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スペイサイド Archive

インペリアル 1991 21Y [BBR]

オレンジを帯びた薄めの黄色。

厚みのある香り。外向的で開いている。蜜、酸の強い未熟な柑橘類、黄色い花、お菓子など。

口当たりは柔らかく非常にこなれている。厚みがあるグラマーな味わいが口内に広がるが、アフターの段階ではキレイに口どける。始めはライトな印象のアフターも飲み進むにつれ、味わいが蓄積するようになり満足感が高まる。

過去に飲んだインペリアルと比較すると、充実感、満足感が高い1本。購入に値する。

(記:2013.9.22)

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グレングラント 22年 [ John Milroy Selection ]

Cask 4006。Refill Sherry。 

銀が錆びたような飴色。

香りは枯れた芝、酢、胃液。揮発性が高く、アルコールが鼻腔の奥をくすぐる。

味わいは滑らかで甘さを感じる。非常に飲みやすく、アルコール感もあまり感じられない。飲み進むと、ようやくという感じで中盤の厚みを増してゆく。

確かに旨いと思うが、何かもう一歩物足りなさがある。長く飲んでいると、やや飲み飽きる。 

(記:2008.5.4)

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The Modern Masters グレンファークラス 35年 (1971) [DALRIADA]

赤みの強い褐色。

香りはやや閉じているように思える。鼻をくすぐるアルコール、シェリーの風味。比較的落ち着いた香り。

味わいは、グレンファークラスらしい。若干アルコール感が強く、舌に刺激を与える。年を経た風格、熟成感と力強さ、明確なシェリーの風味は、このボトルの美点。アフターにはしびれるような舌触りがある。

悪くはないが物足りなさも感じた。それなりの価格なのだから、もう少しの複雑性・特徴があれば良いのだが・・・。

(記:2008.5.1)

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チーフテン's ダラスデュー (1980 - 2004) [IAN MACLEOD]

赤みのある色合い。

香りは枯れた風味で、塗料、工場で使う工業用の溶剤など。口に含んだ後には、ライチ、葉巻っぽい香りも現われる。

口に含んだ瞬間に甘い味わいがふわっと広がる。ライチ?熱帯系のフルーツ?その後は、じんとするアルコール感が口を引き締める。

ダラスデューの特徴を伸ばした美味しいボトル。売価が2万円以内らしいので購入したかったが、とっくに市場から無くなっていた。

(記:2008.5.1)

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グレンクレイグ 29年 (VINTAGE 1975) [SIGNATORY]

Cask No.7937。ボトルNo.49/147。バーボン・バレル。

非常にしっかりと色付いた黄色。

アルコール香は、それほど強くなく閉じている。バニラ、甘いケーキ、町工場の塗料系の匂い。柑橘系果実、少しばかりのオーク材。

ボリューム感とインパクトのある味わい。口に含んだ瞬間にアルコールと華やかな風味が口内、鼻腔に充満する。バニラ、アルコール、芯のある苦味、強めのタンニン。ガツンとくる、桁外れにインパクトのあるカスクだ。54.4%とはとても思えない。この後に繊細なカスクはテイスティングできない。

かなりいいボトル。本当にローモンド・スチルで造ったモルト???

(記:2008.4.30)

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ピアレス マッカラン 38年 (1969 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Cask No.6846。ボトルNo.26/176。

オレンジを含んだ、強い黄色。

すごい香り。オークが強く、非常にクセのある樽香だが、蜜蝋、果実香などが程良く混じり合い虜になってしまいそうだ。

味わいはほぐれていて口の中で溶けるよう。中盤以降では、苦味とオークの風味が立ち上がり充実感を増す。とても上品な残り香が鼻を抜けてゆく。アルコール漬けの美味しいお菓子を食べているようだ。

どちらかと言えば「通向け」のボトルだと思う。価格的に購入の対象には出来ないが、もしテイスティングの機会があるならば、試してみるべきカスクだと思う。

(記:2008.4.28)

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ロナック グレンロセス 35年 (1970 / 2005) [DUNCAN TAYLOR]

やや褐色がかった色合い。

1つ上のマッカランの香りをたくましく、少々下品にしたような香り。少しクセのある甘さ(ドライフルーツ様)、程良く鼻腔をくすぐるアルコール感。

味わいは、ロセスらしく優しさがあるが、同時に厚みがありよく詰まった感じがする。柔らかい旨みが上品で心地良い。バックにピートの風味もあり。

要素が上品に、そして優しく濃縮されている。ロナックの思想が生かされた買うに値するボトルだと思う。

(記:2008.4.28)

