶっているような果実感。ルーミエらしい造りだ。

飲み進むと、味わいに厚みが出てくる。アフターの心地良い余韻が明確化、苦味と果実味が旨みに転じて長く口内に留まる。

バカげた金額のボトルだが、ワインの味わいだけで考えると、意外な熟成を遂げており楽しめる内容。

(記:2009.8.9)

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クロ・ド・ラ・ロッシュ '83 [ルイ・ラトゥール]

濁りがあり、不健全さすら感じる黒ずんだ赤褐色。

明確な熟成香が甘く香り、古いブルゴーニュを実感する。。各種ドライフルーツ、とりわけレーズン。今は甘く心地良いが、もう少ししたら一線を超えて破綻してしまいそう。

口に含むと、熟成を完了して違う段階に進んだワインであることが即座に分かる。美味しい!!熟成チーズのような練られた風味。後半からアフターにかけて、はかなく終わってしまう点が残念だが、本当にうまく熟成を完成できたボトルだと思う。(アフターは、飲み進むと酸と渋みが蓄積し、かなり心地良い状態に変化する)

香りと味のバランスが良い。どちらも十分かつ健全な熟成。ルイ・ラトゥールを飲んで、こんなに嬉しく思うのは、初心者のとき以来だ。

(記:2009.8.9)

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ボンヌ・マール '04 [ロベール・グロフィエ]

元々の色付きはしっかりとしていたようだが、全体的に褐色化が進んでいる。エッジの部分はピンク。全体的に透明。

香りは強いロースト香に果実(白桃)とインクのような風味が混じる。嗅いだ瞬間に上品な炭を感じ、中盤にシャープな果実感、ラストには甘さを伴った揮発香が抜けてゆく。本当に心地良い。

味わいは最初開いておらず水っぽい。'04年らしい酸がやや勝った状態。飲み続けると、あたたかなイメージの旨味感がふんわりと口内を満たしてゆき評価すべき味わいに変わってゆく。

じっくりと飲むべきワインだと思う。しばらく置くと、中盤にぶどうの皮のような果実感が出てきて、グロフィエらしい味わいになる。アフターはすごく良い。じんわりと広がる旨味感が、飲む毎に蓄積し、口内を長く支配する。

第一印象は良くないが、時間が経過するにしたがい真価を発揮していった。価格的には閉口してしまう。せめて¥20,00前後くらいになって欲しい。

(記:2009.8.9)

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シャンボール・ミュジニー レザルムーズ '95 [ロベール・グロフィエ]

自由が丘のバー、スペイサイドウェイで同席した方からグラスでなみなみと頂いた。

やや褪色した赤紫色。しっかりとした色付き。

香りはやや弱く熟成を感じる。ふくらみのある香り。土、ダンボール、ベリー系の赤い果実。閉じている。

味わいは酸が目立ち、熟成感がある。こなれており、ほのかに旨みが広がる。痺れるような渋み。ぶどう果汁が古くなったような熟成感ある味わい。

しばらく置くと、旨みとミネラル感が後からどんどん出てくる。渋み感や酸も強くなるが、全体のバランスがいい具合にマッチする。

玄人向け。じっくりと時間をかけて開かせ、その後に向き合わないと本当の良さが観賞できないワイン。

(記:2009.8.8)

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ムルソー 1er Cru ジュヌヴリエール '01 [コント・ラフォン]

濃いオレンジを含んだ黄色。

香りは開いている。トロピカルフルーツ、体臭などの要素が目立ち、外向的。甘さと樽香の混ざり方がいい。

味わいは柑橘系の要素が強く、同様に樽の風味も強く厚い。他に苦味、バター。中盤にはトロピカルな風味も出てくる。アフターには、強めの苦味、マロン、典型的な高級ブルゴーニュらしい樽香が残るが、他のラフォンのワインと比べると苦味が強過ぎる。

どこかこなれきっていない、馴染んでいない印象。悪い意味でのクセも感じ、全体のレベルは高いながらも、ちょっと失望した。

(記:2008.7.19)

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シュバリエ・モンラッシェ '01 [ルフレーヴ]

蛍光みを帯びた透明感ある黄色。

よく熟した果実(マンゴーなど)、焦げた樽。汗っぽい香り。

ほのかな甘さがあり、中程度のバニラが感じられる。少し水っぽいか?アフターは、ほろ苦さとほのかな樽香。

飲み進むと、ナッツの苦味とバニラがうまい具合にマッチしてくる。マロン、ナッツの風味が心地良く、甘みが強いが、凝縮感が今一歩・・・。ルフレーヴのシュバリエ・モンラッシェの中では、2段階くらい落ちる状態だと感じた。

(記:2009.7.19)

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シャブリ '07 [シャルロパン・パリゾ]

濃いオレンジを含む黄色。

少し変わった雰囲気の香り。レモン、グレープフルーツの皮。

味わいはクリアなグレープフルーツ・ジュース(甘さ控えめ)。女性向けのフルーツ感たっぷりの味わい。アフターには、やや強めのほろ苦さがあり心地良い。

悪く言うと居酒屋のサワー的な味わい。「シャルロパン」の看板から、なかなかの価格設定だが、それを思うとこの味わいの質はどうかと思う。(個人的には好きな味だが・・・)

(記:2009.7.19)

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シャンベルタン '04 [ポンソ]

やや褪色が進みくすんだ感じ。透明感がある。

香りは開いていて、サロンパス、酸、杉林、木材など。ぶどう果実の風味を色濃く残していて好みの香り。本当に美味しそうな香りがした。

味わいはバランス良く上品だが、飛びつきたくなるような魅力がない。身の詰まった味わい、ミネラル感など、ポテンシャルの高さは感じるが、明らかに閉じている状態。

今後確実に向上すると思うが、それが何時なのかは全く予想がつかない。今回が全然飲み頃で無かったことだけは確かだ。

(2008.7.11)

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ル・モンラッシェ '94 [ガニャール・ド・ラグランジュ]

褐色じみたオレンジを含む濃い色合い。ある程度熟成が進んだソーテルヌの色。

香りもソーテルヌそっくりでモンラッシェとは思えない。甘く、少しのヒネ香。

味わいは滑らかでこなれきっている。柔らかな果実感と旨み。飲み進んでゆくと、じんわりと奥の方から心地良いナッツの風味が出てくる。このナッツの感覚は、どんどん蓄積し喉の奥にたまってゆく。

