いつどうやって買ったかも分からないABC。保管履歴はあまり誉められた内容ではなく、冷蔵庫とセラーを行ったり来たりという感じだ。そのせいか、コルクが瓶口から2~3mmも陥没していた。
熟成を感じさせるかなり強い黄色に緑のニュアンスが残る。グラスの側面を見ると、ネットリとした脚が発生している。香りは強めで、白い花、鉱物、ミネラル、オレンジの皮など。味わいはリリース当初に見られがちな過剰さ、わざとらしさこそ和らいでいるが、まだまだ強く残っており、今丁度いい時期が始まっているように思えた。口に含むとまず加州のシャルドネらしいふくらみのある甘みが感じられ、熟したパインや柑橘類の風味が広がる。中盤から後半にかけて、焦がしたバニラやナッツのような樽香が強くなり、終盤の苦味と共に長く持続する。未だに樽の厚化粧的な部分も多々感じられるが、熟成感が現れ、各要素が溶け込み始めているので、全体的にはいい印象を持った。今後ますます熟成度合いを深め品質が向上するだろう。この価格の白ワインで長期間に渡り保管して熟成を楽しむのは、なかなか難しいことであるが、是非1度試してみると良いと思う。このくらいの価格であるならば、お買い得の1本だ。 (2日目は樽の風味とエグみがキツくなった。保管状態のせい?)
(記:2002.12.2)
- Vintage:1997
- 地域: 加州:サンタ・マリアヴァレー
- 購入店?:
- 価格(税抜き): ¥2,500くらい
- 絶対評価(印):▲+
- コストパフォマンス:▲++
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