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ロナック キャパドニック 1972 34年 [DUNCAN TAYLOR]

キャパドニックは初めて飲む。元はグレングラントの第二工場として建てられた蒸留所で、道を挟んで向かいに位置するそうだ。

少しだけオレンジを含んだ黄色。

香りは、ニス、酸、ペンキ、大型柑橘類の果皮と果肉、体臭など。

口に含むと初めは少し薄い印象だが、滑らかな味わい。アルコール度数以上のチクチクとしたアルコール感がある。飲み進むと味わいは蓄積し希薄感は消える。口内に、果実感、バニラ、旨味感、ジンとくる苦味が現れ、味わいの強度を保ったまま長く残存する。素直に美味しいと思える味わい。 

(記:2008.3.22)

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Cask 95.7 (オスロイスク)"Spiced Sponge cake" 9年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

1974年創業の割りと新しい蒸留所。ディアジオ所有のもとJ&Bの原酒を供給する他、「シングルトン」のブランドでモルトを出している。このボトルはRefill Hogshead使用。

比較的ライトな香り。ハチミツ、白い花、汗など。外向的ではないが落ち着きがあり、個人的に好みの香りだ。

味わいは甘くふくらみがある。またアルコールのボリューム感も強い。やや直球勝負的な印象で、そこが良い点でもあり悪い点でもある。中盤から後半にかけて樽に由来するちょっとヒネたような風味がある。飲み続けるとアフターのアルコール感が強くなり、シャープな印象が増す。

短時間だが中盤に顔をのぞかせるアクセントが好きになれるかどうかで賛否が分かれるところ。私には少し合わないように思えた。

(記:2008.3.14)

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Cask 105.1 (トーモア)"Orange and aniseed" 21年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Sherry Hogshead使用。

落ち着きと枯れた感じのある好みの香り。ニス、古民家、長く空気に触れさせた醤油、甘みを帯びた木材、樹液など。加水すると更に向上し、厚みと面白みが増す。

味わいは前半ドライでありながら、後半にじわっと旨味感を増す。やや強くチクチクと口内を刺激するアルコール感があるが、じんわりとした旨みの広がりがなかなか良い。加水すると味わいのインパクトを残しながらも、滑らかで洗練された味わいに変化する。

味わいのインパクト、バランス、滑らかさと洗練さを総合的に考えると、買っておいた方が良いボトル。意外な穴馬的ボトルだと思う。

(記:2008.3.14)

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Cask 30.52 (グレンロセス)"Christmassy sophistication" 27年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Hogshead使用。程よく色付いた褐色。

香りはアルコールを混ぜたペンキ、汗、柑橘系果実のジュースなど。「こより」で鼻の奥をくすぐられるようなアルコールの刺激がある。また酸を強く感じるが、イヤミな印象ではない。

味わいに、じんわりとした旨みがあり、全体にこなれている。中庸でよく整った印象だ。中盤はしっかりとした旨み・甘みが広がり、後半から終盤では、しみじみとした味わいが少し控えめに、じんわりと持続する。

時間をかけて向き合うほどに良さを見せてくれるボトルだ。

(記:2008.3.11)

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Cask 58.13 (ストラスアイラ)"Two wows" 34年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Sherry Hogshead使用。シェリー樽使用らしい非常に赤みの強い褐色。

注ぎたての状態ではシャープなアルコール感の強い香り。その奥にシェリーっぽさ、ホコリっぽさ、甘みがある。比較的弱い要素だが、ペンキ、ミントなども感じられた。少しグラスを置くと、アルコールとシェリー樽由来の甘みが混じり合って心地良い状態に変化した。最後はアルコール感が弱まり甘い香りが支配的になる。少しずつ表情を変える面白い香りだ。

口に含むと、ふわりと華やかさが広がる。樽の良さが十二分に活かされた本当に私の好みの味わいだ。始めは僅かにバニラの風味が浮いているが、程よいアルコール感と合わさり、やがて良い印象になる。ベースがしっかりしておりたくましい。じんわりとした旨い余韻があり、タンニンも強めでいい雰囲気だ。

しっかりとしていて、かつ華やかな味わい。私の求めるウイスキーの理想像の1つに合致する素晴らしいボトルだ。(やはり¥22,000程度の売価になってしまうのだろうか?)

