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2008年5月 Archive

グレングラント 22年 [ John Milroy Selection ]

Cask 4006。Refill Sherry。 

銀が錆びたような飴色。

香りは枯れた芝、酢、胃液。揮発性が高く、アルコールが鼻腔の奥をくすぐる。

味わいは滑らかで甘さを感じる。非常に飲みやすく、アルコール感もあまり感じられない。飲み進むと、ようやくという感じで中盤の厚みを増してゆく。

確かに旨いと思うが、何かもう一歩物足りなさがある。長く飲んでいると、やや飲み飽きる。 

(記:2008.5.4)

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Ginkgo [イチローズモルト]

比較的薄い褐色。

ペンキ、ニス、甘い香り、強めのアルコール香、水に溶けたタバコの葉。酸を多く感じる。

味わいは滑らかで強度が丁度良い。アルコール感も甘く心地良い。なかなかのバランス感。

対価格のパフォーマンンスが素晴らしい。普段飲みには少しインパクトが強い気もするが、マニア受けは非常に良いだろう。なかなかのウイスキーだと思う。

(記:2008.5.4)

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NC2 ボウモア 1998 / 2008 9年 [DUNCAN TAYLOR]

淡い褐色。香りは、ピート、海草、鋭さのあるアルコール香、ヨードなど。じっくりと嗅ぐとよく練られた香りなのが分かる。

味わいには果実感、穀物感、旨みがあって意外なほど美味しい。滑らかで個性がある。

若干の薬品臭さがマイナスだが、総合的にみると買うに値するボトルだと思う。

(記:2008.5.4)

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プロヴェナンス (ジョン・ミルロイ・セレクション)ポートエレン (1980 / 2006) [DOUGLAS LAING]

4月28日に飲んだ時の印象が良かったので再試飲した。

海草、潮風、強いアルコール、都こんぶ。

やはり旨い。ミネラル感を含んだ旨みが口一杯に広がる。中盤から後半にかけて滑らかな連携が好印象。強いがバランスの取れた味わいだ。アフターには心地良いしょっぱさ、痺れるような余韻。素晴らしい。

(記:2008.5.4)

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Cask 116.7 (余市)"Mellow and bourbon-like" 15年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

赤み、オレンジがとても強い褐色。

やや強めのアルコールが感じられる。まずバーボン樽、次にシェリー、塗料、ペンキ、ニス、焦げ臭など。シェリーのような華やかさと旨み。強いアルコールに由来する辛さ、厳しさ。加水すると、揮発性が増し、酸を感じるようになる。乾燥した葉巻の香りもあり。

味わいは豊かでメリハリがある。ふくよかな味わいで、少しの苦み、塩気、・・・余市らしく美味しい。加水するとッシャープさが出る他、アフターがとても長くなり、バニラと舌に残るジンとしたアルコール感がたまらない。

(記:2008.5.2)

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Cask 116.5 (余市)"Euthymol smokers' toothpaste" 18年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

赤みがあり輝きのある褐色。

香りは前面にペンキの印象があり、他にアルコール度数以上の揮発感、新築の家、建具など。

口に含むと、ぶわっとスモーキーな香りが広がる。その後に塩気。とても変わっている。ピートの強い風味があり、その裏に確かな旨みとミネラル感。

満足感ある味わいで飲むほどに口に馴染む。好みの味だ。

(記:2008.5.2)

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余市 10年[新樽 500L](樽番:407749)

赤みの強い褐色。

ツンとくるアルコール、すえた香り、ニス、木材、おがくず。しばらく置くと甘いカラメル。ちょっとわざとらしい樽の香り(バニラ系)だが、アルコール感が強いため釣り合っている。加水すると揮発感が一層強くなり、ちょっとしたシェリーっぽさが出る。

口に含むと口内にふわっとアルコールと新しい木材、ヒノキの香りが広がる。また少しブショネっぽさがある。加水すると味わいにインパクトが出るが、複雑さが足りない。更に加水すると、塩辛いほどのすごいミネラル感が現れる。アフターは長く、ピート感がある。

ポテンシャルはあるが、バランスが悪く、暴れまわっているカスク。

(記:2008.5.2)

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余市 20年[活性樽](樽番:204998)

赤みの強い褐色。

甘くシェリー系の香りが鼻腔をくすぐる。他にニス、アルコール。加水すると、すごく広がりがある揮発香に変化する。レモン、ケーキ、アンズ。とても面白い。

芯があるような厳しさのある味わい。酸を感じ、アフターには塩気とミネラル。加水後はバーボン樽と柑橘類の風味が強くなる。

悪くはない。素質を秘めているが若干苦味が気になる。またアルコール感が荒々しく元気過ぎる。もっとバランス感や洗練さが欲しい。

(記:2008.5.2)

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余市 25年[シェリー樽 500L](樽番:112246)