十分な熟成感のあるワイン(あるいは下り坂に差しかかっているのかもしれない)。最初の印象は、あまり良くないが、飲み続けるほどにモンラッシェ感が増す面白いワインだ。

(2008.7.11)

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コルトン・シャルルマーニュ '06 [ボノー・デュ・マルトレイ]

薄いレモン色。

やや弱めで上品な香り。柑橘類を中心とした複雑性ある香り。白い花や鉱物感があり、少し置くとナッツの風味が出る。

味わいは始め水っぽいが、それなりに華やかな複雑性がある。飲み進むと程よい柑橘感が出て、ギュッと口内を捉え、握り締めるような緊張感がある。アフターには上品で確かな酸。甘さと焦げ風味。

複雑性があり、悪くないワインだと思う。価格は高い。1万割り込むくらいで買えると妥当だと思う。

(記:2009.7.11)

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コルトン・シャルルマーニュ '05 [ボノー・デュ・マルトレイ]

ごく薄い黄色。無色透明に近い。

香りは閉じている。じっくりと奥深くを嗅ぐと、可愛らしい甘さがあり、白い花などの要素も見つけられる。複雑性あり。

口に含むと、まず樽の風味とタンニンが最初に感じられる。全体に大人しく上品。バランス感が良い。アフターにはほろ苦さとそれなりの渋み。

Grand Cruの雰囲気はあり、落ち着きのある味わいだが、最後まで物足りない感じが付き纏う。

(記:2009.7.11)

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コルトン・シャルルマーニュ '03 [ボノー・デュ・マルトレイ]

とても薄いレモン色。

香りは閉じ気味。甘いストレート過ぎる香り。

甘みとアルコールが少し過剰に思える味わいで、やや強く芯のある苦味がある。飲み進むとアフターを中心にナッツ系のほろ苦い風味が増してゆく。またしばらく置くと、旨味が増していった。

'03年らしくちょっと熟し過ぎ。購入の対象にはならない。

(記:2009.7.11)

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コルトン・シャルルマーニュ '94 [ボノー・デュ・マルトレイ]

中程度の黄色。

ちょっとヒネた香り。完熟系で花の香りや酸を感じさせる香りがする。

口に含むと、まずバニラ系の滑らかな印象。酸の感じに少し跳ねっ返り感があるが可愛らしく悪くない。苦味が強めで、酸も飲み進んでゆくと、だんだんと強くなる。アフターのほろ苦さもやや強め。

通好みのワインで酸を楽しめる人向け。ファースト・リリース時の価格を知っていると、とてもこの値段では買えない。

(2009.7.11)

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コルトン・シャルルマーニュ '91 [ボノー・デュ・マルトレイ]

しっかりと色付いた黄色。

香りは閉じているが、よく嗅ぐと、ふんわりとした果実とアルコールの香りがする。

味わいは大人しいがバランスが良い。バニラの風味と程良い旨み。飲み進むとバニラ感が強まり、果実感も加わって甘さを感じるとても可愛らしい味わいに変化する。美味しい。アフターには、じんとくるタンニンの感覚と苦味が残る。

じっくりと時間をかけて付き合いたい味わい。確かにいい味だが、この価格ではちょっと・・・。

(2009.7.11)

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コルトン '05 [ボノー・デュ・マルトレイ]

やや暗く、くすんだ赤色。透明感がある。

香りは、メンソール、杉林、スミレ、書道のとき使う墨、インクなど。押し出しが強いが、落ち着きのあるすごく良い香り。

しかし味わいは、それほどでもない・・・。ザラつきがあり、収斂味が強い。かといって、渋美味しい訳でもない。それなりの旨み感はある。

香りが上質なだけに、とても残念。

(記:2009.7.11)

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ジュブレ・シャンベルタン クロ・ド・タミゾ '01 [ピエール・ダモア]

2009年中にENOTECA広尾本店で試飲したのだが、日時失念。とりあえず1/1に登録。

黒みの強い赤黒色。

香りは強く外向的。絵の具、スミレ、カシス、ぶどうの皮、新聞紙のインク、アルコールなど。熟成感はあるが、果実香が勝っている状態。独特のスミレ香が明確に残存している。

味わいはクリアでやさしい。前半に果実の可愛いインパクトがあり、後半からアフターにかけてはミネラル感と程よい苦みがある。また少しの酵母感がある。渋みはあるが全体のバランスの中での比重は小さい。

このドメーヌ最高の出来からは遠いが、香りを中心にピエール・ダモアらしさは出ていると思う。中抜け感や苦みの強さはあるものの、(毎年飲んでいる人間ならば)ダモアの魅力を楽しむのに十分なボトルだと思う。

(記:2009.X.X)

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マコン ミリー・ラマルティン '06 [Heritiers du Comtes Lafon]

マコン南部の畑。「ミネラリーなワイン」との事前説明あり。

中程度からやや淡め、輝きのある黄金色。

香りはハッキリしていて若々しく、美味しそう。レモン、グレープフルーツ。優しく、甘く、ふくらみのある香りで、これまでのラフォンのマコンと同系列の香りではあるが、その中で一番上質。

口に含んだ瞬間、レモンのような酸味とバターっぽさが広がる。意外に酸が強く、ピリッとした印象がある。またじんわりとフルーツ系の旨味感が現われる。なかなか飲ませる味だ。

内容的には悪くない。ただコストパフォーマンスが悪いと思う。毎年、結構出まわっているワインなので、¥3,000を目安に探すと良いと思う。

(記:2008.4.21)

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マコン シャルドネ "Clos de Crochete" '06 [Heritiers du Comtes Lafon]

マコン北部の畑。ドミニク・ラフォンが一言でこのワインを要約すると「Round, Softer」だそうだ。

やや淡い黄金色。

香りはやや弱め。柑橘系の香りに、ほのかな樽の風味。ミネラルを連想させる風味が強い。

味わいは、ほのかだが旨みがあり、ミネラル、鉱物感がある。過剰ではないが、クラシカルな白にしばしば見られる重厚さが感じられた(マコンなのに)。どっしりとした感じをベースに、旨みと苦味が展開している。重厚なシャンパーニュのCO2が抜けたが、でも美味しい、という感じ。

少しアンバランスな部分もあるが、飲み進むほどに厚みが増し面白い。じっくりと時間を掛けて飲むと良いと思う。価格はちょっと高いかな・・・。少なくとも¥3,000台中盤くらいになって欲しい。