(記:2008.3.11)

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Cask 45.21 (ダラスデュー)"Scotch trifle with Panatone" 31年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

最初に香りだけを集中して嗅ぐと、すごく変わった香りだと分かる。強過ぎないペンキ、クレヨン、ファンデーションをはじめとする女性用の化粧品、バニラ(それもとても強いバニラ)など。度数が落ちているせいかアルコール感は弱く、やさしい感じだ。

味わいはやわらかく優しい。口に含むと香りの印象が一変して落ち着き、滑らかで飲みやすい味わいにマッチする。カドの取れて丸くなった味。バランス良く、本当にこなれている。アフターにはバニラの香りが復活し、余韻を華やかにする。

なかなか変わっていて面白い。ただ価格が少し高い点、飲み続けると独特の香りが少し邪魔に感じる瞬間がある点がマイナス要因。ちょっと購入を躊躇している。

(記:2008.2.28)

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Cask 44.24 (クライゲラキ)"Band-aid and clean dog" 18年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

バーテンダーさんのお奨め。

揮発性の強い個性のある香り。少しとがっている。焦げたパンケーキ、奥の方に西洋的なお香、少しすえた酸を感じる香り、花火の火薬など。少し放置するとバラ、コンソメスープのようなニュアンスも出てくる。

一口目はやんちゃに広がる味わい。味が口内を縦に元気に広がるような感覚に襲われた。何故だが、その感覚は一口目だけで、二口目以降は、じんわりとした良さのある、しみじみとした味わいに変化した。バランスが良く、たまにアルコールがパチパチしてにぎやかさ、楽しさを出す。アフターには、ほのかにバニラの香りが漂う。

誰が飲んでも美味しいと思える内容。だからボトルも既に売り切れていた。

(記:2008.2.28)

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Cask 1.135 (グレンファークラス)"Luxurious Smooth Spice" 36年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

かなり赤みの強い褐色。

古い民家、シェリー樽に由来する甘い香り、アンズ、バニラ、すえた木片、ハチミツ漬けの梅など。甘さとやさしいアルコール感に包まれるような感覚。

口に含むと、まずドライな印象があり、続いてじんわりとした力強さを感じる。アフターにはやや強めのタンニンがあるが、その渋さがとても心地良い。

ジンとした美味しさ、心地良いアルコール感が楽しめるモルトだ。古酒としての風格、グレンファークラスの特徴など、購入者の期待する要素を備えたボトルだが、価格が高い(¥22,000)のが難点。また、同じ価格で入手できるならば、私個人の好みでは134番の方を狙いたい。

(記:2008.2.28)

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ピアレス・コレクション グレンリヴェット 38年 [DUNCAN TAYLOR]

揮発性の極めて強い香り。鼻腔を刺激するシンナー系の香りだが、テイスティングを連続的に行う状況の中で嗅ぐと、なかなか心地良い。汗のような風味、酸を中心とする枯れた印象もあり、更に嗅ぐと甘さが強くなる。

程よいインパクトとボディを持ち、とても面白く美味しい味。メリハリがあって、理屈抜きに楽しめる。

グレンリヴェットは初めて飲んだが、このボトルのあまりの印象の良さにとても好きになった。 

(記:2008.2.10)

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グレンリヴェットのブースへ

既にかなりベロベロになってきたが、ダンカンテイラーで印象の良かったグレンリヴェットのブースへ。判断力・分析力が極度に落ちていたようで、コメントはヤケにさっぱりしている。

グレンリヴェット 16年 ナデューラ

グレンリヴェットのブースの人が拡販のため無差別攻撃的に周りの参加者に配っていた新製品がコレ。「通常ラインナップを飲む前に是非!」という勧めに従って飲んでみた。ウリは「ファーストフィルのバーボン樽使用」「カスクストレングス」「ノンチルフィルター」。近年評判のいいことを全部やってみました、という感じだ。

ピート香を含んだふくよかな香り。

少しアルコール感にトゲがあるが、インパクトがあり、強く訴求する味わい。酔っていたのでうまく表現できないが、確かに自信を持って勧めてくるだけの品質ではある。

(記:2008.2.10)

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グレンリヴェット 18年

潮風と強いアルコール感、汗など。嗅ぎ続けると、何とも言えない甘さが出てくる。落ち着きと纏りのある香り。

味わいは少し水っぽい(カスクストレングスばかりを飲み続けたため?)感じもするが、程よいインパクト。ピリピリと舌を刺激するアルコール感があるが、全体として香り同様によく纏っており、素直に美味しいと思える味わい。

売り込み中のナデューラの後に飲んだが、バランス面から見て私はこちらの方が好きだ。後で調べてみたところ、市場ではこちらの方が¥5,000程度で入手できるということが分かった。機会があれば購入したい。 

(記:2008.2.10)

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グレンフィディック 30年

世界で最も売れているシングルモルト。そのため飲もう飲もうと思いつつ、そしてボトルも何種も購入済みなのに、この日まで飲む機会が無かったグレンフィディック。ヴァウチャー5枚で試飲した。

