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DUNCAN TAYLOR Archive

NC2 ボウモア 1998 / 2008 9年 [DUNCAN TAYLOR]

淡い褐色。香りは、ピート、海草、鋭さのあるアルコール香、ヨードなど。じっくりと嗅ぐとよく練られた香りなのが分かる。

味わいには果実感、穀物感、旨みがあって意外なほど美味しい。滑らかで個性がある。

若干の薬品臭さがマイナスだが、総合的にみると買うに値するボトルだと思う。

(記:2008.5.4)

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レアレスト・オブ・ザ・レア エアシャー(レディーバーン) 32年 (1973 / 2006) [DUNCAN TAYLOR]

濃い褐色。

ボトルの底の方だったので、かなり弱い香り。枯葉、酸化したアルコール。戻り香/残り香は、甘く厚みがある。

口に含むと、アルコール感は弱いがしっかりとした印象があった。それなりの厚みがあり、ストレートな旨みが感じられる。グイグイと飲めてしまいそう。アフターには、ハーブの風味、塩辛さ、苦味、ドライさがあり複雑。

飲み始めはストレート過ぎる感じがするが、飲み続けるうちに複雑性が出てくる。口内を廻すと、滑らかさと共にハーブ系の特徴ある香りが溢れ出す。アルコール感も明確になり、飲むほどに力強さを増す。

価格的な問題を除いて味わいだけで評価すると、確かに美味しいと思う。

(記:2008.4.28)

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ピアレス マッカラン 38年 (1969 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Cask No.6846。ボトルNo.26/176。

オレンジを含んだ、強い黄色。

すごい香り。オークが強く、非常にクセのある樽香だが、蜜蝋、果実香などが程良く混じり合い虜になってしまいそうだ。

味わいはほぐれていて口の中で溶けるよう。中盤以降では、苦味とオークの風味が立ち上がり充実感を増す。とても上品な残り香が鼻を抜けてゆく。アルコール漬けの美味しいお菓子を食べているようだ。

どちらかと言えば「通向け」のボトルだと思う。価格的に購入の対象には出来ないが、もしテイスティングの機会があるならば、試してみるべきカスクだと思う。

(記:2008.4.28)

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ロナック グレンロセス 35年 (1970 / 2005) [DUNCAN TAYLOR]

やや褐色がかった色合い。

1つ上のマッカランの香りをたくましく、少々下品にしたような香り。少しクセのある甘さ(ドライフルーツ様)、程良く鼻腔をくすぐるアルコール感。

味わいは、ロセスらしく優しさがあるが、同時に厚みがありよく詰まった感じがする。柔らかい旨みが上品で心地良い。バックにピートの風味もあり。

要素が上品に、そして優しく濃縮されている。ロナックの思想が生かされた買うに値するボトルだと思う。

(記:2008.4.28)

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レアレスト・オブ・ザ・レア ノースポート 26年 (1981 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Refill Sherry樽使用。ボトルNo.205/523。

ややオレンジを含んだ、枯れた薄黄色。

少し放置して酸化した柑橘系果実の果肉、焚き火の痕の少しプラスティックの混じったような焦げ臭、レモンなど。

さらりとして硬い口当たり。味わいの一層上の部分にふんわりと硬い風味のベールを被っており、好き嫌いは分かれるだろうが、私には良く思えた。後半は芯のある苦味を伴いながら、おだやかな独特の個性を展開する。アフターのじんわりと沁みるアルコール感はこなれていてとても心地良い。

既に閉鎖された蒸留所だが1度飲む価値はあると思う。伊勢丹の売価は¥21,000と高めだが、市場価格では¥16.000程度らしいので、機会があればストックしても良いと思った。

(記:2008.3.22)

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レアレスト・オブ・ザ・レア インヴァリーブン 27年 (1979 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Cask 5664。ボトルNo.031/189。バランタインの原酒だが、1991年に閉鎖されている。オフィシャル・ボトルは無し。

褐色。しっかりとした色付きだ。

少し引っ込んでいるが、入念に嗅ぐと骨のある強い香りがある。鼻の奥をくすぐるアルコール感、汗、酸を多分に感じる未熟なグレープフルーツなど。

味わいは、硬さがある一方で、甘さと華やかさがあるとてもクセのある内容。アルコール感が滑らかで、良く口に馴染む。最初、ちょっと浮ついた感じがあるが、飲み進むとそれが無くなり、強めの旨味感、甘み感がアルコール感と非常にマッチして、じわっと心地良くなる。中盤に至る過程は、すごく美味しく気持ちが良い。アフターは少し硬く、ドライな味わいで、それほど長く持続しない。