(記:2008.4.21)

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ムルソー '05 [コント・ラフォン]

ムルソーの3つの区画のワインをブレンドして造っている、とのこと。まだ固く、時間の掛かるワインだそうだ。

オレンジを含んだ淡い黄色。ほんの少し緑色を含む。

香りは、やや弱めだが、独特の風味がある。焦げた樽と柑橘系果実の混じり合った香り。残り香を鼻から抜いてみると樽香十分。

意外なことに未熟な果実のような酸味がまず感じられる。ミネラル感とほのかな旨み。そしてお約束のラフォンらしい独特の樽香。飲み進むごとに樽香の良さが累積してゆき、少量を口に含んで廻してやると、美味しさが口内一杯に広がってゆく。また果実由来のストレートな美味しさも徐々に強くなる。華やかでフルーツと樽が強力に結びついている。適度なタンニンも備えている。

チビチビ飲んでいると、だんだんと良くなった。ただしラフォンのムルソー1erレベルとの比較では、独特の樽の風味(バニラ感など)のインパクトが若干弱く、少し落ちる。ムルソー(村名)同士の比較では平均以上だと思う。

(記:2008.4.21)

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ムルソー クロ・ド・ラ・バール '05 [コント・ラフォン]

ドミニク・ラフォンの説明によると、クロ・ド・ラ・バールはモノポールで、このドメーヌ最大の畑。また両親の家(実家?)の後ろにある畑なので、ひときわ愛着がある、とのこと。

オレンジを含んだ淡い黄色。

香りは少し酸化したリンゴの切り口、ほのかな樽香、ビニール、柑橘系果実、汗。複雑だが、この時点では閉じているように思えた。

口に含むと、非常に力強い味わいに驚かされる。樽の風味と果実感がよく馴染んでいて、とても好印象。甘みが少し強い。インパクトがあり、酸も果実味とバランスしていい具合だ。ミネラル感も強い。戻り香には、樽の風味がしっかりと反映されている。

本当に美味しいワイン。ほんわかと、それでいて明確な旨味感が口内に広がる。温度を上げつつ、時間を掛けて楽しんだところ、味わいがどんどん濃厚に変わっていった。

ドミニク・ラフォンのサインも欲しかったので、味わいと価格のバランスが妥当なこのワインを2本購入した。

(記:2008.4.21)

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ムルソー 1er Cru シャルム '02 [コント・ラフォン]

オレンジを含んだ、やや淡い黄色。

香りは、リンゴの切り口、ある種の錠剤、酵母、体臭、汗、バター(樽香)。

口に含むと、バターの風味が非常に強く感じられる。まだ若く果実の甘みも健在で、コント・ラフォンに求める味わいを十分過ぎるほど持っている。ミネラル感あり、飲んでゆくと塩気すら感じる。アフターの戻り香が強く、「ラフォンを飲んでる」と(アルコールで酔っていなくとも)酔い心地にさせてくれる。素直に美味しいと思える高級感溢れる味わい。

バランス良く、樽の風味が美味しく、文句ない、大したワインだと思う。

(記:2008.4.21)

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ヴォルネイ 1er Cru Santenots du Milieu '05 [コント・ラフォン]

意外に透明感ある赤色でエッジはピンク系。

ゴム、昆布、赤系の果実。優しく、甘く、何とも言えない妖しさのある果実香、花粉香。「これはいい!」と思える、楽しさのある香りだ。

味わいは、バランス良く全体的に滑らか。ミネラル感、程良いタンニン、旨味も確かにある。飲み続けると、アフターのタンニンに少しだけザラつきが出る。

クリアで良く出来ている。面白みのあるワインだ。価格的には1万円を切って欲しい。

(記:2008.4.21)

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ヴォルネイ 1er Cru Santenots du Milieu '99 [コント・ラフォン]

くすみのある濃い赤黒色。透明感あり。

熟成感ある香りで、火薬、厩舎、アルコールなどが感じられる。また、飲み始めるといちじく、ぶどうの皮などの印象も現われる。

味わいは厚みがあり、適度にこなれたタンニンが渋美味しい。果実感も十分に残っており、面白い味わい。まだ芯があり、濃厚で若さすら感じる。飲み進むに従い味わいの強度が上がり、少し過剰にも思えるレベルになる。

美味しく、キレイに熟成する過程にあると思う。ただ'99年のヴォルネイならば、もっと安い優良生産者で同様の熟成/味わいを経験できると思う。味わいを上回る価格が、どうしても気になる。

(記:2008.4.21)

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マコン・ヴェルゼ '04 [ルフレーヴ]

6本くらい購入して、人に飲ませたり、何も考えのないときに抜栓したりして飲んでいる。とっくに感想をup済みと思っていたのだが、あまりに気軽に飲んでいたせいで、そのまま記録していなかったみたいだ。ちなみに'05年も6本購入した。

緑とオレンジが少しずつ混じった淡い黄色。ただし色付きはしっかりとしている。

リリース当時の香りは結構強かった記憶があるが、本日の状況では香りは控えめで鉱物的。蜂蜜、白い花、黄色い花、熟し過ぎたレモンの皮など、ほのかに甘い印象がある。

抜栓当初はミネラル、塩気に寄った、やや硬い味わいだが、15分程度置くとグングンと味わいの強度を増す。結果、適度な熟度の豊かな果実味と、強めのミネラル感が混じり合った、一味違ったマコンに変身する。強過ぎない苦味と強いミネラル感は、とても長く口内に留まり余韻を残す。理屈抜きに飲んでも美味しいし、じっくり観察して飲んでも見るべき部分がある。なかなかの内容だ。

気軽に買える価格であり内容が充実しているので、昼気軽に飲んでも、夜食事と飲んでも満足できる。非常に使えるワインだ。ただのマコンではなくルフレーヴなりの「ひとひねり」があるのが嬉しい。最近流行りの「マコン進出ワイン」の中では秀逸な部類に入ると思う。例えば、コント・ラフォンのマコンとどちらか選択となれば、私はこちらを選ぶ。

なお味わいに同ドメーヌのピュリニ・モンラッシェ系列との連続性は無い。上級ワインの片鱗を求めるならば、村名ピュリニやクラヴァイヨンを飲んだ方がいい。

※'04年は本ワインのファースト・ヴィンテージだ。畑の状況は厳しかったらしく、かなりの選果が行われた模様だ。それが逆に高品質に繋がったのかもしれない。

(記:2008.3.30)

