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南仏 Archive
シャトー・ド・ボーカステル '98 [ドメーヌ・ペラン]
参加メンバの1人 Iさん提供のボトル。
くすみのある濃い赤黒色で透明感はギリギリ向こうが見えない程度。
香りは、カシス、プラム、ブルーベリー、汗、体臭、ほんの僅かにガメイ系のニュアンスも。香りの要素は豊富だが、それがケンカせずにやや大人しめに纏まっており、下品さはない。
柔らかくやさしい味わい。洗練されている。複雑性があり賑やかさがある。強すぎない味わい強度で、バランスが整っており、確かな満足できる旨味感がある。この旨味感は空気に触れるにしたがいどんどん明確に、複雑になった。
熟成状態は今ひとつ。裏返せば、まだまだ伸びるワイン。今飲んでも十分に美味しいが、ちょっと勿体なかったかもしれない。
(記:2009.10.16)
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シャトー・ド・ボーカステル '88 [ドメーヌ・ペラン]
全体に透明で枯れた色合い。エッジは褪色が進み粒子が見える。
明確な熟成香があり、複雑性がある。体臭、少しエッチな香り、チーズ、絵の具、キノコなど独特だ。
味わいは、酸がやや強いがこなれている。熟成からくる旨み、チーズ様の旨みと酸。インパクトがある。すごく古いGrand Vinが、キレイに熟成した状態。
酸味の中に旨みと生産者の個性が浮かぶ。すごく旨いワインだと思った。
(記:2009.10.16)
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シャトー・ド・ボーカステル '90 [ドメーヌ・ペラン]
全体にくすみ、枯れ、暗い色合い。
落ち着きがあり、よく纏まった香り。複雑で、ハーブ、青草、揮発香、熟成香などがある。まだ完全に熟成しきっていないが、既に素晴らしい香り。
味わいも発展途上。複雑性あり、バランス良く、後半にはじんわりとした旨味、果実味。酸は後半からおっとりと出てくる。'88年より上品。
キレイな旨味、広がる華やかさと複雑性が素晴らしい。さすが90年だ。
(記:2009.10.16)
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コート・ド・プロヴァンス ロゼ '06 [シャトー・デスクラン]
赤みが少し強い桜色。やや枯れた色合い。
落ち着いた香りで、ほのかに花粉、甘さ。上品さを感じる。やや引っ込み気味のやさしい香りだが、しばらく置くと複雑性が出て面白味が増す。
味わいは、ふくらみがあり、中盤には旨み、賑やかさがある楽しめる内容。旨味感は後半にも継続し、アフターは程よいほろ苦さ。この苦さは、だんだん口内に蓄積してゆく。なかなか良い。
満足感の高いロゼ。何より中盤の充実感がいい。ロゼワインとしては出色の出来だと思う。品質的には何ら問題を感じない。希望小売価格より安く入手できるならば購入の対象になる。(¥3,000台であって欲しい)
(記:2009.10.16)
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コート・ド・プロヴァンス ロゼ レ・クラン '07 [シャトー・デスクラン]
透明感あるキレイな桜色。
先に飲んだ「コート・ド・プロヴァンス」とは比較にならないほど華やかな香り。最初は汗や体臭の要素のみであったが、温度が上がり開くにしたがって力強さを増し、ハッキリとした揮発香、ざくろ、若い果実などの要素が現れる。
味わいは、バランスが良く上品。カドがなく丸い。かなり旨いプレミアレベルのロゼ・シャンパーニュから炭酸を除いたような味わい。飲み進むとアフターの充実感を高める苦みが徐々に強くなる。
とても美味しいと思う。でも価格が折り合わない・・・。
(記:2009.10.16)
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コート・ド・プロヴァンス ロゼ ガリュ '07 [シャトー・デスクラン]
透明感あるキレイな桜色。
複雑さがあり満足感の高い香り。青草、クールな揮発感、ボルドーちっくなニュアンスもある。