思わず価格を聞いたが、残念ながら伊勢丹では売切れ。市場価格は¥20,000前後のようだ。もうしばらく悩んで、もし市場から姿が消えてしまったら諦めよう。

(記:2008.3.22)

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ロナック キャパドニック 1972 34年 [DUNCAN TAYLOR]

キャパドニックは初めて飲む。元はグレングラントの第二工場として建てられた蒸留所で、道を挟んで向かいに位置するそうだ。

少しだけオレンジを含んだ黄色。

香りは、ニス、酸、ペンキ、大型柑橘類の果皮と果肉、体臭など。

口に含むと初めは少し薄い印象だが、滑らかな味わい。アルコール度数以上のチクチクとしたアルコール感がある。飲み進むと味わいは蓄積し希薄感は消える。口内に、果実感、バニラ、旨味感、ジンとくる苦味が現れ、味わいの強度を保ったまま長く残存する。素直に美味しいと思える味わい。 

(記:2008.3.22)

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まずはダンカン・テイラーのブースへ

アランのマスタークラス終了後、まずは馴染みのあるダンカン・テイラーのブースを訪れた。既に大好評で、人をかき分け、かき分け試飲用のウイスキーを入手した。ダンカン・テイラーに先に行ったのは正解らしく、混雑を嫌って後回しにした人は、ハイランドパーク40年などのアイテムを飲めなかったそうだ。(6種類を試飲)

レア・オールド ブレンデッド 38年 (たぶん2nd)[DUNCAN TAYLOR]

少し茶色がかった色合い。

強い塗料のような香り、爆発的なペンキ、ニスなど。

口に含むと意外に落ち着いていてバランスが取れている。程よいインパクトがあり、それに続く味わいはしみじみとしたのもので楽しめる。ブレンデッドらしく、次々と杯が進む感じだ。(ただし、滑らかさと引き換えに、明白な物足りなさがある)

前々から狙っていたボトルだが、ちょっと購入を思いとどまった。(市場価格は¥15,000~¥20,000)

(記:2008.2.10)

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ピアレス・コレクション ハイランドパーク 1966 40年 [DUNCAN TAYLOR]

丁度、前のボトルが無くなったところだったので、ブースのマーク・ワットさんを急かして、次の1本を開封してもらった。だから試飲したグラスは開けたての1杯だ。

潮の香り、海辺にいるような雰囲気。

マイルドでよくこなれたハイランドパークらしい味わい。アルコール感も程よく、実に滑らかで、しみじみといいウイスキーだと思える。ハイランドパークらしさを備えつつも、素性の良いカスクを選択していることが分かる。個人的な好みにも合致した素晴らしい味わいだ。

Live後、価格次第で購入しようと思いボトルを探してみたが、¥45,000以上の市場価格にビックリした。結局購入は見送ったが、余裕があれば買ってしまいそうなくらい説得力のあるボトルだ。

(記:2008.2.10)

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ピアレス・コレクション グレンリヴェット 38年 [DUNCAN TAYLOR]

揮発性の極めて強い香り。鼻腔を刺激するシンナー系の香りだが、テイスティングを連続的に行う状況の中で嗅ぐと、なかなか心地良い。汗のような風味、酸を中心とする枯れた印象もあり、更に嗅ぐと甘さが強くなる。

程よいインパクトとボディを持ち、とても面白く美味しい味。メリハリがあって、理屈抜きに楽しめる。

グレンリヴェットは初めて飲んだが、このボトルのあまりの印象の良さにとても好きになった。 

(記:2008.2.10)

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ピアレス・コレクション プルトニー 18年 [DUNCAN TAYLOR]

(オールド・)プルトニーは、スコット・ランド最北端の蒸留所だそうだ。ウィックという海辺の漁師町に位置する。

潮風とバーボン樽を感じさせる香り。赤いキャンディやニスの香りもある。甘い果実の香りと人工的な樹脂の香りが混じった感じで心地良い。

アルコールのピリッとしたインパクトを持ちながら、バランスの良い厚みのある味わい。少し厳しさを増す後半の印象もなかなか。

買うに値するボトルに思えた。

(記:2008.2.10)

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ピアレス・コレクション グレンエスク 26年 [DUNCAN TAYLOR]