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シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru シャンガン [ミッシェル・ニーロン]

ウイスキー(ウイスク・イー)のテイスティング・カウンターからハシゴ。こんなミスは普段は絶対に無いのだが、何とVintageをメモするのを忘れていた・・・。たぶん'05年、'03年あたりのボトルだと思う。

可愛らしい香り。ストレートな加州のワインのような香りだ。まるでソーヴィニオン・ブランから造ったワインのよう。ムンとくる。体臭、獣的な要素もあり、すえた感じもする。

口に含むと、少し酸化したリンゴのような風味、ミネラル感、ワラ。甘さは十分だが、少しボヤけた印象。アフターが物足りない。年の割りに枯れた印象で、ミネラル感と旨みがじんわりと感じられる。戻り香の樽香はほのかで弱め、むしろ果実系で期待とは違った。

これはちょっと買わないかな。

(記:2008.3.22)

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シュバリエ・モンラッシェ '99 [ルフレーヴ]

中程度に色付いた輝きのある黄色。

初めは香りの強度が中程度で、やや固くこもっている。上品さがあり、甘い栗、高級感ある樽香、レモンなど。実力を出し切っていないので1時間ほど置いてみたところ、ローストしたコーヒーの要素が加わり、爽やかな柑橘系の香りも華やかになった。香り全体が明確で豪華に変わった。

口に含むと、上品な樽香が口内に広がる。外向的だがシュバリエ・モンラッシェらしい緊張感と華やかさを兼ね備えた味わい。いくら飲んでも飽きがこない。しみじみとした旨味感があり自然な感じがする。酸と旨味のバランスが良く、非常に開かれた味わい。素晴らしい。

(記:2008.1.27)

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クロ・ド・ヴージョ '98 [メオ・カミュゼ]

透明感が高く枯れた色合い。褐色化がかなり進んでいる。

香りも枯れている。腐葉土、ミント、酸など。アフターには甘さを感じる。

味わいは甘く滑らかで全ての要素が溶け合っている。状態が非常に良い。旨味感が強く、苦み、渋み感と良い具合にマッチしている。アフターは非常に長く強い。

完全なる熟成状態。まさに飲む適期で、何にも代えて飲みたくなるほどの味わい。'98年リリース当初、メオ・カミュゼを飲んだ時に全く予想できなかった味わいに変化している。これだからブルゴーニュはヤメられない。

(記:2008.1.27)

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ジュブレ・シャンベルタン Cuvee de La Brunelle '97 [ジョセフ・ロティ]

自宅のサイレント・カーヴを探索したところ、最下段の奥の方からこのボトルが出てきた。元々「3本1万円」のセールで多数購入したうちの1本なので、熟成度確認のために抜栓した。(劣化に対する不安もあったので)

グラスに注いだ状態を見ると、まだまだしっかりとした色をしているが、さすがに透明感が増し、エッジの部分はオレンジがかっている。またボトルの底には年相応の澱が溜まっていた。

このドメーヌのワインではよくあることだが、コルクがとてもカビ臭かったので、懸念しつつグラス内の香りを嗅いだところ、思わずガッツ・ポーズしてしまうような素晴らしい香りが強烈に立ちこめていた。さくらんぼや苺の甘い香りが弾けるようだ。当初果実香とアルコール香に寄っていた香りは、空気に触れるに従って次々と複雑な顔を見せた。ローズマリーやタイムを使った肉の匂い、ミント、ニスやトルエン、汗や体臭など。人をエッチな気分にさせる妖艶な香りへと大変貌する。

味わいも香り同様の変化を見せた。抜栓当初、「にがり」を舐めているかのような驚くほどのミネラル感を示した味わいは、酸化と共にじわじわと旨味を増し、最終的に本当に満足できる内容になった。未だに豊富な酸とタンニンが丸みを帯びた良い状態に変化しており、力強い旨味と丁度バランスしている。インパクトがありながらも同時にしみじみとした美味しさがある。

何と素晴らしい状態/味わいなんだろう。笑顔にならずにはいられない。まだまだ熟成の可能性を残しつつも、十分に飲み頃の内容。できることなら、他の誰かとこの喜びを共有したい。ジョセフ・ロティの'97年を良い状態でキープしている人は、今がチャンスです!

(記:2005.12.29)

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シャサーニュ・モンラッシェ '03 [ギイ・アミオ]

たぶん税込で¥3,000くらいだったと思う。安かったので、1er Cruの同ドメーヌのワインを購入するついでに買った。以後、冷蔵庫の普通の冷蔵室で保管。正月に向けて冷蔵室の空きを作るために抜栓した。

濃く、しっかりと色付いた黄色。オロナミンCほどの濃さは無いが、同系統の人工的な色をしている。

香りはやや弱めで、レモンの皮、焦げたような煮たような香り、クールな揮発香。香りは、あまり楽しめる内容ではない。

味わいは、抜栓直後数時間は、'03年の緩さばかりが目立って面白くなかった。しかし1日、2日と置いておくうちに、ストレートな果実の風味が現れてきて内容が充実した。後半から余韻にかけては、なかなか良く、高級白ワイン然としている。まず、ナッツの風味が現れ、続いて少し厚化粧気味の樽香が現れる。この樽香は、余韻においても長く喉から口内に留まり、適度なナッツの風味と共に、非常に長い余韻を残す。ただし、最高級の白ワインに見られる、余韻における戻り香は、残念ながらみられなかった。

初日は少しがっかりしたが、2日目以降に変身した。樽由来のバニラ風味は、わざとらしい感じもあるが、高級感も提供してくれる。いずれにせよ、この価格であれば随分と得な存在だと思う。(この価格で今でも買えるのならば・・・)

(記:2007.12.18)

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ヴォルネイ 1er CRU '85 [メゾン・ルロア]

やや赤みの強い赤黒色。全体にくすみ透明感が出ている。エッジの部分はピンク~褐色に褪色している。

香りはやや強め。厩舎、スパイス、少し焼けたタイヤなどを混ぜたような香り。焼け焦げたような香りの一方で、スーとするアルコール香もあり、なかなか面白い。

味わいはバランス良く美味しい。ミネラル感があり、適度な酸味、タンニンで整った味わいだと思う。年齢以上に若く感じる。欲を言えば、もう少し複雑性が欲しいところ。

熟成を経て、程よくこなれたバランス良い味わい。メゾン・ルロアらしいワインだと思う。しかし高い! 