赤みがあり濃い褐色。

強いアルコール感、塩気、溶剤、シンナー。加水するとシェリー系の香り。

ちょっとブショネっぽさを伴う味わい。土の香り、ピート、塩辛さ、ミネラル。加水しても力強く荒々しい。ミネラル感、ハチミツの風味は、ハイランドパークの持つ個性にも似ている。溶剤、壁のペンキ、ニスなどの風味も出る。アフターには不自然なくらいの焦げ臭。オークの強い香りと甘さ。

色々な要素が詰め込まれており確かに面白いが、総合的な纏りや洗練さに欠ける。

(記:2008.5.2)

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The Modern Masters グレンファークラス 35年 (1971) [DALRIADA]

赤みの強い褐色。

香りはやや閉じているように思える。鼻をくすぐるアルコール、シェリーの風味。比較的落ち着いた香り。

味わいは、グレンファークラスらしい。若干アルコール感が強く、舌に刺激を与える。年を経た風格、熟成感と力強さ、明確なシェリーの風味は、このボトルの美点。アフターにはしびれるような舌触りがある。

悪くはないが物足りなさも感じた。それなりの価格なのだから、もう少しの複雑性・特徴があれば良いのだが・・・。

(記:2008.5.1)

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OMC ラフロイグ 17年 "スペイサイドウェイ8周年記念ボトル" (1988 / 2005) [DOUGLAS LAING]

やや濃い目の黄色。

明確にラフロイグの風味が香るが、同時に落ち着きがある。要素がよく溶け合っており、じっくりと嗅げる。心地良いアルコール感、僅かに穀物、酸の風味もあり複雑。

味わいでも、ラフロイグ嫌いを敬遠するようなツンとした要素はなく、全体に非常に滑らか。口に中に、ほのかな旨みを出しながら溶けてゆくよう。いい意味で土・ピートの風味が多過ぎない。飲み進むほどにグラスに惹き込まれて集中させられる。スパイシーさがあり、アフターには柑橘系の風味を伴いつつ、非常に心地良い印象が長い時間続く。

大好きなタイプのカスク。既に売切れているが、店(スペイサイドウェイ)には出ているので、もう4、5回くらい飲んでいる。

(記:2008.5.1)

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余市 '90 [オフィシャル:スコッチ文化研究所企画ボトル] (樽番:224470)

「スコッチ文化研究所 オリジナル余市シリーズ No.2。SWRC オリジナル余市シリーズ」とボトルに書いてあった。この頃はまだスコ文研に入会していないので、ボトリング経緯詳細については分からない。

かなり赤みの強い色合い。

アルコール感が強く、鼻をチクチクと刺激する。加水をすると、木樽とシェリーの甘い風味が出てくる。ピート感、バニラ感は弱めで胃液のような雰囲気も多少ある。

加水前の味わいは非常にドライで、カラッと男らしい。加水すると一転して滑らかになる。個々の要素を見ると余市らしくないように考えられるが、全体を見渡すと「余市だなあ」と思わせる。

良い部分を引き出すのに、多少のテクニックを要するカスクだと思う。私はあまりイジらない(加水しない)タイプなので、「可も無し不可も無し」の感想だ。

(記:2008.5.1)

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ブローラ 30年(2nd) [オフィシャル]

赤みの強い色合い。

アルコール感は、それほどでもない。いい感じに枯れ、すえたピート系の香り。少しの酸も感じる。

味わいは旨みがあり、非常に詰まっている。こなれており各要素がよく擦り合っている。その一方で、味わいにインパクト/確かさがある。枯草、スパイス、ピートなどの要素が現われ複雑。後半からアフターにかけての印象も強く、美味しく、申し分ない。

3万以上する高価なボトルだが、価格に見合う内容。連休中に迷わず注文し購入した。

(記:2008.5.1)

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チーフテン's ダラスデュー (1980 - 2004) [IAN MACLEOD]

赤みのある色合い。

香りは枯れた風味で、塗料、工場で使う工業用の溶剤など。口に含んだ後には、ライチ、葉巻っぽい香りも現われる。

口に含んだ瞬間に甘い味わいがふわっと広がる。ライチ?熱帯系のフルーツ?その後は、じんとするアルコール感が口を引き締める。

ダラスデューの特徴を伸ばした美味しいボトル。売価が2万円以内らしいので購入したかったが、とっくに市場から無くなっていた。

(記:2008.5.1)

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ボウモア 16年 (1990 - 2007) [CASK & THISTLE]

「Cask & Thistle」は、「樽とアザミ(スコットランドの国花)」の意。シカゴの酒販店「BINNY'S」向けのボトリングだそうだ。

しっかりと色付いた少しオレンジを含んだ黄色。

鼻をくすぐるアルコール。潮風のような風味、化粧品のような香り、フルーツと何かを混ぜたような独特な香り。非常に魅力的だ。

口に含むと強いアルコール感が心地良く、それに応じた力強い味わいがある。華やかな広がりと潮の風味。インパクトはあるが、全体のバランスが良く「中庸」の範囲でよく纏っている。

買って損は無いボトルだと思う。

(記:2008.5.1)

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