冷蔵庫内の整理に伴い野菜室から出てきたボトル。いつ頃買ったボトルなのかは定かではないが、おそらく96年のカレラ単一畑がリリースされた当時、或いはその少し前に購入したのだと思う(98年~99年頃?)。以後、ホームセラーに入ったり、常温で保存されたり、サイレントカーヴに入ったり、野菜室に入ったりと、保管に関しては決して誉められた過程を辿っていない。
僅かに緑色を残すが、熟成によりかなり黄みが強くなりつつある状態。ボトルの底にはごっそりと風呂釜から出てきた水垢のような澱が溜まっている。別の言い方をすれば、耳垢のようにも見える。香りは強めで硫黄臭を伴うモワッとした樽香、レモン、金柑の皮など。味わいは、まだまだ樽香が強いものの、まるみを帯び全体に溶け込み始めていて、かなり取っ付き易いワインに変化している。更に3~4年、或いはもっと寝かせると素晴らしい味わいに変化する可能性が高い。後味は苦味が強いが、他に酸味や樽の余韻があり複雑。長く持続する。全体に期待以上の味わいで、買ったばかりの同シャルドネとは全く違う表情を見せてくれた。97年以降のボトルもある程度の熟成後に飲んでみようと思う。
またこのワインで特筆すべきは、2日目以降風味があまり落ちずに持続すること。勿論1日目から2日目にかけては味わいに多少の変化は感じられるが、許容範囲内で、その後は窒素充填なしでも余裕で4~5日間風味が保たれる。レストランなどでのグラスワイン用に適しているのかもしれない。
(記:2002.7.18)
- Vintage: 1996
- 地域: 加州:モントレー
- 購入店: やまや渋谷店
- 価格(税抜き): ¥3,480
- 絶対評価(印):▲+
- コストパフォマンス:▲
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