(記:2007.11.17)

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ムルソー ジュヌヴリエール '85 [メゾン・ルロア]

ややオレンジがかった少し濃い目の黄色。

香りは中程度からやや強めでハッキリしている。シトラス、ドライフルーツをふんだんに使ったパウンド・ケーキ、マロン、マロングラッセ、アクセントとなる酸味など。温度が上がると、パンケーキのような甘い香りが強くなる。確実にGrand Cru並みの香りだ(Grand Cru並みの畑だが)。

味わいは、こなれていてミネラル感がある。余韻は弱いが確かな味わい。少しサビたようなニュアンスがあり、また煮詰めた果実の甘みがある。

味わいはほどほどだが、香りの面では相当に評価されて良いワイン。残り香の吐息が、いつまでの心地良かった。

(記:2007.11.17)

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ボーヌ 1er CRU '82 [メゾン・ルロア]

かなり枯れた色合い。元々はしっかりした色付きのワインに見えるが、全体に褐色化が進み透明になっている。香りは強めで、ある種の香水、芳香剤の花の香り(スズラン、スミレ、バラなど)。他に汗や酸の要素がある。鼻腔の奥にしみ込むような花の香りが、すごく心地良い。

しっかりと楽しめる旨味感の強い味わい。また唾液の分泌を促進する酸も良質で、非常にメゾン・ルロアらしい味だと思う。香りの雰囲気と味わいの連続性が無いように思えたが、特にマイナス要因にはなっていない。アフターにおける旨みの継続性や凝縮感がもう少しあれば最高だが、さすがに余韻の段階になるとほのかに消えていってしまう。後に残される渋さはとても良質。

飲みやすく分かりやすい味。複雑性もあり、私は好きなタイプだが、評価においては多少賛否が分かれると思う。だから価格も少し安いのだろう。(2本購入した)

(記:2007.11.17)

アロール・コルトン '87 [メゾン・ルロア]

元々はしっかりした色合いだが、枯れて透明感がある赤黒い色合い。エッジは桜色になっている。

香りはやや引っ込んだ感じ。クールなミント系、杉林、スパイスなど。揮発性があり、同時に複雑で好印象だ。

味わいは玄人向け。しっかりとした確かな旨みを中盤から後半にかけて現わす。キレイに熟成しており、枯れた風味が全体を通して感じられる。後半からアフターにかけての収斂味もかなり良く、適度な強度を保っている。

ボトルの状態が非常に良く、キレイな熟成状態だ。村名なのであわよくば購入しようかとも思ったのだが、価格を確認してヤメにした。

(記:2007.11.17)

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サヴィニー・レ・ボーヌ '83 [メゾン・ルロア]

透明感ある赤色で、エッジは枯れた桜色になっている。

香りはやや強めで主張がある。甘さを伴う揮発香、建築用塗料。チェリー、クランベリー系の米国製のお菓子の人工的な香り。フルーツ、スパイスなどを煮詰めたコンポートなど。

味わいは枯れた風味を主体にしているが、確かな旨味感が伴う。インパクトが強く、酸や枯れた印象が強いので、賛否は別れるだろうが、古酒好きは必ずこのワインの価値を見出すだろう。ちょっと酸が強く、大量に飲むことはできないが、すっぱ美味しいワインが好きな人間にとっては苦にならない。 

(記:2007.11.17)

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マコン ヴィラージ '04 [Heritiers du Comtes Lafon]

透明感が非常に強い。薄めのオレンジを含んだ淡い黄色。

香りは強く、ストレートで、よく熟したマンゴー、グレープフルーツなど。甘さと酸っぱさが程よく混じった「果実直球勝負」といった感じの香りだ。少し置いて、じっくりと嗅いでみると、マロンのような香りも出てくる。

口に含むとまず感じられるのは、イタリアワインのような果実のストレートな感覚。やや未熟なグレープフルーツの果実味と苦味が心地良い。しばらくして温度が上がってくると、味わいの濃度が増し、旨味感が出てくる。

フレッシュな果実系ワインに、一味加えたような感じ。温度の上昇による味わいの変化が楽しめるので、ゆっくりと飲むことをお勧めする。

(記:2007.9.8)

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マコン シャルドネ "Clos de Crochete" '04 [Heritiers du Comtes Lafon]

透明感の強い薄めの黄色。

香りは中程度からやや強めで、汗、柑橘系果実の葉を揉んだような香り。落ち着いた印象だ。

じんわりと旨味が舌に染みてくるような味わい。果実感と苦味が良い具合に舌に絡みつき、ナッツの風味と程よい苦味が舌の上に残る。また飲むほどに、味わいが喉の奥の方に蓄積する。ほのかに見え隠れする樽香も良い。

飲み続けると果実感が過剰になり、少し単調なきらいもあるが、面白みのある味だと思う。価格には、ちょっと釣り合わないかもしれない(うまくすれば、コート・ド・ボーヌの1erが買えるので)。

(記:2007.9.8)

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ムルソー '04 [コント・ラフォン]

少し人工的な印象のある黄色だが、輝きがありしっかりとした色付き。

香りは中程度で、柑橘系果樹の葉、汗、ビニールなど。'04年っぽい香りだ。またしばらく置くと、腐りかけた果実の香りもする。

口に含むとその瞬間、ふんわりとバニラの風味が口内に広がる。果実感は、それほど強くなくクリアで、バニラの風味の邪魔をせず調和が取れている。酸と苦味も中庸でバランス良く好印象だ。

明確な旨味があり、酸とのバランスが非常に良い。ラフォンらしい、なかなか楽しめる内容だが、もう一歩の「複雑性」や「独特の個性」が、欲しい。 

(記:2007.9.8)

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ムルソー クロ・ド・ラ・バール '04 [コント・ラフォン]

 人工的な印象の黄みの強い輝きのある色合い。

香りは中程度で、焼いたナッツ、スープ、ベーコン、アルコール、ビニール、汗など。

酸が良く効いており、その酸に旨味感が絡んで、とても美味しい。ほんのりとバニラの風味が後半に現れ、ナッツのような余韻が喉の奥に残る。飲み終えた後にも、バニラの戻り香があり、あくびをすれば、その吐息すら心地良い。

酸と旨味の良さにより、「次なる一杯」が欲しくなる。樽香の絡み方もイヤミなく絶妙だ。'04年の比較的強い酸味を生かした「酸っぱ美味しいワイン」で、個人的に好みだったため、1er cruの購入を1本減らして、このワインを購入した。 

