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2008年3月 Archive

新宿伊勢丹 英国フェアー

  • Posted by: sei
  • 2008年3月22日 23:30
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ウイスク・イー社より新宿伊勢丹の英国フェアーの案内が入っていたので、3月22日(土)テイスティングがてら出掛けてみた。

テイスティング・カウンターのシステムは大きく変わっており、

①全てハーフ(15ml)が標準 [金額表示もハーフの価格]

②1人、1日5杯まで

とのこと。①は、全ての店に「ハーフ」を持ちかける私としては大歓迎なのだが、②は???だ。せっかくハーフになって、飲めない私でも多くの種類にチャレンジできるようになったのに魅力が半減だ・・・。足繁く通わないといけないのだろうか。

それはともかく、ウイスク・イー社の担当者の方と情報交換は出来たし、追加購入しようとしていた余市1987は2本も買えたしで、それなりの収穫はあった。

The Single Malt of Scotland クラインリーシュ 13年 [Speciality Drinks]

バーボン・バレル使用。Cask 7156。

非常に淡い黄色。

落ち着きのある滑らかな香り。甘ったるい樽香、町工場(こうば)の溶剤/シンナー、男性の体臭。

華やかな広がりのある味わいで、前半は結構なインパクトがある。中盤から後半は、この生産者らしく滑らかで、アフターにはスパイシーな風味がある。

クラインリーシュとしては少し元気過ぎる部分もあるが、好みの味わいだ。旨く、満足感が高いボトルだ。¥8,000を切るくらいなら購入するかもしれない。

(記:2008.3.22)

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レアレスト・オブ・ザ・レア ノースポート 26年 (1981 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Refill Sherry樽使用。ボトルNo.205/523。

ややオレンジを含んだ、枯れた薄黄色。

少し放置して酸化した柑橘系果実の果肉、焚き火の痕の少しプラスティックの混じったような焦げ臭、レモンなど。

さらりとして硬い口当たり。味わいの一層上の部分にふんわりと硬い風味のベールを被っており、好き嫌いは分かれるだろうが、私には良く思えた。後半は芯のある苦味を伴いながら、おだやかな独特の個性を展開する。アフターのじんわりと沁みるアルコール感はこなれていてとても心地良い。

既に閉鎖された蒸留所だが1度飲む価値はあると思う。伊勢丹の売価は¥21,000と高めだが、市場価格では¥16.000程度らしいので、機会があればストックしても良いと思った。

(記:2008.3.22)

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レアレスト・オブ・ザ・レア インヴァリーブン 27年 (1979 / 2007) [DUNCAN TAYLOR]

Cask 5664。ボトルNo.031/189。バランタインの原酒だが、1991年に閉鎖されている。オフィシャル・ボトルは無し。

褐色。しっかりとした色付きだ。

少し引っ込んでいるが、入念に嗅ぐと骨のある強い香りがある。鼻の奥をくすぐるアルコール感、汗、酸を多分に感じる未熟なグレープフルーツなど。

味わいは、硬さがある一方で、甘さと華やかさがあるとてもクセのある内容。アルコール感が滑らかで、良く口に馴染む。最初、ちょっと浮ついた感じがあるが、飲み進むとそれが無くなり、強めの旨味感、甘み感がアルコール感と非常にマッチして、じわっと心地良くなる。中盤に至る過程は、すごく美味しく気持ちが良い。アフターは少し硬く、ドライな味わいで、それほど長く持続しない。

思わず価格を聞いたが、残念ながら伊勢丹では売切れ。市場価格は¥20,000前後のようだ。もうしばらく悩んで、もし市場から姿が消えてしまったら諦めよう。

(記:2008.3.22)

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アラン サッシカイア・ワイン・カスク

ウイスキー・マガジン・ライヴのマスタークラスで試飲したサッシカイア・フィニッシュを購入前の最終確認のため再試飲した。

赤みの強い褐色。

汗など、全般に落ち着きのある香り。甘みのあるアルコール感が鼻の奥をくすぐる。

じんわりとした甘みを伴う旨み、心地良いアルコール感、たくましさがある。複雑性もそれなりにあるが、期待ほどではなくもっと欲しいところ。後半のタンニンの風味-渋美味しさはワインカスクでのフィニッシュ独特で、とても心地良い。