華やかな香り。男性用の化粧品、アルコール。甘さと華やかさに厚みが感じられる香りだ。

口に含むと、バニラをベースにやはり華やかさが広がる。味わいのバランス感が非常に優れており、舌を刺すアルコール感に少しトゲがあるように思えるが、反面、アクセントにもなっている。

じっくりと向き合って飲むに値するボトル。既にベロンベロンになっていたにもかかわらず、その良さが実感できた。

(記:2008.2.10)

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マッカラン '76 ファイン&レア

ヴァウチャー10枚で試飲。¥180,000という価格を聞いて、試飲でしか飲めないことを悟り、ヴァウチャーを追加購入した。

かなり濃い茶色。

香りは中庸で、枯れた感じとボリューム感が同居している。アルコールの印象も度数以上に強い。華やかな香りで、明確な塗料の香りがする一方、全体を覆う枯れた酸を感じさせる香りが何とも言えない魅力を提供してくれる。

味わいはよくこなれていて高級感がある。オークの風味が強いが、わざとらしい感じが全くない。アルコール感はやや強めで、芯の通った苦味が全体に力強さを与える。アフターの濃厚な味わいはボリューム感があり、力強さを維持しつつ長く口内に残る。

ややほろ苦さが強いが、バランス良く、玄人向けで本当に美味しい。思い出に残るほどの味わいだ。価格は問題だが、テイスティングの機会があるならば「1度飲んでおくべきウイスキー」だと思う。酔いが一気に醒めた。

(記:2008.2.10)

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グレンファークラス '61

2杯目は比較的縁のあるグレンファークラス。ボトルではとても買えない古いものを選択した。

濃い茶色。かなり赤の色合いが強い。

非常に強く、ハッキリしたバニラの風味、甘いキャラメル、焦げ臭、バーボン香など。少し鼻につく強力な個性の集まり。

味わいに甘さはなく、むしろ乾く感じ。個性はあるがカドが取れて滑らかで飲みやすくなっている。

私の好みのタイプではなかったが、間違い無く高品質であることが分かった。

(記:2007.9)

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マッカラン 25年 ('65年蒸留)

赤みの強い濃い茶色。

カドが取れ上品な香り。クールなアルコール香が自然な感じで鼻の奥に通ってくる。出しゃばらない上品で甘いアルコール香は本当に素晴らしい。なおごく僅かではあるが、ヒネ香が混じる。

味わいは閉じていて大人しい。古いボトルのため数日前に抜栓してあり、私もなるべく時間を掛けたのだが、真価は発揮してくれなかったように思える。滑らかでカドが取れており、中盤以降にじわーと味わいが広がってゆく。ドライではあるが、後半からアフターにかけて、どんどん複雑さが増すタイプだ。

(記:2007.9)

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ロングモーン '75 (32年)[Speyside Way企画ボトル]

これはSpeyside Wayがアニヴァーサリー・ボトルとして企画したものらしい。無料サービスで頂いた。

ほのかに赤みが差した、やや薄めの黄色。

少し強めのアルコール香、柑橘系の香り、木樽などの要素がある。アルコール香は鼻腔をくすぐるようだ。時間を置くと、バーボン樽、汗などのニュアンスが加わる。

口に含むと、ドライなアルコール感、フルーツ・ミックスジュース、パチパチしたインパクトある感触、ソーテルヌのような風味、青リンゴなどが次々と現れる。余韻は長く、どこか白ワインのような印象がある。

ボトルの販売価格は、1万円を少し超えるくらい。購入しても、まあ妥当なところかな、といった印象。

(記:2007.9)

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グレングラント 22年 [ John Milroy Selection ]

ややオレンジがかった茶色。

香りはふくらみがある。少し酢酸を感じる香りをベースに、バニラ、鼻をくすぐるアルコール、ふくらみのある果実香など。バランスが良い。

滑らかな口当たりであるにも関わらず、たくましさが十分な味わい。しっかりしたアルコール感が口内をチクチクと刺激する。硬派な味だ。 

(記:2007.9.16)

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ロナック グレンロセス 1970 35年 [DUNCAN TAYLOR]

「ロナック」って、ダンカン・テイラーのシリーズだったのですね。「ダンカン・テイラー好き」という私のリクエストに応えて、少しヒネりを入れてバーテンダーが出してくれたのがこのボトルだ。