(記:2007.9.8)

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ムルソー ジュヌヴリエール '04 [コント・ラフォン]

黄みの強い輝きのある色合い。

香りは、最初の印象から村名レベルとは一線を画している。やや硬くミネラル系。ビニールの匂い、喉の奥に染みる果実の香りなど。ストレートな果実感に樽香をプラスしたような感じで、若干ヒネた印象もあった。

口に含むと、バターでソテーした料理、バニラ、オリーブオイルのような印象があり、明確な旨味が感じられる。酸味がそれほど強くなく、中庸に思えたが、これは旨味と樽の風味が強いためだろう。飲み進んでゆくと味わいが蓄積して旨味のインパクトが強くなる。

もう一歩の複雑さが(特に香りの面で)欲しいような気もしたが、高級感十分、かつ上品な造りのワインで気に入った。予定通り1本購入した。

(記:2007.9.8)

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ムルソー シャルム '04 [コント・ラフォン]

 オロナミンC系の非常に強い、だが輝きのある黄色。

香りは中程度からやや強めで、ナッツと果実香が入り混じるとても心地良い匂いだ。少し廻すとヒネ香も発生する。想像していたよりはストレートな果実感が強く、複雑さは思ったほどではない。しばらく置いておくと、ローストしたコーヒーと果実の香りが、うまい具合に混ざり合い、なかなかの状態に変化する。

口に含むと、バター、バニラ、可愛げのある酸が感じられ、鼻に抜ける樽香が非常にいい感じだ。樽香は、果実感、旨味感ともよく馴染んでおり、浮ついた感じがなく自然でバランス感が良い。酸も確かな強度で存在するが、各要素とうまい関係を保っている。

いいワインだと思った。十分にピュリニのGrand Cruに匹敵する味わいだ。 

(記:2007.9.8)

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ジュブレ・シャンベルタン ラヴォー・サン・ジャック '99 [ニコラ・ポテル]

透明感があり、しっかりと色付いた赤黒色。全体に褐色が入っているが、未だしっかりとした赤色を保っており、期待させる色合いだ。

香りは中程度からやや弱め。適度に熟成されてこなれた甘い果実の香り、アルコール香、ミント、枯れて濡れた葉など。この状態でも悪くないが、まだまだ熟成/向上余地がある。

味わいは開いているが、旨みと力強さが拮抗している。現段階では残念ながら、ややたくましさが勝っており、飲み頃ではない。抜栓後1時間以上経過すると、味わいの前半で熟成したブルゴーニュらしい旨味感が出るが、ややザラつきが残る酸味と渋さが少し荒めに被さってゆく。たくましい構成感と渋美味しい面もあるため、現時点の状態を一概には否定できないが、果実味がまだまだ生きそうな点を考慮すると、更なる熟成によって酸味やタンニンが全体に溶け込み、もう2皮くらい剥けるのではないかと思えた。

時期的に外しているので控えめな評価だが、5年くらい後に飲めば印象が大きく変わるだろう。ミネラル感も豊富で、果実味、酸味、タンニンともに将来性を感じるため、かなりの長期熟成ワインと見た。

(記:2007.8.27)

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ムルソー '01 [コント・ラフォン]

オレンジを含み飴色っぽい、やや濃いめの黄色。

香りは閉じている。青りんご、切ったばかりのりんごの切り口、蜜。

口に含むと、よくこなれた果実感が口内を捉える。洗練されている。後半からアフターでは果実味とほろ苦さが混じり、最後に樽に由来するバニラの風味が心地良い戻り香として現れる。飲み始めの印象では、アフターはそれほど長くない。また複雑性も足りない。

若干の不満感を感じながら(20分ほど)飲み続けていると、だんだんとタンニンが蓄積し良い意味でジンジンと刺激が伝わってきた。更に中盤における果実感、戻り香の素晴らしさが、次第に強調されてゆく。特に戻り香は、喉の奥に残るほろ苦い味わいと合わさり、減退することが少なく、ぐるぐると廻るように蓄積されて夢心地になる。更に時間を経過すると、「ミネラル感」「旨味感」「バニラ風味」が更に明確になり、程よい強度で溶け合って、素晴らしい状態になる。

最初は全く真価をあらわさないが、コレ単独でボトル1本を通しで味わってみると、得難い経験が出来ると思う。テイスティング向けではないワインで、じっくりと向き合って初めて本当の顔を見せてくれる相手だ。

(記:2007.8.26)

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ムルソー '00 [コント・ラフォン]

やや緑を含んだ中程度の黄色。

香りは閉じ気味だが、'01年と比較すると外向的。ミネラル感、ビニール、白い花など。香りのみでは楽しめる内容ではない。

しかしながら口に含むとその瞬間から真価を発揮する。バニラの風味が、心地良く味わいに混じり合い、高価なワイン然とした印象を初めから提供する。ミネラル感は'01年と較べ弱いものの、中盤から後半に現れる旨味は見事なもの。味わいの厚み感も十分満足できる。

飲み進んでいくと、集中しなくてもストレートに感じられるほどに味わいが強まり、同時に樽香も蓄積してゆく。そして、ほどよい酸が全体を下支えしている。

明確な旨味感にミネラルなどの要素が加わり、すごく美味しいワインだ。ワインに対する知識や気構えがなくとも、誰でもが「素晴らしい」と言う内容に思えた。

(記:2007.8.26)

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エマニュエル・ルジェの実力

8月11日(土) ENOTECA広尾本店で、「エマニュエル・ルジェの実力」テイスティングに参加した。以下4種で¥6,000(税抜き)。企画&価格的には大歓迎で、毎年やって欲しいくらいだが、テイスティングの結果は、'04年ということもあり、少しだけ期待を裏切られた。

ニュイ・サン・ジョルジュ '04 [エマニュエル・ルジェ]

ややくすんだ、少しぼんやりとした赤色。透明度が高く、何かイチゴゼリーを思わせる赤色だ。

香りは中程度からやや強め。ともすると安っぽくなりがちな性質の香りがベースだが、それをうまく纏めている。赤い果実や花のストレートな香り、木樽、バラの香水、ビニールなど。独特のブーケを嗅いだような香りがあり、鼻の奥に甘さが纏わりつき、くすぐるようだ。可愛く、天真爛漫な少女のイメージ。

