Home > Archives > 2013年1月 Archive

2013年1月 Archive

ジャン・グリヴォ10種テイスティング

2013年1月26日、ENOTECA広尾本店にて。

昔は軽視していたジャン・グリヴォだが、ここ数年のテイスティングを通じて、良い方向に再認識した。ファーストリリース時に飲んで、それほど良い印象を持っていなかった90年代中盤も意外と美味しく熟成している。

とても良い機会だ。しかし一気に10種類は多すぎる。

ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャルモ'05 [ジャン・グリヴォ]

しびれるほどのミネラル感。やや酸が強いので、酸っぱいブルゴーニュが好きな人向け。価格は、この味わいから考えると高いと思う。

--------

透明感あるキレイな赤色。エッジはオレンジがかっていて粒子が見える。

中程度の香りで、赤い花の花粉、木樽、ほんの僅かな胡椒、酸などの印象。全体にたくましさを感じる。しばらく置くとローストした樽の風味が強くでる。木質的なニュアンスが強くなる。

味わいは柔らかく、ニュイ・サン・ジョルジュらしい口当たり。酸が強く、しっかりとした印象が芯にある。ミネラル感が強く、噛みしめるように飲むと旨味感がぐっと出る。しばらく置くと酸と苦みが強くなるが、たくましさがアップする。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ヴォーヌ・ロマネ レ・ルージュ'09 [ジャン・グリヴォ]

ジャン・グリヴォの中で以前から評判が良く、それなりの価格で販売されていた畑。「なるほど」と思わせる品質だった。

--------

透明感あるキレイな赤色。全体的にややくすんでいる。エッジはオレンジで、赤黒い粒子が見える。

外向的で迫ってくる香り。酸が強く少しトゲがある。新し過ぎる/焦がし過ぎた樽の香り。狙って造り込み過ぎか?今後どう成長してゆくのか期待する。ベースにはたくましさと甘さがあるので、好転するポテンシャルを感じる。

味わいは程良い果実感があり、纏まりが良く、旨みがほっこりしている。中庸で自然な味わい。私好み。ミネラル感が強いが、それに相応の果実味があるため、うまくバランスして浮いた感じはない。後半から現れる酸や苦みもやや強めだが、こちらも全体の構成の中にうまく取り込まれている。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プルリエール'09 [ジャン・グリヴォ]

現代受けする潮流に乗ったワイン。よく造られたワインで、上品で高品質だが、どこかしっくりっこない部分もある。楽しさが少ない優等生的なボトル。

--------

透明感あるキレイな赤色。エッジの部分はピンクで、赤い粒子が見える。

外向的で明確な香りがする。インク、赤い花の花粉、乾燥肉、大型でよく熟したぶどう果実など。妖しさある香り。

味わいは滑らかで上品。ニュイ・サン・ジョルジュの特徴をよく反映したワインでミネラル感は強く、酸はそれほど強くない。少し塩気が強いか?飲み進むとたくましさが出て、ベースにどっしりとした酸を感じるようになる。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン'08 [ジャン・グリヴォ]

畑の格にふさわしい美味しさだと思う。

--------

透明感あるキレイな赤色だが、全体に褐色がかっているように見える。エッジは褐色~ピンクで、赤黒い粒子が見える。

強く明確な香り。ドンと飛び込んでくるよう。果実感、インク、獣系の香り、リキュール系の甘い果実など、ひととおりの要素を備えている。まだ若いが、将来性抜群の香りだと思う。

味わいは滑らかでとても美味しい。ヴォーヌ・ロマネらしい果実感、旨味感とミネラル感が上品。やや酸が強いが、全体のバランスから見ると問題ない。アフターは酸とほろ苦さがどっしりした印象を与える。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プルリエール'07 [ジャン・グリヴォ]

酸と苦みがうまく混じり合っている。それに絡むミネラル感もGood!酸と苦みが好きな人向けのワイン。ミネラル感とは、じっくりと向き合いたいと思った。この試飲の時点では、09年よりもこちらのボトルの方が美味しかった。

--------

透明感あるキレイな赤色。エッジはオレンジを帯びた赤色~ピンクで粒子が見える。

実際の経年よりも、もっと熟成を感じさせる香り。やや揮発香が強い。カシス系のしっかりとした香りだが、全開ではなくやや閉じ気味のように思える。ぶどうの皮やケーキっぽいニュアンスもある。じっくり嗅ぐと落ち着いた印象になる。