茶系の色合い。

強いオークの香り。古い木の家具の香りが強く、アメリカやカナダのアンティークな家の匂い、吹き付けを行っている町工場の臭い、甘過ぎるケーキの香り、接着剤、トルエン。

味わいは香りほど複雑ではなく、むしろ滑らかでドライ。アルコール感とスパイシーさが口内を刺激する。バランス感が良く、飲み進むうちに、香りのみ取ったときに感じる過剰なオークの香りは消えてゆく。ボディが豊かで面白い。余韻のたくましさも必要十分な感じ。戻り香はオークの香りがする。

¥16,000では、ちょっぴり高い気がする。ネットで探すと¥15,000を切るが、それくらいになるとリーズナブルに思える。

(記:2007.9.16)

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インペリアル 1976 [Impressive Cask]

バランタインのキー・モルトの1つで、85年に閉鎖され89年に再開、98年にまた閉鎖されている。スチルが異常に大きいらしく『モルトウイスキー・コンパニオン』(改定版,マイケル・ジャクソン, 小学館, 2005)ではある評論家のコメントとして「多量のインペリアルを造るか、あるいは、全然造らないかのどちらかである」と書いてある。設備投資後に不運にも市場環境が厳しくなり、小回りが利かずにやってゆけなくなったパターンだ。

比較的淡い黄色~茶色。

強いバニラ香がありバーボン臭い!他に木樽、果実系の香り、接着剤など。

味わいはクセがなくバランス感が良い。すっと口内に入り、上品さがあって程良い味わい。余韻のアルコール感には丸みがあり、とても心地良い。

味わってみると閉鎖は残念に思う。でも¥20,000は高いな。

(記:2007.9.16)

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レアレスト・オブ・ザ・レア グレンモール 31年 (1975 / 2006) [DUNCAN TAYLOR]

グレンモールは、1892年に建設され、1983年に閉鎖、1986年には取り壊されている。こういう蒸留所をテーマにしてウイスキーを探求するのもいいかもしれない。

濃い茶色。

レザー貼りのシートのようなクセになる香り。アルコール感が程よく、男らしい雰囲気がある。またある種の樹脂、焦げ臭などの要素もある。

口当たりは滑らか。カドが取れて丸みのある味わい。それでいて後半になると口内をしっかりと刺激する。うまく中庸に収まって(丸まって?)いるせいで、スイスイ飲める。なかなかの味わいだが、ほんの少し弱りかけているようにも感じられた。

(記:2007.9.16)

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ベンリアック 25年

輸入元のウィスク・イーのWebページで調べたところ「80%がシェリー樽、残りの20%が新樽で熟成され」るそうだ。新樽を混ぜるせいか、黄みの強い褐色で、意外に淡い色合い。

バニラっぽい新樽の香り、塗料系の香り、ペンキの香り。

口に含むと男っぽい印象。アルコール感が強く、唾液の分泌を促す。強さのある酒質で硬派な感じ。但し、カドは取れている。余韻にはバニラの風味がある。

優れた味わいだと思う。ただ¥30,000(税抜き)はさすがに高い!

(記:2007.9.16)

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マッカラン18年 (1988年)[マッカラン]

特別な思い入れのあるマッカランの18年物だ。Dallas研修時代、6つ前のVintageに当たる1982年物をテイスティングして、ウイスキーというものの華やかさ、複雑性を思い知らされた。ウイスキーに対する認識をガラリと変えるキッカケになった銘柄だ。

赤みの強い褐色。しっかりとした色付き。

柔らかく、ふくよかな香りで、アルコール感はそれほどキツくない。少しボケたような印象もある。

口に含むと、華やかな雰囲気が賑やかに口内に広がる。重さはそれほどない。

バランス良く、確かに華やかだが、以前の旧瓶時代と比較すると明らかに変わっている。何かが今一つ足りない。

(記:2007.7.28)

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グレンファークラス '78 (カスクストレングス)

オレンジを混ぜたようなキレイな褐色。

少し鼻をくすぐる適度で中庸なアルコール香。

口に含んですぐに美味しいと思え、にぎやかでハッキリとした旨みが非常に好印象だ。残り香、戻り香には、良い意味で焦げ臭が強い。

機会があればボトルで入手したい、と思わせる味わいだ。

(記:2007.7.28)

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グレンファークラス '70 (シェリー・カスク・セレクション)

かなり濃い褐色。強いアルコール感があるがとても心地良い。

口に含むと熟成感があり、土の風味、木樽とバニラの風味などが感じられる。初めは少し弱めの印象だが、よくこなれており、バランスが素晴らしい。飲み進むとだんだん個性を現わし、アフターにはナッツの風味、苦味、タンニンなどが明確に感じられる。残り香も強く、甘さ、木樽、木質などの要素が楽しめる。

(記:2007.7.28)

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