味わいはクラシカルで昔風。「滋味深い味わい」とでも言うのが適当か?初めは面白みの少ない酸のみの味わいだが、飲むに従いじんわりと味が深くなってくる。後半から後味にかけても、甘さと苦味が程よく混じり合ったなかなかのもの。

飛びつきたいほどの高品質ではないが、与えられた素材を十分に生かして、クリアだがじんわりとした、味わいのあるワインにしている。 初めてルジェにトライする人などにはいいボトルかもしれない。(もっと安く入手できれば)

(記:2007.8.11)

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ヴォーヌ・ロマネ '04 [エマニュエル・ルジェ]

ややくすんだ、少しぼんやりとした赤色で透明度が高い。

香りは中程度で、まずビニール、木樽などを感じる。じっくりと嗅いでゆくと、よく練られた香りで、アクリル、アルコール香に、溶け込んだようなイチゴやその他の果実の要素を発見する。

味わいはバランスが取れており、落ち着いた優等生的。中盤に少し重めの味わいが現れ、じんわりと強くなってゆく。飲むごとにアフターの渋みは強くなり「渋美味しい」。このアフターは非常に長く、同時に果実感と旨味を伴っているので本当に心地良い。

少し厚みが足りないように思えたので高評価にはしなかったが、なかなかの出来。矛盾するようだが、渋みの印象から考えて熟成による向上はあると思う。

(記:2007.8.11)

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ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン '04 [エマニュエル・ルジェ]

透明感は高いが、やや黒みが入った褐色がかった赤色。

香りは中程度からやや弱めだが、質的には非常に上質。ハーブを漬け込んだ欧州系のリキュール、イチゴのシロップ、サロンパス、ミントなど。幸せな気分になれる香りだ。

やや酸が強くたくましい味わいで、その酸の後に出る旨味感がとても強いため、バランスが良く、美味しいと思える。後半には心地良い渋みがあり口内が収斂する。そしてアフターには、じんじんと旨さが残り主張する。何とも表現しにくいが、酸っぱ渋美味しいワインだ。

事前に勝手に想像していた味わいとは随分違ったが、とても素晴らしく文句のない内容。文句を付けたいのは価格の方だ。とても買えない。 

(記:2007.8.11)

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エシェゾー '04 [エマニュエル・ルジェ]

透明感は高いが、しっかりとした色付き。黒み、赤紫系が強い赤色。

香りはやや強め。個性的で少し混乱をきたすほどの複雑さ。整理してゆくと、まず焼いた樽と土、ビニール、汗。次にアルコール香、果実香、旨みを連想させる匂い。村名の元気さと違い、落ち着いた妙齢の女性を思わせる。

今すぐにでも飲める、こなれたバランスの良い味わいで、誰が飲んでも素直に美味しいと思える。適当なほろ苦さ、タンニン、焦げた風味も十分で、中盤以降の展開を面白くしている。アフターは渋美味しく、果実味由来の甘さも感じられる。アフターには、まだちょっと芯が残っている。

構成感やポテンシャルを見ると、非常に良く造られたワインだ。Vintageのせいか若干の力不足を感じたため最高の評価にはしなかったが、素晴らしいワインだと思う。 

(記:2007.8.11)

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ビアンヴィニュ・バタール・モンラッシェ '99 [ルフレーヴ]

やまや7月セールでの有料試飲。1つ下のルイ・ジャッドと合わせて¥2,800。高級ブルゴーニュ(白)の試飲企画は本当に有り難い。南雲店長に感謝。

香りの強さは中程度。汗、体臭、柑橘系果実の皮、ミネラル。

優しくバランスの取れた味わいがルフレーヴらしい。口内で廻すと、ほのかな旨み感がじんわりと広がる。飲み進んでゆくと、じわじわと良質のタンニンが舌を刺激し、渋美味しくなる。アフターには樽香がふわっと拡散する。

素晴らしい内容・バランスのワインだが、少し大人し過ぎてインパクトに欠ける。もっと強度があれば最高なのだが・・・。楽しむためには、こちらが注意深く観察し、踏み込んでいかなければならない。

(記:2007.7.28)

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ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ '99 [ルイ・ジャッド]

香りは中程度からやや弱め。ドライフルーツを散らしたパウンドケーキ、マロンの香りなど。典型的なハイエンドな白ワインの香りだ。

口に含んだ瞬間に、バニラ、バターの風味が口内にふくよかに広がり、続いて果実味に富んだ少しの甘さを伴う味わいが中盤に現れる。後半からアフターにかけては苦味が蓄積し、いい具合に重厚さを身につける。

飲み進むにしたがって、グっと濃厚さを増し、飲むほどに素晴らしくなるワインだ。高いワインだが、最近の価格高騰を加味すると、まあ妥当な線なのかもしれない。

(記:2007.7.28)

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マコン シャルドネ "Clos de la Crochette" '04 [Heritiers du Comtes Lafon]

やや淡い黄色。

香りはやや弱めで白い花、よく熟したレモンの皮など。閉じ気味だが、ほんのりと甘みを含んだ匂いが漂ってくる。

マコンらしい楽しさのあるワインで、ストレートな果実のメリハリが感じられる。ヴェルジェのワインや新世界のシャルドネのようなタイプだ。後半には口内に蓄積してゆく重みや苦味があり、若干だが全体を引き締める役割を果たしてくれる。

気軽に楽しむべきワイン。だからこの価格は不釣合だと思う。

(記:2007.7.14)

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モレ・サン・ドニ モン・リュイザン (ブラン) '04 [デュジャック]

僅かにオレンジを含んだ黄色。

香りは中程度。やや未熟なグレープフルーツの果皮の香り。

よく熟していて、それでいて下品にならない美味しい味わい。やさしく丸みのある果実感と旨みは体を癒してくれる。アフターのほろ苦さも、程よいやさしさだ。

少し高めの温度で飲んだ方が良い。素直に美味しいと言えるワインだ。価格さえ安ければ買いたいが、この価格では難しい。

(記:2007.7.14)

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シャブリ Butteaux '03 [J.M. ラヴノー]

ややオレンジがかった、しっかりと色付いた黄色。

香りは中程度で、ふくらみのある豊かな香り。ある種の花と鉱物。

中庸の酸味とふくらみのある果実の味わいがあり、中盤でややぼけるところがあるが、ラストはしっかりとした苦味が全体の構成を引き締める。

少し水っぽいが全体のバランスが良い。ふんわりと華やかで、少しシャブリっぽくないが、面白いと思う。

(記:2007.7.14)