グレンエスクは、1985年に閉鎖された蒸留所。

ピート、潮風、干した海藻など、クールでピーティな香りは、(東ハイランドのウイスキーなのに)まるでアイラ島のウイスキーのようだ。

味わいは、「一杯だけテイスティングする」のに適している。ピートや火薬のような印象がありながら、ボディが詰まっており面白い。後半のほろ苦さは適度のアルコール感と調和して心地良い。またアフターの渋みが強く、ワイン系の風味を感じた。

悪くない。だが、あまり量は飲めない。 他のウイスキーと織り交ぜながら、1日にほんのワンショットずつ飲むのが良いだろう。

(記:2008.2.10)

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クラインリーシュ 13年 [DUNCAN TAYLOR]

主にブレンド用でありながら古くからその品質を評価されている蒸留所。ワイン業界では有名なジョージ・セインツベリー『Notes on a Cellar-Book』1920(邦題『セインツベリー教授のワイン道楽』山本博監修、田川憲二郎訳、TaKaRa酒生活文化研究所)にも紹介されている。現在ではマニアが好んで飲む蒸留所のようだ。独特のオイリーさは蒸留過程の沈殿物を除去しないことに由来し、ワイン醸造における「スキンコンタクト」との類似を思わせる(どちらも旨味・香味成分は沈殿物中にあり)。

潮風、汗、木樽、酸を感じさせるよく練られた香り。

滑らかな口当たりと、香水のようなアフターの風味。非常に飲みやすく、それなりの要素(複雑性)を持ちながら、丸く、うまく纏めている。一部にピリッとした厳しさも見せるがアクセント程度で、全体としてかなりの好印象を持った。

ストレートな美味しさや滑らかさ、バランス感覚を高い水準で保っているウイスキーで、確かにマニア向けだと思う。

(記:2008.2.10)

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ロナック グレンロセス 1970 35年 [DUNCAN TAYLOR]

「ロナック」って、ダンカン・テイラーのシリーズだったのですね。「ダンカン・テイラー好き」という私のリクエストに応えて、少しヒネりを入れてバーテンダーが出してくれたのがこのボトルだ。

茶系の色合い。

強いオークの香り。古い木の家具の香りが強く、アメリカやカナダのアンティークな家の匂い、吹き付けを行っている町工場の臭い、甘過ぎるケーキの香り、接着剤、トルエン。

味わいは香りほど複雑ではなく、むしろ滑らかでドライ。アルコール感とスパイシーさが口内を刺激する。バランス感が良く、飲み進むうちに、香りのみ取ったときに感じる過剰なオークの香りは消えてゆく。ボディが豊かで面白い。余韻のたくましさも必要十分な感じ。戻り香はオークの香りがする。

¥16,000では、ちょっぴり高い気がする。ネットで探すと¥15,000を切るが、それくらいになるとリーズナブルに思える。

(記:2007.9.16)

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レアレスト・オブ・ザ・レア グレンモール 31年 (1975 / 2006) [DUNCAN TAYLOR]

グレンモールは、1892年に建設され、1983年に閉鎖、1986年には取り壊されている。こういう蒸留所をテーマにしてウイスキーを探求するのもいいかもしれない。

濃い茶色。

レザー貼りのシートのようなクセになる香り。アルコール感が程よく、男らしい雰囲気がある。またある種の樹脂、焦げ臭などの要素もある。

口当たりは滑らか。カドが取れて丸みのある味わい。それでいて後半になると口内をしっかりと刺激する。うまく中庸に収まって(丸まって?)いるせいで、スイスイ飲める。なかなかの味わいだが、ほんの少し弱りかけているようにも感じられた。

(記:2007.9.16)

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NC2 スプリングバンク 1996 / 2006 10年 [DUNCAN TAYLOR]

カスクタイプ・ポート。シェリー一辺倒なので、ちょっと変わったボトルを試飲させてもらった。

濃い褐色。古い木樽の香りがして、少し酸を感じる。水を入れた灰皿、喫煙室に染み付いたニコチン・タール。

しかしながら、口に含むと甘みとふくらみのあるスプリングバンクらしい味わいが広がる。むしろ典型的な各要素が、普段飲んでいるオフィシャルの15年よりずっと強いように思えた。

よくよく調べてみると、「このシリーズは蒸留所の個性がしっかり出ている樽をセレクトし、ボトリングしている」(信濃屋Webサイト)そうだ。

※この後、年末の信濃屋福袋で、このボトルと同時発売された13年物のバーボン・カスクを入手した。比較して飲むのが楽しみだ。

(記:2007.9.16)

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