滑らかで上品。口内から喉に心地良く滑り落ちる。味わいの強度が中庸で、構成バランスが良いため本当に美味しいと思える。完成度が高く、洗練されている。
これまで飲んだロゼの中で間違いなく一番品質が高い。この時点で少し酔いが回って休憩が欲しい状態だったが、そんな不利な中でもスルスルと飲めた。素晴らしい味わいだ。
ただし、希望小売価格は頂けない。¥18,000では、もっとネームバリューのあるブルゴーニュ、ボルドー、加州のワインのかなりの高級銘柄が買えてしまう。間違いなく美味しいが販売面では苦戦しそう・・・。
(記:2009.10.16)
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CARABAS ROUGE '06 [BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD]
明るい赤黒色。
香りは非常に外向的でスパイシー。好みではないが、ふくらみのある評価できる香り。
ストレートな味わいにインパクトがある一方、複雑でガチャガチャ印象を併せ持ち面白い。後半からアフターにかけては、渋みが強く、渋美味しさがある。
ちょっと変わったワインだが纏りに欠ける。
(記:2008.11.30)
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COTE ROTIE LES GRANDES PLACES '05 [JEAN-MICHEL GERIN]
- 2008年1月27日 22:03
- 南仏
濃い黒みの赤色。エッジは意外に透明で若さある色合い。
香りは強めで、よくこなれ練られている。甘く、要素がよく馴染んだ素晴らしい香り。赤い果実やミントなどの要素もある。複雑性があり、まるで良昨年のCH.マルゴーを嗅いでいるよう。しばらく置くとロースト香も加わる。
味わいは香りとは違いドライ。意外なことに水っぽさがある。心地良い収斂味が口内を引き締める。ストイック、クリーンで渋美味しい。'05年の気候を反映したキレイな造りに思えた。
外見から想像できないが、('00年、'05年のようなキレイで秀逸な年の)ボルドー的な美味しさ、はかなさがある。価格次第では買ってみたいと思わせるボトルだ。
(記:2008.1.27)
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CAPITELLE '00 [BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD]
透明感のあるキレイな赤色を濃くしたような色合い。
香りはスパイシーで面白みがある。また酸も感じる。
滑らかな口当たりで、メリハリがある味わい。アフターの構成感もあり、全体によく造ってあると思える内容。ストレートな美味しさとギュッよ口内を引き締める収斂味が特長。
それなりにワインを飲んでいる人を満足させる品質を持ち、手頃な価格に纏めているコストパフォーマンスに優れたワインだ。
(記:2007.12.16)
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ドメーヌ・ド・バロナーク '03 [BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD]
黒みの強い赤黒色。エッジは透明感があり赤色が鮮やか。
やや強めで南仏らしい香り。スパイシー。香りに層があり、複雑さがあり品質は高いと思うが、私の好みとは違う。
味わいは滑らかで、なかなかインパクトがある。中盤の果実感がインパクトを生み、すかさず強めの渋み、酸味で口内を引き締める。奥行きや複雑さがやや足りないように思えるが、まあまあ良い味わいだと思う。
分かりやすいワイン。ワイン好きが飲むにはやや単調。
(記:2006.9.16)
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アルタ '00 [マジェラン]
配られた際に香りを嗅いで、カベルネ/メルロー系のワインかと思ったが、テンプラニーリョをメイン(50%)に、カベルネ(15%)、メルロー(25%)、サンソー、シラー、グルナッシュを少しずつ加えたものだそうだ。隣に居た人もはじめメルロー主体のワインと思っていたらしい。