味わいは要素がよく馴染んでいて美味しい。酸、ミネラルが強く、09年度と比較すると酸が前面に出ている。アフターの旨味感はそれほど強くないが、非常に長く伸びる。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモン'09 [ジャン・グリヴォ]

透明感あるキレイな赤色。エッジはピンク色。

焦がした樽の香り。ミントを始めとする揮発香、赤い果実、甘い果実など。鼻の奥に花粉が侵入してくるような印象。カシス系の香りもある。

08年と比較するとややフラットで酸が強い味わい。後半、その酸がよく伸びて、たくましい印象になる。ミネラルは強過ぎず、じんわりと適度に広がる。飲み進むと口に馴染んできて、しみじみとした旨さを感じる。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ニュイ・サン・ジョルジュ オー・ブドー'09 [ジャン・グリヴォ]

この価格(¥14,700)でも、味わい的には納得できる品質/状態。

--------

全体にくすんだ赤色で透明感がある。エッジはオレンジ~褐色。

明確でくっきりとした香り。バランスが良く、落着きがあり、楽しさが十分。新聞紙のインク、リキュール風味の巨峰系ぶどう果皮など。ずっと嗅いでいても飽きない香り。

要素がよく溶け合った味わい。滑らかな口当りに確かな旨み。終盤からアフターにかけては、旨みとミネラルと酸がうまく混じり伸びてゆく。酸の質はとても高い。

(記:2013.1.26)

Continue reading

ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ロンシエール'99 [ジャン・グリヴォ]

全体にくすんだ赤黒色。透明化がある。エッジはぼんやりとした褐色。90年代の黒いジャン・グリヴォが熟成した色合い。

凄い香りがする!!よく練られた香り。熟成した果実感、明確なリキュール香、程良い揮発感、ほんの僅かなドブの臭い。

初めの口当たりは弱いが、飲み進むと中盤以降に、よく馴染み溶け合った味わいが上品に現れる。酸の割合が多いが全体の中に馴染み、滑らかに溶け込んでいるので好感を持った。

口に馴染むに従って素晴らしい旨味感を発現する。そして酸っぱ美味しく収斂味も十分にある。これだけ飲み続けると、やや酸が強くなるきらいがあるが、料理と合わせると丁度良くなるかもしれない。

(記:2013.1.26)

Continue reading

クロ・ヴージョ'09 [ジャン・グリヴォ]

透明感ある、ややくすみのある赤黒色。エッジはピンク。

外向的でくっきりとした香り。かつ上品でもある。リキュールのような果実感。柔らかく、揮発感を伴い鼻を包み込み、浸透してくるような別の果実の印象もある。

要素がよく馴染み溶け合った味わい。ややフラットな感じもあり、中盤の酸は弱め。一方、アフターでは酸と旨みが混じり合いよく伸びる。飲み進むに従い酸は強くなり、心地良いほろ苦さが出る。若干まだこなれていない部分があり、ザラつきも感じる。

よく噛みしめて時間を掛けて飲むと、酸と旨み、苦みがよいバランスで混じり合い美味。

(記:2013.1.26)

Continue reading

エシェゾー'09 [ジャン・グリヴォ]

上品なワイン。前半大人しいが後半のやや控えめな旨みの伸びが素晴らしい。じっくり飲み続け味わいが開いてくると、とても元気になり、確かな旨さがヘタることなく持続する。

------

透明感あるが、くすみのある赤黒色。エッジはピンク。

焦げ臭を感じ、グラスを廻すと鶏糞、牛糞のニュアンスも出る。(園芸好きの)私は嫌いではないが、ビオっぽい香りで好みは分かれるだろう。こうばしいと同時に自然な感じもする。

味わいは滑らかで上品。飲み初め、中盤がちょっと弱いようにも感じた。このワインも中盤以降に現れる旨みと酸味のバランスが良く、それがキレイに伸びて長く口内に留まる。とても幸せな気分になれる。

(記:2013.1.26)

Continue reading

Index of all entries

Home > Archives > 2013年1月 Archive

Links
Search
Feeds
Recent Comments
Recent Entries
Archives

Return to page top