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ムルソー '01 [ジョセフ・マトロ]

かなり黄みの濃い色合い。

香りは弱めで、アルコール、鉱物、白い花など。

マトロのムルソーらしく、酸が効いて非常に美味しい。ほんの僅かに水っぽさを感じるが、後半部分には複雑性があり、なかなかの味わい。

(記:2007.7.14)

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ピュリニ・モンラッシェ '04 [ルフレーヴ]

かなり濃い黄色。

香りは中程度で、バターを火にかけたような、ふくらみのあるソテーの匂い。木樽、柑橘系のソースの香りも。

味わいは、'90年代中盤の村名ピュリニ・モンラッシェと比較すると明らかに向上している。中庸な酸、ふくらみのある旨味感があり、構成がしっかりしていて、飲んでいて楽しい内容だ。

価格高騰で敬遠していたため、久しぶりに村名格を飲んだが、品質のあまりの向上に驚いた。'04年のルフレーヴは、本当に酸がキレイだ。

(記:2007.7.14)

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フィクサン ブラン '04 [シャルロパン・パリゾ]

薄めで水に近い黄色。

香りは中程度で焦げ臭が中心。それに家庭の流しから出るような腐敗臭。

やや凝縮感が欠けるものの、焦げた風味をバックに食欲をそそる酸味が効いており、とても楽しめる。酸が好きな人は単独で飲むのが良く、普通の人は合わせる料理を工夫すれば更に印象がupすると思う。

じっくりと向き合い、時間をかけて楽しむと、じんわりと良い味わいを出してくるタイプだ。特に余韻が長くなる。2~3人までで時間を掛けて楽しむといいかもしれない。

(記:2007.7.14)

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サン・トーバン アン・レミリィ '04 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

やや淡い黄色。

酸を感じさせる柑橘系の白ワインらしい香り。

味わいは旨みを伴う酸味が主体。ほのかな旨味感が酸味と共に口内にじんわりと広がり浸透してゆく。

時間を掛けて飲むと、じわじわと良さを見せてくれるワインだ。品質と価格の関係は妥当な水準だと思う。

(記:2007.7.14)

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サン・ロマン Sous le Chateau '04 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

やや淡い黄色。

香りは少し強めで、白い花、鉱物、モルトウイスキーに見られるような、ほのかに甘い樽の香りなど。

このワインも酸が美味しいタイプ。ほのかな旨味感が漂い、バックの樽香とマッチしている。アフターには、酵母っぽさと、ほろ苦さがある。

価格水準から考えるとよく出来ていると思う。酸の美しい'04年を手軽に楽しみたいときの選択肢。

(記:2007.7.14)

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シャサーニュ・モンラッシェ '04 [オリヴィエ・ルフレーヴ]

中程度の色付きの黄金色。

香りの強度は中程度からやや強めで、焼いた樽香と柑橘系果実の果皮。

上記2つの同ドメーヌワインよりハッキリとしたメリハリある味わいで、果実の旨味感がよく抽出されている。酸味もキレイで美味しく楽しめ、アフターにはアクセントとなる焦げ臭がある。

村名なのに非常にしっかりとよく造られたワイン。以前に飲んだモンラッシェの印象と合わせて、オリヴィエ・ルフレーヴの安っぽいイメージは私の中から払拭された。(実際、もう安くもないのだが・・・)

(記:2007.7.14)

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クロ・サン・ドニ '04 [デュジャック]

透明感のある赤色。エッジはピンクで粒子が見える。 

香りは、やや強めでコゲ臭が中心。ほのかな甘さがある一方で、汗を連想させる匂いもする。入念に廻してじっくりと嗅ぐと、シャープな印象と甘さが強くなる。 

口に含むとストレートな果実感があり美味しい。まだこなれていない状態で、後半には固まった苦味があり重さが残る。 

果実の印象は良いものの、「デュジャックらしさ」や「洗練度」という点では失望した。平均を上回る品質だが、どこか別のドメーヌのワインを飲んでいるような感じだった。

(記:2007.6.23)

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クロ・ド・ラ・ロッシュ '02 [ポンソ]

しっかりとした色付きだが、さすがにややくすんでおり、エッジを中心に褪色が見える。

香りは中程度で、ミックスしたフルーツのコンポートのような甘い自然な香り。少し煮詰めたような雰囲気がある。

酸味と苦味が全体の要素の中に溶け込んでバランス感が良い。自然な旨みの中にミネラル感があり、非常に優れた味わい。飲み進んでゆくと後味に多少のザラつきがある。

(記:2007.6.23)

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クロ・ド・タール '04 [モメサン]

しっかりとした「赤」を強く感じさせる色合い。

香りはやや弱めだが、要素としては揮発香が強い。ゴム、焦げた樽、クールなアルコール香など。じっくり嗅いでみると、焦げたゴムのような印象に変わってくる。

味わいは果実味があり、ミネラル感があり、強度が丁度良くとても好感が持てる。ただ少しコチコチした感じがして、まだ各要素がうまく馴染んでいない。またアフターの酸も飲むほどに口内に蓄積し、少し重くザラつきのある印象を与える。

まだ飲み頃ではない。潜在能力は感じるので今後の熟成により向上することは間違いない。少し気になるのは「雑味」を感じる点。少し昔の品質の劣るブルゴーニュに見られた「雑味」が見え隠れしているように感じた。熟成によるプラス要因と、この雑味によるマイナス要因が、どのように変化してゆくかが今後のポイント。 

(記:2007.6.23)

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クロ・デ・ランブレイ '01 [ランブレイ]

結構褪色が進んでいる。くすんだ褐色が入り始めた透明感ある赤色。

香りは中程度だが、やや奥に引っ込んでいる。クールな香りの中に甘く可愛らしいバラとスミレの香りがある。

味わいはよくこなれており非常に飲みやすい。ミネラル感、枯れこなれた感じのある酸、ジリッとくる苦味感が良いバランスを保っている。

肯定的な意味でのエレガントさがあり、健全な熟成を経て飲み頃を迎えている。今飲むと絶妙のバランス感を味わえる。濃厚さはないが、しみじみとじんわりと楽しめる状態。

(記:2007.6.23)

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ピュリニ・モンラッシェ ラ・フォラティエール '01 [ランブレイ]

  • Posted by: sei
  • 2007年6月 9日 20:39