透明感のある濃い暗赤色。しっかりとした脚を残す。香りは強め。果実を感じさせる香りが中心で複雑さはそれほどない。また明らかな薬品のような香りもある。凝縮感に乏しく、やや痩せた感じのボディだが、クリアかつシルキーであるため上質な感じがする。味わいの後半には、しっかりしたタンニンに支えられた着実な味わいを提供してくれる。心地良い渋みが特長と言えるだろう。クセがなく良く纏まっているので、無理なく杯を重ねられるワインだが、いかんせん価格的にちょっと高すぎだと思う。¥2,000前後で販売されていたら相当お買い得とも思えるが・・・。
(記:2002.10.27)
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レ・コルーヌ ルージュ '00 [マジェラン]
メルロ45%、シラー30%、グルナッシュ25%。別タンクで醸造の後、バランスを見ながらブレンドを行うそうだ。
透明だがとても深くクリアな真紅。香りはハッキリしており、塗り薬、スパイス、薬草などが感じられる。ブラックベリーやリコリスの香りが出るよう努力していると言うが、どうも僕の苦手な南仏風の香りが強くて好きになれない。味わいのボリュームは程よい感じだが、南仏のワインらしくスパイシーな後味が強く、やはり好きになれない。
(記:2002.10.27)
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レ・コルーヌ ブラン '00 [マジェラン]
「レ・コリーヌ」は仏語で「丘」という意味。砂が多く水はけの良い土壌で作られているそうだ。普段馴染みのあまり無い、ユニ・ブラン45%、ブールブーラン30%、ルーザンヌ25%がら成る。
中程度からやや薄めの輝きのある黄色で、透明感が非常に高い。香りは中程度。僅かな果実香とカルキの入った水道水のような独特の香りだ。口に含むと1つ上のワイン同様、ハードリカーやカクテル的な雰囲気を持っている。西洋梨、桃などの風味あり。グリップがしっかりしており後味も強いが、ややしつこい感じも否定できない。価格なりのワインで、昼食時に気軽なイタリア料理と合わせると良いように思える。
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ル・フリュイ・デファンデュ ロゼ '01 [マジェラン]
中学の歴史では「マゼラン」と教えるのに、高校の世界史では何故「マジェラン」と教えるのだろうか?それはともかく、ここからがブルーノ・ラフォン氏の造ったワインとなる。「マジェラン」という名には、ブルゴーニュを飛び出し、新たな地で新たな品種で挑戦する冒険者精神という意味が込められているそうだ。
サンソー100%。しっかりとした人工的に着色したようなキレイな桜色。香りは強め。中学生が付けるような果実ベースの香水、砂糖漬けのフルーツ菓子など南仏のロゼっぽい香り。口に含むと果実味に由来する甘みもあって、ハードリカーやカクテル的な雰囲気が楽しめる。後味は強く長いが、新しいワインらしくトゲがあるのが難点。全体に芯が強く、良いロゼに思えたが、若干の薬っぽさが少し気になった。コスト的には買い得なワインだと思う。
(記:2002.11.3)
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DOMAINE MAGELLAN TASTING
10/26(土)ENOTECA銀座店で行われた「DOMAINE MAGELLAN TASTING」に参加した。ドメーヌ・マジェランは99年より、(コント・ラフォンの経営者ドミニク・ラフォンの実弟) ブルーノ・ラフォン氏によってワイン造りが行われている。当日は、ブルーノ・ラフォン氏の説明を聞きながらの立ち飲みスタイルのテイスティング。ブルーノ・ラフォン氏は、人の良さげな好人物だが、英語の発音がフランス風なのにはまいった。 ともあれ生産者の生の声を聞きながら飲むのは、ワイナリーを訪問したようで楽しいものだ。それにムルソー シャルムを含めて¥1,500というのは格安だと思う!