マスタークラスでの印象と同様に、「サッシカイアらしさ」が感じられない点が引っ掛かった。また、アランの最近の良く出来たボトル(例えばSocietyのSpringリリース・ボトル)との比較からも、ちょっと¥10,500は高いように思えた。そのため購入はコレクション用の1本に留めた。(200mlのボトルがもっと安かったら、多分そっちを買っていたと思う)

(記:2008.3.22)

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アラン バーボン・カスク '96年

ボトリングせず樽で持ってきたというバーボン・カスクを飲んでみた。量り売り&試飲用にテイスティング・カウンターの中に、大きなフラスコのようなガラス容器があり、そこから注いでもらった。(ちなみに、2/10のマスタークラス提供のバーボン・カスクとは別の樽とのこと)

しっかりとした黄色。

花粉、ホコリ、酸を感じる香り。

味わいは広がりがあり華やか。たくましさもある。加水すると、ふくらみ、果実感、味わいの強度が強まる。相変わらずインパクトがあり、ストレートに美味しいアランらしい味わいだ。

200ml入りの細いボトルがどうしても欲しかったので、2本購入した。何か飲み会のときに使えそう。 

(記:2008.3.22)

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ロナック キャパドニック 1972 34年 [DUNCAN TAYLOR]

キャパドニックは初めて飲む。元はグレングラントの第二工場として建てられた蒸留所で、道を挟んで向かいに位置するそうだ。

少しだけオレンジを含んだ黄色。

香りは、ニス、酸、ペンキ、大型柑橘類の果皮と果肉、体臭など。

口に含むと初めは少し薄い印象だが、滑らかな味わい。アルコール度数以上のチクチクとしたアルコール感がある。飲み進むと味わいは蓄積し希薄感は消える。口内に、果実感、バニラ、旨味感、ジンとくる苦味が現れ、味わいの強度を保ったまま長く残存する。素直に美味しいと思える味わい。 

(記:2008.3.22)

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Cask 4.117 (ハイランドパーク)"Fabulous Orkney summer" 20年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

SMWSに入会して最初に購入したボトルの内の1本。初注文ではハイランドパークばかり4本購入した。前後して土屋守セレクションのボトルも一式購入したので、にわかに我が家はハイランドパーク・パラダイスになった。

Refill Hogshead使用。

僅かにオレンジを含んでいるが、基本的には輝きのある黄色。薄い蜂蜜、若いソーテルヌのような美しい色合い。

ウインター・ボトルの紹介文にあるように、最初に確かにダンボールの香りがする。少し驚かされるがネガティブな臭いではなく、乾いた厚紙を連想させるような香りだ。グラスを入念に廻すと、蜂蜜、柑橘系果実の果肉、汗、男性的な体臭、焦げ臭、そしてピートが次々と現われる。加水すると華やかさ、甘さの要素が増し、親しみやすくなる。

口に含むと、まずピートの風味が感じられる。そしてやや強めの甘み。二口、三口と進むに従い、ピートの風味は後半からアフターに後退し下支え的な役割に変化する。中盤は強くじんわりと舌の上・口蓋に広がる旨味感が主役になる。また、少し強めのアルコールと口内を引き締めるタンニンがあり、このウイスキーの骨格をしっかりとしたものにしている。加水すると、アルコールの印象が和らぎ、後半にミネラル・潮風の風味が強く現われる。味わいが過ぎ去った後には、ピートの焦げた風味が余韻として復活し、数分にわたって口内に心地良い余韻を残す。

クセになる旨味感のあるボトルで抜栓後毎日のように飲んだ。ただ、2週間を過ぎた辺りから急速に味わいの強度が落ち、若干酸や果実感が後退する一方、落ち着いた印象に変化したように思えた。1日の終わりに傍らにあると嬉しいボトル。価格に伴う品質を持っていると思う。そろそろボトルが空くのだが、補充すべきかどうか悩んでいる。(買って損はない) 

(記:2008.3.22)

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THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY SPRING BOTTLE TASTING

3月10日(月)~3月16日(日)の期間限定で、SocietyのSpring Bottle(先行)テイスティング・ウイークが始まった。

3月10日(月)の開始時点で試飲用に到着しているボトルは10種類(リリースでは14種程度になるそうだ)。人より先に品質を見極め、好みに合うボトルばかりを選んで獲得できるチャンスだ。

THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY SPRING BOTTLE TASTING 【総括】

スプリング・ボトルとして提供された10種を、結局3日に分けてテイスティングした。各ボトルの感想詳細は、それぞれの記事にあるがサマリーを書くと下記になる。

◇品質が特に良かったもの

 ▲+++:26.49 クラインリーシュ、58.13 ストラスアイラ

 ▲++(+):121.22 アラン、29.62 ラフロイグ、105.1 トーモア

 ▲++:3.134 ボーモア、30.52 グレンロセス

上記のテイスティング結果に価格予想を加味して、私は「クラインリーシュ×2本」「アラン×2本」「トーモア×1本」を購入しようと思う。(ストラスアイラは多分¥22,000コースだろう。ラフロイグは迷うところだが、購入せずにHigh Societyで最後に飲むグラスにしても良いと思う。トーモアはなかなか完売しないと思うので、ボーナス時期に追加するかもしれない)

上記以外も「外れ」が1種もなかったため、とても楽しめた1週間だった。6月のサマー・ボトル・テイスティングも楽しみだ。

Cask 95.7 (オスロイスク)"Spiced Sponge cake" 9年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

1974年創業の割りと新しい蒸留所。ディアジオ所有のもとJ&Bの原酒を供給する他、「シングルトン」のブランドでモルトを出している。このボトルはRefill Hogshead使用。

比較的ライトな香り。ハチミツ、白い花、汗など。外向的ではないが落ち着きがあり、個人的に好みの香りだ。

味わいは甘くふくらみがある。またアルコールのボリューム感も強い。やや直球勝負的な印象で、そこが良い点でもあり悪い点でもある。中盤から後半にかけて樽に由来するちょっとヒネたような風味がある。飲み続けるとアフターのアルコール感が強くなり、シャープな印象が増す。

短時間だが中盤に顔をのぞかせるアクセントが好きになれるかどうかで賛否が分かれるところ。私には少し合わないように思えた。

(記:2008.3.14)

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Cask 93.27 (グレンスコシア)"Honeycomb and fudge" 15年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Hogshead使用。

焼けたゴム、体臭(腋の匂い)、アルコール感は度数に反して柔らかめ。加水前は全体的に閉じた印象だ。加水するとアルコール感がツンと広がり、レモンの皮、ハチミツをふんだんに使ったケーキなどの甘い要素が多く加わる。

味わいは硬く、ドライでミネラル感が強い。香木をしゃぶっているような独特の風味がふわっと広がる。加水後は、滑らかでボリューム感のある味わいに変化し面白みが増す。全体を通じてゴムの風味がバックに持続する。

独特のクセ(特に香り)を持ったウイスキーなので、好みによって大きく評価が分かれるだろう。

(記:2008.3.14)

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Cask 27.67 (スプリングバンク)"Big butt impact" 12年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Sherry Butt使用。

極端に赤みの強い褐色。スプリングバンクとは到底思えない(外見的にはグレンファークラス)。

新しいとも古いとも言えない香り。ゴムゴムして少しトゲがあり、甘いシェリーの香り、革製品、ニスなどを感じる。香りの要素が豊富で非常に個性的。ゴムっぽさは、ブルゴーニュ系のワインのゴム臭と共通する。加水すると葉巻の香りが加わり、樽香が少し浮いた感じになる。

味わいのファースト・インプレッションは、やはりグレンファークラスに近い。強いアルコール感、強力なシェリー味の広がり。加水するとグレープフルーツの果肉や胃液のニュアンスが出る。中盤からアフターにかけての苦味成分が強く深く、長く尾を引く。また加水をすると、豊富なタンニン分を含んでいることが分かる。

間違いなく「面白い」ボトルでメリハリがあるが、私が重視する洗練さに欠けるように思えた。スプリングバンクのファンの方向けのボトルだと思う。(ちなみに、じっくりと観察すると、グレンファークラスとは随分違うことが分かる) 

(記:2008.3.14)

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Cask 105.1 (トーモア)"Orange and aniseed" 21年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Sherry Hogshead使用。

落ち着きと枯れた感じのある好みの香り。ニス、古民家、長く空気に触れさせた醤油、甘みを帯びた木材、樹液など。加水すると更に向上し、厚みと面白みが増す。

味わいは前半ドライでありながら、後半にじわっと旨味感を増す。やや強くチクチクと口内を刺激するアルコール感があるが、じんわりとした旨みの広がりがなかなか良い。加水すると味わいのインパクトを残しながらも、滑らかで洗練された味わいに変化する。

味わいのインパクト、バランス、滑らかさと洗練さを総合的に考えると、買っておいた方が良いボトル。意外な穴馬的ボトルだと思う。

(記:2008.3.14)

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Cask 30.52 (グレンロセス)"Christmassy sophistication" 27年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Hogshead使用。程よく色付いた褐色。

香りはアルコールを混ぜたペンキ、汗、柑橘系果実のジュースなど。「こより」で鼻の奥をくすぐられるようなアルコールの刺激がある。また酸を強く感じるが、イヤミな印象ではない。

味わいに、じんわりとした旨みがあり、全体にこなれている。中庸でよく整った印象だ。中盤はしっかりとした旨み・甘みが広がり、後半から終盤では、しみじみとした味わいが少し控えめに、じんわりと持続する。

時間をかけて向き合うほどに良さを見せてくれるボトルだ。

(記:2008.3.11)

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クラインリーシュ 1994 11年 [Murray McDavid]

前日、Societyのクラインリーシュがとても気に入った旨話したところ、サービスで一杯頂いた。

Caskはバーボン。Pedro Ximinesのシェリー・カスクでフィニッシュしたとラベルに書いてある。

乾燥イチジク、少し焦げたような風味、鼻の奥の方をくすぐる強めのアルコール香など。香りはインパクトがあるものの少し単調に思えた。

味わいは、やはり滑らかで心地良い。最初にシェリー樽由来の甘さがやや強く感じられ、その後に滑らかで繊細な味わいが続く。最初の甘みは全体の構成に馴染みきっておらず少し浮いている。中盤から後半のインパクトは強過ぎず、上品で優しい味わい。

前半から中盤に移行する部分で、連続性に少し不自然さを感じたが、飲めば飲むほど印象は良くなっていった。優れたシングルカスクの合間に飲んだのだが印象は負けていない。やはりクラインリーシュは、素晴らしい生産者だと思う。

(記:2008.3.11)

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Cask 58.13 (ストラスアイラ)"Two wows" 34年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Sherry Hogshead使用。シェリー樽使用らしい非常に赤みの強い褐色。

注ぎたての状態ではシャープなアルコール感の強い香り。その奥にシェリーっぽさ、ホコリっぽさ、甘みがある。比較的弱い要素だが、ペンキ、ミントなども感じられた。少しグラスを置くと、アルコールとシェリー樽由来の甘みが混じり合って心地良い状態に変化した。最後はアルコール感が弱まり甘い香りが支配的になる。少しずつ表情を変える面白い香りだ。

口に含むと、ふわりと華やかさが広がる。樽の良さが十二分に活かされた本当に私の好みの味わいだ。始めは僅かにバニラの風味が浮いているが、程よいアルコール感と合わさり、やがて良い印象になる。ベースがしっかりしておりたくましい。じんわりとした旨い余韻があり、タンニンも強めでいい雰囲気だ。

しっかりとしていて、かつ華やかな味わい。私の求めるウイスキーの理想像の1つに合致する素晴らしいボトルだ。(やはり¥22,000程度の売価になってしまうのだろうか?)

(記:2008.3.11)

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Cask 29.62 (ラフロイグ)"Danger warning!" 16年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Butt使用。ラフロイグは、昔1度だけミニチュア・ボトルで10年物を飲んだが印象は最悪だった。

やや淡めの褐色。

滑らかさのあるピートを纏った病棟の香り(本物の病院より消毒薬臭い)、焦げ臭、水に溶けた紙巻たばこなど。表面に強く現れる薬品香だけでなく、その奥でベースとなる複雑で落ち着きある要素が存在する。また飲み進み、鼻と口が馴染んでくると、ピート、土の風味が強くなる。

口に含んだ最初の印象は、焚き火の煙を思いきり吸い込んだよう。あるいは、失敗した料理の焦げた部分を食べているよう。ただしそれらの強烈な印象は最初だけで、香り同様、飲み進むと味わいは口に馴染み、滑らかで落ち着きがある印象に一変する。