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CH.ロックフォール・サン・マーティン '98 [コルビエール]
- 2001年6月30日 00:00
- 南仏
「最高の創り手ドミニク・ローラン、ミシェル・タルデューの最高ヴィンテージ」「パーカー・ポイント 93点 物凄く素晴らしいワインです」などの売り文句に惑わされてyahooオークションで購入した。コルビエールを飲むのは初めて。そういえば数年前に読んだジェラルド・アシャーの『世界一優雅なワイン選び』でもコルビエールという産地は高い評価を受けていた。なんでもローマ駐屯兵によって拓かれたフランス最古のワイン産地だそうだ。過去に古代史や考古を専攻していた関係から、こういった逸話に僕は滅法弱い。
恐ろしく濃い赤紫色。3年に1回お目にかかれるかどうか、というほど濃い。エッジの部分は若さを反映してか明るさが強い。グラスを廻すと側面に紫色を帯びた脚が多量に発生する。アルコール度数を見ると14.5%もある。香りはやや弱め。揮発性の塗料やインクなど。初日の味わいはただ渋いのみで、とても飲めたシロモノでなく、一体ボトルを飲み干すのに何日かかるのだろうかと悲しくなったが、抜栓3日目(窒素/二酸化炭素の充填は敢えて行わず)に変身をとげた。ややストイックな感じは維持しているが、味わいにふくらみと旨み感が出てきて、渋みも和らいできた。アフターに若干のトゲが残るが、旨み感を打ち消すほどではない。10年くらい寝かせてから飲むとパーカーズポイントにふさわしいワインに熟成するように思える。今はまだ若く、おいしく飲むには扱いが難し過ぎるワイン。初心者向けではない。
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ラ・キュベ・ミティーク '98 [ヴァン・ド・ペイ・ドック]
- 2001年2月28日 00:00
- 南仏
風邪で鼻が効かない上、喉が猛烈に痛い。でも晩御飯が焼肉というので、気軽に飲める格安の赤をチョイスした。本HP開設以来初めてのヴァン・ド・ペイの登場だ。「ナルボンヌの西に位置するヴァル・ドルビュー(オルビュー渓谷)の共同組合がオーストラリア人フライング・ワインメーカーの力を借りてつくる素晴らしい赤ワインで、シャトーヌフ・デ・パープによく似ている。ブドウ品種はシラー、ムールヴェードル、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニョン、カリニャンのブレンド。初ヴィンテージは1990年」(堀賢一「ワインの自由」[『ソムリエ』8より]、集英社、1998)。最近では名声も高まり、ワインスペクテーターが点数を付けたり、セカンドワインが造られたりしている。
\980のワインらしい薄い色合いを想像していたが、それを裏切るしっかりとしたどす黒い色をしている。やや強めのふっくらとした果実香が感じられ、時間を経過すると胡椒、スパイス、青草系の香りが徐々に強くなる。味わいも色、香りに負けずに豊かで、口の中に暖かい地方をイメージさせるぽってりとした果実味が広がり満足感を与えてくれる。後味はスパイシーで、ちょっとしたアクセントになっている。個人的な好みで言うとボトル1/3ほど飲んだ時点で香りと後味に含まれるスパイシーさがちょっと鼻につくように感じられたが、スパイシーさが好きな人、南仏が好きな人にとっては却ってプラス評価になるだろう。\2,000~\3,000くらいの価値はあり、お買い得な1本。翌日は酸味と渋みが増すが、それなりの味わいは維持した。
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シャトー・ヌフ・デ・パフ '98 [ヴィユー・テレグラフ]
- 2001年1月31日 00:00
- ヴィユー・テレグラフ | 南仏
既にデザートワインを飲んで「お帰り態勢」に入っていたのだが、カウンターの店員さんと隣に座った人にそそのかされて(?)、僕が極めて不得意とする南仏ものに挑戦してみた。赤ワインをじっくりと意識して飲むようになって数年が経過するが、「シャトー・ヌフ・デ・パフ」を飲むのはこれが初めて!!
香りを嗅ぐと予想した通り、ローヌ系の(カベルネ・フランなどに感じられる)スパイシーな香りがする。条件反射的に苦手な香りだ。しかし口に含むと味わいが極めて複雑かつ濃厚で、ぶどうのブレンドがいい方向に働いていることが確認できる。ローヌ特有の漢方薬のような風味も複雑な味わいの一要素として溶け込んでいる。余韻が長く、満足感も十分。杯を重ねると、最初に苦手と決めた香りも、だんだん心地良くなってくるから不思議だ。おそらくローヌのワインをおいしく感じたのは、これが初めてであろう。優秀なワインだと思う。
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