飲む前の想像とは大きく違い非常に上質なウイスキーであることが分かった。私の好みとはかけ離れているが、いいウイスキーであることに疑いはなく、とても美味しく仕上がっていると思った。

(記:2008.3.11)

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Cask 121.22 (アラン)"Smoky Fruit" 11年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Butt使用。

赤み、オレンジの強い褐色。

ペンキ、揮発性塗料、鼻孔のそれほど奥深くない部分をくすぐるアルコール香、汗、萩で作られている夏みかんの砂糖漬け、ドライ・アプリコットなど。フルーツ感が強い。また注意深く嗅ぐと、バニラ、ケーキ生地、木樽などの要素もある。

味わいにはハッキリした旨みとインパクトがある。若さゆえ後半にほんの少しトゲがあるが、全体的には美味しさが溢れるようだ。加水しない状態で十分に楽しめ、インパクトある味わいに続く焼けるようなアルコールが却って心地良い。加水するとじっくりと味わうべき状態に変化し、アフターの複雑性が増し満足感を得られる。飲み続けるとアランらしい味わいが増してゆく。

アランと言えば、様々なフィニッシュを試行する悪く言えばキワモノ仕上げの蒸留所だが、このボトルは王道を行く造りで見事な品質だと思う。これまで飲んできたアランの中でも、1・2を争う複雑性だ。価格にもよるが、出来れば2本程度購入したい。 

(記:2008.3.10)

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Cask 26.49 (クラインリーシュ)"Liquorice domination" 22年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

Refill Butt使用。ウイスキー・マガジン・ライヴで飲んだダンカン・テイラーのクラインリーシュがあまりにも良かったので、飛びつくように選択した。

比較的濃い黄色。僅かにオレンジが混じる。

落ち着きのある香りで、少し干した草、古い部屋、ファンデーション、使い込んだプラモデル塗装用筆洗い液など。落ち着きある香りと、甘み、少しすえたような香りが混じり、非常に私好みだ。

味わいも落ち着きがあり、滑らかで洗練されている。ほのかな旨みを纏った味わいが、口内でぱらっとほどけるようだ。加水しない状態では後半のアルコール感が強く、アフターが少しチクチクする。加水すると、甘み、果実のボリューム感が増し、滑らかさが更に増して飲みやすくなる。

想像していた通りの好印象。これも複数購入するに値するボトルだと思う。

(記:2008.3.10)

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Cask 3.134 (ボウモア)"Explosive debate" 7年 [THE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY]

1st fill Barrelを使用。

強めの褐色。

まず最初に感じる香りは、薬品の入っている瓶、強力な大地(土)、ビニール、アルコール香など。その他に、イグサ、青草、汗、柑橘系果実の果皮などもある。青草のような風味と、アルコールの甘さが混じり合い面白い。長時間嗅ぎ続けると、どこか引き込まれるような香りだ。

味わいはピートと土の風味が最初にくる。アルコール漬けの土や焦げたニュアンスなど。口当たりに少し強めの甘みがあり、一方中盤以降はドライで厳しい味わいになる。アフターはジンジンくる残アルコール、旨みと甘みのある余韻、渋みが心地良い。

アイラ・モルトはどちらかといえば苦手だが、このボトルは面白く、結構高品質に思えた。7年とは思えない詰まった内容で完成度が高い。1日の最後に少しだけ飲むような運用が向いている。

(記:2008.3.10)

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竹鶴威さん誕生会

  • Posted by: sei
  • 2008年3月 3日 21:20

ニッカ・ブレンダーズ・バーの常連さんのご紹介で、ニッカ相談役竹鶴威さんとニッカファンの小人数の交流会に参加することが出来た。ウイスキーを本格的にテイスティングし始めて1年足らずだが、それよりずっと以前から竹鶴さんの書く随筆「ニッカウヰスキーと私」のファンだった私は、ともかく仕事を切り上げて1番乗りで会場のHigh Societyに乗り込んだ。

当日は10名余りのニッカ・ファンが集まり、それぞれかなり長い時間、竹鶴さんとお話しすることができた。(テイスティング・ノートに使用している日記帳にサインまで頂いた)

いつも美味しいウイスキーをありがとうございます。そして、いつまでもお元気で、心温まる随筆を読ませて下さい。

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